『ゴジラVSメカゴジラ』最高の技術で蘇るメカゴジラ

昭和ゴジラ映画の模倣をあますことなくしてきたミレニアム版ゴジラですが、本作『ゴジラVSメカゴジラ』には永遠のライバル、メカゴジラが登場します。2000年以降の新しい技術で蘇ったメカゴジラの魅力を紹介します。

新兵器が画面で大暴れする『ゴジラVSメカゴジラ』

ミレニアム版メカゴジラの概要

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ゴジラVSメカゴジラ』は2002年に正月映画として公開されました。ゴジラ映画としては全体で第26作品目にあたります。『とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ!幻のプリンセス』と同時上映されました。170万人もの観客を動員し、19億1000万円の興行収入を収めています。キャッチフレーズは「砕け散るまで戦え!」「起動・共鳴・氷砕」。

脚本を三村渉が書き、監督を手塚昌明が務めました。他にも西川伸司がメカゴジラのデザインを担当していたりと、制作陣も豪華です。主演に釈由美子を迎えて女性主人公でストーリーを書きあげるなど、新しい試みもなされています。他の試みとして、初代『ゴジラ』や『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』の映像を使用するなど、昭和の東宝怪獣映画との繋がりを示唆しているなどがあります。

メカゴジラによる人類の反撃が面白いストーリー

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数年前のゴジラとの戦いで失態を犯し、家城茜は資料係に左遷されていました。そんなある日、初代ゴジラの骨格をから対ゴジラ兵器機龍(メカゴジラ)が開発され、メカゴジラのオペレーターに抜擢されました。しかし初陣でゴジラの声に反応したメカゴジラが暴走し、八景島を壊滅させてしまいます。

失意のどん底に落とされる機龍隊でしたが、メカゴジラの開発者である湯原徳光によって暴走因子が取り除かれたメカゴジラによる反撃がはじまります。はこれまでの失敗やみんなの思いを背負い、メカゴジラを駆ってゴジラ打倒に燃えるのでした。

最大の戦いが楽しめる『ゴジラVSメカゴジラ』の見どころ

機敏に動くメカゴジラ

This has to be one of my favorite moments from all the Millennium Era films, Kiryu going on a shit fit rampage in Godzilla X MechaGodzilla (2002). This makes me want the next MechaGodzilla (if there is one), to be completely savage and straight up evil (his creators at least). MechaGodzilla 2 and Kiryu were awesome and all as defense force weapons, but I miss the antagonist spirit that the first two MechaG films brought to the franchise. Maybe a scientist creates a MechaGodzilla to combat Godzilla for the government but ends up having his own agenda for the machine? Eh, the whole mad doctor plot seems too Showa Era, but what else could lead up to a MechaGodzilla villain? #mechamonday #mechagodzilla #kiryu #機龍 #メカゴジラ #godzillaxmechagodzilla #godzillaagainstmechagodzilla #godzilla #gojira #kingofthemonsters #kaijuking #atomicbreath #toho #ゴジラ

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今回のメカゴジラはとにかく動きます。機敏です。ブースターで空を飛び、CGによるミサイルの演出などが面白いです。また特撮技術の発展により、可動部が増えたことでメカゴジラの魅力が倍増しています。機械的な動きがとてもカッコよく見えます。その反面で生物的な動きが観られるのもたまらないです。特に尻尾の動きなどがしなやかで、機械と生物の中間のような動きが楽しめます。

豊富に搭載された攻撃兵器の数々でも観客を楽しませてくれます。ミサイルやビーム兵器などの飛び道具だけでなく、格闘技術やブレードのなどの近接武器に至るまで、多くの角度で戦闘を楽しませてくれる兵器です。

とにかくでかいミレニアム・ゴジラ

ゴジラVSメカゴジラ』に登場するゴジラは初代ゴジラの50メートルと比べて55メートルと、ひとまわり大きいです。デザインも荒々しく、特に背びれの禍々しい表現はまさに人類にとって恐怖です。そんなゴジラが本作では完全な災害として描かれており、悠々と歩くだけで街が破壊されていく様子は圧巻です。

人類の敵として描かれている本作のゴジラは、主役というよりも脇役の位置にいます。しかしそのおかげで、人間ドラマに厚みが生まれたり、メカゴジラにスポットが当てられることにより作品全体のテーマを活かす役割を果たしました。それでいて堂々の存在感を放つゴジラはやっぱりすごいです!

ストーリーを彩る人間ドラマ

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本作で描かれる人間ドラマがストーリーに重厚さを与えています。その主軸はゴジラとの因縁を持つ家城茜にあります。リベンジという一言を胸にゴジラを追うでしたが、開発者のひとりである湯原徳光と娘の沙羅に出会い、メカゴジラの在り方について考えを改めます。人々の交流とその成長が描かれた人間ドラマが面白い作品です。

物語を飾る登場人物たち

家城茜/釈由美子

#釈由美子

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元対特殊生物自衛隊員で、ゴジラとの戦闘中に仲間を死へ追いやったことへの自責の念に駆られています。メカゴジラを主力兵器とする機龍隊へと配属されますが、仲間殺しのレッテルを貼られ、孤独にゴジラへの復讐心を燃やしています。他の人たちと交流して考えが変わったりと、物語で一番成長するキャラクターです。

そんな隊員をクール・ビューティーという言葉が似合う釈由美子が演じています。家城茜のキャラクターもクールな感じで、まさにハマり役です。多くのテレビドラマに出演しだした2000年代という釈由美子全盛期の演技が楽しめます。

湯原徳光/宅麻伸

研究に命をかける男で、妻を亡くしており、娘の沙羅とふたりで暮らしています。ゴジラの細胞の研究をしたりと、政府の中でも重要な位置にいる科学者です。研究一筋な人間かと思いきや、茜に好意を持ったりと人間らしい部分も持っています。

演じるは宅麻伸。日本を代表するオジサマ俳優です。大人の余裕たっぷりの演技で、憧れを抱かせてくれます。かと思えば、エプロン姿で家事をする姿をみせてり、茜に対してデレデレな一面をみせなるなど、コミカルな演技も多いです。

湯原沙羅/小野寺華那

湯原沙羅湯原博士の10歳の娘です。父親や友達の前では明るく振る舞っていますが、母親の死から常に孤独を感じています。つねにおじぎ草の鉢を抱えているのも印象的です。ひといちばい命というものに敏感でゴジラから生み出されたメカゴジラの存在について疑問を抱いています。

現在は芸能界を引退していますが、沙羅役の小野寺華那の演技は素晴らしいです。明るい一面と、暗い一面の両方を演じなければいけませんが、彼女はそれを見事に演じきっています。テーマに大切なシーンを任されていますが、そのプレッシャーにもまけず賢明な演技が良いです。

盛り上がるファンたちの感想



高性能な機龍(メカゴジラ)カッコいいです。ミサイルやブースターなどの兵器の他に、絶対零度の光線アブソリュート・ゼロという超必殺技を持っています。往年のゴジラ映画兵器であるメーサー砲が使えるのもファンにとって嬉しいです。

機龍シリーズには自分がゴジラ映画に求める物が全て入っているような気がします

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これまでゴジラ映画でなされてきた試みのすべてが詰まっているのがファンにとって嬉しいです。特に戦闘シーンとしたマッチした音楽がカッコ良く、鳥肌ものです。さらに特撮技術の向上によりスピード感あふれる戦闘シーンが再現されており、より完成されたゴジラ映画を楽しむことができます。

その戦いは激しい中にも深い悲しみを漂わせている

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機龍(メカゴジラ)には意思が宿っており、ただのメカではなく生命としての宿命を背負うというストーリーが重厚で面白いです。同じDNAを持つゴジラと戦わなくてはいけない宿命に悲しみ暴走したり、沙羅が同種同士で戦わせることの理不尽さを嘆いたり、ただの怪獣映画に終わらないのが『ゴジラVSメカゴジラ』です。

ミレニアム・ゴジラの傑作『ゴジラVSメカゴジラ』

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怪獣をゴジラの永遠のライバル、メカゴジラがテーマに扱われた映画はなんと3つもあります。その集大成といえるのが2002年に公開された本作『ゴジラVSメカゴジラ』です。スピード感あふれるバトル、重厚なテーマ、ガッコいいデザイン。どれをとってもメカゴジラの集大成といえます。

また、釈由美子宅麻伸など有名俳優たちによる演技やミレニアム・ゴジラを牽引してきた制作陣など、名だたる作り手たちによって制作されました。これまでの怪獣映画や日本映画を良いところを集めた映画にもなっています。ゴジラ・ファンだけでなく、映画ファンも満足できる内容となっています。

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