髭の点取り屋ジェームス・ハーデンは何でもこなすオールラウンダー!

ウェスタンカンファレンスの強豪ヒューストン・ロケッツを引っ張るジェームス・ハーデン。一度見たら忘れないインパクト絶大なルックスとレフティーから放つショット、パスでチームを牽引するスターガードを余すところなく紹介していく。

NBA屈指のオールラウンダー!これがジェームス・ハーデンだ!

ジェームス・ハーデンは196cm102㎏、NBAヒューストン・ロケッツに所属するプレーヤーで背番号は13番。シューティングガードとポイントガードを兼任し、スコアラー、司令塔両方をこなすマルチプレーヤーである。

ハーデンは身長のわりにウィングスパンがありリーチが長いことを最大限に活かしたレフティーであり攻守にわたって欠点が少ないプレーヤーである。得点のみならずアシスト、リバウンド能力にも長けておりバランスよく成績を残せるのも強いところだ。

2017年3月現在1試合平均29得点8リバウンド11アシストを記録している。これは3部門においてチームトップの成績である。これを見てもオールラウンドに活躍できる選手であるということがわかると思う。
https://youtu.be/5D3HbwIRkfsハーデンは安定したジャンプショットに加え高いハンドリング能力を武器にインサイドへカットインし、独特のステップとクラッチでフィニッシュまで持っていける上、アウトサイドからのショットの確率も申し分ない。

特にハーデンの多彩なステップが筆者のお気に入りである。身体能力に任せた跳躍力やスピード感あるプレーとは一味違うハーデン独特のもので、最後の最後にはハーデンが有利な状況になるような駆け引きは、非常に懐が深いという印象がある。

ドリブルで左右に揺らされながらユーロステップとステップバックを警戒しなければならないという状況は、守る方からすれば厄介ということ以外何でもないと思う。ハーデンの場合身体が無理に突っこまずにこれらのプレイを行うので見た目の余裕を感じるのが、先述した懐の深さに繋がっていると思っている。

僕はサンダーでプレイしたい!埋まらない溝と運命の移籍!

アリゾナ州立大で2年間プレイしたのちに2009年NBAドラフトでオクラホマシティ・サンダーから3位指名を受けて入団。ベンチスタートが多いながらも2年目にはシックスマン賞(最も優秀な控え選手)の候補になるなど急成長し、チームになくてはならない存在となった。

3年目にはほぼベンチスタートながら1試合平均16.8得点を記録し、見事シックスマン賞を受賞!確実にチーム力が上昇したサンダーはNBAファイナルに進出するまでになり、敗れはしたもののサンダーが本物の強豪になったことを証明したのである。

控えながらもサンダーに欠かせない選手に成長したハーデンは優勝も狙えるサンダーでの契約延長を望んでいた。シックスマン賞まで獲得し、自分のできることはすべてやってきた、そこに対する評価(=金額)がほしかったのである。

しかしチームには当時ケビン・デュラント(現ウォーリアーズ)、ラッセル・ウェストブルックという2大スターがおり、その2名に対してマックス契約(=契約ルール上で可能な最高額での契約のこと)を交わしていた。さらにインサイドの柱であるサージ・イバ(現ラプターズ)とも高額契約を交わしたばかりだった。

サンダーはチームの資金が潤沢と言えるチームではなく、さらにラグジュアリータックスという年俸を払いすぎるチームに対する課徴金(ややこしすぎるルールなので説明は割愛する)の関係もあり、これ以上の高額契約は難しいと考えていたのだ。

金額を抑えたいが契約は延長したいサンダーに対し、マックス契約しか受け入れないとしたハーデン。最終的に契約期限4日前にマックスではないもののサンダー側からかなり譲歩した金額オファーが届くものの、ハーデンはこれを拒否。そしてその数時間後にハーデンはトレードにてサンダーを放出されてしまうのである。

ベンチプレーヤーからスターへ!ロケッツで跳ね上がったスタッツ

サンダー、そしてハーデン共に苦渋の決断だったこのトレードで決まった新天地はヒューストン・ロケッツ。サンダーに残れず開幕直前に敢行されたトレード。これがハーデンの運命を大きく変えるトレードだったことは、この時はもちろんまだ誰も知らなかったのだ。

出場時間が制限されていながらも際立つプレイの片鱗を見せていたハーデンがロケッツで先発起用されると、一気にそのポテンシャルが開花!78試合に先発出場し1試合平均25.9得点を記録、得点ランキングでリーグ5位に入る大ブレイクを果たしたのだ!

前年の得点は1試合平均16.8得点なのでベンチスタートと先発を単純に比較するのは難しいとしても10得点近く上昇している。筆者もこの年から急にハーデンの名前をよく聞くようになった印象があった。とにかくハーデンの住む世界が一気に変わったシーズンとなったのだ。

一回見たら忘れられない!髭もじゃの点取り屋ハーデン

ハーデンの特徴はプレースタイルももちろんなのだが、何といってもこのである。チームのグッズでハーデンの髭グッズが売られるほどであるし、バスケットに興味がない人でも一発でハーデンのことだけは覚えられると思う。

ちなみに2009年ころから”剃るのがめんどくさくなった”と語っているが、髭を剃らない本当の理由についてハーデンは語っていない。EPSNのインタビューで1ミリオン(約1億円)もらっても剃らないと言っていたほどなのだ!

きっと願掛けなど何か意味があるか、顔を覚えてもらうためなのか、ただ気に入っているからなのか何かしら意味はあると思うのだが、この髭もじゃ男はNBAを背負って立つスターに間違いなくなると思うので、覚えていて損はないと思う。

批判されても関係ない!ハーデンのパフォーマンス

https://youtu.be/KtbQPZMLX70あらゆるスポーツ選手の選手は試合中に観客を盛り上げたり、アピールするのに様々なポーズやパフォーマンスをすることがある。例えば最近はやらないがレブロン・ジェームスは試合前に滑り止め用のチョークを投げたりする(チョークトス)。

ハーデンは勝負を決めるようなショットを決めた後何やらくるくる手を回すポーズを最近よくするようになった。ハーデンの友人曰く右手を受け皿にし、左手は泡だて器を表現しているとのことである。

これはに日本でも有名なプロレスラーで現在は俳優もこなすTHE ROCK (芸名ドウェイン・ジョンソン)の決め台詞である『If you smell what the rock is cooking』という言葉に実はヒントがあるのである。

Cookingはそのままの意味では料理するという意味であるが、日本でも『相手を料理する』というように別の意味を持っている。上記したセリフの訳は実は『ロック様の妙技を味わいな!』という意味になるのである。

つまりCookingはどうだ、見たか!とか俺の技を味わいな!的な意味を持っており、ハーデンがビッグショットを決めたに料理の真似をして観客にアピールしているのである。アメプロファンの筆者からすればかなり胸アツなポーズである。

アメリカのラッパーであるLilBが自分のポーズをパクったと主張しているなど、ごく一部から批判もあるのだが(実際には全然似ていない)、今では勝負強さまで兼ね備えたハーデンの方が一枚上手であると筆者は思っている。

ロケッツにもう一度栄光を!目指すはチャンピオンリング!(まとめ)

2017年3月現在ハーデン率いるヒューストン・ロケッツはウェスタンカンファレンス3位につけており、NBAプレイオフへの進出を決めている。ハーデンの活躍は先述したとおりだが得点はリーグ2位、アシストに至ってはリーグトップの成績残している。そしてこのままプレイオフに入れば前に所属していたオクラはホマシティ・サンダーとの対戦が濃厚なのだ。

自分を放出したチームとの対戦、そして今尋常ではない勢いのラッセル・ウェストブルックとの直接対決がいきなり実現することになるのだ!これはもう見たくて仕方ないのが今の筆者の気持ちである。勝ち進めば強豪スパーズやウェーリアーズとの対戦が予想され、簡単にはチャンピオンにはなれないかもしれないが、かつて連覇を果たしたあの時の栄光をぜひ目指してもらいたいものである。