【進撃の巨人】実写映画は黒歴史?賛否両論の大作映画に迫る

大人気コミック『進撃の巨人』。2015年に実写化されましたが、その評価は賛否両論。では実際はどうだったのでしょうか?ここでは映画の内容に迫ってみたいと思います。ネタバレに注意してください!

進撃の巨人の実写映画って実際どうなの?

世界的な支持を得ている大人気コミック「進撃の巨人」。原作の物語は佳境を迎え、巨人や世界の謎も明らかにされつつあります。2017年4月1日からは、アニメがSeason2として始まり、ますます勢いづいている作品と言えるでしょう。

そんな大人気の「進撃の巨人」ですが、2014年に公開された実写映画に限っては、黒歴史」と言われるほど散々な評価がされて、ファンからはかなり批判も多かった作品です。しかし、一方で原作とは異なる設定に「面白い」という声があったりとその評価は一様ではなく、まさに賛否両論といった感じです。

では実際に、実写映画進撃の巨人は果たして「黒歴史」だったのか、それとも「名作」だったのか。今回はこれについて検証してみたいと思います。

進撃の巨人の実写映画、原作との相違点は?

エレンのきっかけが違う!!

実写映画と原作との相違点は、その世界観や登場人物の設定、そして結末など様々です。まず最も驚くのが、主人公のエレンが巨人を「駆逐してやる!」と憎悪をかきたてられるきっかけです。

原作やアニメですと、エレンの住むシガンシナ区が襲われた際、目の前で母親を巨人に食い殺されたことによって、巨人の全滅を誓うのです。母親の復讐が、エレンの原動力のひとつともなっているのです。

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実写映画の場合は、エレンが巨人を倒すことを誓うきっかけとなったのは、なんと幼なじみのミカサが襲われたこととなっています。実はエレンの両親は既に死亡しているという設定に変わっているんです。

超大型巨人の侵攻により、壁内に巨人が入ってきた際のパニックにより、エレンはミカサとはぐれてしまい、彼女が死んだと思ってしまうのです。

その二年後、エレンが調査隊に入り、壁の補修作戦に参加するまで彼らは再会することはありませんでした。二年もの間、二人は離ればなれになってしまっているというところも、かなり原作とは違いますね。

リヴァイ兵長がいない!!

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実写映画で最も話題になったのは、原作では主人公よりも大人気のキャラ、リヴァイ兵長がいないということでした。原作者が「稼ぎ頭」とまで言うリヴァイ兵長がいないことで、実写映画に批判的な人もいるほどです。

人類最強の名で語られる、調査兵団随一の実力を持つリヴァイ兵長は、進撃の巨人のなかでも重要な人物のはずでした。しかし、実写映画では代わりにシキシマという人類最強の男性が出てきます。

確かに、160cmの男性でリヴァイを演じることの出来る俳優さんはいないのかもしれませんが、ファンにとってはかなりショックを受けた人も多かったはず!

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN なう。
実写版は全く別物。長谷川博己は、
明らかにリヴァイだが役名は変更され
シキシマという名に。
ミカサ&シキシマ(戦艦)という事らしい。
巨人に食われかけたミカサをエレンは
救う事が出来ずシキシマとカップリング
されていた。 pic.twitter.com/JDx4hqJhOM

— スナフキン@HURTLOCKER (@kotaro_19661207) 2017年3月18日

恋愛要素が目白押し!

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まず、一番原作と異なるのが、ミカサと人類最強の男、シキシマとの濃密な関係。前篇では、彼らが男女の関係であることをにおわせるような描写があったり、後篇では二人のキスシーンがあったりと驚きの連続です。

 

原作ファンの方は、ミカサがエレンを放っておいて、他の男と関係がある、という時点でかなり驚愕したはず。実写映画では、ミカサがそれほどエレンに執着していないのも相違点として挙げられますね。

 

一方で、原作ではミカサに対して家族以上の愛情を見せることなく、恋愛方面については鈍感な雰囲気を出しているエレンですが、実写映画ではミカサに対して恋心を抱いています

 

この恋心が、再会したミカサとシキシマの関係に気づいて挫折させられることが、物語のひとつのポイントとなっているように思います。

知性巨人の正体が違う!

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最も大きな相違点は、知性巨人である超大型巨人と鎧の巨人の正体が異なるという点でしょう。ここは、アニメでもまだ放送されていないので、ネタバレされたくない方はご注意ください!

 

原作では、知性巨人である超大型巨人と鎧の巨人は、壁外から来た他国の戦士であるベルトルトとライナーでした。エレンと同期で訓練兵団に入り、共に調査兵団に入団した仲間が彼らの敵だったのです。

主人公にとっての友人の「裏切り」。これが原作の進撃の巨人を盛り上げると同時に、物語に深みを持たせる重要なポイントとなっていました。

実写映画での巨人の正体は…!

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しかし実写映画ではその正体は全く異なります。鎧の巨人は、人類最強のシキシマなのです。彼は、壁を作って人間をその中に住まわせる政府のやり方を良しとしない、革命軍の一員という設定だったんですね。

 

彼が巨人化できたのは、父親の実験の結果として巨人化できるようになったエレンと同じ。つまり、エレンの兄だったという大どんでん返しがあります。また、超大型巨人は政府の人間であったクバルという人物でした。つまり、シキシマとは敵対関係にある人物だったのです。

 

シキシマ(=人類最強)が巨人であったという点やエレンの兄だったという点も、原作とは大きく異なりますが、超大型と鎧が最終的に敵対するというのも、大きな違いです。

世界観も大きく違う!

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その他、細かい点でも原作とは設定が異なります。たとえば、原作ではドイツらしきヨーロッパ風の世界が舞台となっており、時代的にも壁外が第一次大戦前後、壁中が中世あたりの技術水準となっています。

しかし、実写映画ではどうやら舞台は日本のようで、壁外の世界は高度に技術が発展した未来という設定となっていてます。壁内の建物も、撮影が軍艦島で行なわれているので、近代的で原作のようなヨーロッパ風ではありません。

 

他にも、原作では最も重要な役割を果たしている兵団、「調査兵団」は、実写映画では、「全滅」したとされており、エレンが入団するのは破壊された壁の補修を目的とする「調査隊」であったりします。

 

こうしてみると、原作との相違点はかなり多く、全く別の世界観を作り上げられていると言ってもいいでしょう。

進撃の巨人 実写映画のキャストは?

エレン・イェーガー

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では、気になる実写映画のキャストを見てみましょう。まず主人公のエレン・イェーガーは三浦春馬です。原作のギラギラした雰囲気や、空気の読めないエレンとは違い、実写映画のエレンはかっこよくて、モテそうです。(笑)

ミカサ・アッカーマン

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ヒロインのミカサは、日本人離れした美貌の持ち主の水原希子。髪型も似ており、芯の強さもある雰囲気は似ているかもしれませんね。

アルミン・アルレルト

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幼馴染三人組の最後、アルミン・アルレルトは本郷奏太が演じました。可愛らしい容姿などはどことなくアルミンの雰囲気を持っていますが、こちらも実写オリジナルの雰囲気が強いかもしれません。

サシャ・ブラウス

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大食いのイメージのあるサシャ・ブラウスは、桜庭ななみが演じました。原作ではぶっ飛んだキャラクターですが、実写映画では可愛らしさを残したサシャになっています。 

 

ハンジ・ゾエ

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次に、原作では巨人に興味を持つ奇行種として描かれているハンジ・ゾエ。性別不明の登場人物としても人気を集めていたハンジには、石原さとみ。これぞまさに理想の女性!とも言えるような女優イメージを覆すような配役に話題が集まりました。

シキシマ

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リヴァイに代わる映画オリジナルの登場人物、人類最強の男、シキシマは長谷川博己が演じました。原作と違ってこちらの人類最強は高身長でイケメンで、笑顔も見ることができます。(笑)

オリジナルの登場人物も

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その他、原作にはいないオリジナルの人物として、ソウダ役にピエール瀧。 そして、同じくオリジナルの人物、クバルには國村隼が配役されています。 こうしたオリジナル人物も、物語の核となってくるので、見逃せないポイントとなってきます。

進撃の巨人 実写映画の評価は賛否両論?

こうして原作との相違点やキャストを見てみると、実写映画はかなりオリジナル要素が強い印象を受けると思います。では、実際に実写映画の評価はどのようなものがあるのでしょうか?賛否両論どちらも見てみたいと思います。

批判意見は?

肯定的な評価は?

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こうして賛否両論見てみると、やはり多いのは批判のほうですね。しかし、その多くは原作との相違点やギャップにショックを受けたという点が多いように感じます。

また、評価する意見には、巨人のリアルさや世界の残酷さが表現されている部分を評価していたり、原作とは違う物語として楽しんでいる人が多いですね。

ひとつのパニックホラーの映画としてはかなり面白いのではないか、という印象はありますが、原作と同じようなキャラクターや物語を求める方にはあまりおすすめしない映画ではあります。

ただ、ひとつの映画としてどうか、というと脚本に無理な箇所はいくつかあるものの、なかなか見応えのある映画で面白いと思います。「名作」ではありませんが、決して「黒歴史」ではないはずです!

実写版『進撃の巨人』より三浦春馬や水原希子、長谷川博己らの場面写真公開! ≪ 映画ランドNEWS|映画ランドの公式ニュースサイト

■8月1日より全国ロードショーされる、三浦春馬主演で諫山創の人気漫画を二部作で実写映画化する前編『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の場面写真が別冊少年マガジン7月号(講談社)にて公開された。 公開された場面写真では、左胸に手をあて“心臓を捧げる”ポーズを取ったエレン役の三浦春馬や新しい命を必死に三浦春馬主演で諫山創の人気漫画を二部作で実写映画化する前編『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の場面写真15枚が公開された。

進撃の巨人アニメも映画化!

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実写映画進撃の巨人は、ひとつの映画として見るのは楽しめるかとは思いますが、原作ファンからすれば、やはり気にかかるところが多くなってしまうのも事実だと思います。

 

原作のアニメ化第二期が4月1日から放送されていることもあり、原作を見直したいという方や進撃の巨人の世界にはまりたいという方は、劇場版アニメがオススメです。

 

2015年に前後2部作で放映されたアニメの劇場版は、2013年に地上波で放送された2クール分の物語を、映画化にあたり短縮してまとめたものとなっています。見どころを押さえて上手くまとまっているので、原作を読む以上のスリルと興奮を味わえることは間違いありません。

 

 

実写化もいいけど、やっぱりリヴァイ兵長やエルヴィン団長、ジャンやコニーたちの活躍も見たい!という方はこちらがオススメです。