【過激表現注意】バッカーノ!アニメ版はR-15指定!最凶群像劇を楽しむ5つの入り口!

成田良吾先生の代表作は「デュラララ!!」だけじゃない!普通のアニメじゃ物足りなくなった貴方に、この作品をお勧めしよう。禁酒法時代のアメリカを舞台に、不死の酒を巡って巻き起こる騒動を描いた異色作、「バッカーノ!」(ばか騒ぎ)だ!

最凶のバカ騒ぎ「バッカーノ!」とは

出典:http://www.baccano.jp

「デュラララ!!」「ヴぁんぷ!」「越佐大橋シリーズ」などで知られる人気ラノベ作家成田良吾先生デビュー作が、「夏目友人帳」「地獄少女」などを手掛けた大森貴弘監督×「かみちゅ!」「イクシオンサーガDT」で知られる制作会社ブレインズ・ベースの強力タッグによりアニメ化!

成田先生の描く独創的な世界観を、鮮やかなアニメーションスタイリッシュな音楽で見事に再現。さらに、個性的すぎるキャラたちに豪華すぎる声優陣が命を吹き込み、もはや映画のような完成度に仕上がっている。2007年に放送されて以降、今なおコアなファンを惹き付けて離さない名作だ。

バッカーノ!への入り口①舞台は異色の「禁酒法時代」!

バッカーノ!舞台はアメリカ異なる複数の時間軸で巻き起こる出来事を、それらに関わるそれぞれのキャラたちの視点で追いかけてゆく。正直、最初のうちは何が何やら分からないが、物語が進むにつれて個別に展開されていた出来事同士が繋がりはじめ、やがて騒動の全容が露わになってゆく様は鳥肌ものだ。最終話まで観終えた直後、すぐにまた最初から観たくなる事だろう。

アニメで描かれるのは、主に以下の時間軸での物語である。

1711年

大西洋に浮かぶ船、アドウェナ・アウィス号の上で、錬金術師による悪魔召喚の儀式が行われた。悪魔がもたらした不死の酒を飲んだ者は、悪魔が決めた制約の下で不老不死の体となる。その後、不死の酒の情報を巡って不死者同士の争いが始まり、彼らは世界各国へと散らばった。

1930年


禁酒法の施行により治安の悪化したアメリカで、不死者の生き残りであるセラード不死の酒独自で開発する事に成功する。しかしその直後、研究室が火事に遭い、何とか持ち出した酒も行方が分からなくなってしまう

一方その頃、ギャング組織のマルティージョ・ファミリーでは、若衆フィーロ幹部昇進祝いの催しが進められていた。

1931年

二人組の強盗、不良集団、殺人鬼、テロリスト、情報屋、そして不死者・・・。様々な人間と思惑を乗せて、ニューヨーク行きの大陸横断特急フライング・プッシーフット号)が発進。

快適な旅を楽しむ乗客たちの一部では、伝説の存在とされる「線路の影をなぞる者レイルトレーサー)」が話題に。列車を追いかけて来る怪物で、追い付かれると後ろの方から乗客が消えてゆき、最後には列車の存在自体が無かった事になってしまうという。

1932年


ガンドール・ファミリールノラータ・ファミリーの間で抗争が起こる。騒動の鍵になるのは、ニューヨークの富豪・ジェノアード一族ダラスイブの兄妹。

ガンドールとルノラータは、それぞれの理由からダラスの行方を捜していた。妹のイブを使ってダラスを誘き出すべく、ルノラータの幹部がイブを誘拐する。

バッカーノ!への入り口②頭のおかしいキャラばかり!?

フィーロ(CV吉野裕行)

「不思議だな。君を助ける方法を俺は知ってる」

ニューヨークのギャング組織、マルティージョ・ファミリーの若衆幹部への昇進を控えている。構成員の中では最年少だが腕っぷしは強い

マイザー(CV宮本充)

「同胞たち、どうか最後まで見守ってほしい」

マルティージョ・ファミリーの幹部礼儀正しく温厚な性格だが、裏の人間としての一面も持ち合わせている。フィーロを弟のように可愛がっている。

ラック(CV子安武人)

「誰ですか?私を蜂の巣にした奴は」

ガンドール・ファミリーの中枢であるガンドール三兄弟三男紳士的物腰柔らかフィーロとは幼馴染で、マルティージョとも友好的な関係を築いている。

アイザック/ミリア(CV小野坂昌也/あおきさやか)

「未だかつて、地球相手に泥棒を企んだ奴はいねえ!」

「あったまいいー!アイザック!」

底抜けに明るい二人組の強盗意図せず様々な事件に関わり、何かしらバカをやらかすが、不思議と周りは笑顔になる。お互いの事が大好き。

ジャグジー(CV阪口大助)


「早く銃を下してよぉ・・・なるべくなら殺したくないんだよぉ・・・!」

不良集団のボス臆病泣き虫だが、いざという時は涙を流さず凄まじい行動力を見せる恋人のニースやジャグジーを慕って集まった仲間たちと共にフライング・プッシーフット号へ乗り込んだ。

ラッド(CV藤原啓治)


「殺しはあくまで自分の快楽のためにやるのが楽しいんだ」

中堅マフィア、ルッソ・ファミリーボスの甥。自分が死ぬわけがないと油断しきっている人間を殺す事に至上の快楽を覚える殺人狂婚約者のルーアだけは心から愛している

クレア(CV森田成一)

「今から俺が、この列車にとっての、お前らにとってのレイルトレーサーだ」

フライング・プッシーフット号の車掌。裏の顔は「葡萄酒(ヴィーノ)」の通称で知られる殺し屋で、フィーロラックたちとも旧知の仲

チェスワフ(CV神田朱未)

「・・・使えない奴」

フライング・プッシーフット号乗り合わせた少年知り合いに会うためにニューヨークへ向かう。周囲から「チェス」と呼ばれている。

バッカーノ!への入り口③1話も見逃せない群像劇スタイル!


バッカーノ!は、一つの出来事に対して、それに関わる複数の人々のストーリーを並行して展開する群像劇となっている。エピソードごとに焦点の当たるキャラが異なるため、言ってしまえば全員が主役で脇役なのだ。それぞれの物語が次々と繋がってゆく様は爽快で、騒動の全容が見えると鳥肌ものである。

もしも、ギャングの青年ホムンクルスの女性が出会ったら?不良集団テロ組織が列車の中で鉢合わせたら?殺し屋殺人狂が相対したら?強盗不死者が言葉を交わしたら?どんな化学反応が起こるのか、予測できるだろうか。このキャラたちでしか成立しない唯一無二の物語からは、一瞬たりとも目が離せない!

バッカーノ!への入り口④R-15指定!過激なシーンが完全アウト!

自信を持ってお勧めできる作品ではあるのだが、小さなお子様と一緒に閲覧するのは推奨できない。というか止めた方が良い。理由は簡単で、絵面が過激だからだ。下手をするとトラウマになる恐れもある。

ギャングやマフィアによる抗争が繰り広げられたり、列車の中で虐殺が行われたりと、決して爽やかではない戦闘が多数描かれており、毎回当然のように血が流れる。人間に向けて銃やマシンガンを乱射する者もいれば、笑顔で人間を殴り殺す者もいるし、全身を返り血で染めた者もいる。お子様でなくとも、苦手な方は閲覧注意だ。

人間同士のシーンもそうだが、この作品の鍵である不死者についても、やはり過激な描写は多い

不死者になるというのは、傷が付かない体になるのではなく、傷が付いても再生する体になる事なのだ。指が切り落とされて血が流れると、数秒後、その指や血液が吸い寄せられるように元の場所へと戻りだし自動的に修復される。大量の血液が逆流して体内に収まってゆく様子は、なかなかに気持ち悪い。

また、死なないからという理由で不死者に対して拷問のような仕打ちを行うシーンもある。不死者と言っても見た目は人間そのものなので、かなり凄惨だ。覚悟を持って閲覧してほしい。

バッカーノ!への入り口⑤本編より有名?OP演出が秀逸すぎる!


アニメ、バッカーノ!のOPテーマは「Gun’s&Roses」。ボーカル無しの楽曲が使用されていて、ジャズとロックが融合した迫力のあるサウンド作品の世界観にマッチ!華やかなファンファーレのように視聴者の気分を盛り上げるのだ。

映像では、動画と静止画を組み合わせ、主要キャラの絵と名前がリレー形式で次々と紹介されてゆく他、その回で放送される話のあらすじとなるシーンハイライトとして組み込まれている。こんなにワクワクする主題歌は珍しい。飛ばし見厳禁要チェックだ!


ちなみにOP演出は、2000年に公開されたイギリスの犯罪コメディ映画「スナッチ(Snatch)冒頭のパロディである。原作者の成田先生はこの映画が大好きで、バッカーノ!を執筆する際にも多大な影響を受けたと公言している。気になった方はそちらも観てみよう。

普通じゃない作品を探すアニオタこそ「バッカーノ!」は必見!


世界観、ストーリー、キャラクター、構成、映像、演出。全てにおいて他の作品とは一味違うバッカーノ!の魅力を、少しはお伝えできただろうか。正直なところ、どれをとっても言葉で表現し尽くす自信はない。成田先生の作品は総じて、人に説明するのが難しいのだ。

だから、とりあえず観ていただきたい。そして見る際は1話切りせず、騙されたと思って最後まで観てほしい。最終話まで観終えると、すぐにまた1話目から観直したくなるはずだ。気付けばループが止まらなくなる、それもまたこの作品の魔力もとい魅力なのである。

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