【タッチ】愛と勇気が溢れる名言&名シーン14選!キャラ別に詳しく紹介!

スポーツ漫画の殿堂入り!誰もが知っている名作ですよね。和也の死を通して、数々の名言が生まれています。南と和也の関係も気になりますが、今回は、【タッチ】から生まれた名言&名シーンを見てみましょう!

語り継がれる名作【タッチ】とは?



1981年から1986年まで「週刊少年サンデー」で連載されていた、あだち充先生の漫画です。アニメ化・映画化・実写映画化・ミュージカル化もされた、大ヒット漫画でした。ラジオでは「浅倉南のオールナイトニッポン」が、南役の声優:日髙のり子さんによって放送。

当時の人気はすさまじいものがありました。その要因はいくつかありますが、“隣同士に住む幼馴染が、恋愛関係に発展してしまう”ドキドキものの展開。(少年少女たちは、いけない想像をして楽しみました(笑))

もう一つは、”主役クラスの死”。これはショックです。当時の大人たちは「車に気を付けなさい!」と、毎朝子供に声をかけ続ける出来事になりました。

【タッチ】名言&名シーン14選!



【タッチ】には、“高校球児の死”という重いテーマが描かれています。双子とヒロインの、恋愛ドタバタコメディーなのかな?と、微笑ましく思っていたところの突然の事件。衝撃過ぎました。

これから紹介する名言には、和也の死によって発せられた言葉が数々出てきます。しばらくの間は、パンチの“もふもふ”で癒されてください。達也には「ブタネコ」と呼ばれていますが、「オン!」と鳴く犬です

松平 孝太郎



明青学園高等部に在学。野球部では正捕手、和也の女房役でした和也とはチームメイトを超えた無二の親友。気のいい性格で、ちょっとベイマックスを思わせる可愛さがあります。「どうせおいらはマリモだい!」と、謎の寝言を発したことも…。

達也とは中等部時代から馬が合わず「馬鹿アニキ!」とののしると、達也からは「ブタまん!」と返されていました。和也の死後は、達也とバッテリーを組むことになりましたが、この関係は変わらず、じゃれ合いは続いています(笑)

いじられキャラ的なところもあり、南からは「コタロー」と呼ばれ、達也からは「エータロー」と名前を間違われて呼ばれることも多い、愛されキャラです。

「いやだ。ぜったいこの500円で肉まん買うんだ!」

出典:https://www.pakutaso.com

孝太郎君のキャラクターからして、“肉まん”というキーワードが出ると「だから太ると、何度も言って…」なんてお説教につながりそうなシーンです (笑) 

野球部の練習後、500円玉がマンホールの中へ落ちてしまった。長い竿を使い必死に取ろうとしている孝太郎に「無理よ、あきらめなさい」と、南がさとします「いやだ。ぜったいこの500円で肉まん買うんだ!」子供か!っと突っ込みたくなりますね。

土砂降りの雨の中、肉まんのために頑張る孝太郎。案の定、風邪をひいて寝込む羽目になります。それにしても、当時コンビニで買える肉まんの価格は、200円前後でした。500円の肉まんって豪華ですよね。

「一人にさせないでくれよな。もう二度と…」

地区予選大会が始まりました。今日は、因縁の対決、明青学園VS須見工業の試合。勝利は明青学園の手に輝きます。勝ったことは、素直に嬉しい。でも、孝太郎の中には虚無感も生まれます。孝太郎は、小さい頃からの親友:和也とこの勝利を手にしたかったのです。

しかし、それは無い物ねだりです。孝太郎も分かっています。孝太郎は、達也に「やったぜ!」「頑張ったもんな」という言葉ではなく「一人にさせないでくれよな。もう二度と…」と、心の叫びにも似た願いを伝えます

このシーンを思い出すだけでも、「うっ…」と、涙が込み上げてくる人は多いでしょう。私も、PC画面が見え… ううっ…。

新田 明男



須見工業高校在学。容姿端麗、成績優秀、会社経営者の長男女子たちの憧れの的になっているアイドル的存在です。実は、中学時代に不良グループに在籍していた黒歴史があります。高校生なのにオートバイに乗って登場するのは、この時の名残でしょう。

野球部に入部する前に助っ人として出場した試合で、和也にコテンパンにされてしまいました。なんでも出来る新田君にとって、初めての挫折になり、和也との再試合を目標に野球部へ入部します。

ついに、念願の和也との勝負の日!和也は帰らぬ人となってしまいました。そして、この思いを達也へ向けます。同時に、南への恋愛感情も生まれ、野球・恋愛ともに達也のライバルとして君臨! 補足情報として、由加という面倒くさい妹がいます。

「上杉和也を超えてくれ」

「もう一度、上杉和也と対決させてくれ。お前ならできる。上杉和也を超えてくれ。」新田君の目標は、和也に勝つこと。その為に、不良グループから足を洗い野球部で練習を重ねてきました。おぼっちゃまの新田君が、汗を流したのです。

その目標が、突然目の前から消えました。今まで、努力してきた日々はなんだったのだろう。これからどうすれば…。なんて、軽くパニックなります。そして、新田君が出した結論が“和也より強い達也に勝つこと”でした。

新田君の気持ちも分かります。自分勝手とはいいません。ですが、これを言われた達也の気持ちは複雑でしょう。新田君は達也に発破をかけるつもりで言いました。ですが、達也には「まだ、弟の影を追わなくてはいけないのか」という気持ちが残った言葉だったと思います。

「甲子園に忘れ物してきちまったからな…」

出典:https://www.pakutaso.com

新田君の妹:由加に話した会話の一部。高校3年春の甲子園決勝戦。ここで新田君はエラーを出してしまいましたこのエラーにより、敗退してしまいます。その頃を振り返った言葉。やんちゃだった頃の性なのか、勝負にこだわるのが新田君です。

新田君のような人が、周りに居たら怖いな。と思う事があります。勝つことに一生懸命になり、わき目も振らず一直線!権力を持ったら、恐ろしい手段に出そうですよね(笑)。恋愛の面でもライバル関係になってしまった達也が不憫です。

「ホームランを数えているうちは4番にはなれないぞ」

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地区予選大会決勝、明青学園VS須見工業の試合中の出来事です。達也からホームランを打ち取った新田君が、ベンチへと帰ってきました。その途中、すれ違った次のバッターから「6本目ですか」と、新田君を称えるように声をかけます

そこで新田君が、放った言葉が「ホームランを数えているうちは4番にはなれないぞ」。ホームランは確かにすごいプレーです。が、“ここに重点を置いてはいけない。もっと広い視野を持て”という意味で、かけた言葉でしょう。

原田 正平



明青学園高等部に在学。老け顔ですが、達也たちの同級生。沈着冷静で、鋭い洞察力を披露します。南が達也のことを好きなことを見抜いていたのは、原田君だけではないでしょうか?

いかつい容姿のために、喧嘩を売られることも多い。中学時代から、つるんでいた達也をボクシング部へ入部させた勧誘者です。普段から無口なので、話す言葉の深みが違います。(声優を務めた銀河万丈さんは「つまんなかった」と言っていました(笑))

原田君も、南に恋心を抱いていましたが達也・和也・南の関係をよく理解し、傍観者に徹することにしました。大人の男です

「なんでもかんでも死んだ男のせいにされちゃ、流す汗の意味がなくなるぜ」



地区予選大会の決勝、明青学園VS須見工業。バッターは須見工業のエース新田君。この場面で明青学園がトリプルプレーという神業を繰り出しました!

この神ってる状況をみた南は「やっぱり、カっちゃんが…」と、和也が天から力を貸してくれた!とでも言いたげな発言をします。隣にいた原田君は怒ります。「バカなことを言うな!」「なんでもかんでも死んだ男のせいにされちゃ、流す汗の意味がなくなるぜ」と。

南も、明青学園野球部の頑張りは見てきています。日々の練習を応援してきました。でも、やっぱり和也の影を見たい!という願いが心の中にありました。このプレーを見た時に、もしかしてカっちゃんが…。と思ってしまうのも無理はないと思います。

しかし、目の前にいるのは、日頃遅くまで汗を流してきた“生きている人間”です。この人たちの頑張りを無にするような発言に対し、原田君は南をいさめました。

「天才という言葉は、兄貴の方にふさわしい」

#タッチ

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生まれつき備わった、優れた才能を持つ人物を天才と呼びます。人間の努力では至らないレベルを秘めた“天から授けられた才能”。これを持っているは、達也だ。と原田君は評価しました。

「上杉達也のライバルは、新田でも西村でもねえ。双子の弟、上杉和也だ」こちらも、人間観察に秀でた原田君から出た名言です。怖い顔をしていますが、人に寄り添う心をもっているからこそ、その人の心情をくみ取ることが出来るものです。

和也の気持ちや達也の立場、南との関係を全部分かっているからこそ、原田君の言葉は重く深いのでしょう。後の物語でも、和也の影をふっ切れない達也のために、その思いを解放させるように説得しています。

上杉 和也

この物語の準主人公で、上杉達也の双子の弟。明青学園高等部に在学していました。1年生ながら野球部のエースとして期待され、自身も努力によってその期待に応えていました

小さい頃から「いい子だね」と言われて育ち、いい子を演じてきた面もあります。そのせいで、甘え下手になり、自分にも他人にも厳しい性格になりました。達也に言わせると「寂しがり屋」だそうです。

小学校時代に「母校が甲子園に行く」という夢を、南が語ったことを覚えていて、その夢を叶えるために日夜練習に励む努力家です。兄の達也が、わざとダメな振りをして見せたり、南を怒らせているのを自分のためだと気づいていました

「南の夢は僕の夢だよ。絶対に甲子園に連れて行くから」



和也は、ちょくちょく胸キュンワードを放ちます。意識しているのでしょうか?「君の夢を叶えるのは、僕だ!」と猛アピールしていますよね。南は、和也の気持ちを知っています。でも、達也のことが好きなんです。

このことを和也も気づいているからこその、アピールなのでしょう。もどかしい恋のトライアングルですね。南も、エリート和也に乗り換えればいいのに。ダメンズ好きでは、将来が心配です(笑)

蛇足ですが、ポカリスエットのCM「キミの夢はボクの夢」は、この言葉のオマージュなのでしょうか?

「勝負は正々堂々!」



高等部のクラス対抗運動会での一幕。リレーの競技中、後を追いかけてくる達也に走りながらかける言葉です。この言葉は、競技のことを言っているようで、南のことも暗示しているようにも思えます

「まず南を甲子園に連れていくことで、先取点を狙いますので…よろしく!」と、正々堂々と達也に宣言しているのも、すがすがしいですよね!「アニキにも負けないよ」と、甲子園予選決勝に勝ったら、南のお父さんに婚約を申し込むつもりでいました。

南の気持ちを知っていた和也でしたが、達也に宣言をすることで自分を奮い立たせていたのではないでしょうか?せつない恋心の葛藤が見える言葉です。

「じゃ、兄貴。行ってくるね。励ましのお言葉は?」



死亡フラグ立ちましたね。いや、前々から立ってはいたんですが、決定的なセリフとなってしまいました和也と南にとって大切な、甲子園予選の決勝戦。バッグを肩に掛けながら、振り向きざまに達也に掛ける言葉です。

この言葉を最後に、和也は帰らぬ人となりました。球場へ行く途中、子供をかばいトラックにはねられてしまうのです。この“和也の死”は、連載前から決定していたそう。だから、タイトルは【タッチ】。和也から達也へのバトンタッチだそうです。

浅倉 南



物語上のヒロイン。上杉達也・和也兄弟の幼馴染。明青学園高等部に在学。幼少期に母親が他界し、喫茶店「南風」を経営する父親と二人暮らしをしています。上杉家とは隣同士で、上杉家の母親と浅倉家の亡くなった母親は友達同士でした。

明るくポジティブな性格。母親が良くなっているため我慢をして育ったせいか、人前では弱さを見せたがらない意地っ張りなところがあります。物事には一生懸命に取り組み、時に頑固な面も見せます。

野球部マネージャーをしていましたが、ピンチヒッターとして出場した新体操競技会で、いきなりの3位入賞。新体操界のエースとして期待が掛けられる存在になります。

「タっちゃんはタっちゃん。カっちゃんはカっちゃん。」



この言葉は、いつも比べられる対象が近くにいる人には嬉しい言葉でしょう。双子ならなおさらです。「双子なのに、なぜあなたは出来ないの?」なんて言われていたら卑屈になりますよね。この自分を肯定してくれる言葉は、心に響くはずです。

違うシーンですが、和也の死後にマウンドに立つ達也を見て、「あれは達也なのか?和也じゃないのか?」「和也の執念が投げてるんだよ」と、和也を引き合いに出します。そのことに苛立ちを感じながらも、和也を感じている達也がいました

確かに似ているけれども、南の目はごまかせないよ。比べようがないけど…。と南に声をかけられ「比べようがないなら、比べるな!」と、南に当たるように言葉を投げつけました。

「南を甲子園に連れて行って」

#全国高校野球選手権大会 #高校野球#甲子園 #タッチ#あだち充

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和也の夢は、“南の夢を叶える為に、甲子園に行く”でした。達也の夢は“和也の夢を引き継いで、南を甲子園に連れていく”になりました。ちょっと複雑ですが、この双子は“好きな人の夢を叶えたい”という目標があります。

そして南がいう「南を甲子園に連れて行って」という言葉は、“和也の夢を引き継いだ達也の目標”を達成させるために達也に言った言葉です。南は、“私の夢を叶えて”ではなく、達也に“自分の中の目標を達成して”と言っているのです。

和也の後を引き継ぎ、野球をやっている状態では和也の幻影をぬぐえない。和也の夢を叶えたなら、達也は達也らしく自分の世界に戻れる。と考えていたのではないでしょうか?

上杉 達也



この物語の主人公で、上杉和也の双子の兄。明青学園高等部に在学。ボクシング部へ入部しましたが、和也の死後は野球部へ移籍します。天性の運動神経と動体視力を持ち、投手として活躍

本来、部活動などに興味を抱かない面倒くさがり屋な性格です。ボクシング部に入部を決めたきっかけは「誘われたから」。野球部へ移籍したのは「有名人のサインにつられて」といういい加減で、流されやすいところがあります。

小さい頃から優秀な弟と比べられ、周囲からは「ダメ兄貴」と呼ばれています。が、弟を立てるため、ダメな兄貴を演じている部分がチラホラ見えますね。

「上杉達也は浅倉南を愛しています。世界中の誰よりも」



アニメと漫画の大きな違いは、このセリフのシチュエーションでしょう。

漫画Ver.:甲子園出場当日、南は新体操の試合で鳥取まで遠征していました。達也の雄姿を直接見たいのに、試合のため行くことが出来ない「なんで、わたし、ここにいるんだろ。」と寂しくつぶやきます

試合会場を飛び出してしまう南。街の電気屋のテレビで流れている甲子園の映像に食い入ります。目を凝らしても映像の中に達也はいない。すると、ショーウィンドウに映る達也が現れます!振り向くと、甲子園にいるはずの達也が立っています。そして、達也は直接上のセリフを口にしました。

アニメVer.:離れ離れの場所にいるが、それぞれの役割を果たすため、それぞれの場所に留まります。そして、達也は公衆電話で告白。この時の“凛”とした達也の顔が素敵です。自分を取り戻したのでしょう。シャキッとした姿でした。

「きれいな顔してるだろ…」「ウソみたいだろ。死んでるんだぜ…」



【タッチ】の中では外せないシーン。“和也の死”です。アニメでも漫画でも、擬音はほとんど排除されています。暗い部屋の中、達也は椅子にもたれたまま動かない。目の前にはシーツをかけられた、遺体がある。

その部屋に、ゆっくりと入ってくる南。達也は、つぶやくように「ウソみたいだろ。死んでるんだぜ…」「大したキズもないのに、ちょっと打ち所が悪かっただけで…」。南は、一言も発しません。すがりついて泣きわめいたりもしません。達也は「ウソみたいだろ。」と繰り返します

この描写は、辛すぎます。漫画のページ数でみると4~5ページなんですが、この場面を読むときには、いつも時間がかかってしまいます。動きが少ない分、読み手の想像力が働いてしまいますよね。

連載中の【MIX】で、その後を追う!



1998年にオリジナルアニメ「タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…」で、3年後の姿が描かれています。南と達也は別々の大学に通う学生。きちんと告白をして結ばれたか…。と思っていましたが、まだ微妙な関係。「まったく、何やってんだよ!」と喝を入れたくなります。

2001年には、続編「タッチ CROSS ROAD~風のゆくえ~」が放送。前作で「浅倉南は上杉達也を愛しています。世界中の誰よりも」と結ばれた二人。今回は、遠距離恋愛になってしまいました。

そろそろ落ち着いたハッピーエンドにしてあげてもいいんじゃないですか?見ているこっちも疲れます(笑) この後の物語は「ゲッサン」にて2012年から連載中。【タッチ】から26年後の明青学園が舞台です。南や達也、孝太郎や新田君。今はどんな姿なのでしょうか?気になる方は、【MIX】で確認してみてください!