陽岱鋼がFAで巨人に移籍!その背景に迫る!

日本ハムファイターズに所属していた陽岱鋼選手が2016年オフFA権を取得し、読売ジャイアンツに移籍しました。日本だけでなく故郷台湾でもスター選手であるため複数球団が獲得に名乗りをあげました。陽岱鋼選手のジャイアンツ移籍についてまとめました。

陽岱鋼ってどんな選手?



陽岱鋼選手は2005年にドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団しました。現在日本を代表するスタープレイヤーへと成長した陽岱鋼選手ですが当時は台湾人選手初の日本プロ野球ドラフト1位指名ということで台湾でも大きな注目を集めました。

入団前から大きな注目を集めた陽岱鋼選手ですが、ドラフト会議では思わぬ悲劇にも遭遇してしまいました。陽岱鋼選手は当初、福岡ソフトバンクホークスへの入団を望んでいました。

地元の福岡第一高校の出身であり、兄である陽耀勲選手もホークスに所属していたことから意中の球団であることを明言していました。ドラフトではホークスと日本ハムが使命をして、くじを引きホークスに交渉権が渡ったということで、一時は夢であるホークスへの入団が現実となりそうでした。

しかし、引いたくじの手違いで本来、交渉権を獲得したのが日本ハムだったことが判明し、日本ハムへ入団することに・・・。そんな長いプロ野球の歴史の中でも珍しい悲劇に見舞われた陽岱鋼選手ですが、その悲劇を吹き飛ばすかのような活躍を見せ、日本を代表する選手へと成長しました。

陽岱鋼選手は、走攻守三拍子揃ったプレーが魅力の選手です。特に走塁と守備は球界でもトップクラスで、ゴールデングラブ4回盗塁王を過去に受賞しました。バッティングは三振が多く、荒削りな面もありますが、20本以上のホームランを放つなど、俊足ながら長打力も持ち合わせている選手です。

また背番号1を背負い、かつて同じく日本ハムに所属していた、新庄選手を彷彿させるようなスター性を持った選手でもあり、多くのファンを虜にしています。プレーもさることながら、ユニフォーム姿や立ち振る舞いがカッコよく、スター性が溢れ出ていますね。

陽岱鋼がFA宣言!複数球団による争奪戦が勃発



昨年日本一に輝き、優勝の立役者となった、日本ハムの陽岱鋼選手ですが、オフにFA宣言し他球団への移籍が濃厚となりました。FA宣言をしても残留は可能ですが、日本ハムの方針としは、若手の育成に力を入れているため、中堅の陽岱鋼選手が残留することはないだろうと各所で報道されていました。

球界を代表する選手ですので複数球団が名乗りをあげることが予想されました。陽岱鋼選手の獲得は、単なる戦力補強以外にも様々なプラスな要素があります。自国である台湾では、陽岱鋼選手は英雄として、讃えられていて、その活躍は台湾のテレビでも連日取り上げられるほどの人気でした。

全盛期のイチロー選手が連日、日本で報道されていたような状況を思い出していただけるとイメージしていただけると思います。台湾でテレビでの中継もあっていることから放映権などで球団に資金が入ってくることになります。

テレビだけでなく、その活躍を生で見たいということで、日本に足を運ぶファンもいます。そのようなファンをターゲットに観戦ツアーを組んだりなど資金面でも、陽岱鋼選手の加入は大きなプラスになることが予想されます。

陽岱鋼選手の獲得に名乗りをあげたのは、読売ジャイアンツ、楽天ゴールデンイーグルス、オリックスバファローズの三球団でした。どの球団も外野の補強が急務に挙げられており争奪戦に注目が集まりました。

資金面では、ジャイアンツが一歩リードという感じでしたが、陽岱鋼選手自身、家族もいて自分だけの待遇ではなく家族のことも考え、どこでプレーするのが最適かを考えていたため、いかに陽岱鋼選手が受け入れやすい環境を用意できるかが一番のポイントのように感じました。

巨人に入団!巨人に決めた理由は?



三球団による争奪戦に注目が集まりましたが、争奪戦を制したのは読売ジャイアンツでした。5年総額15億という過去のFAの中でもトップクラスの大型契約で陽岱鋼選手獲得しました。

このように書くと金銭面が決め手になったかのように思いますが、先ほども述べたように、家族が住みやすい環境も移籍の条件に入れていた、陽岱鋼選手は在京球団への移籍を望んでいました。

東京は故郷である台湾とのアクセスも整っており、両親を日本に招いたり、家族が帰国する際も不自由がないため、移籍するのに最適の地であると思い東京での生活を選択しました。

ジャイアンツは昨年7人をセンターに起用するなど、1年間固定することができませんでした。そこでFA宣言した陽岱鋼選手に白羽の矢が立つこととなりました。昨年台頭してきた若手の起用を期待する声もありましたが、シーズン通して思うような結果を残すことができなかったので、厳しいプロの世界では勝利を目指し補強することは当然の策だと思いました。

背番号は2番に決まり、この番号にも期待が込められています。以前ジャイアンツで背番号2を背負っていたのは、同じく日本ハムから移籍してきた小笠原選手でした。ガッツの愛称で親しまれ、当時のジャイアンツ三連覇の立役者として優勝に貢献しました。

優勝を逃したジャイアンツをかつての小笠原選手のように優勝に導いてほしいという願いと期待が込められており、背番号1のイメージが強い陽岱鋼選手ですが新規一転、新たなスタートをジャイアンツで切ることになりました。

このように、金銭面や環境、ジャイアンツの補強ポイントなど様々な要素が重なって実現したトレードと言えます。12球団で最もメディアの注目が集まると言われるジャイアンツへの入団は、国内外から絶大な人気を誇る陽岱鋼選手にぴったりの球団ですね。

伝統のユニフォームも意外と似合うとの賞賛の声が多いようです。移籍して環境の変化から成績が残せなくなる選手もいるのでここ2,3年のシーズンが今後の野球人生の中で大切になってくると思うので、移籍してプレーやパフォーマンスでジャイアンツに新しい風を吹かせてくれることを期待したいです。

FAによる人的補償で古巣日ハムの動きは?



日本ハムからジャイアンツへの移籍が決まり次に注目が集まるのは、人的補償による移籍問題です。FAでの移籍が決まった際に、放出した球団は移籍先の球団から、金銭または28名のプロテクトから外れた1名を獲得することができます。

若手の育成に定評がある日本ハムですから、3軍まであり若手の宝庫であるジャイアンツから、人的補償で選手を獲得するだろうということが予想されていました。しかし日本ハムは人的補償を選択せず金銭を選択するというまさかの展開にでました。

プロテクトの28名は公には公表されないため、誰が獲得できたのかなどはわかりませんが、層の厚いジャイアンツでは実績のあるベテラン選手から、期待の若手まで有力選手がプロテクトから外れていたことが予想されます。

若手中心に育成することが方針の日本ハムでは、高年俸のベテラン選手は獲得に出ないだろうと思いましたが、若手を獲得するだろうと予想していました。なぜ日本ハムは選手を獲得せず金銭を選択したのでしょうか?

これは憶測でしか話ができませんが、日本ハムが決してお金を持っている球団ではないということや、球場の移設問題に直面していることから、単純にコストを削減したかったのかもしれません。

金銭を選択したことにより2億以上前年より金銭が浮くので、優勝したことにより、中田選手や大谷選手をはじめ年俸が上がった分を補ったという考えもできます。巨人の有望選手を獲得できなかったのは勿体無い気もしますが、球団事情なども関わってきていることが伺えますね。

新天地での陽岱鋼の活躍に注目

ついに2017年シーズンも開幕し、新天地での陽岱鋼選手の活躍にも注目が集まります。開幕スタメンが期待された陽岱鋼選手ですが、怪我により開幕1軍を逃してしまいました。

陽岱鋼選手が守ることが予想されたセンターでは若手の立岡選手が、1番には中井選手が名を連ねましたが、いずれも昨シーズン打率2割前半以下のため活躍が未知数なこともあり、陽岱鋼選手の早期復帰が期待されます。

復帰が期待される陽岱鋼選手ですが、決してレギュラーを約束されているわけではありません。陽岱鋼選手が不在の間に、若手選手がブレイクを果たせば陽岱鋼選手の立場も危うくなってきます。

そんな厳しいプロの世界ですが多くのファンが、陽岱鋼選手の復帰を待ちわびているのはたしかです。今シーズン、ジャイアンツの優勝に貢献すべく新天地で奮闘する陽岱鋼選手に注目です。

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