【劇場版&2期】甲鉄城のカバネリのすべてが分かる6つのポイント!

2016年、最も話題になった地上波放送のアニメ、鋼鉄城のカバネリ!人かカバネか、その狭間を生きるカバネるとは!?和風スチームパンクとゾンビを組み合わせた異色の物語を徹底解析!

スチームパンクゾンビアクション「甲鉄城のカバネリ」とは

スチームパンクとは

舞台は大正時代頃の日本をモデルにした日ノ本、発達した蒸気機関の技術をもつ極東の国、カバネというわれるいわゆるゾンビと人間がせめぎあっている世界です。和風スチームパンクで有名な作品はゲームからアニメにもなったサクラ大戦ですが、この世界では人々はに住み、駿城と呼ばれる装甲機関車を機動力にして生きています。

スチームパンクの世界とは、電気の代わりに蒸気機関が発達したフィクションの世界で、その殆どの作品は産業革命や文明開化の時期、日本でいうと明治~大正の文明開化頃を舞台にしているものが多くあり、根強い人気のある世界観です。

スチームパンクと和の組み合わせ

スチームパンクの舞台の多くはイギリス、アメリカを模した国か、あるいはラストエグザエルのような国籍表現のあまりない世界を描いた作品が多くありますが、甲鉄城のカバネリはそうではなく、純和風です。

登場人物は勿論その殆どが和装ですし蒸気筒駿城など和風独特の名称が作中では多く使われています。中でも特徴的なのが、ゾンビを表すカバネでこれは漢字にすると屍、死人の事です。このカバネが人々の脅威で、カバネに傷をつけられた人は生きていても死んでもカバネになって蘇ります

ポイント①人かカバネか・・・アニメ界屈指の奇抜な設定

https://youtu.be/aZGjYjCnkLw 

カバネリになった主人公、生駒

甲鉄城のカバネリの主人公、生駒は過去に妹を亡くして以来人々が恐れるカバネに対しての対抗手段を密かに研究していた蒸気鍛冶師でした。第一話で生駒達が住む駅、顕金駅(あらがねえき)が襲撃された際、かねてより対カバネ戦闘兵器として研究開発していた「ツラヌキ筒」でカバネを撃退しますが、その際の戦闘で負傷してしまいます。

カバネに対し、不可解な点としてカバネと戦い負傷をしたら傷を負った者がカバネになると言う点でした。生駒は兼ねてからその特性を不思議に思い、カバネ化の防止策として脳へ向かうカバネ化ウィルスを食い止める装置を開発していました。自らがカバネとの戦闘で負傷した際にはその装置を使用し、カバネ化を阻止して人とカバネの間の存在、カバネリへと変化します。

カバネとはなにか

この物語の鍵となるカバネ。それは遥か西洋で発症し大陸を侵食した後日ノ本へ上陸したウィルスだとされています。そのカバネウィルスに感染した人間は思考を亡くし、心臓を”心臓被膜”と呼ばれる硬い膜に覆われてカバネ化します。

発症するまでの潜伏期間は、死亡した場合は一定時間死亡しなくても三日間とされており、カバネとの戦闘で負傷を負った人間は三日間隔離、幽閉され、カバネ化するかを確認されます。カバネ化した場合、身体能力は高くなりますが血液を欲し、人を襲うようになります

主人公の生駒を含むカバネリは、カバネ化を途中で止めた人間で理性と人としての意識を保っていますが、カバネ同様血を食料とし恐るべき身体能力を宿します。

人々のカバネへの恐れと対抗策への渇望

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この世界では、カバネは恐怖の対象です。攻撃しても死なず対抗武器はごくわずか。駿城でひき殺すか心臓被膜を破る攻撃をするかしかありません。

蒸気筒という武器もありますが、それでも何度も同じ場所に命中させないと有効にはならず、対抗手段はほぼないに等しいのが現実です。よって、人々にとってカバネは恐怖の対象でしかありません。

カバネにならなかった存在、カバネリは人々の理解の範疇を超える存在として、恐れられます。対カバネリ部隊の狩方集は英雄視されていますがカバネリ化という生存方法は知られておらず、カバネリになった生駒や無名は人々から恐怖の対象でありながら、唯一の対抗策なので、恐れながらも頼るしかない存在となっています。

ポイント②無名が可愛すぎ!美樹本晴彦が生み出す魅力的なキャラクター

https://youtu.be/ae33SmICsn0 甲鉄城のカバネリに登場する魅力的なキャラクターの数々は、その原案をマクロスシリーズ等の美樹本晴彦が手掛けています。美樹本はanimate timesのインタビューで甲鉄城のカバネリの話が来るまでは自身のイラストイメージとアニメーションの乖離から「今後、アニメに関わることはあまりなくなるだろうな」という心境だったと語っています。

そんな中、「DEATH NOTE」、「進撃の巨人」等を手掛けたアニメ監督の荒木哲郎からカバネリの企画書を見せられ、荒木の美樹本の作品に対する熱意に同調する形で参加を決意しました。

荒木はそんな美樹本の作画について「いつの時代の人にも届く普遍的な絵で、かつ少女絵が魅力」「リアルな世界観を元にしつつ、最新の絵柄も常に取り入れている」と評価しています。

強くて可愛すぎるヒロイン、無名

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甲鉄城のカバネリのヒロイン、無名12歳のカバネリの女の子です。作中で語られる過去には自らの命を助けた美馬を思慕し、自らカバネリ化することを選んで以降美馬の「」として強くあり続ける努力をしている少女です。

監督の荒木に「少女絵が魅力的」と称されるほど、キャラクター原案の美樹本の少女絵はどれも美しく書かれています。その美しい少女絵の中でも無名は12歳という幼い年齢ながら、内面のドライな雰囲気を醸し出すことに成功しています。

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12歳という幼さから来る無邪気さと、生い立ちや実戦経験からくるシビアな現実を知るが故のドライさ、それまで美馬から言われた「弱い奴は死ね」という言葉から、強さ以外への執着のなかった無名ですが、生駒を始め甲鉄城のメンバー達と関わることで徐々に心がほどけていきます。

無名のキャラクターの声を務めたのは声優 千本木彩花は新人で初めてメインヒロイン役を演じました。「一般人とかけ離れている感じ」を常に意識して周囲につられないように演じていたとanimate timesのインタビューで答えています。

共演者の菖蒲役、内田真礼からは「1話ですでにキャラクターが出来上がってる…。スゴい!」と絶賛されているほどキャラクターをしっかりとつかんでおり、作中の無名の魅力や可愛らしさ、”生きている感じ”を演出しています。

ポイント③キャラに化粧!?こだわりの映像表現!

https://youtu.be/QbpIM-2-Wsw 甲鉄城のカバネリには”メイクアップアニメーター”という役職があり、カバネリの動くアニメーションへ独特の艶っぽさ臨場感質感を演出しています。原案の”美樹本キャラ”をどれだけ美麗なアニメーションで表現するかに強くこだわっており、キャラクターにメイクアップをするのはアニメ業界でも初めての試みとなっています。

メイクアップといっても原画ではなく、動いているアニメシーンにメイクアップという特殊効果を行うことで、女性キャラは髪や布の質感や細部は柔らかに、肌は蒸気したかのように艶っぽい、男性キャラは眼ヂカラがありやや劇画のような力強さを持たせたりなど、通常のアニメーションでは表現できない細部にこだわる事で光の美しさや原案者の美樹本がしたかった表現を見事に再現しています。

ポイント④監督・荒木哲郎&音楽・澤野弘之の黄金タッグ再び!

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甲鉄城のカバネリで話題になったのは何もアニメーションだけじゃありません。作中で使われている音楽の迫力凄まじさオープニング曲もすごいと話題になりました。

そんな音楽を担当したのは今最も熱いと言われている作曲家の澤野弘之で、監督の荒木とは「ギルティクラウン」、「進撃の巨人」で実に三度目の黄金タッグがカバネリの音楽を魅力的に組みみ作り上げました。

澤野は監督の荒木に対して「荒木監督は、曲の展開や構成を理解したうえで、効果的に使ってくださるので、いち視聴者としてオンエアを見ています。」と語っている通り、監督の荒木も音楽のもたらす効果にこだわり抜いて作品を仕上げたことが分かります。https://youtu.be/oN3Oht9UJbQ?list=PLipXal3ZZgwS-DRQ2Bh1dLm-FOpn36cLe 

実は黄金トリオでもあるボーカルchellyの参戦

https://youtu.be/MCCrRtRpJZQ甲鉄城のカバネリの音楽で、もう一つ上げるのはEGOISTボーカル、chellyが参加しているという事です。EGOISTはギルティグラウンで荒木、澤野と共に一度音楽を作り上げています。今回chellyはEGOISTとしてはオープニング曲の「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」、ソロではエンディングの「ninelie」を同じくボーカルのAimerとコラボレートしています。

mucis.jpのインタビューでchellyは”監督の荒木からオープニングを作曲したryoへ渡り更に”熱”を帯びたバトンを受け取り、この曲に脈々と流れる血液の一部になれれば”という思いで歌い上げたと語っています。

ポイント⑤カバネリはセリフが秀逸!心動かす名言TOP5

命のせめぎ合う作品だからこそ残せる名言が甲鉄城のカバネリには様々なシーンに散りばめられています。今回は少しその台詞をピックアップし、紹介します。

・怖がりだね、みんな だからいっぱい死ぬんだよ

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無名のセリフです。人々はカバネに対して恐れしかなく、逃げる。カバネの疑いのある人を殺す事で一時の安心を得ようとする。そんな人々に対してカバネとの実戦経験の多い無名は吐き捨てます。

倒すべきはカバネだ。カバネを倒すために俺の命はあるんだ!

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生駒のセリフです。菖蒲に敵か味方かを問われた時、刃を刺されながらも叫んだ台詞で、これによって菖蒲は生駒を信頼し、甲鉄城の人々を説得します。

・行くぞ。俺はまだこいつの答えを聞いていない

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来栖のセリフです。カバネリの生駒を恐怖し、理解し、共闘したからこそ助け生かす仲間と印象が変わったからこそ、最後の戦いの後、死んでいるかもしれない生駒を崩れる城から助け出します。

生駒・・・大丈夫だったか?

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逞生のセリフです。親友としてずっと生駒を心配し、かつて守れなかった時のことを悔やみ続けていた逞生。生駒を守りたいという思いから強くなり、生駒を守って死んでいきます。

人の臆病が戦いを生むのだ

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美馬のセリフです。金剛郭を崩し炎とカバネに飲まれていく城下を見下ろしながら、人の臆病を嘆くセリフです。父親を殺し都を壊し復讐を遂げた自身も含め、恐怖や理解の及ばないモノに対し攻撃をする人間は惨めな生き物だと言っています。

ポイント⑥劇場版&二期でまだまだ止まらない!

https://youtu.be/319cr9LpzMI 2016年12月に開かれたノイタミナプロジェクト発表会2017の会場にて、甲鉄城のカバネリの第二期が制作されることが発表されました。完成は2018年を予定しています。それに先立って総集編が劇場版として前編「集う光」、後編「燃える命」が映画館で上映されました。

2期では1期で果たされていない生駒と無名の約束の行方や、謎の多いカバネウィルスについての解明などがファンの間では期待されています。

また2017年冬DMMからも甲鉄城カバネリのゲームが配信されることが決まっており、更なる期待が高まっています

甲鉄城のカバネリはアニメの未来を切り開く

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甲鉄城のカバネリの解析は如何でしたでしょうか?ここまで読んで下さりありがとうございます

2016年ニュータイプアニメアワードTV放送作品部門で1位を受賞した甲鉄城のカバネリ。今回、全く新しい試みとなったメイクアップアニメという試みや臨場感あふれた音楽など、監督、荒木哲郎はアニメ界の未来をどんどんと切り開いていきます。

2018年の二期まで待てない!という方は、今一度、感動と衝撃と、こんな物語を待っていたという興奮を味わった第一話からご覧になってみてはいかがでしょうか。きっと更なる発見と興奮が味わっていただけるはずですよ!