【ヴァン・ヘルシング】スタイリッシュ吸血鬼アクションの金字塔振り返る!ストーリーや名シーンを振り返る!

ミステリーや推理小説、長編シリーズ化してくると宿敵が表れる。シャーロックホームズにはモリアーティ教授、明智小五郎には怪人二十面相、バットマンにはジョーカーといった具合だ。今回はドラキュラの宿敵、ヴァン・ヘルシングについて解説していきたい。

「ヴァン・ヘルシング」とは

バチカンにあるカトリック教会、ここに裏組織が存在した。人々の脅威になるモンスターを秘密裏に処理する組織だ。ここに所属するモンスターハンターに“不死身”と言われるハンターがいる。彼の名はヴァン・ヘルシング。

ゴシック調のロングコートに身を包み、手には2丁拳銃。時には手裏剣や催眠スプレー、ボウガンなどを使いモンスターを駆逐していく。一体、そのコートの中には何種類の武器を隠し持っているのか?

聖水や十字架・聖書で敵を倒すのではなく、あくまで力業で敵をぶっ倒す。そうか、モンスターは聖なる力ではなく、武力で攻めるしかないのか…。カトリック教会に所属している意味を教えて欲しい。と思ってしまった(笑)

「ヴァン・ヘルシング」あらすじ

舞台は19世紀のヨーロッパ、怪物伝説の色濃く残る時代だ。バチカンの密命を帯びたヴァン・ヘルシングたちは、トランシルヴァニアに向かった。目的はドラキュラ伯爵の抹殺。

ここで彼らは、代々ドラキュラと戦ってきたヴァレリアス一族の存在を知る。その一族の末裔:アナ王女と共に、強敵ドラキュラへと立ち向かう! 

向かった先はフランケンシュタイン城。ここでは、ドラキュラたちが何かの実験を指示していた。ドラキュラたちに脅されていたフランケンシュタイン博士は、死んだドラキュラの子を蘇らせようとしていたのだった。

Me disseram que eu sou parecido com o Van Helsing. Eu vi o filme e gostei, mas não acho que sou parecido com ele. #VanHelsing #HughJackman

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数多くの実験がそうであったように、今回の“ドラキュラの子蘇生実験”も失敗に終わることになる。失意に苛まれながらも、ドラキュラたちはヴァン・ヘルシングへの攻撃を続る。その時、アナがドラキュラの花嫁たちに捕らえられてしまった!

彼女を救うため、ヴァン・ヘルシングはドラキュラ主催のパーティーへ忍び込む。そこで目にしたのは、ドラキュラの手に落ちたフランケンシュタイン博士だった。ヴァン・ヘルシングは無事にアナを救い出し、ドラキュラの野望を打ち砕くことが出来るのか?

「ヴァン・ヘルシング」登場人物紹介

【カール】

カトリック教会の修道士、であると共にバチカン所属の科学者。ヴァン・ヘルシングの武器を作っている製作者である。彼の作り出す武器は「007」のような秘密工作には向かないが、殺傷能力が高く派手なのがいい!中二病にかかっている諸君には、ぜひ手に入れて欲しい逸品ぞろいだ!

修道士でありながら世間慣れして、女性との交流を楽しむこともしばしば。イケメンなので、女性が放っておかないのだろう。気の弱いところも母性本能をくすぐるのか?

【アナ王女】

ヴァレリアス家最後の子孫。祖先はトランシルヴァニアを守るため「ドラキュラを滅ぼせば一族全員が天国に行ける」と、誓いを立てた。裏を返せば、ドラキュラを倒さない限り一族全員天国へ行けない。と、はた迷惑な誓いを立ててしまった。

一族を天国へ送るため、戦闘へと身を投じた戦士というべき女性。街が襲撃された時にも、逃げ惑う群衆の中で一人戦い続ける勇気がある。突然現れたヴァン・ヘルシングたちを最初は信用しなかったが、目的が一緒なことが分かり行動を共にする。

戦いに明け暮れているためか、身が引き締まりスタイルが抜群!上品さも兼ね備わっており、その美貌は敵であるドラキュラさえも魅了する。男勝りな勝気な性格も萌えポイントだ!

まさに怪物の闇鍋!入り乱れるモンスター達の壮絶なバトル!

【フランケンシュタインの怪物】

フランケンシュタイン博士によって生み出された人造人間。博士は、この怪物の名前を付ける前に死んでしまった。なので名前は無い。死体を継ぎ接ぎして作られた体は、恐ろしいモンスターのように見えてしまう。

しかし、心はとても美しく暴力を嫌う優しい巨人だ。“生まれたての子供”なので知識は乏しい。会話をすると、知能の低さからユーモラスな返事が返ってくるのが楽しいキャラクターだ。

彼のようなキャラが不幸な目に合う物語は、とても悲しく思う。お願いだから、幸せになってくれ…。

【ヴァルカン(狼男)】

アナ王女の兄。ドラキュラの手下である狼男を捕えようとしたところ、反撃され失敗に終わった。その時の戦闘で死んだものと思われていたが、狼男に噛まれたおかげで生きながらえていた。だが、狼男に変身するというおまけが付いてきてしまう。

人間に戻ることが出来た時に、アナに会いに行こうとするが自分の意思とは関係なく狼男に戻ってしまう。そこで、ドラキュラに捕らえられ実験に体を使われてしまった。狼男になっている時には人間の時の記憶はなく、おとなしくドラキュラの手下に納まっている。

この役を演じていたウィル・ケンプは、ブロードウェイで「白鳥の湖」を踊り高い評価を得たイギリスのダンサーである。この映画では、ヒュー・ジャックマン、デビット・ウェナムと並びイケメン3銃士だった。

【ドラキュラ伯爵】

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トランシルヴァニア地方を治める領主だったが、残忍な性格が災いし、常に血を求める吸血鬼:ドラキュラとして恐れられるモンスター。従来、苦手であったはずの十字架なんておもちゃ扱い。ピアスを付けラメ入りのジャケットを着込む、時代の流れに敏感なモンスター。

3人の花嫁を従え、せむし男のイゴールやコウモリなどの下僕がいる。ヴァン・ヘルシングのことを「ガブリエル」と天使名で呼びかけるのは、なぜだろう?過去の因縁を思わせる場面だった。

この役を演じたリチャード・ロクスバーグは、ドラキュラの花嫁役であったシルヴィア・コロカと、ちゃっかりゴールイン。

その他のモンスター

Las novias de Drácula ? #vampire #dracula #vanhelsing #criaturasdelanoche #vampiresa #elenaanaya #draculasbride

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【ハイド氏/ジキル博士】パリでヴァン・ヘルシングが対決してきたモンスター。ハイド氏に変身すると、手の付けられない怪力で破壊を尽くす。最後は墜落死という怪物らしくない死を遂げた。

【ドラキュラの花嫁】セクシーな衣装でドラキュラに身をささげた女性たち。変身すると、飛び回れる羽を持つことが出来るが、その姿はおぞましいミイラのような化け物になる。

【イゴール】フランケンシュタイン博士の助手を務めていたせむし男。金をちらつかせるドラキュラにホイホイ付いていく、小悪党。この役はケヴィン・J・オコナーが演じたが、この人は「ハムナプトラ」でも裏切者ベニーを演じている。裏切者役が板についた役者だ。

原作では、戦わないおじいちゃん

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アムステルダム大学の名誉教授であるヴァン・ヘルシング教授。60歳という歳を重ねた精神医学者だ。好奇心旺盛で、いろいろなことに興味を持つ。その知識を頼り、様々な問題を抱えた者たちが彼の家を訪れた。

近所のもめごとから殺人事件まで、興味を持った事柄には最後まで首を突っ込んできた教授。その中で、一番興味をそそられた事件が「少女の変死事件」だった。奇妙な点が多すぎる。事件現場が少女の寝室、そして遺体からは血が一滴残らず抜き取られていた事。

この事件をきっかけに、ヴァン・ヘルシング教授は吸血鬼研究へと没頭していくことになる。彼の手足となる若い教え子たちへ、吸血鬼退治のアイデアを指示していく…。といった物語だ。

原作では、おじいちゃんなので派手なアクションは描かれない。映画と大きく違うところは、そこだろう。ヴァン・ヘルシング自身が直接モンスターと対峙し、武力によって敵を倒していく様はスカッとさせる。

原作で描かれてるような、ニンニクや十字架で退散する軟なモンスターでないのも、ワクワクさせられる一環だ。次々と繰り出される時代錯誤の武器や、イケメン・美女を多く見られるのも嬉しい。

ゴシックホラー:吸血鬼ドラキュラのスピンオフ物語だが、ヴァン・ヘルシングに視点を置くとアクションアドベンチャーになってくのが、とても面白い作品だ。

【ネタバレ注意】激闘の果て、まさかのラストに驚愕!

狼男になったヴァルカンとヴァン・ヘルシングは激戦を繰り広げる。その戦闘中に狼男に噛まれてしまうヴァン・ヘルシング。このままでは、自分が狼男になってしまう。まだ変身には猶予があると知った彼は、アナ救出へと向かった。

その頃、ヴァン・ヘルシングの相棒:カールは、ドラキュラの唯一の弱点を見つけ出す。それは、狼男に噛まれること。狼男に変身したヴァン・ヘルシングは、ドラキュラに嚙みつき退治することに成功。後は、元に戻る薬を見つければヴァン・ヘルシングに戻ることが出来る。

カールとアナは薬を見つけ出し、ヴァン・ヘルシングの元へと駆けつける。薬が入った注射を打とうとした瞬間、アナは狼男になったヴァン・ヘルシングに殺されてしまう。薬の効果で元に戻ったヴァン・ヘルシングは、アナの亡骸を見つめ叫ぶ…。

実は、ヴァン・ヘルシングの謎はこの映画では明かされていない。どうして不死身なのか?どうして記憶が無いのか?いったい彼は何者なのか?謎を残したままラストを迎えた。モヤモヤした気分なのは、筆者だけではないはずだ。

ヒュー・ジャックマンだからこそ楽しめた!



ドラキュラから「ガブリエル」と呼ばれている通り、ヴァン・ヘルシング=大天使ガブリエルなのでしょう。昔からの因縁があるような会話から、ドラキュラ=悪魔だとすると、キリスト教でいう天使と悪魔の関係だと解明できる。

もっと推測することもできるのだが、やめておこう。なぜならこの映画「ヴァン・ヘルシング」は、続編ありきで作られた映画なのだ。ハリウッドには良くある話だが、シリーズ化して後々秘密が明かされていく手法を取っているようなのだ。

しかし、続編の話は上がっては消え、上がっては消え…。とうとうトム・クルーズでリブート化(再起動・新たに作り直す)の話が出る始末。ぜひ、ヒュー・ジャックマンの「ヴァン・ヘルシング」の続編を作って貰いたいものである。

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