ぬらりひょんの孫強さランキングTOP10!妖怪の頂点に立ったのは……

週刊少年ジャンプ連載作品、『ぬらりひょんの孫』。2回に渡ってアニメ化もされた人気妖怪漫画です。数々の『畏れ』を持つ妖怪たち、妖怪を滅する陰陽師、妖怪と人間の交わりから生まれた者----。個性的なキャラクターがひしめくこの漫画での最強は誰なのか、ランキングしてみました!

「ぬらりひょんの孫」 大人気妖怪任侠漫画をおさらい!

出典:http://comic-bunko.com

椎橋寛先生が手掛けた妖怪漫画、「ぬらりひょんの孫」。妖怪の総大将ぬらりひょんが率いる奴良組の跡取りとして生まれた奴良リクオ。彼は昼間は人間、夜は妖怪という特殊な立場であるゆえに、多くの壁にぶつかり、多くのものを背負うことになります。

元々妖怪の総大将になどなりたくなかったリクオが、妖怪との戦いを経て、奴良組を背負い、ひいては妖怪と人間のどちらも守るべく成長していく姿が見所の作品です。

そして「ぬらりひょんの孫」が他の妖怪漫画と一線を画すところは、「任侠漫画」という点です。盃を交わし、腹を割った相手との共闘。背中で魅せる大将。そういった漢の浪漫が描かれているのも魅力の一つです。

名だたる妖怪がひしめく中、筆者の主観によるトップ10を発表!もしかしたら、人間も混じっているかも……?

10位 花開院ゆら

出典:http://comic-bunko.com

10位にランクインしたのは花開院ゆら!敵に騙され兄に騙され、猪突猛進気味なところもありますが、陰陽師としての立派な才能の持ち主です。齢13歳にして式神を複数体同時に操れる精神力は、ぬらりひょんや兄・竜二も驚嘆するところです。

さらに彼女を強者たらしめるのは、花開院家歴代当主の中でも使役できたのは少数である、式神・破軍。他の式神と融合することで歴代当主の霊力が使い手の才を増強する術であり、大妖怪・羽衣狐をとらえることのできる術でもあります。

また、御門院家との対決では驚異の三体の式神融合まで成功させ、必殺技・神獣奉弓で大蛇を撃退します。神獣奉弓は禁術に近い技で、それを使うときのゆらはロングヘアになります。いつものショートヘアとはまた違って素敵ですよね。

9位 首無

出典:http://www.nuramago.jp

9位にランクインしたのは、常州の弦殺師の異名を持つ妖怪・首無!一見優男ですが、リクオの父であり奴良組2代目・鯉伴への仁義を通す任侠者らしい一面を魅せてくれます。

首無の武器は紐。紐に畏れを纏わせ鎖のように硬くし、敵を締めたりつるし上げたりする技を持ちます。 それを使い常州で妖怪の殺戮を繰り返していた首無ですが、鯉伴に『本当の強さ』を諭されてからはその荒々しさは鳴りを潜めていました。

しかし、己の主であるリクオにため口で接する遠野勢に「礼儀を教えてやる」と言ってイタクと交戦したり、土蜘蛛からリクオを守れずに容赦を捨ててしまったりと、昔の凶暴性はまだ彼の中に残っているようです。優男な見た目とのギャップがたまりません。

首無の強さは腕っ節だけではありません。江戸時代、敵による洗脳状態でありながら、己の脚を刺して正気を保ち、決して鯉伴を裏切るような真似をしなかったり、鯉伴の妻・若菜を守るにあたって不利な戦闘でも見事勝利を収めたりと、その忠義心も彼の「強さ」といえるでしょう。

「大事なもののために命をはれる」のが強さだと諭した鯉伴への仁義を通す首無は、まさしくこの漫画の「任侠」のかっこよさを体現してくれているキャラクターでもありますね。

8位 奴良若菜

出典:http://comic-bunko.com

8位にランクインしたのは、リクオの母・奴良若菜!二代目鯉伴の妻でありながら、組員のお世話もしているお母さんです。中学生の息子がいるとは思えないほど可愛らしい!

若菜さんの強さはなんといってもその茶目っ気と精神力の強さ。前妻である山吹乙女を失い、影を落としていた鯉伴に寄り添い、彼を幸福に導いた女性です。首無曰く、「二代目の宝」。奴良組の守るべき光なのです。

また、妖怪に殺されかけたときにはなんと隠し持っていた拳銃で発泡!「こういうの憧れてたのよ」と可愛らしい笑顔でいう姿は、肝が据わっているというか天然というか……。さらに出入り前の決起集会に参加する息子・リクオをマイペースにも呼び出すなど、その天真爛漫ぶりは留まることを知らず……。さすがのリクオも若菜さんには形無しです。

7位 十三代目秀元

出典:http://www.nuramago.jp

7位にランクインしたのは、十三代目花開院秀元!歴代当主の中でもっとも才あると名高い当主です。ゆらの召喚した破軍の一部として登場しますが、その霊力の高さは歴代当主の中でも一人だけ実体を持つことができるほど。

彼は京の大妖怪・羽衣狐を封印し、京に妖が入れないよう400年も持続する結界を施した桁外れの才の持ち主です。また、羽衣狐の息子であり、花開院家の大敵・鵺こと安倍晴明を斬るための妖刀・鵺切丸を作ったのも彼。ぬらりひょんでさえ一太刀浴びれば傷口から妖気が失われていくほどの刀です。

そんな才に溢れる彼ですが、妖怪であるぬらりひょんと懇意にしていたり、ゆらをからかったりと、お茶目な面も多々あります。厳格なだけではなく、柔軟な姿勢も「才」のうちなのかもしれませんね。

6位 土蜘蛛

出典:http://comic-bunko.com

6位は遭遇してはならない妖・土蜘蛛!古くから京を荒らし回る大妖怪です。その巨体、大きな牙、六本の腕など見た目からしてインパクト大です。その破壊力は、十三代目秀元が正面から戦わずに言葉巧みに騙すことでなんとか封じることに成功したほど。彼の前ではリクオの百鬼夜行も一度無残に破壊されています。

しかしそんな彼も「弱い」と言われた過去があります。それは兄の言葉で、曰く、大地に足を踏ん張って、大地の力を借りるのが本当の「土蜘蛛」だと。土蜘蛛の一族はそうやって里や一族を守り抜いてきました。一度はそんな強さを認められず里を出て行った土蜘蛛ですが、御門院水蛭子への敗北をきっかけにその強さに目覚めます。破壊だけでなく、守ることも出来るようになった土蜘蛛。本当に手強いのはこれからかもしれませんね。

5位 羽衣狐

5位は京の大妖怪・羽衣狐!古より京都の中枢に巣食ってきた転生妖怪です。何といってもその圧倒的な戦闘力とカリスマ性が魅力。何しろ相手取るのに一匹でも苦戦する京妖怪をまとめあげる妖怪です。

9回もの転生を繰り返した彼女は九尾の妖狐。「二尾の鉄扇」「三尾の太刀」「四尾の槍」など、尻尾を使った技を持ち、転生を繰り返すごとに強くなります。依代となっているのは人間なので、対妖怪の封印が効かないというのもポイントです。

彼女は鵺・安倍晴明を生む母体として京妖怪に祭り上げられていました。清明に忠誠を誓うためその母である羽衣狐に付き従っていた妖怪も居ますが、中には羽衣狐自身に忠誠を誓っていた者も数多くいます。狂骨やがしゃどくろはその代表ですね。 こんなに綺麗なお姉様だったら筆者も絶対についていきます。

羽衣狐は転生妖怪。依代である人間の身体が朽ちれば、また新たな人間を依代とし、時代を超えて何度でも現れます。しかし、京都でのリクオとの戦い後、彼女は何とそのときの姿のままで蘇生!

御門院家、ひいては安倍晴明との戦いのためにぬらりひょんが蘇生させたのですが、彼女は厳密に言うと「羽衣狐」ではありません。依代となっている鯉伴の前妻・山吹乙女と羽衣狐が混ざり合った存在……全ての妖怪を慈しむ『母なる妖怪』となったのです。

「羽衣狐」「山吹乙女」のそれぞれが関わり愛した存在の、すべてを愛するのが今の彼女です。守るべきものが多くなった彼女の志はもはやリクオと同じです。そんなふたりの鬼纏が清明を打倒したのも頷けますね。

4位 安倍晴明

出典:http://comic-bunko.com

4位は平安の世の支配者、安倍晴明!羽衣狐と人間の父との間に生まれた彼の最初の志は、リクオと同じく「人と妖が共存する世界」でした。しかし羽衣狐が人間に討たれてからは、妖が人の上に君臨する世界を理想とします。

元々才のある陰陽師である彼は、反魂の術によって再びこの世に生まれることで、未来永劫世界を統治することを目論んでいました。人と妖のハーフである彼ですが、やってることが人間離れしすぎていてもはや妖怪にしか思えませんね。

出典:http://www.nuramago.jp

完全復活した清明の力はとどまるところを知りません。星の動きさえも操る「天文操作」、そしてそれによる「永劫輪廻」は局地的に重力を操ることで妖を消滅させてしまうほどの威力を誇ります。

狂骨やリクオもこの技によって半身を抉られてしまいます。エグい!の一言に尽きる技ですね。弱きものを愚かと断じる清明にとって、ほとんどの弱い人や妖は要らない存在なのでしょう。千年の時を越えて復活した清明は、まさしくあらゆる意味で規格外です。

3位 奴良リクオ

出典:http://www.nuramago.jp

3位は奴良組三代目・奴良リクオ!昼と夜の顔を併せ持つ彼には、それぞれの強さがあります。昼のリクオは対話で、夜のリクオは力で人を惹きつけます。単純な腕っ節でいえば夜のリクオの方が強いですが、昼の彼も捨てたものではありません。

しかしそうは言っても昼も夜も同じ「リクオ」。二重人格とも少し違うのでしょう。リクオの心の中ではたびたびふたりは会話をしていますが、それでも彼らはひとりで、想いは同じです。リクオはかつて父が言ったように、「人と妖のかけ橋」になろうとしています。人と妖が共存できる世……容易に叶えられることではありませんが、人と妖の血を持ち、人と妖に囲まれて育った彼ならきっと成し遂げられるでしょう。

人と妖の血が混じる彼だからこそ出来る技が「鬼纏」。リクオの「人間の部分」に、盃を交わし信頼した妖の力を纏う技です。鬼纏った妖の畏れを大砲のように放つ「畏砲」と、リクオと鬼纏った妖とのふたりの畏れをかさねる「畏襲」があり、敵によってその手法を変えられるのが良いところです。

もちろん鬼纏う妖とリクオの力が掛け合わされるわけですから、強い妖を鬼纏うほどその力も強くなります。特に、生命を倒した羽衣狐との鬼纏・「黄金黒装鵺切丸」は最強といえるでしょう。人と妖のどちらも大事にし、共存を目指した彼だからこそこの技を使うことができたし、最大の敵である清明を打倒することができたのですね。

2位 ぬらりひょん

出典:http://www.nuramago.jp

2位は初代妖怪の総大将・ぬらりひょん!ご存知魑魅魍魎の主です。若い頃はリクオにそっくりですよね。彼の強さは力もそうですが、とにかくそのカリスマ性。任侠者として非常に粋で、気持ちのいい男です。彼の畏れに魅せられた者が彼の背中についていき、それがいつしか百鬼夜行となりました。

ひらたく言えば「憧れ」の的になる存在、それがぬらりひょんです。どんなに強い妖もどんなに美しい姫も、彼の畏れには敵わなかったようです。のらりくらりと人の心の中に住み着く妖怪、ぬらりひょん。おかげで交友関係は広いようで、妖怪の身でありながら、陰陽師・十三代目秀元とも酒を酌み交わしていたようです。

そんな彼の心を射止めたのは、珱姫という美しい姫でした。鯉伴の母、リクオの祖母にあたる人間です。彼女が羽衣狐に拐かされたと聞いたぬらりひょんは、「羽衣狐はまだお前の勝てる相手ではない」という周りの静止も聞かずに珱姫を取り戻しに行きます。

惚れた女のために命をも張る覚悟、そんな彼に結局はついてきてしまう妖たち、ぬらりひょんが背中に背負う百鬼……珱姫を取り戻そうと奮闘するぬらりひょんの様は、まさしく彼の纏う「畏れ」を強く感じます。とにかくカッコイイ。それが彼の強さですね。

1位 奴良鯉伴

出典:http://comic-bunko.com

1位となったのは、奴良組二代目・奴良鯉伴!奴良組の最盛期を率いた彼の強さは、父譲りの粋な生き様!首無や毛倡妓、黒田坊など、今の奴良組を支える面々の中には、鯉伴に惚れ込んで奴良組に入った者も数多く存在します。

首無には「大事な仲間のためには命を張れる」「そっちの方が粋だと思わねぇか?」と本当の強さを諭し、黒田坊には「一目見たときから」「強えと思ってたんだぜ」と正面切って彼の強さを認めるなど、百鬼夜行の主として大きな器を持っています。

鯉伴はリクオのように一日のうちで姿が変わることはありませんが、それでも妖と人間のハーフ。当然人間の血も半分持っています。そんな彼が編み出した技が、彼の人間の部分に妖をとりつかせる「鬼纏」です。

鬼纏う妖と鯉伴との信頼関係が無ければできない技ですが、ためらいなく「人間の部分」を信頼した妖に預けることができるのが鯉伴の強さであり、そんな彼だからこそ、妖も彼に自分の畏れをあずけることができるのでしょう。人と妖との共存を体現していた彼こそ、「ぬらりひょんの孫」の頂点に相応しいのではないでしょうか。

ぬらりひょんの孫 大江戸奴良組始末 (JUMP j BOOKS)
大崎知仁
集英社
売り上げランキング: 410,541