映画 悪の教典で10倍怖がるための6つのトリビア!\t

公開当時かなりの人気を博した話題作の悪の教典はもう観ましたか?映画好きであれば絶対に観ておきたい同作の魅力を紹介していきます。

戦慄のサイコスリラー「悪の教典」

「悪の教典」という映画をご存知ですか?原作は貴志祐介による小説作品が元となっています。映画は2010年の7月30日に全国で公開されたのですが、当時は大きな話題を呼びました。ジャンルとしてはサイコ・ホラー物の映画となっています。

同作は第1回山田風太郎賞第144回直木三十五賞候補第32回吉川英治文学新人賞候補2011年本屋大賞ノミネートなどと多くの作に選ばれるほどの名誉ある作品となっています。

物語の舞台となるのは不良生徒やモンスターペアレント、裏サイトなどと多くの問題を抱える町田市の高校です。その学校に勤める英語教師の蓮見聖司は表向きは有能で生徒にも好かれている先生ですが、裏では自分の気に入らない人間を次々に殺害して行く正真正銘のサイコキラーでした。

学校の関係者の何人かは蓮見の行動に疑問を持ち始めるのですが、彼はその人間たちも殺してしまいます。修学旅行など様々なイベントが学校では起こっているのですが、その間にも蓮見は生徒を次々と消し去っていきます

そして、文化祭の準備をしようと学校に生徒が泊まり込んでいた夜に悲劇は幕を開けます。蓮見は学校中の人間を抹殺しようと試みますが、最終的には生き残ったたった二人の生徒によって蓮見は逮捕されます

トリビア① 「悪の教典」の作者、貴志祐介は稀代のホラー作家

悪の教典の原作を執筆した著者は貴志祐介という方なのですが、この方、実はホラー作家として名の知れた有名な小説家なんです。ちなみに彼は日本推理作家協会日本SF作家クラブ会員であり、本格的なホラー小説を書くことで知られています。

出身は大阪府となっていますが、学歴としては京都大学経済学部出身のエリートです。幼い頃から読書が趣味だったそうで、中学生時代から本格的にミステリ小説やSF物にハマり始めたそうです。30歳の時に当時勤務していた朝日生命保険を退職し、小説家としての道を歩み始めました。

現在ではハヤカワ・SFコンテスト日本ホラー小説大賞、日本SF大賞、山田風太郎賞など数多くの賞に輝いています。貴志祐介の有名な著書としては「鍵のかかった部屋」「悪の教典」「狐火の家」などの作品があります。

トリビア② 監督の三池崇史はバイオレンス映画の旗手

悪の教典の映画の監督を務めたのは三池崇史という監督なのですが、この方もホラーやバイオレンス映画方面では名の知れた有名な監督なんです。1960年8月24日大阪府生まれで、1991年から監督としての活動を開始しています。

幼少期は三重県で過ごし、日本映画大学を卒業後、今村昌平や野田幸男、西村潔など多くの監督の助監督を経て1991年に「突風!ミニパト隊」で監督としてのデビューを飾ります。現在ではコメディからホラーやバイオレンス物まで幅広く制作しています。

彼が担当した「極道恐怖大劇場 牛頭」Vシネマとしては初めてカンヌ国際映画祭に出品されました。また、1998年にはアメリカのTIME誌によって「これから活躍が期待される非英語圏の監督」として10位に選ばれるなど海外からの評価も高いようです。

そんな彼の代表的な作品は「オーディション」「着信アリ」「クローズ ZERO」などがあります。

トリビア③ 悪の教典のテーマ「サイコパス」とは

悪の教典の主役とも言える、伊藤英明演じる英語教師蓮見聖司ですが、彼は生徒や親、それも性別や年齢も問わずに次々と殺してしまう、いわゆる「サイコパス」として作品内で描かれています。このサイコパスというのが映画全編を通してのテーマになっているのですが、サイコパスのちゃんとした定義って知っていますか?

インターネットでサイコパスと検索すると様々な情報がヒットしますが、医学的な意味を参照すると、「反社会的人格の一種を意味する心理学的用語であり、精神病質者をサイコパスと呼ぶ」と定義づけされているようです。定義の項目としては「良心が以上に欠如している」、「罪悪感が皆無」、「慢性的に平然と嘘をつく」、「自尊心が過大で、自己中心的な思考」などがあるそうです。

まさに映画に登場する蓮見聖司そのまんまという感じの人となりですね。実際に身近にいたら相当危ない人でしょうね。

トリビア④ 劇中の小ネタに戦慄…「モリタート」とは?

「モリタート」というものが映画を見ていると途中で登場します。蓮見聖司が人を殺す時に口笛で吹いているのがこのモリタートなのですが、これはもともと今から半世紀以上も前の1931年に公開された「M」という映画がありました。その映画に影響を与えたと言われているのがさらに遡り、1928年に発表された演劇、「三文オペラ」です。

この劇はイギリスの戯曲を改変したもので、泥棒の頭メッキースと娘のとの結婚を阻止しようとする作品でした。この作品が大ヒットしたことにより、劇中歌も有名になりました。その劇中歌が「メッキー・メッサーのモリタート」です。これの英語版が「マック・ザ・ナイフ」でジャズナンバーとして有名な曲のようです。

この歌の歌詞は全体的に殺人をほのめかすような内容の歌詞で、蓮見聖司が歌うにはぴったりだったのでしょう。また、アメリカ時代の回想シーンでは相棒とマック・ザ・ナイフに関して話し合う場面があり、ジャズファンには印象深いシーンでしょう。

トリビア⑤ 悪の教典に大島優子が激怒!?

女優の大島優子は悪の教典の映画公開当時はまだAKB48に所属していて、特別上映会にAKB48のメンバーとして参加しました。しかし、悪の教典の上映が終わると、大島優子はすぐに会場から出て行ってしまいました。鑑賞後、彼女は肩を震わせ、号泣しながら控え室に戻ったそうです。

しかし、このイベントのギャラとして多額のお金が大島優子には支払われていて関係者はこの行為に激怒したそうです。その金額はなんと上映会のみで100万円以上にも登るそうです。その後彼女はマスコミの前で、「私はこの映画が嫌いです。命が簡単に奪われていくたびに涙が止まりませんでした。」と発言しました。

しかし、当時彼女はAKB48の人気ナンバーワンで実質的なトップということもあり、誰も文句は言えなかったそうです。この言動に対し、ネット上では「プロとしての意識が足りない」との批判が相次いでいました。

トリビア⑥ 悪の教典の続編が制作される!?

悪の教典は貴志祐介原作の小説を映画化、スピンオフドラマ化、漫画化と様々な形で公開されましたが、映画版に関しては続編の登場を期待するファンがとても多いです。映画のクライマックスでは文化祭前日に準備の為に学校に泊まり込んでいる生徒たちをクレー射撃用の散弾銃で次々と銃殺していきます。そんな中でも夏越雄一郎と片桐怜花は偽の死体を使い、なんとか生き延びます

そして、映画の最後では「TO BE CONTINUE」という言葉が残されているので続編の可能性は十分にあるのではないでしょうか?しかし、今現在は小説の新作も続編の映画の制作も発表されていません。僕は個人的にですが、これは三池崇史監督の粋な計らいで原作者である貴志祐介に続編を熱望する言葉だと感じました。

しかし、原作者である貴志祐介の頭の中にはすでに続編の構成があるようで、実際にもう執筆に取り掛かっているなんて噂もあります。また、映画の最後で蓮見聖司は自分には後継者がいるというような内容の言葉を残して警察に連行されます。この最後の一言も非常に続編への期待を高まらせてくれる一言になっていますよね。

また、漫画版では蓮見聖司が警察に連行され、禁錮25年の判決が言い渡されるところまで描かれているのですが、20数名殺害しておいて25年で出られるはずはないです。そこらへんのストーリーに関しても続編があれば言及されてくるでしょう。