寄生獣の名言&名シーン25選!未知との共生を描いた名作SF漫画!【ネタバレ注意】

20年以上も前の漫画にも係わらず、アニメ、実写へ現代でも躍進し続け人を惹きつけてしまう「寄生獣」の名言や名シーンを紹介。そこには人間という生物のすばらしさや脆さ、醜さが集約しています。

年代を超えても人の心を魅了する「寄生獣」とは?

寄生獣は、作者岩明均がアフタヌーンで1988年~1995年まで連載して全10巻で完結しています。SFの要素を含みつつ日常を描き、宇宙から地球に落とされた謎の寄生生物が物語の中心にあります。寄生生物は人に寄生して完全に脳を乗っ取り、人間を食い殺すことを目的としていますが、そこで鍵を握るのは右腕に寄生されたにも係わらず脳は人間のままであるという奇妙な状況に置かれた主人公の泉新一です。

寄生生物は一体何のために地球に来たのか?人間はそんな侵略者のような寄生獣とどう向き合うのか?ただのSFではなく、人が生物としてどのようにこの地球で存在して行くことができるのか、というテーマを投げかけている作品でもあります。

「寄生獣」名言、名シーン25選!

寄生獣には数々の名シーンや名言があります。死に直面しているからこその本音だったり、純粋な生物としての想いやそこから生じる戦いが描かれています。それらをとおして人間とはどんな存在なのか?他の生物と比べてどう違うのか?などいろいろ考えさせられることもたくさんあります。

第25位 シンイチ、雇われた不良を一掃する!

パラサイトに寄生された田村玲子が新一の体の秘密を探ろうと、4人の不良を雇い新一を襲うように指示を出します。見た目も悪そうで体格もごつく、喧嘩慣れしていそうな4人だけに絶対絶命と思いきや新一の動きは次元の違うものでした。

相手の動きがはっきりと見えていて、その中でも冷静に対応し手加減をする余力があるほどの実力差で相手を圧倒しました。これほどすかっとさせる勝ち方もなかなかないぐらいです。

第24位 田村玲子、仲間のパラサイトを一蹴!

パラサイトの中でも冷静沈着で頭の切れる田村玲子。田村は同族にも敵意を向けられており、作中ではパラサイト3匹が結託して田村を急襲します。何も考えず人数がいれば圧倒的だと考える相手とは違い、田村玲子は自らの体の能力を上げる努力や策をフルに活用します。

並みのパラサイトなら3人に囲まれてしまったら殺されて当然ですが、やはり田村玲子は違います。パラサイトでありながらも頭脳を生かして冷静に戦うことで劣勢をあっさりと覆してしまうところが流石!と感じてしまいます。

第23位 「この種を食い殺せだ!」

田村玲子が口にした言葉ですが、パラサイトそのもののことを分かりやすく表現しています。人間には地球上で天敵というものが存在せず、生物の中で自らが一番だと思っています。そんな中で現れた寄生生物は正に人間の天敵と言える未知の生物なんです。

そんな人間を捕食する天敵が口にした言葉だけに重みがあり、人間はいつまでも地球上で安心に暮らせるとは限らないんだぞ!という警告をしているような感じがしますし、いかに人間が傲慢だったのかを思い知らされます。

第22位 幼い新一をかばう母親

幼い新一の頭上に揚げ物に使用していた高熱の鍋が落ちそうになった時に、咄嗟に手を出して鍋を直に掴む母親の姿に衝撃を受けます。しかしこれが後の伏線にもなっているのですが子どものことを一心に思う気持ちが真っ先に出たことを表す状況でもあります。

おっとりとしていて、どこか天然な母親ですが、息子の危機と感じた時にわが身を呈してまで行動に移すこと姿に深く感動してしまいます。その後の展開にも繋がる重要なシーンだけに母と子の絆の深さを考えさせられるワンシーンです。

第21位 完璧パラサイト後藤との最後の戦い!

寄生獣の最大の見せ場はなんといっても後藤との一騎打ちです。過去に対戦した時はお互いの様子見といった程度で本気での戦いではありませんでした。それが包み隠すこともなく全てをぶつけて戦うのですから熱が入ってしまいます。

パラサイト代表と人間代表がその存在の意味を賭けて戦うようなものなので、純粋な闘争でありながらも異生物同士の戦いであり、そこにはメッセージが込められてあるので、人間とは何なのか?ということを考えさせられてしまいます。

第20位 「悪魔というのを本で調べたが……いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ」

人間が地球上でどのような存在なのかということを客観視して言葉の話せない動物の代弁をしているかのような言葉です。人間は地球に対して害になることしかしておらず、この先住み続けているだけで地球は亡びてしまうということを示唆する意味があります。

ミギ―から見たら人間もパラサイトに喰われても自然な流れだと思っているはずです。弱肉強食が自然界に存在するからこそ人間が常に優位に立っているとは限らないということです。

第19位 迫るパラサイト!絶体絶命の里美の救出劇!

パラサイトでもある同級生の島田が学校内で暴走し側にいる人間を見境なしに殺していきます。そこには新一の彼女でもある村野里美の姿も……絶対絶命の状況で逃げようにも足がすくんで逃げられません。そんな時に新一は必死に里美を探します。

やっと見つけた里美と迫りくる島田の気配に新一は不可能とも思えるような脱出方法で危機を逃れます。一面血の海で冷静な判断が難しい中、迷うことなく的確な判断をして里美の救出をする新一の強さにはかっこよさを感じてしまいます。

第18位 ゴルゴ13並み?数百メートル離れた場所から石による狙撃

 

19位に挙げた村野里美の救出からの一連の流れになりますが、暴走した島田の最後のシーンは衝撃的です。その理由は「島田をここで殺さないと被害者がたくさん出る」と思い、島田のいる学校から数百メートル離れたビルの屋上に立っているところから始まります。

そこから何をするのかと思いきや、ミギ―の力を借りて学校の屋上にいた島田めがけて石を投げます。弾丸のような速さの石が針の穴に糸を通すように島田の心臓を突き抜け、背後の壁にめりこんでしまいます。新一の身体能力+ミギ―の力が融合された攻撃です。

第17位 「ひょっとしてお前……鉄でできているんじゃないのか……」

母親を失い父親が意気消沈している中で新一は成長し続けていました。パラサイトと出会い、殺し合いにも参加することにより肉体も精神もどんどん強くなっていきました。しかしそれは日々の生活で停滞している父親とは真逆の存在であるためにふと父親が口にしてしまいます。

嫌味を含みながら話してしまったことを父親も後悔しつつ、その言葉を真摯に受け止める新一の姿にも悲しさを感じてしまう言葉です。

第16位 村野里美にミギ―のことを話したいが、言えない!

ずっとミギーのことで悩んでいた新一が恋人である村野里美にも怪しまれるようになり、言おうかどうするか悩むシーンがあります。ミギ―のことを話すことで彼女を危険に晒してしまうこともあるが、話して楽になりたいという葛藤がそこにあります。

里美は受け入れる覚悟があるように振る舞っているのですが、新一はあくまでも自分一人で背負うことを決断します。2人の思いが交錯するシーンでもあるので複雑な気分になってしまいます。

第15位 「イヌの形をした肉だ」

ミギーが寄生したばかりの新一なら絶対に口にしない言葉です。新一もパラサイトとの係わりや自らの肉体の変化から心がどんどん強くなっていくのと同時に失われていく感情がありました。この言葉からも分かるように死に対する考え方が変わっているのです。

それをいち早く気が付いたのは彼女の村野里美ですが、新一が知らず知らずにパラサイト寄りになっていくのを必死に繋ぎ止めています。

第14位 探偵倉森の最期

田村玲子に新一の調査を依頼されてからパラサイトの世界を垣間見ることになるのですが、自分はただの人間で深く係わりたくないと途中で引いてしまいます。しかし自分の家族がパラサイトの犠牲になることで彼の心に火を付けます。

自らが殺されることも分かりながらパラサイトについての情報を公にすることを選択し、人間対パラサイトに十分な働きをしました。田村玲子の本心をあえて引き出すところにも見ごたえを感じさせられます。

第13位 「血の色は……赤いな、一応は……」

新一は、人が死ぬ姿を見ても何も感じなくなってしまったことに対して、自分が知らない間にパラサイトになってしまったのではないかと焦ってしまいます。そして思わず頭を木に打ち付けて血の色を確認して出たのがこの言葉です。

パラサイトに殺された人間の死体を何体も見てきた新一だからこそ死に対する考え方が変わってしまいました。しかし理解者もいない中で「自分は人間だ!人間なんだ!」ともがき苦しむ姿が孤独で悲しくなってきます。

第12位 「でもやらなきゃ確実な0だ」

後藤との戦いの場で絶体絶命のピンチになった新一の目の前にあった鉄の棒……唯一戦える武器はこれしかないのですが、ゴミの山の中に先端しか見えないだけに使えるものかも分からない状況でした。そこでやるのかやらないのか悩んでいる時に出た言葉です。

どうあがいても勝ち目がないのだからやれることはやろう!という意思表示でもあり、吹っ切ることができたからこそ思い切った攻撃にも繋がりました。悪いことばかりを考えてやらないよりも、やってみなくては分からないという言葉です。

第11位 新一、母親に殺される!

新一の母親がパラサイトになってしまい、家で新一と鉢合わせしてしまいます。その時、新一はどうしていいのか分からず、動揺して現状を受け入れることができなくなってしまいます。ミギーは以前の母親ではないと話すのですが新一は受け入れません。

ミギ―との意思の疎通もできない新一に母親の姿をしたパラサイトは容赦なく襲い掛かり、新一の心臓を貫いてしまいます。母親を殺すことなどできない!という思いが伝わってくるシーンです。

第10位 「穴だ……穴が空いている……」

新一の胸にはパラサイトによって一度開けられた穴がありますが、それは心臓の穴の話しなのですが、それと同時に心にも穴が空いてしまったことをずっと気にしています。無感情、無感動、まるで自分が機械になってしまったような感じです。

肉体の心臓と感情の心のふたつを掛け合わせた言葉で、新一の苦悩をそのまま表現している言葉でもあります。自分は人間ではなくなってしまうのか?パラサイトと共有している新一にしか分からない恐怖があるのです。

第9位 広川市長の最期

十数名のパラサイトを束ねている大本と言われていた広川市長でしたが、警察にマークされ最期は銃弾に倒れてしまいます。全員がパラサイトの親玉を殺した!と歓喜するのも束の間、意外な事実が……広川市長は、まさかの人間

これには読者も驚きを隠せないはずです、パラサイトの理解者が人間だったのですから……しかし広川は地球上に不必要な存在が人間であり、その救世主はパラサイトだと信じているのでその気持ちが通じたのかもしれません。

第8位 加奈のはかない恋の結末

新一のことを好きだった加奈が死んでしまうシーンは、新一を追い求める末の結末だけにとても悲しいです。パラサイトに身を貫かれても新一がその場所に来たことで救われた部分もあります。それでも一途に好きだと思う加奈の気持ちはずっと前からあり、そのアピール仕方も死ぬまでの伏線になっています。何で死んでしまうの?と思わず叫びたくなります。

加奈は新一の彼女である里美とは違った魅力があり、作品上で2人しかいないヒロインだけに目立つ存在でもありました。

第7位 「これが……死か……」

ミギーが自らの体が枯れていくのを感じ死をはっきりと意識した時に出た言葉です。たくさんの同族の死を見てきたミギーですが、それを自分も迎えてしまう!という生々しい言葉にも聞こえます。機械的だったミギーが感情を出している場面でもあるのでたった数文字ですが伝わってくる熱はかなりのものです。

第6位 田村玲子の最期

田村玲子は、自らが子どもを産むという体験をきっかけに自分の存在と捕食の対象である人間のことがよく分からなくなってきていました。警察官に包囲され絶体絶命の状況ではありましたが、パラサイトの力を持ってすれば脱出も可能でした。それなのに自ら抱えている赤ん坊を守ることを最優先として弾丸の雨を浴びて死を選びました。そこには人間に憧れていた田村玲子の姿があり、悲しくも心に残るシーンとなりました。

第5位 「新一くん……帰ってきたの?」

パラサイトとの戦いの連続で心が鋼のように強くなってしまった新一は魅力的な存在でもありますが、村野里美は求めていませんでした。自分の知っている新一は違う人間になってしまったのだろうか?あの時家を出たっきり帰ってきていないのではないか?という全ての不安を払拭した言葉です。

田村玲子の最期の姿をきっかけに死に対しての感情が戻った新一を見て、里美は本来の新一が帰ってきたのだと感じていました。近くで新一をずっと見てきたからこそ言える言葉でもあります。

第4位 敵は母親の体を乗っ取ったパラサイト

パラサイトになってしまった母親と殺し合いをせざるを得なくなった新一ですが、身体能力では圧倒的に新一の方が有利でどんどん相手を追い詰めていきます。しかし最後の最後で体を両断しようとした時に腕のにある火傷を見て思いとどまってしまいます。それは母親が身を挺して自分を守ってくれたことの証でもあるので、その体を切り刻むことができないと本能で感じてしまったのです。

パラサイトになったが、体は母親そのものというところが新一にとっても究極の選択ですね。

第3位 「なにやってる!このまぬけ!はやくいけ!」

ミギーが初めて我が身を犠牲にしてまでも新一を助けようとした時に出た言葉です。ミギーは自分の利になることしか考えていませんでした。自分が危険になるようなことは一切避けていたのです。それが新一と生活を共有することでいつしか感情が芽生えていたのです。そして新一を助けたことが間違いではないと考えているだけに深い言葉になっています。

出会った当初から徐々に変わっていくミギーの心境の変化の一番の山場とも言えます。

第2位 「いつまでもメソメソするんじゃない 疲れるから自分で持ちな」

ミギーがいなくなった後の話ですが、殺人鬼に殺されそうになったときビルから落ちる里美を救おうと手を伸ばすが、届かない!そんな馬鹿な!!落ちる里美を見ながら絶望した瞬間に頭の中に声が聞こえてきたのがこの言葉です。

はっと我に返ると何故か里美の手が右手に握られて助かっています。いなくなったはずのミギーが力を貸してくれた?そんなことを考えさせられつつも救われて本当に良かったと思えるシーンでもあります。

第1位 「ごめんよ……きみは悪くなんかない……でもごめんよ」

人間とパラサイトの関係性の見せ場がこのシーンであり、この言葉です。これはパラサイト代表とも呼べる後藤にとどめをさすかどうかで悩んだ時に決断して出た言葉ですが、この中にたくさんの意味があります。

人間は、地球を破壊することしかしない傲慢な生き物なのに、純粋に生きている生物の命をこちらの都合で一方的に絶っていいのだろうか?という生物同士での対話になります。しかし新一は自分の周りの人間のことを考えて決断するのですが、誰も彼を責めることなどできない!と思ってしまいます。

今から見直しても新鮮で斬新な内容

未だに熱烈なファンのいる「寄生獣」は、作品の中に込められた名言や名シーンが数多くあるから支持されてきているのだと思います。見たことがないけどどうしよう?実写映画から入ったけどアニメや原作はどうなの?など全てを見ている人は少ないはずです。

漫画、アニメ、実写とそれぞれの魅力があり、アニメや実写は作風を原作から少し変えてあるので違った意味で見る楽しみがあります。面白い作品は月日が流れてもいつまでも残っていくものです。

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