東京レイヴンズが面白すぎる!原作で起こる衝撃の展開をネタバレ覚悟で紹介!

巧みな伏線から人気を博する名作の東京レイヴンズ。今回はそんな東京レイヴンズの気になる原作の展開をネタバレしていきます。本当にガッツリバラしていくので、ネタバレを避けたい方は絶対に絶対に読まないでください。

【ネタバレ注意!】東京レイヴンズとは

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『東京レイヴンズ』はあざの耕平による「学園陰×陽ファンタジー」のライトノベルです。2017年5月現在で本編14巻+短編が4巻の計18巻が発売されています。幾重にも張り巡らされた伏線と丁寧に作り込まれた世界観から人気を博する名作です。1巻1ページ目からトリックが仕掛けられており、読み進めるごとに印象がガラリと変わる巧みな構成は、正に圧巻です。

今回はそんな東京レイヴンズのストーリーを紹介したいと思います。記事の性質上、この作品の醍醐味である「トリック」部分をネタバレしていきます。ミステリー小説の犯人を紹介するようなものなので、原作未読で本編を100%楽しみたい方は絶対に読まないでください。――絶対だ!絶対だぞ!

丁寧に作り込まれた世界観がウリの和風ファンタジー

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――ということで、まずは土台となる『東京レイヴンズ』のあらすじや主要キャラクターをおさらいしていきます。作品の舞台は、半世紀前に「土御門夜光」という天才的な陰陽師がある儀式に失敗し、東京で「霊災」と呼ばれる災害が多発するようになってしまった世界。この霊災を祓うために陰陽師が活躍し、公的に認められた存在となっています

そんな中、陰陽師の間ではある噂が流れていました。曰く、『土御門夜光は半世紀前に行われた儀式「泰山府君祭」に成功しており、実は現代に転生している』と。そして、その生まれ変わり先と目されているのが、土御門家次期当主の「土御門夏目」です。夏目はこの噂のせいで危険な事件に巻き込まれてしまうことになり、それを見た幼馴染の春虎が彼女のために奮闘します。

土御門春虎

ここからは、そんな作品で活躍する主要キャラを紹介します。この作品の主人公である春虎は、土御門家の分家の息子で夏目の幼馴染です「夏目ちゃんの式神になる」と約束し、陰陽師に憧れていた幼少期は今話昔。陰陽師になるためには必須である、霊を見る力「見鬼」の才能がないことが発覚し、田舎で腐っていたヘタレです。

しかし、1巻の冒頭で夏目と再会。その時の事件をきっかけに再び本気で陰陽師を志し、陰陽塾に入学します。以来、才能がないなりに約束通り彼女をしっかり守ろうと奮闘中。夏目から寄せられる好意に何年も気づかない鈍感野郎でもあり、愛称は「バカ虎」

土御門夏目

夏目はこの作品のヒロイン。土御門家本家の次期当主であり、才能あふれる天才児。その才能から土御門夜光の生まれ変わりである、と噂されており、様々な事件に巻き込まれてしまいます。生真面目な性格で普段は割と無理をして優等生を演じています。

その性格から「土御門家の跡取りたる者、他家に対しては、男子として振る舞うべし」というよく分からない『しきたり』も律儀に熟し、塾へは男装して通っています。ただ、根は気弱で人見知りな普通の女の子なので、見栄を張り過ぎて失敗することもしばしば。割とポンコツです。

コン

コンは春虎の式神で、この作品のもう1人のヒロインです銀髪キツネ耳のかわいいロリっ子で、忠犬ハチ公もびっくりな忠義者。春虎に絶対服従を誓っており、初対面時には感動のあまり訳も分からず涙を流すほど。

ただ、忠誠心が高すぎるあまり空回りしてしまうこともしばしば。結構過激派で春虎様に狼藉を働こうものならノータイムで脇差を抜いて襲い掛かってきます。ちなみに、アニメ版では全然予告しない予告コーナーを担当していました。――シュッと刺して捻る。

土御門夜光

土御門夜光は、物語のすべてのカギを握る存在です。半世紀前に活躍した稀代の天才陰陽師で、現代風にアレンジして実践レベルにまで昇華させた「汎式陰陽術」を考案。時代に取り残され忘れ去られていた陰陽師に再び光を当てることに成功しました。

しかし、そんな偉業の裏で「ある儀式」を行おうとして失敗。霊災をまき散らすきっかけを作ってしまったため、名声の他に悪名も広く伝わっています。「泰山府君祭」という魂を操作できる儀式を行うことができ、これを用いて未来のある人物に生まれ変わったとされていますが……。

飛車丸



「飛車丸」は、過去「角行鬼」と共に夜光の片腕として活躍したとされる伝説的な式神です。元々は土御門の分家の子どもで、座敷牢に幽閉されていたところを幼い頃の夜光によって式神として外に連れ出されました。大雑把に言うと春虎の大先輩。

夜光の死後、彼の後を追って行方をくらましたとされていますが……。こちらも夜光と同じく、物語の重要なカギを握る存在です。――「お待ちしています。幾瀬、幾歳の彼方で。私は――あなたの式神(もの)ですから」

1部前半は学園ライフと夜行信者との戦いが熱い

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そんなキャラたち活躍する東京レイヴンズ1部前半では、主に夏目を利用して「土御門夜光」の復活を目論む「双角会」との戦いが描かれています。夏目を狙い襲い掛かる刺客を春虎や仲間たちが力を合わせて解決してくストーリーは熱く、とても見ごたえがあります。

恋愛事情も面白く、合間合間に笑えるギャグも挟まるため、重い話も多いですが割りと軽めに読めるのも前半の魅力の1つです。このように7巻までは、バトルあり、ギャグあり、恋愛要素ありの王道な学園ものといった感じの内容でした。

コンは実は……1部後半で衝撃的な事実が発覚!

8巻で衝撃的な事実が発覚

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――が、1部前半はいわばプロローグ。前半も前半で面白いのですが、東京レイヴンズが本領を発揮するのは後半の8巻から。比較的明るかった前半の雰囲気からガラリと一変。次々と新事実が明かされ、物語が確信へと迫っていきます。

この種明かしの部分がとても上手く、7巻にも渡るこれまでの積み重ねがあるからこそ、8巻の衝撃が尋常ではありません。特に、夏目の性別がバレてしまった後の展開が素晴らしい。……誰が予想しただろう。まさかギャグ要素としか思えない夏目の男装が重要な伏線だったなんて……。

実は春虎こそ「土御門夜光」

特に8巻は怒涛の展開の連続でした。なんと――夏目ではなく、春虎こそが夜光の生まれ変わりであることが判明!さらに、強硬手段に出た「双角会」よって暴走状態になった春虎を救おうとした夏目が命を落としてしまいます。

死亡してしまった夏目を生き返らせるために夜光の行った儀式「泰山府君祭」を執り行おうとする春虎ですが……。8巻は様々な事実が明かされ、多くの伏線が回収された節目の話でした。このすべてのきっかけが夏目の性別の露見である点が本当に見事です。

コンの正体は飛車丸!

――が、東京レイヴンズの衝撃はこれだけではありません。恐らく、ここまでは目の肥えた読者なら容易に想像のつく範囲内。春虎=夜光は公表前からかなり予想されており、予定緩和的な発覚でした。しかし、真の意味で読者の度肝を抜いたのは次の9巻、コンについての新事実。春虎が夜光だったように――コンは夜光の式神「飛車丸」だったことが発覚しました!

これにより、今度は8巻で回収された伏線の『意味』ががらりと変わります。例を挙げると1巻で春虎が垣間見た夜光と飛車丸の会話シーン。春虎が夜光であることを示しているこの伏線ですが、同時に飛車丸の伏線であったことも判明しました。このように、1度回収された伏線が別の角度からもう1度復活する巧みな構成が東京レイヴンズ最大の魅力です。

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