のだめカンタービレはアニメこそ最高傑作である5つの理由

漫画、実写、アニメともに大ヒットしたクラシックをテーマとした作品「のだめカンタービレ」。その中でもアニメ版が最高傑作である理由を解説します。

音楽アニメの最高傑作「のだめカンタービレ」とは?

出典:https://www.amazon.co.jp

のだめカンタービレは、講談社のKissで2001年から2010年まで連載されたクラシック音楽をテーマとした漫画が原作で、その後実写化・アニメ化もされ、いずれも大ヒットしました。今回はその中でもアニメ版こそが最高傑作である理由について解説します!

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理由①のだめカンタービレ・アニメ版を引き立てる声優陣!

アニメ版の声優に対する評価は実は賛否両論の意見を目にします。否定的な意見の大部分の意見は実写版の影響が大きく、実写版はエンターテイメント性を意識して演出している部分が多くあり、原作の延長線上というよりはオリジナルと考えたほうがいいかもしれません。

アニメ版は基本原作に忠実で、選ばれた声優陣も原作のイメージを大事にして選ばれたのではないかと思います。

野田恵(CV:川澄綾子)



主役のだめこと野田恵の声優はFateセイバー役でおなじみの川澄綾子です!実写版の上野樹里の印象が強く、その後でやりずらかった役と思われますが、そこはさすがプロの声優です。けして美人で派手な女性ではないのだめの地味さと、奇声を上げたりする変態さの両方を原作のイメージ通りに演じています。

2007年開催の「のだめオーケストラコンサート」では弾き語りを披露するなど、音楽的素養も抜擢の理由ではないかと思います。

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千秋真一(CV:関智一)



もう一人の主役千秋真一はGガンダムのドモンで有名な関智一です。こちらも実写版の玉木宏の印象が強いですが、どちらかというと玉木宏は低音で男らしい声、関智一はスマートな声なので、原作によりマッチしているのは関智一の方だと思います。

その他の声優陣

主人公の2人以外も原作のキャラクターにマッチした声優陣でアニメ版を引き立てています。例えば、シュトレーゼマンの片言具合や、ハリセン(江藤先生)の関西弁など原作の文字だけでは伝わらない雰囲気もアニメ版だからこそ良い感じに表現されています。

原作に声と動きが加わったアニメ版は、原作の延長線上の進化発展版と言えます。

理由②のだめカンタービレは主題歌も素敵!

アニメ版は原作に忠実という特徴がありますが、主題歌に関しては原作にない部分なので自由に表現されています。そしてこの楽曲たちがクラシックアニメだから単純にのだめオーケストラのクラシックというわけでもなく、また普通のアニメのような感じでもなく、その2つのいいとこどりのアニメ版を盛り上げる素晴らしい仕上がりなんです!

第1期

出典:http://suemitsu-atsushi.com

オープニングは、SUEMITSU & THE SUEMITH「Allegro Cantabile」は軽快でこれから始まるって感じがオープニングにふさわしく、エンディング第1話から第12話までは、Crystal Kay「こんなに近くで…」はベートーベンの交響曲第7番をアレンジし定番クラシックとJ-POPが融合した名曲です。

そして、13話から第22話までのSUEMITSU & THE NODAME ORCHESTRA「Sagittarius」は、ピアノとオーケストラの音が非常にきれいで、優しい楽曲に仕上がっているので是非聞いてほしい一曲です。

第2期巴里編

巴里編オープニングテーマの「Sky High」は、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番をベースにしたヴォーカルグループゴスペラーズによる楽曲で、クラシックアニメだからこそラフマニノフなどを知らない人にも聞きやすい良曲です。

エンディングテーマの「東京 et 巴里」は、フランスの歌姫クレモンティーヌの娘Solita宮本笑里(ヴァイオリン)という美少女コンビです!もちろん楽曲も素晴らしいです。

第3期フィナーレ


オープニングテーマは、さかいゆう「まなざし☆デイドリーム」で、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」が前奏や間奏に取り入れられた軽快な曲です。エンディングテーマは、Real Paradis with のだめオーケストラ「風と丘のバラード」で、ラストを飾るにふさわしくまたものだめオーケストラによる演奏が優しくきれいに響き渡っています。

全体的にクラシックを取り入れながら、様々なジャンルのアーティストを起用し、きれいな音の響きでアニメ版のだめの始まりと終わりを彩る素晴らしい楽曲ばかりなのでぜひぜひ聞いてみてください。

理由③物語を彩る多くの楽曲!

原作で出てきた多くの楽曲が実際に音楽として表現されているのがアニメ版最大の魅力です!原作では演奏を創造しながらだったり、知らない曲は創造できない感じでしたが、実際にのだめオーケストラによる演奏で臨場感がある上に、曲名も表示されたりと演奏を楽しめるような構成になっています。

ラプソディ・イン・ブルー

のだめと言えばやはりガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」!マングースの着ぐるみを着て演奏するのだめは必見です。オーケストラに小学校の時に聞きなれたピアニカの音が加わりとても楽しい曲ですね。マングースとアマミノクロウサギのエピソードものだめらしさが出てるシーンです。

ヴァイオリンソナタ ホ短調 Op.82 第1楽章



千秋の実家(本家)で千秋とのだめがヴァイオリンとピアノで演奏したエルガーのヴァイオリンソナタ。メロディがロマンティックで千秋ののだめの愛(?)のデュオです。千秋が飛行機に乗れないことが発覚したり、R☆Sオケが始動する直前だったり第1期終盤に向かって進んでいく転機となる重要なシーンを彩る名曲です。

きらきら星変奏曲

モーツァルトのきらきら星変奏曲は、名前の通りキラキラしたウキウキする曲で、のだめの初リサイタルにふさわしく楽しい雰囲気がよく出ています。

ほかにももじゃもじゃ組曲や、のだめがコンクールでストラヴィンスキーペトルーシュカと3分クッキングを混ぜてしまった演奏など、原作では表現できなかった曲も実際に聞けるという部分もアニメならではの素晴らしい所です。

理由④のだめは国内外でも大ヒットと高評価!

実写版はエンターテイメント要素満載でドラマも映画も大ヒットし、その好影響もある中放映されたアニメ版もヒットし最終の3期フィナーレまで放映されました。

第2期巴里編第9話はなんと視聴率6.6%と深夜アニメでは当時最高の視聴率を記録しています。深夜アニメは2%で合格点、4%を超えると高視聴率と言われていますので、高い人気は数字でも証明されています。

韓国版のだめカンタービレ


のだめの人気は国内にとどまらず、海外でも高い評価を得ました。実際の評価の声はのだめ・海外・評価などで検索すると出てきます。

また、日韓のドラマ制作は、お互いのヒット作をよくリメイクしますが、のだめも韓国版「ネイルカンタービレ」が製作され、日本語吹き替え版も川澄・関ペアが演じました。韓国版もまた特徴があるので、気になる方は見てみて下さい!

理由⑤のだめカンタービレ巴里編、フィナーレも素晴らしい!

巴里編

第2期巴里編は、のだめと千秋の活躍の舞台がパリへと移ります。のだめはパリ留学から初リサイタルまで、千秋は指揮コンクールからマルレオケの常任就任とオケの立て直しまであたりの話になります。

フランス語やフランスの風景などがたくさん出てくるのも見どころで、のだめらしい明るく楽しい雰囲気が多いです。13話と駆け足なのが少し残念な気もしますが、その分テンポよくどんどん話が進んでいきます。巴里編の登場人物のターニャフランクなど特徴あるキャラたちがいい味を出し物語を盛り上げています。

フィナーレ



第3期フィナーレでは、のだめが本物の演奏家としての技術的な成長と精神的な葛藤が中心となります。千秋にプロポーズしてみたり、シュトレーゼンマンのオケで世界に鮮烈にデビューしたりしますが、フィナーレといえど最終的なゴールを描くわけではない話なので、原作のイメージそのままに静かな最終回を迎えます。

終盤ののだめと千秋のの2台のピアノのためのソナタ(モーツァルト)は、第1期序盤でも2人で弾いた曲であり締めくくりとしてふさわしく、のだめと千秋の物語という主題(音楽的テーマ)を2人のピアノ演奏という形でうまく表現していると思います。過剰な演出をしていない点が、フィナーレであるとともに2人の将来のスタートを描き、軽い気持ちのまま見終えることができる気がします。

実写版も必見!原作、アニメとは一味違う魅力も満載



アニメ版に先駆けて放送された実写版はのだめ役に上野樹里千秋役に玉木宏が大はまりし大ヒットしました。2006年10月から12月まで連続ドラマとしてフジテレビで放映され、2008年に『のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ』として特別編として巴里編にあたる部分が放映されました。

その後、2009年・2010年にかけて映画『のだめカンタービレ 最終楽章』として2部構成として上映され、2010年邦画興行収入でも6位と8位になるなど大成功を収めました。

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【のだめカンタービレ】音楽×ラブコメドラマ!心温まる傑作はキャストも凄かった! | festy(フェスティー)

■11年前、大ヒットを引き起こしたドラマ「のだめカンタービレ」。ピアノやオーケストラという音楽要素を軸とした、笑いあり涙あり胸キュンありの賑やかしいラブコメに日本中が夢中になりました。そのヒットの理由のひとつが、今や押しも押されぬ人気俳優、人気女優となったキャストの素晴らしい演技。その見事な演技力を中心に、ドラマ「のだめカンタービレ」の魅力を再確認してみましょう。

実写版の魅力

実写版は原作を尊重しつつも、放送期間の都合から原作ではのだめが2年生から始まるのに対して3年生から始まったり、三木清良が原作では他大学の生徒ですがのだめや千秋と同じ桃ヶ丘音楽大学に在籍していたりの変更点も色々あります。

のだめが千秋にぶっ飛ばされるシーンは専用の人形が使われたり、ハートマークや線などエフェクトを多用し漫画の表現を実写でダイナミックに演出しています。

実写版の音楽

実写版もアニメ版同様に作中の音楽を楽しめるように演出されています。ドラマ版とアニメ版のためにオーディションが行われ結成されたのだめオーケストラによる演奏は、東京都交響楽団と指揮者のジェイムズ・デプリースト(原作にも登場!)たちの協力もありハイレベルで聴きごたえがあります。

BGMでも多くのクラシックを使用しており、漫画原作のギャグ満載のエンターテイメント作品というだけではなく、クラシックファンも納得の音楽ドラマに仕上がっています。

実写版もアニメも原作もどれも最高!やっぱり中でもアニメ版が最高!



実写版はエンターテイメント作品として、アニメ版は原作の延長線上として、もちろん原作はギャグ要素満載の音楽漫画としていずれも最高の作品です。アニメ化実写化された漫画は多数ありますが、すべて評価された作品はなかなかありません。

楽しみ方によってどのバージョンが一番かは人ぞれぞれですが、その中でも原作に忠実で声優・主題歌・音楽と「最後の一音まで、今まで最高の演奏を!」という原作にある言葉通りで完成度が高いアニメ版こそ最高です!

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