カイジ「ワンポーカー 」編 ついに決着!和也との死闘を振り返る!

カイジ「ワン・ポーカー」編は、ついに決着を迎えます。和也との因縁にもついに終止符?といった状況ではありますが、「ワン・ポーカー」とは何?どのような戦いをしていたの?と疑問に思う人も多いと思います。そこで詳しく「ワン・ポーカー」編について振り返ってみましょう。

カイジ「ワン・ポーカー」編とは?



カイジシリーズでも最新作となるのが「ワン・ポーカー」編ですが、カイジシリーズと言えば、作者はあの福本伸行です。前作の「和也」編から続くストーリーになっていますが、前作はまだ真剣勝負ではありませんでした。寧ろ「ワン・ポーカー」につなげるための準備段階と言ってもいいくらいです。

今回は、あの帝愛創始者であり自らを王であると豪語する兵藤和尊の息子、兵藤和也との一騎打ちです。正に命を賭ける戦いとなっているだけに緊張感が走ります。和也の実力はどうなのか?カイジは驚異的な看破の能力が目覚めるのか?一緒に付いてきたマリオ、チャンはどのような役割なのか?気になるところがたくさんあります。

ストーリー



カイジは、兵藤和也に1対1のギャンブルの対決を挑みます。それは互いの全財産を賭けた戦いで、カイジは麻雀対決で稼いだ4億弱を武器に和也の20億に挑みます

勝負はトランプを使ったゲームで、「ワン・ポーカー」です。誰もが知っているあの「ポーカー」ではなく、そこには独特のルールがあります。そこからカイジと和也の一騎打ちが幕を開けるのですが、カイジの連れてきたチャンとマリオもその戦いに深く係わることで信頼関係や勝負の面白さが出てきます。

和也ももちろん勝つための手段をいろいろ考え、あの手この手を使ってカイジを苦しめていきます。カイジはどのようにして勝利の方程式を導き出すのか、和也はどのような心境でカイジと勝負をしているのかが見物です。

和也とはどんな人物?



カイジが初めて大敗を喫することになったのが兵藤和尊ですが、その息子が兵藤和也で、ひょんなことからカイジと対決することになった人物です。

年齢は20代前半で個人の総資産は20億と大金持ちです。性格は父親同様に敗者をいたぶるのが大好きなサディストです。しかしここも父親同様で相手の勝ちを絶対に捻じ曲げたりはしません。しかしそんな和也にも悩みがあり、ずっと父親の肩書が自分につきまとっているので、自分の力で成功できないと感じています。

唯一の自分の力で切り開けると感じたものが小説で、体験談を元にした小説が評価され出版しています。信頼、絆、愛、友情、そんなものが大嫌いで、金や欲望ですぐに崩れるもろいものだと言っています。

マリオ&チャンとは?



前作カイジ「和也」編から登場した人物ですが、フィリピン人と中国人の2人です。借金返済のために和也の用意したゲームに挑戦するのですが、最後まで信頼関係を崩すことなく死にそうになっていたところをカイジに救われます。

それからカイジのために側にいようと今回の「ワン・ポーカー」編でも登場しています。純粋であり和也の嫌いな絆、信頼を大事に考えている2人でカイジはダイヤモンドと表現してしまいます。欲望にまみれ、金のためなら人を裏切る時代だからこそ、真っすぐに人を信用できる人間はいないからこその例えでもあります。

「ワン・ポーカー」のルール



基本的に相手が破産するまでやることが前提とされたギャンブルです。そしてその掛け金ですが、LIFEと呼ばれる人の形をした像を賭けて戦います。その像は1体2億の金額に設定されているので、カイジは4億しかないので2体、和也は10体所有でのスタートとなります。

カードを配って勝負するのですが、ディーラーのように人の手で配られる訳ではありません。「マザーソフィー」と呼ばれる機械がランダムにカードを配り、そこから勝負がスタートされますが、心理戦と運を兼ね備えたゲームになっています。

ポーカーの要素はどこに?



ただの数の大きい方の勝ちなのに何故、ポーカーという名前が入るかというと、そこには勝負の駆け引きとなるレイズがあるからです。

レイズとは持っているLIFEの賭け数を増やすことで相手を下ろしてしまうことが可能になるものです。弱いカードだけど強気にレイズすることで、ひょっとしたら自分よりも強いカードなのではないか?と思わせる心理戦になります。

これが通常のポーカーと同じところです。ポーカーも手役よりもレイズで相手を下ろさせてしまうことがありますので、ただの数取りのゲームではありません。

勝敗はどのように決める?



ワン・ポーカーはそれほど複雑なゲームではありません。お互いにカードを出し合い、数の大きいカードの勝ちという分かりやすいゲームです。最強カードはAですが、2には負けます。それ以外は数の順番通りです。

カードは最初に2枚配られ、その2枚がUPかDOWNかということが相手に分かるように表示してあります。DOWNは、2~7までの数UPは、8~Aまでの数です。互いの出したカードがUPなのかDOWNなのかを考えながら出さなくてはなりません。そして1枚選らんでそのままオープンするか、レイズをして下すかの選択になります。

自分がUP、UPで相手がDOWN、DOWNの表示だと前者の方が明らかに勝ってしまいますが、2がAに勝てるから勝負は分かりません。1勝負終わるごとに新しいカードが1枚ずつ足されていきます

救済措置もあります!



カイジが2体しかLIFEの像を持っていないのは資金力からも不利ではあります。しかしそんなことに対しての救済措置もあります。それが赤LIFEです。

これは命そのものを賭けるという意味の赤LIFEなので、もしもこのLIFEを失ったら命を捨ててもらうということになります。地上十数メートルの高さから座っている椅子が真っ逆さまに落ちる仕掛けがしてあるので、赤LIFEを失った瞬間に落とされます。

カイジ「ワン・ポーカー」編の名言5選!



ワン・ポーカーには観客は誰もいません。和也とカイジの一騎打ちなので、そこには和也の部下と、いることを許されたチャンとマリオのみがいます。そんな少ない人数でのやり取りですが、カイジ特有の名言は存在します。

何度も死を感じながらゲームを続けることで、普段気がつかないようなことにも気づき、感じることができるから出てくる心の叫びです。

第5位 「道半ばだろ……」


カイジが開始早々に和也をどんどん追い込んでいきます。しかしそれは自らの力ではなく運や偶然が重なったもので、策略や心理戦というとこにまで達していませんでした。そんな状況だからこそ浮ついた気持ちで勝負を続けることは危険だ、とカイジは自分に言い聞かせます。

順風満帆に進んでいる時ほど、冷静になって立ち止まることも必要であり、目的に達していない以上は喜んではいけないということです。勝負事は何があるか分からないから、最後まで気を緩めてはいけませんね。

第4位 「こいつは、オレが生涯手にできないモノを持っている」



和也がカイジと命を賭けてまで支えてくれるチャンとマリオの関係を見て話しますが、金はあっても友情は買えないということですね。人の心は金で買えると思っている和也だけにそれだけで動かないものを見ると壊したくなるのでしょう。

しかしチャンもマリオもそれでは壊れないぐらいに純粋な心を持っているので、和也の予測を遥かに超えています。真の友情とは何か?そんなことを考えさせられる言葉であり、人生は金なのか?それとも人なのか?と思わせる言葉でもあります。

第3位 「突破すべき時には、突破しとくべき」



勝負の分岐点となるところでカイジが決断し、この言葉を発します。行かなくてはならない時というものがどんなことにも存在します。そんな時に思わず下がってしまうのか、行くべきなのかはその人の判断です。

心が弱ってくるとその判断はまともにできなくもなります。だからこそ確固たる意志がなければ駄目なのです。迷いは捨てて一気に突破することも大事です。守ってばかりでは何も手に入れることができません。

第2位 「人は余裕があると「まぎれ」にはいかないんだ」



和也はカイジと自らのLIFEの数を見て、厳しい勝負に行く必要はないと判断し下りてしまいます。そこでカイジは和也の雰囲気を読んでこの言葉を口にしました。

相手よりも圧倒的に優位な立場になっていると、安全を求めるあまりにおかしな方向には進まなくなります。そんな心理状態を話しているのですが、相手が命がけだとその気持ちも分かります。

後がない人間の気迫や執念はすさまじいですから、そのプレッシャーにも押しつぶされそうになります。しかしそんなプレッシャーを跳ね除けて、「まぎれ」に進める人間は存在するのでしょうか?いるとしたら天才なのでしょうね。

第1位 「心の芯が痺れていく!博打だなこれが……!」



相手のことを必死に考え、読んで読んで、決断をする……それがこの「ワン・ポーカー」の醍醐味のようなものです。命、大金が賭けられているからこその極限状態がこの言葉です。ただ何も考えずに運だけでぽん!と勝ってしまったらこの言葉は出ないでしょう。

何回も何回も窮地に立たされたり、優位になったりを繰り返すからこそ感じるのです。ここまでいくとギャンブル中毒者にも思えてしまいますが、心から感じるのが本当の博打なのです。

今後の展開は?



カイジ「ワン・ポーカー」編は現在12巻まで既刊されており、13巻は2017年8月4日発売予定です。12巻は217話で終わっていて、雑誌に掲載されているのが現在247話なので、15巻までは出せる話の量となっています。

前作「和也」編から始まり、長き戦いについに終止符が打たれるわけですが、まだまだ今後の展開が読めません。最終的には兵藤和尊との一騎打ちになるのだとは思われますが、どのようなタイミングで、どのような勝負で、どのような掛け金で行われるのかも不明です。

今から読んでも遅くない!カイジ「ワン・ポーカー」編



カイジ「ワン・ポーカー」編は、ここから読んでも十分見ごたえのある作品です。勝負内容も分かりやすいけど、心理戦が入っているのでどきどきさせるものになっています。

命を賭ける戦いだけに緊迫する状況でありながら、勝ちたい気持ち、死への恐怖がすごい熱量で伝わってきます登場人物はたったの4人しかいませんが、この4人だけで魅せる力は相当のものです。

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