フィリップ・ラームが引退!バイエルン・ミュンヘンの主将が歩んだ戦いの歴史!

今季でスパイクを脱いだ、世界1のサイドバックのフィリップ・ラーム。これまでの足跡と、過去のバイエルンミュンヘンレジェンド達へ仲間入りについて!

早過ぎる引退!フィリップ・ラームのプロフィール

フィリップ・ラームのプロフィールを簡単に紹介します。1983年11月11日産まれ(33歳)ドイツ、ミュンヘン出身で、身長は170cmと小さい選手です。

ポジションは左右のサイドバック、守備的なミッドフィルダーをこなせます。今では、左右どちらのサイドでも出来る選手は増えましたが、それを最初にしてたのはフィリップ・ラームだと思います。

11歳でバイエルンミュンヘンのユースチームに入団したフィリップ・ラームを見て、当時のコーチが「もし彼がプロになれなかったら、誰もプロになれないだろう。」と言わせるぐらいの実力を幼い頃から持ち合わせていたのです。

身長も小さく、決して体格で恵まれた選手ではありません。それなのに何故ここまでの活躍が出来たのか?気になりませんか?

フィリップ・ラームのプレースタイルを振り返る!



右利きですが左サイドバックも出来るユーティリティさが特徴です。最近では、ボランチも難なくこなしてました。

身長も小さく小柄なのにディフェンスの時に競り合いに負けない身体の使い方は、本当に職人技ですし、なによりサッカーIQの高さが魅力と感じます。

そして、サイドバックとして当たり前のピッチを前後に走るスタミナはもちろん、ディフェンスラインからのフィードが上手い選手です。

スピードがあるタイプの選手ではないので、見た目は地味ですがチームにはかかせない“汗かき役”を自らこなすプレーは私は大好きでした。

日本人選手では、内田篤人選手はプレースタイル(特にディフェンスの時)は似ています。

フィリップ・ラームの活躍…クラブチーム編

プロデビューは02-03シーズンに果たしますが、今も昔もバイエルンミュンヘンは強豪です。そのシーズンも同じポジションにフランス代表サイドバックの、リザラズ、サニョルと実力者がいた為にフィリップ・ラームの出場機会は限られた少ない時間でした。

出場機会を求めて、03-05シーズンはレンタル移籍する事になります。ドイツのシュトゥットガルトといえば、過去に岡崎慎司選手、現在は浅野拓磨選手が在籍しているので私達にも馴染みのあるクラブチームじゃないでしょうか?

フィリップ・ラームの左サイドバックは、このレンタル先のシュッツットガルトでコンバートされてからだと言われています。初めて左サイドバックに起用されると、そこからレギュラーとしてポジションを勝ち取り地位を確立しました。



そして、バイエルンミュンヘンに戻ってきてからは05-06、07-08、09-10、12-13、13-14、14-15、05-16、16-17のリーグ優勝に貢献しました。11シーズンからはキャプテンも任され、名実ともにバイエルンミュンヘンの顔になりました。

12-13シーズンはUEFAチャンピオンズリーグの優勝も経験、今季のリーグ優勝で5シーズン連続優勝と文句のつけようのない輝かしい経歴になってます。

バイエルンミュンヘン100戦連続スタメン、驚く事にこれまでレッドカードを出された事が無いのも、フィリップ・ラームがどんな人間なのか?少しわかる気がしませんか?

フィリップ・ラームの活躍…代表編

フィリップ・ラームのドイツ代表での活躍といえば、私は最初に2006ドイツW杯でのゴールを思い出します!

左足で切り返し右足でのシュートが本当に印象的で、1試合目の大会初ゴールだったのも理由のひとつだと思いますが、まさか大会ファーストゴールがサイドバックの選手なのには驚きました。(笑)

A代表初選出は20歳の時2004年からで、そこから2006ドイツW杯、2010南アフリカW杯、2014ブラジルW杯と3大会連続で選出

2010南アフリカW杯からはキャプテンも任され、W杯に臨むドイツ代表の歴代最年少キャプテンになりました。(当時26歳)

W杯での結果は2006ドイツW杯は3位、2010南アフリカW杯も3位、2014ブラジルW杯は見事に優勝しました。

ポジションもチーム事情や戦術的な事で、左右のサイドバックやボランチとチームの為にそしてキャプテンとしてドイツ代表を引っ張り続け、優勝に貢献。2014ブラジルW杯の大会後にドイツ代表を引退しました。

ずっとサイドバック不足と言われ続けたドイツ代表のサイドバックを支えてきたプレッシャーは、想像できない程だったと思います。

ドイツ代表での通算出場は113試合、得点は5ゴールでした。

フィリップ・ラーム、引退しバイエルンの“殿堂入り”に!

今シーズンで引退したフィリップ・ラームのこれまでの貢献を認められ、バイエルンミュンヘンから“殿堂入り”の選手として名を残す事になりました。

とても名誉な事で、クラブチームとして歴史のあるバイエルンミュンヘン17人目の“殿堂入り”で、これまでにフランツ・ベッケンバウアーやカール=ハインツ・ルンメニゲ、ゲルト・ミュラー、ローター・マテウス氏などいわゆるレジェンド達と肩を並べるんです。

そして、オリバー・カーン以来9年ぶりで、フィリップ・ラーム自身も、

「バイエルンの歴代の素晴らしい選手たちや人々と一緒に並ぶことができるのはとても名誉なことだ」とコメントして喜んでいるのが感じられます!

33歳と、まだまだ出来ると思われる若さで引退する決断をしたフィリップ・ラームですが、指導者のウワサがあります。

これまでに、アンチェロッティ、グアルディオラ、ハインケスなど名監督の元で様々な戦術を学び、キャプテンとしてチームも引っ張る。そしてサッカーIQも高い。

これは絶対に名監督になると私は確信しています。まずはコーチからだと思いますが、また選手としてではなくバイエルンミュンヘンのベンチに座っているフィリップ・ラームの姿が早く見れる事を楽しみにしています。