【サーヴァンプ/椿】謎多き”自称”末っ子を4つのポイントで追及!

吸血鬼バトル漫画「SERVAMP」。真祖と呼ばれる7人の吸血鬼と、それぞれと契約した「主人」とよばれる人間との絆が主軸となったストーリーに、独特な台詞の言い回しや引用、至るところまで散りばめられた細かな伏線が注目を集め、2016年夏にはアニメ化もした人気作です。
今回は、そんな「SERVAMP」の椿にクローズアップ!単なる「敵」として見ることのできない彼の魅力に迫ります。アニメ派、コミックス派の人はネタバレ注意です!

憂鬱の真祖!知られざる末っ子椿とは?

存在しないはずの8番目!椿は謎多きキャラ!

出典:https://www.amazon.co.jp

怠惰・傲慢・嫉妬・憤怒・強欲・暴食・色欲の7人であるとされていたサーヴァンプ。すべての吸血鬼はこの7人の誰かから生み出されるというのが共通認識です。しかし真昼とクロの前に突如として現れ、「8番目の真祖・憂鬱のサーヴァンプ」を名乗ったのが椿。
通り名は「招かれざる8番目(フーイズカミング)」。世界を「面白くない」と言い放つ彼は、人間も吸血鬼も中立機関をも巻き込んだ壮大な「兄弟喧嘩」を一方的に宣言します。
一見愉快犯のように見える言動ですが、「僕はとっても憂鬱なんだ」「どうせ世界で誰も僕を理解しない」と虚ろな目で言う様子には、彼がただの悪役ではない印象を受けます。ただの悪役にはおさまらない!椿の魅力に迫っていきましょう。

椿を演じる声優さんは鈴木達央さん

いきなり笑い声を上げたかと思えば冷たい顔で「面白くない」と言い放ち、陽気な面があるかと思えばひどく残忍な顔も見せる・・・感情や行動の振り幅が大きい椿というキャラクターを見事演じてくださったのは鈴木達央さん!
椿については謎が多く、行動の理由や感情なども読み取れないことが多々。達央さんは椿に真摯に向き合い、原作者の田中ストライク先生に少し先の展開まで聞いて、椿のことを理解した上で彼を演じています。
世界そのものを嘲笑うかのような笑い声や、クロや真昼を追い詰めるねっとりとした声、お茶目な場面でのあざとらしさを出した声など、まさしく椿そのもの!アニメでは達央さんによって椿の魅力が引き出されています。

椿の魅力(その1)謎多き私生活

狐姿は貴重?昼に姿を見せない椿の生活

出典:http://www.servamp.jp

サーヴァンプは日光のもとでは動物に変化します。椿は黒い狐に変化するのですが、今のところ、意図的に姿を変えたり、自分の幻覚として送り込んだりするときしか狐の姿にはなっていません。
たまに狐の面をつけていたり、椿が登場するときには日が出ているのに雨が降る「狐の嫁入り」があったりと、椿と狐の関連は深そうです。狐といえば人を化かすイメージがありますが、何か通ずるものがあるのでしょうか。

そんな椿はやはり朝は苦手なようです。一日10時間以上寝るロングスリーパーであり、活動時間は昼過ぎ以降から朝方までのようで、ますます狐姿を見るのは困難に感じますね。
上のコマでもわかるように、特にベルキアや桜哉とはコント紛いのやり取りをすることも多く、真昼やクロと対峙していないとき(あるいは対峙しているときも)お茶目な一面を見せることも多いです。普段はわりと自由気ままに生活しているみたいですね。
抹茶味のもの、稲荷寿司、缶しるこを好きなものとして挙げているなど、人間の生活にも溶け込んでいます。強欲の主人とサーヴァンプを日本に呼ぶために、コンサートのお膳立てをするなど、各界隈のコネクションも持っている模様。いったいどのようにしてそのような繋がりを持つのか、依然椿の生活は謎に包まれている部分が多いです。

椿の魅力(その2)右手に隠された謎

椿の右手は真祖を殺す唯一の手段?

椿は自らを「サーヴァンプを”殺す”唯一の方法」と称します。しかし椿のこの発言にはサーヴァンプの常識を覆すものなのです。なぜなら、サーヴァンプは死なないというのがそれまでの認識だったからです。
実際、サーヴァンプと主人との絆の証である物を壊し、サーヴァンプを貫くと、大量に灰塵(ジン)と呼ばれるものが噴出し、サーヴァンプは体力が衰えたり性格が変わったりしますが、死には至っていません。サーヴァンプは「死なない」というのが当たり前の認識なのです。
それにも関わらず、サーヴァンプを殺せるかのような椿の発言。どうやら彼の右腕に秘密があるようです。作中、椿の右腕はどの場面でも袖で隠れていたりうまい具合に見えなくなっています。

そんな椿の右腕が初めて顕になったのが、椿の仲間を殺した強欲の真祖・ハイドを、椿が追い詰める場面。黒ずんだ椿の右腕、その手から椿の花がぼとぼとと落ち、黒い刀を形成します。椿の発言からすると、この刀を使えばサーヴァンプを殺せるということになるのでしょうか。
また、「先生は僕に”後片付け”を期待している」という発言も気になるところ。アニメでは椿の過去に補完が加えられています。上の画像はその一部なのですが、どうやら過去の椿の右腕が切断されているよう・・・?
サーヴァンプをつくった存在・「先生」らしき人物が右腕を失った椿に手を伸ばしているのが分かります。一度失われ、そしてサーヴァンプを殺す手段として新たにつくられた右腕・・・この右腕こそ、椿がつくられた理由なのかもしれません

椿の魅力(その3)過去のエピソード

謎多き椿の過去!「先生」とはいったい?

謎に包まれた椿。行動を起こすまで7人のサーヴァンプのうち誰ひとりとして知らなかった彼の存在。冒頭で言ったとおり、椿とサーヴァンプ7人との戦争を「兄弟喧嘩」と称した椿ですが、この戦争の理由には椿がたびたび口にする「先生」という存在が深く関わっているようです。
「先生」とはサーヴァンプをつくった存在であり、何百年か前を最後にサーヴァンプたちとは会っていなかったようです。その間に椿が生み出されたのでしょう。中立機関・C3からの依頼を受けて、長男であるクロが「先生」を殺します。
クロにもクロなりの迷いがあったのですが、突然親ともよべる「先生」を失った椿には関係のないこと。椿は先生を殺した「黒い獅子」(クロの本気の動物姿)を探すことを目的のひとつに据えていました。

椿は「先生の葬儀」「君が殺しちゃった僕の先生」と「先生」が死んだように語っており、事実そうだと思われるのですが、一方で「先生はまだここにいる」とも告げています。「先生」に関してはまだまだ謎が多いですね。
その謎の一つに、「なぜ椿の存在が知られていなかったのか」という疑問があります。上のコマは「なぜ先生が最期に椿のことをクロに教えなかったのか」と呟くシーン。冒頭にもあるように、「どうせ世界で誰も僕を理解しない」と虚ろな哀しみを纏うことのある椿
それは「先生」を突然失い、兄弟も誰も自身のことを知らない、そんな彼の孤独によるものなのでしょうか。「椿」の名は先生からもらったもののようです。初対面の際に言ったように、真昼が椿に名前をつけてやることができれば、彼と分かり合うことができるのかもしれませんね。

椿の魅力(その4)意外な一面?

仲間を想う椿のポリシー

深い孤独の中にいる椿ですが、彼の周りには彼を信じ、彼がすべてだと語る下位(サブクラス)がたくさん居ます。下位は死にかけている人間にサーヴァンプの血を飲ませることで、日中に出歩けない不老不死の吸血鬼となった存在のこと。
椿の下位は戦闘力の無い者を数えるとその数はコンサートホールを埋め尽くすほどになります。椿は下位を「家族」と呼び、弱い下位には決して無理な命令は下しません。上のコマは椿がロウレスに多くの下位を壊されたシーン。涙を流す椿が本当に下位を家族として大事にしているのが伝わります。

椿のポリシーが現れている上のシーン。「誰が僕を裏切っても僕は誰も裏切らない」。真昼の親友であり椿の下位でもある桜哉は、真昼の友情を本当に大事にしていて、真昼と笑い合いたいと心から願っていても、自分を救った椿を裏切ることができないと涙します。それほど椿という存在は、彼の下位にとって大きく、代え難いものなのです。
そんな椿だからこそ、戦闘力の高い下位がC3に捕らえられると、下位に対して「僕のことは忘れて自由に生きろ」という旨を伝えます。家族を危険な目にはあわせられない・・・そういう風にも聞こえますね。
しかし下位も、椿が下位を想うのと同じくらいに彼を想っています。実際桜哉は音信不通となった椿に電話をかけ続け、捕らえられたシャムロックやヒガン、オトギリは脱出を試みています。彼らが再会する日が来るといいですね。

姿を隠した椿!彼の真の目的と行く末はどうなるのか

下位に別れを告げて姿を消した椿。クロとの戦闘時やシャムロックら下位の会話からすると、彼の目的のひとつは灰塵の濃度を高めることだと推測されます。灰塵の濃度を高めてどうするのか?椿の目的はいまだわからない状態です。
また、椿はC3に捕らえられていた過去があり、そのC3所属の塔間と吊戯という人物たちは椿の秘密を握っているようです。曰く、椿の動機と目的はC3にある。椿が主役の番外編「鍵をさがすひと」からすると、椿が探しているのは何らかの「鍵」ということになります。
「鍵」とはいったい何なのか?椿の動機と目的とは?そして姿を消した彼は果たしていつ再び姿を現すのか?椿の行く末を、見逃すことなく見届けましょう。
TVアニメ「 SERVAMP - サーヴァンプ -」スペシャルイベント「 SERVAMP FESTIVAL」 [DVD]
KADOKAWA メディアファクトリー (2017-06-28)
売り上げランキング: 190

TVアニメ「 SERVAMP - サーヴァンプ -」 ドラマCD 吸血鬼だらけの日曜日
寺島拓篤 梶裕貴 鈴木達央 下野紘 堀江一眞 柿原徹也 津田健次郎 小野友樹 村瀬歩 島﨑信長 木村良平 松岡禎丞 鈴木裕斗 羽多野渉 石川界人 緑川光
メディアファクトリー (2017-07-26)
売り上げランキング: 10,804