闇芝居最恐エピソードTOP20!カセットテープ、くねくねなど全4期から最恐を決定!

『よってらっしゃいみてらっしゃい闇芝居の時間ダヨ…』の口上でお馴染みのショートホラーアニメ【闇芝居】どこかで聞いたことのある怖い話や懐かしの都市伝説がたまらない本作、筆者が本当に怖かったTOP20を選んでみました!部屋の灯りを消してご覧ください。

ホラー?意味が分かると怖い?【闇芝居】の魅力とは

今回紹介する【闇芝居】は2013年に1期が放送されて以来2017年現在も新作を発表している5分間のショートホラーアニメです。“よってらっしゃいみてらっしゃい闇芝居の時間ダヨ“から始まる客寄せ口上で知られるゾクッとするような作品ですね。
現在までに4期まで放送され、それぞれ13話で完結する流れをとっています。ホラーアニメという事もあり不吉な数字である『13』で区切っているのかは定かではありませんが、なんとなく意識してしまいます!
本作において、主人公という立ち位置の人物は毎回毎に代わり、語り部となるのは紙芝居屋のおじさん。ストーリーよりも不気味な雰囲気を感じるおじさんの正体も視聴者にとっては色々と気になる存在のようです。人間のような見た目ですが…人間かと聞かれると『うん』とは言いにくい…
よくみると、1期~4期にかけて、紙芝居屋のおじさんも髭が白くなっており歳をとっているように見えますが…?

シリーズ全4期から、よりすぐりの20選を紹介!

出典:https://www.amazon.co.jp

都市伝説を元に作られたストーリーを基に『何処かで聞いたことある』そんなストーリーが多い【闇芝居】は、冒頭の雰囲気からも懐かしさを感じるのも魅力の1つ。2000年代にネット上で広まった「くねくね」を初め、マニアックな人気を誇る「八尺様」を思わせるストーリーの数々!
今回は、今まで放送された全4期の中から個人的に記憶に残る・ゾクッとしたタイトルを20選んでみました。本作は純粋なホラーから、幽霊・妖怪などの怖さではない「意味がわかると怖い」ものまで様々なストーリーがあり、人によっては「あまり怖くなかったな~」と「めちゃくちゃ怖かった!」と極端に別れる事もあるでしょう。
個人的な見解を含め、放送当時話題に上がった作品も選びましたので紹介させていただきたいと思います。楽しんでいただけたら幸いです。

第20位:異階

息子の誕生日プレゼントを買いにデパートへとやってきた家族だったが…父親は仕事が入り、誕生日を祝ってやる事ができなくなった。妻に責められ、職場へと戻る男、デパートから出る為に乗ったエレベーターの中で思わず出た言葉は「1人になりたい」
エレベーターガールは「かしこまりました」と告げ、目的の1階を過ぎ気づけば地下4階を指していた。居合わせた客がゾロゾロと降りる中、取り残された男を乗せたエレベーターはどんどんと下っていき次に扉が開いた先は地下13階。
暗闇の中、走ってくる影…人のように見えた「それは」エレベーターに駆け込んでくるが…

エレベーター×異世界の都市伝説は有名ですね。こちらの「異階」も、一人になりたいと言ってしまったために思いもよらない世界へと迷い込んでしまった男性の話しです。このストーリーの怖い所は、2段階のオチが待っているという点。
異世界に飛ばされてしまうも、戻ってきてアレは一体なんだったのか…と、締め終わるパターンは多いですが、こちらのオチは「戻ってきた」と安心させておいて、更なるオチが待ち受けています。
仕事は程々に、家庭を大事にしたいものですね。

第19位:招び鶴

ゆかり、みく、ほのかの3人は学校で流行っている“ゲーム”をしようと集まっていた。それは「招び鶴(よびづる)」と呼ばれるもの…死んだ者と交信できると呼ばれるものだ。一晩おいたコップの水の中に剃刀の刃と赤い糸を入れる。
交信したい死者の名前を49回書いた折り鶴を、用意しておいたコップの水で飲み干すというもの。彼女たちは、この遊びを教えてくれた「中山先生」の名前を書く事にする…担任だった中山先生は、ある日突如として消えてしまったのだという。招び鶴を生徒達に教えて…
死者なのか定かでない者の名前を書き、折り鶴を飲むことになったのは「ほのか」だった。意を決したほのかは一気に折り鶴を飲み干す…しかし、喉に絡まり吐き出された折り鶴…そこに書かれてた名前は…

コックリさんやキューピッド様と似た降霊術の一種として見ることができる「招び鶴」ですが、その方法は『お憑かれさまでした』と呼ばれるものに似ています。タイトルの“よびづる”も、呼ぶではなく招くと描いて死者を「呼ぶ」と考えると察しの良い方なら気づくと思います。
こちらのストーリーの怖い部分は、降霊術という部分もですが、折り鶴を飲むことになってしまった友人へ向けた言葉や視線などでしょうか。最早「生贄」というに相応しいかもしれません…。
オチと言えるオチがないのが少し残念でしたが、色々と考える事ができる視聴者的には楽しいものになったのではないでしょうか。

第18位:アチラの祭り

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祭りにきていたアサコとミキの2人、綿あめを買ったり金魚すくいをしたりと夜店を満喫していたが、ふと気づくとアサコはミキとはぐれてしまった事に気づく。それまで灯っていた屋台の明かりは次第に薄暗くなり、活気をなくしていく。
何が起きているのか分からないアサコ、そんな彼女の前に迫ってくるものが…それは巨大な山車。しかし、よくみると普通の山車ではない。山車を引く人はおらず、亡霊のように山車の先頭を行く彼ら、そしてアサコは「それ」の全貌を見て腰を抜かすも、我に返り走り出す。
必死で逃げるアサコを呼び止める声が響く…そこには、はぐれてしまったミキの姿が。ミキはアサコの手を取り走り出すが…

アサコやミキが浴衣を着ている事から、この祭りは夏に行われているものだと推測できます。本来、夏祭り(盆踊り)というのは死者を弔うための者で、昔は参加者たちはそれぞれ「面」をつけ参加し盆踊りを踊るものでした。
「アチラの祭り」のポイントとなるのは、アサコがミキとはぐれてしまうきっかけ…それは、様々なお面が並ぶ屋台の前で1つだけ飾られた「オカメ」の面前でした。「アチラ」と短く不気味な声がアサコを異界へと誘ったのか…
アサコとはぐれてしまったミキはどうなったのか…モヤモヤと気になる事が多い展開です。

第17位:誰だ

憧れの先輩と遊園地に行った少女、帰りの電車を待っている2人には、微妙な雰囲気が漂っていた。気持ちを伝えようと、勇気を出した少女だったが虚しくも電車の音に、それはかき消されてしまう。
空気を変えるように飲み物を買いに立ち上がった先輩、その背中を見送った少女の目に入ったのは向かいのホームに立つ青白い顔色の女性。(いつからいたんだろう…)そんな事を思いながら女性を眺めていると、おぼつかない足取りで線路へ一歩、一歩と近づいてくる。
と、その時少女と女性を遮るように電車が通り過ぎる…唖然とする少女、次の瞬間「だーれだ」と目隠しされた。その声は確かに先輩の声だったが…

びっくり系のショートホラー「誰だ」は純粋な意味でのホラーという部分は少ないですが、アニメよりも実写ドラマで見たら怖いだろうな~と思うところが強いと感じました。少女が見た謎の女性の正体や、一緒にいた先輩はどうなってしまったのか…
目を塞がれた少女は混乱しているのか「先輩って誰だっけ?」とつぶやくところも、何か含んでいるように感じますね。電車を待っている時、ちょっとした人影でも目の錯覚で怖くなったりするものですが、もし「違和感を感じる何か」を見てしまった場合、正体を突き止めようと凝視しない方がいいでしょう。

第16位:ねずみ

家賃の安さに惹かれて引っ越してきた新婚の夫婦…荷解きも順調に進む中、ダンボールの影に一匹のネズミが。古いアパートだから仕方ない、じきに慣れるさと楽天的な夫と対象的に、ネズミの存在に神経質になる妻。
その夜、2人が寝ていると妻の指に鋭い痛みが走った。確認すると、ネズミに噛まれたのか小さな傷が…ネズミの影に怯える妻を慰め、夫は二日間の出張へと出発していった。
「すぐ慣れる…」と呪文のように繰り返し呟き夫の帰りを待つ妻だったが…

引っ越した先で、ネズミなんて出たら…と、思うとそれだけで怖くなってくるのは筆者だけではないはず…。心配しているようで、諦めろと告げる夫の気持ちも分からなくはないのですが、ネズミと一緒に同居が始まると考えたらいてもたってもいられないのが人というものです。
「ねずみ」も、びっくり系ホラーに近いものがありますが、面白いのは「すぐ慣れる」という一見普通の言葉に感じるが、ラストに大きく関係してくる部分。出張から帰ってきた夫を迎えたのは、ねずみになれた妻だったのですから

第15位:おみにえさん

東京から田舎の中学校へ赴任してきた若い先生は、給食の時間にもなると生徒たちに大人気。先生の隣に座ろうと賑わう教室…生徒の1人が献立を見て歓喜の声をあげる「この臭いもしかして“おみにえさん”じゃない!?」
未知の料理に鍋を覗く先生、生徒の表情と裏腹に引きつった表情を浮かべた先にあったのは、紫色の柔らかそうな物体だった。獣のようにがっついて食べる生徒たちに見えないよう「おみにえさん」を袋に入れた後に処分を試みた先生。
捨てる間際、生き物のようにブルッと震えた物体…給食を食べることが出来ず、空腹で寄った定食屋でも「おみにえさん」が提供されていた事に精神的に参ってしまった先生は体調を崩す…。
下宿先のおばさんが精がつくようにと、作ってくれた料理を美味しい美味しいと口に運ぶ先生だったが…

「郷に入れば郷に従え」という言葉がありますが、慣れない土地の風習に悩まされる事って多いと思います。今回、ターゲットになった新任の先生もその1人ですね。和やかな雰囲気からの不気味なカットへの突き落としって良いですよね(笑)
物語を最後まで見ても、結局「おみにえさん」とは一体なんだったのか分からないままで終わってしまうところが怖さを引き立てているようにも感じます。おみにえさんを、漢字にすると「御身贄」となる事から、先生自身が土地の供物になると考える事も出来ます…。
また、昔話でよくあるように土地の食べ物を食べると、その土地から出ていくことができなくなってしまう…そんな雰囲気も感じたのですが真意は…不明です。

第14位:告別(つげわかれ)

親戚の葬儀に参加した青年が体験した不気味な話し…葬式だというのに、景気が良いだのと話す参列者たちの様子に違和感を覚えた青年。その違和感は葬儀が始まってからも強まるばかりだった。
お坊さんがいないなか始まった「告別(つげわかれ)」故人へ生前言えなかった秘密を打ち明け、故人への魂と共に、隠していた秘密も許されるというようなもの。青年は悩んだ挙句「アレはまずいかな・・」と思いながら、眠る叔父へ秘密を打ち明ける。
打ち明けた事により、青年もどこかほっとした様子だったが次の瞬間、灯っていたロウソクが消えて…

見ようによってはギャグ回にも見えなくない「告別」ストリーを最後まで見て分かる事は、叔父は死んでおらず自分への秘密を打ち明ける為の催しを開いたようにみえました。
あえて告別式のような重々しい雰囲気を出す事で、打ち明けなくてはいけない空気を作り出しているようにも…。青年が叔父へと話した秘密は、秘密という枠に収めて良いものかどうか、悩むレベルでしたね。
筆者も、自分が飼っていたペットの真実を聞いたら今際の際でも飛び起きてしまうかもしれません(笑)叔父さんが生きていても死んでいても、インパクトあるオチでした。

第13位:疼憑き

とある田舎の小学生たちは「疼憑き」が出たと言われれる家の様子を双眼鏡で覗いていた…「もう少しで見えるから」と双眼鏡を覗きながらショウタは、隣のタイチへと伝える。目隠しをして家から出てきた大人達の後ろに、まるで踊っているような人物の影が…。
タイチは我慢できずに、ショウタから双眼鏡をひったくり、何が起きているのか覗き込んだ。タイチは双眼鏡を覗き込んだまま言葉をなくし次第に、くねくねと奇妙な動きで去っていく…。
後日、タイチの家を訪ねたショウタは、タイチの父親から「タイチは東京の学校に行くから遊べなくなる」と言われ、双眼鏡を譲り受けた。納得できないまま家路へとつくショウタ。
ふと振り返ると、一瞬タイチの姿が見えた、必死で双眼鏡を動かしタイチの姿を確認しようとすると、何かを叫んでいるタイチの父親の姿が…

「疼憑き」のモチーフになったのは2000年代初頭にネット上で話題になった「くねくね」と呼ばれる怪談ではないかと思われます。パターンを変え、新たなオチや展開を生み続ける「くねくね」は、話の内容を初めて知った際は怖かったです…。
パターンは別れますが、どの話にも共通している事は「くねくねを見てしまった人物も、くねくねになってしまう」という部分でしょうか。「疼憑き」でも、憑かれてしまった人物を見たタイチが一瞬にして魅せられ、自身も疼憑きになってしまいました。
視聴した感想では「怖かった」「怖いというより気持ち悪い」といった声も多く、トラウマになったという感想まで多々です。しかし、筆者の中ではオリジナルの「くねくね」の内容と比較してしまい、もう少し静かな怖さを期待していたので13位とさせていただきました。

第12位:タロちゃん

交通安全指導の為、腹話術人形の「タロちゃん」と公演を行っていた若い警察官は慣れない人形を動かしながら交通安全の大切さを説いていたが…人形の頭が、どうも左に曲がらない。
無理矢理に力をかけ左へ曲げると、鈍い音をたてて軋むタロちゃんの背中から木の札が1枚落ちてきた。人形が壊れてしまったかもしれないと不安になる警察官をよそに、観客はタロちゃんを指差しどよめていた。
無事に頭が回るようになったタロちゃん、最早「1人で勝手に話せる」程に元気になっていた…

腹話術人形と腹話術のホラーというのは、古くからありますね。腹話術人形が人間で、腹話術師が人形だったなんて怖い話を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
2期の1話にあたる「タロちゃん」は、事故で亡くなってしまった男の子の魂が乗り移ってしまったとも思える腹話術人形。ひとりでに喋りだし、自転車に乗るのが大好きでしたが「車とケンカ」してしまいお友達と遊べなくなってしまったタロちゃん。
途中、タロちゃんから落ちた木の札は一体なんだったのか…なぜタロちゃんに魂が宿ってしまったのか気になるところです。

第11位:寄鼓

都会から田舎の村へと引っ越してきた若夫婦、田舎暮らしが不安そうな2人はこれから住む家へと向かう道のりで、目印のように「でんでん太鼓」が埋められているのに気づいた。
でんでん太鼓は、2人の新居へと続いている…それに気づいた妻は村長へと理由を尋ねる。「新たな迎え入れる人の家に良いものが来てくれるように」との風習から、家までの道のりにでんでん太鼓が続いているとの事。
その晩、夫婦が寝ていると静けさの中に奇妙な音が鳴っている、目を覚ました妻は「でんでん太鼓」の音だと気づくも、どうする事もできない。そうしている内に、音は段々と近づいてきていた…

色々と考えてしまうオチの「寄鼓」…「おみにえさん」にも言える事ですが、田舎の習わしや風習というのは、ときに奇妙なものがある…そんな印象を持たされる本作。今回の主人公だった若夫婦の元にやってきたものは一体なんだったのか?
「新しく村に迎え入れる人」という村長の言葉が少し引っかかりましたが皆さんはどうでしょうか。良いものを呼び寄せる太鼓という意味を持った風習のようですが、夫婦の元に「それ」がやってきた事を確認したように、村中の電気が消えたのも恐ろしいです。
いい方向に考えれば、でんでん太鼓=子宝を授けるというような考え方もできますが、オチを見る限り違うような…。

第10位:トモナリクン

団地に住む女子校生は、広場にたまっている小学生たちが気になり声を掛けた。「トモナリクンを見ている」返ってきた返事に疑問を持った彼女は少年たちが指差した先を見ると、不気味な影のようなものが地面へ広がっている。
「トモナリクンがお姉ちゃんも一緒に遊ぼうと言っている」と少年たちに言われるも「また今度」と残しその場を離れた。後日、以前の少年たちが女子高生の前に現れる…「トモナリクンがお姉ちゃんがここを通ると言った」と。
不気味に思った女子高生はバイトを理由に遊ぶのを断るが、トモナリクンは彼女の事を諦めてはくれなかった…

団地×ホラーって定番の怖さがありますよね。「トモナリクン」は、彼の正体が分からないまま魅入られた女子高生が犠牲になるストーリーでしたが、トモナリクンと遊んでいた小学生くらいの少年たちの存在も、気味の悪さが目立ちました。
大人には見えない「何か」と遊ぶ子どもたちって、妙に不気味なところがありますよね。空想の友達ならいいですが「トモナリクン」は、もっと別の何かのようです…。女子高生は、遊びたいと最初に誘われた時に「また今度ね」と答えたことにより、約束を守らされてしまったのでしょうか…

第9位:舌

会社員の男性は、帰り道の途中、悲しそうな小学生たちと遭遇する…少年たちが悲しむ理由は一匹の死んでしまった猫にあるようだ。男性は、猫の亡骸を抱き上げ、少年たちと共に「ねこのお墓」を作ってあげた。
そんな様子を見ていた通りがかりの女子高生が「可哀想って思うと憑いてくるっていうよね」と…男性にもそれは聞こえたようで、帰宅してからも女子高生の言葉が尾を引いていた。どこからか聞こえる子猫の鳴き声に「そんなことあるわけない」と自分に言い聞かせ布団に入った。
浅い眠りの中、男性は子猫の鳴き声により目が覚める、耳を済ますと部屋の中から鳴き声は聞こえてくるのだった。本当に猫が憑いてきてしまったのか…?

事故で死んでしまった動物を横目に可哀想と思うとよくないと言いますよね。「舌」は、憑いてきたのは子猫だけではなかったというオチが待ち受けています。子猫だけなら、いい話で終わりそうでしたが…。
主人公の男性の優しさが仇となってしまったストーリーでしたが、怖さよりも不気味さが目立つ内容だと感じています。4期、第一話となった「舌」は、シンプルな内容でしたが記憶に残りました。
お墓の前を通る時は親指を隠す、川にある石は持ち帰ったらいけない等、昔からの言い伝えを「舌」を見ると思い出します。

第8位:惨拝

出先で足を骨折して目が覚めた時には病院にいた男性。医者から1日で退院できると聞き不慣れな土地という事もあり不安に感じていた男性は一安心する。男性は医者と話していた中、同室にいた3人の男性の視線に気づく。それは、睨みつけるようなものだった…
その夜、ボソボソとした話し声に気づいた男性…「いかすな」「ておくれ」気味の悪い声は昼間の3人組のものだった。カーテン越しに感じる視線と声に震え無理矢理に寝付いたのだが…
翌日、退院した男性は病院の屋上に人影を見つける、それは同室の3人組と思われる人達だった。彼らは、男性を見送っているのか、大きくバンザイをするように両手をあげているように見えたが…

こちらも田舎×ホラーな内容ですね。出張で訪れた村で骨折してしまったという男性ですが、この時既に「何か」から逃れられない運命を感じます。また、物語のタイトルでもある「惨拝」とはどういう意味なのか…。
文字を見るだけで不吉なものだと分かりますね、バンザイのような動きで対極の意味をもつ文字…不吉以外のなにものでもありません!気になるのは同室にいた3人組の男性…この男性たちは、なぜ惨敗をしたのか?
「いかすな」これは、村から出ていかすなという意味なのか、生かすなという意味なのか…最後、巻き添えを食らったタクシーの運転手さんの安否も気になる所。

第7位:中身

気味の悪い人形を拾ってしまった少年と、家族の物語り…寄り道をして人形を拾ってきた息子に対し「なんでそんなもの拾ってくるの」と叱る母親。その人形はマトリョーシカのようだが、薄汚れてお世辞にも綺麗とは言いにくいものだった。
母親は捨ててくるように命じるが、聞かない息子に対ししびれを切らしたのか自ら人形を捨てに家を出て行く。しかし、人形を捨てに出ていったきり母親は中々帰ってこなかった。心配する父親と息子…そして、やっと帰ってきた母親だったが、手には人形を持っていたままだった。
暫くして母親の部屋からすすり泣くような声が聞こえてきたので、慌てて息子が様子を見に行くと…

日本人形やフランス人形のようなアンティークドールの怖い話というのは多いですが「中身」に出てくるのはマトリョーシカ。開けてみると同じ形をしている、ひと回り小さくなった人形が次々と出て来るアレですね。
少年は、空き地で人形を拾ってきたとの事ですが、この人形ただならぬ闇を発しています(笑)まずは捨てようとした母親が餌食となり、続いて“中身”を確かめようと開けてしまった息子が…。
そして、最後には父親も同じように取り込まれてしまうのでしょうか…。最後に父親が聞いた大勢の人の声、これは中身を見てしまい、取り込まれてしまった人達の声なのかどうなのか、というより中身は一体なんだったのか…確かめてみたいですね。

第6位:トンネル

ヒガシバラとシバタ、2人は温泉旅行へと向かう途中で道に迷ってしまう。ガス欠が気がかりの2人は、イライラとした雰囲気の中またもや分かれ道に悩む。地図には乗っていないが、方向は間違っていないはず…と、トンネルの中へと入っていく車…
トンネルを抜ける途中、ついに車がガス欠してしまう。車を押して道を進む2人だったが諦めて他の車が通る事を待つ道を選ぶ。車内に戻り小休憩をしていた2人…ふと、助手席の窓外に少年と少女の顔が浮かんだ。
「ガソリンスタンドの場所を聞こう」嬉々とする運転手、しかし不気味な子どもたちは滑るようにフロントガラスの方へと移動してくるのだった…

ホラーにはつきもののトンネル!【闇芝居】でも、定番かつ新鮮さを感じるトンネルホラーの回は安定の怖さと気持ち悪さで話題になりました。「トンネル」と、タイトルそのままの今回は、トンネルの中に巣食う「なにか」達が襲ってきます。
襲われたものは、自身もトンネルの中へと閉じ込められ次のターゲットを探すものへとなってしまうようですね。主人公2人の運命分岐点は、トンネルに入るか否か…この選択さえ間違えなければ恐ろしい目にも合わずに済んだように思えますが…
ライトがついていない真っ暗で長いトンネルに入った事がある方なら分かると思いますが、感覚が狂わされてしまうんですよね。トンネルって身近に感じる恐怖ではないでしょうか。

第5位:お札女

男性が引っ越してきた先は、古めかしい作りのアパート…荷解きも程々に、寝転がった男性は天井に1枚のお札が貼られている事に気づいた。気持ち悪さから、お札をはがすと自分に向けられている視線を感じて窓の外を見る。そこには向かいのアパートから、こちらを見る女性が1人。
お札にも、女性にも嫌な気分になり、引っ越し早々気分を落とす…翌朝、ゴミ捨てに出た男性、ふと向かいのアパートを見ると昨日の女性がこちらを見ていた。女性の視線から逃げるように去っていく男性だったが、これから彼を襲う恐怖は向かいのアパートの女性だけではなかった…

記念すべき1期、第一話が「お札女」です。1話にして、2段階オチをつけたラストは考え方によっては、お札を貼っていた女性は男性を救おうとしていたのかな?と思う事もできると思います。
男性の家に不法侵入の罪でパトカーで送検される女性が、車内から何かを男性に伝えようとしていましたが、これは何を意味していたのか…。【闇芝居】の始まりに相応しい、内容と恐怖度でした!お札を貼る謎の女性は生きている人間ですが、全く生気を感じないのも怖いです。
筆者は、この女性は幽霊だと思っていましたが、パトカーに乗ったのを見て「なんだ人間か」と安心してしまいました(笑)

第4位:矛盾

思わぬ恐怖に遭遇した女性、彼女の名前はユウコ。夜中に突然かかってきた電話に起こされたユウコ、電話の相手は友人のマユミだった。話しを聞くと、彼氏のトオルと心霊スポットである県境の廃病院へと行ったのだという。
鍵のかかっていた部屋をトオルが無理矢理開けてしまい、様子がおかしくなった彼の姿に思わず逃げてきてしまったとの事…続けてマユミは「そっちに行ってもいい?」と聞いてきた。
ユウコは詳しい事情を聞くために承諾するが「痛くて暗いところは嫌」「ねぇ本当に出てもいいの?」とマユミの様子がおかしくなっていく。と、その時ユウコのアパートの扉を叩く、トオルの声が聞こえてきた…

心霊スポットへ行った若者達や雪山での登山の最中不運に見舞われてしまった人達を襲う恐怖体験で知られる、都市伝説が元ネタになっていると思われます。「矛盾」のポイントはタイトル通り「どちらが本当の事を言っているのか分からない」部分。
もしもマユミが本当の事を言っているのであれば、暗くて痛い所から出たいという発言や、やっと出れたという言葉は不思議に感じます。しかし、トオルが本当の事を言っているのであれば、ユウコの家を訪ねたのは誰なのか…
こういった話のオチは、扉を開けてくれ、俺の話が本当だと主張する友人へ「◯◯、お前はもう死んでるんだ!」と叫び訪れた霊が去り事なきことを得る…という展開が多いですが、「矛盾」のなかではユウコのその後は分かりません…彼女はどうなってしまったのか…。

第3位:メリーゴーランド

あるカップルがデパート屋上の遊園地へとやってきた、懐かしさ溢れる場所にテンションが上がる2人、1人のピエロが彼女の方へ風船を渡す「これを持っている人はメリーゴーランドが無料ですよ」その言葉に、喜ぶ彼女。
彼氏を誘い楽しもうとするが、気恥ずかしいのか断られてしまった。渋々1人でメリーゴーランドへと乗った彼女は、童心に戻ったかのように身振り手振りはしゃぐ様子が微笑ましかった。しかし1週目…2週目と回るたび、フラフラとし始める彼女…メリーゴーランドが3週目に入った時、彼女の姿は消えていた。
慌てた彼氏は、同じように乗っていた子どもたちに「お姉ちゃんを見なかった?」と聞くが知らないと言われてしまう…そうこうしている内に、メリーゴーランドは再び回り始めるのだが…

デパートの屋上遊園地ってアニメや映画の中でしか見たことないですがレトロな雰囲気が漂っていて素敵ですよね。「メリーゴーランド」では微笑ましいカップルが恐ろしい目にあいます…このストーリーで気になったのは遊園地内にいた人達は、初めから彼らに「悪意」を持っているようにも見えました
「間もなく閉店の時間になります」といったアナウンスに対して、もう終わっちゃうの?と、驚く彼女の言葉や夏服を着ている様子、空の色から夕方5時~6時ではないかと推測できます。この時間帯は古くから「逢魔時」と呼ばれる、昼と夜が入れ替わる不吉な時間です。
主人公たちカップルは本来ならば、交わることのなかった空間に迷い込んでしまったのかもしれませんね。

第2位:傘神様

夏休みを利用して、田舎に引っ越した友人タケルの家へと遊びにやってきたケンジ。縁側に座り、久々の再開に喜ぶ2人…スイカを取りに室内に戻ったタケルに置いて行かれたケンジはボーッと前方のバス停を見ていた。
すると、雨も降っていないのに傘を開いた女性の姿が…女性は、ただ傘を差していたのではなく口で加えて持ち「シィィィィ—」という不気味な声を発していた。ケンジが見たものは「傘神様」と呼ばれるもので、見てしまった者は翌朝まで蔵の中へ入らなくてはいけないとタケルの父に言われる。
誰がきても、蔵の鍵を開けてはいけないと言われたケンジ。やることもなく、何が起きているかも分からないまま、蔵の中でこもっていたケンジの元へタケルがこっそりやってくるのだが…

八尺様と呼ばれる階段をがモチーフになっているであろう「傘神様」は、叫びたくなるような怖さではなく最後まで見てゾッとして冷えるような内容でした。友人の元を訪れたケンジを襲う悲劇ですが、なぜケンジは傘神様に魅入られてしまったのでしょう?
タケルの父親は、傘神様の存在を知る人物で、またどれほど恐ろしい存在かも理解していたように感じますが、傘神様に魅入られないようにする対策などはなかったのか等、考えれば考えるほど気になるポイントが浮かびます。
このストーリーの怖い部分は、一晩蔵で過ごしたケンジでしたが、最後の最後で「やはり」というかなんというか救われていなかったと知る部分ではないでしょうか…

第1位:カセットテープ

友人の結婚式を期に久々に実家へと戻ってきた男性、家族との団欒を楽しみ、子供の頃使っていた部屋に入っていった。実家を出ていった頃と、何も変わらない自室に懐かしさを感じ、卒業アルバムを眺めながら思い出に浸っていたのだが…
机の引き出しの中にあった、1本のカセットテープ…ラベルには「あのひのこと」と書かれている。“まだ聞けるのかな?”子供の頃、日記の代わりにカセットテープへ、その日の出来事を録音していた男性、他愛のない日記を聞きながら昔の記憶が次第に蘇っていく。
しかし、聞いている内に日記の内容は段々と意味の分からないものになる、そして声色も少年から青年へと変わる。全く記憶にない話しの数々、気味の悪さを感じるも、そのまま怖いもの見たさか聞くのをやめれない…大人になった自分、会社での出来事を残す声、そしてついに「まだ来ていない明日」の日記が読まれたのだ…

【闇芝居】の中でも特に難解で不気味だと言われている「カセットテープ」筆者も何度か視聴しましたが、物語のオチはどのように解釈して良いのか未だに考えてしまいます。友人の結婚式のために帰ってきた男性…友人の名前はタナベというらしくカセットテープに吹き込まれた日記にも登場しています。
特に、タナベという人物が、何かをしているという事はないと思いますが、日記を聞いていると、彼へ執着しているようにも感じます。青年になった頃の日記の内容は、ハキハキとした声とは裏腹に何を意味するのか全く分からない、脈絡のない話が続くのが不気味です。
「公園でギザギザのおじさんに声をかけたら違いますよと言われた」など…そして、最後にあたる「明日の結婚式の日記」これには、盛大に盛り上がった様子が伝えられていますが、どういう意味で盛り上がったのでしょうね。

2017年7月から5期が放送開始!今度の【闇芝居】は一味違う!

さて、個人的な恐怖度やトラウマでのTOP20となってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?怖いと感じる部分は人それぞれ違うので「◯◯がないなんて…」と思う方もいらっしゃるでしょうが、ご了承ください。
そして、喜ばしい事に【闇芝居】第5期となる新作が2017年7月より開始とのこと!ちょうど、ゾクッとする話しが聞きたくなるような季節にちょうどいいタイミングですね。新作に携わる脚本家たちは、3名の女性!
女性ならではの感性が「新しい闇芝居」を作り上げるとのことで、今から非常に楽しみです。語り部は、シリーズ全体を通して担当していた津田寛治さん!「紙芝居屋のおじさん」を演じるのか、それとも別のキャラクターなのか気になりますね、今年の夏は涼しく過ごせるかもしれません。
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