こち亀展で40年の歩みを辿る!限定マンガ『想い出』はどんな内容?

惜しまれながら少年ジャンプの顔役でもあった40年の連載を終了したのが「こちら亀有公園前派出所」。その長寿漫画の魅力とは何だったのでしょう?各地で記念のお別れイベントが催され、大盛況だった様子も含め、その核心に迫ります!

超長寿マンガ「こち亀」とは?

出典:https://www.amazon.co.jp

「こちら葛飾区亀有公園派出所」は当時の漫画としては目茶苦茶長いタイトルで、少年ジャンプ連載なのに「オッさん」が主人公という衝撃的な内容で昭和51年にスタートしました。

日本を代表する下町人情喜劇映画と言えば「男はつらいよ」の寅さん。舞台は葛飾柴又ですが、こちらは亀有。江戸人情が残る小町とは言え、日本を代表する2作品は奇跡的。

日本人が好きなんでしょうね、こういう設定に何故か興味が沸きホッとしてしまうのは、ジャパニーズ遺伝子じゃないでしょうか?ドタバタ喜劇というホンワカ色もいいんですよね~。こちらの記事もチェック!

こち亀の連載40年ってどれだけすごい?

出典:https://www.amazon.co.jp

40年というと、生まれた赤ちゃんがオッサンです!子供も二人ぐらい居てマイホームを持って離婚して再婚していてもおかしくありません。2世代親子でこち亀ファンが居る時代です。

一般企業の場合、30年後の生存率は0.02%!そのほとんどが消えていきます。TVアニメだと40年選手はサザエさんぐらいです!しかもこち亀は40年間一度も休刊無し!?

よくネタが続きましたね~!趣味全開で知らない世界のマニアックな解説などは勉強にすらなりました。ある意味何でもアリな無茶苦茶な雑食設定が長寿の秘訣だったかも??

40年連載の功績は駅の風景も変えた!



亀有駅が凄い事になっています!入り口にはまるで甲子園優勝記念の様な横断幕で「こち亀40年間連載お疲れ様でした!」の労をねぎらう気持ちに涙腺が緩み、中に入れば?!

あちらこちらに両さんの顔、顔、顔。階段を登ろうとすれば階段が単行本の背表紙に!?そこまでやる?まるで自分が小人になってこち亀の漫画本を登っているようじゃないか。

さらに驚くのはエスカレーター!手すりのゴムが一コマ、一コマ全部違う両さんの顔なので、思わず「おおっ!?」と見入ってしまう。亀有住民はやはりこち亀ファン??

こち亀の魅力に迫る!

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com

両さんは遊びの天才で、酒にギャンブル好きでスポーツ万能というか、言葉を喋れるだけでほとんど野性という身体能力は不死身。ジャングルでも生きていけるという強靭さ。

人脈は世界はおろか神様から閻魔大王まで多趣味な知識は無駄にだだっ広く、リカちゃん人形から戦車にモデルガン、ベーゴマにメンコに最新のデジタル機器まで?!

それでいてたまに人情に厚く、金に弱い。ダメ人間を絵に描いたような自墜落っぷりを何度も繰り返す。下町をこよなく愛する少年の心を忘れない憎めない男・両津勘吉。

見た目がゴリラ?(失礼)男の中の男!

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com

典型的な日本古来のガッチリ体型の両さんは、マユゲも整えるどころかつながっているし、あちこち剛毛で男は黙って角刈り!女々しい男は嫌いで警官なのに一か八かという人生観。

好奇心は子供並みに旺盛で、かと思えば風情を感じる繊細さをちらっと覗かせる表情もある。両さんの口癖で、女々しい男を相手に「男のくせにハッキリしねぇな!」というのがあります。

そんな一言からでも解るように両さんっていう人物像には、ある一定の兄貴肌感がありますよね。威張らないし、他人の悪口もネタとして部長の事しかほとんど言いませんが仲良しです。

豪快な借金王

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com

やる事が豪快過ぎて、警官をやっているのが奇跡というくらいの借金を背負っています。その額なんと兆円単位!!億じゃないですから半端じゃありません。なのにあの元気さは凄い。

お金を良くも悪くも何とも思っていないんでしょう。(その割には強欲で大損しますが。)人生に悩んだ果てに自殺するなどの全く真逆で太陽のように輝いているのが両さんの性格です。

気弱な青年を励ましている両さんもよく観ましたね。世界戦争が起きてもゴキブリと両さんは生き残る気がすると大金持ち中川に言わせました。でも、こういう元気って人生には大事!

両さんに負けない個性を放つ様々な脇役達

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com

後半はどんどんとセクシーな女性キャラが増えてだいぶ画が華やぎましたが、前半のこち亀は男子校の部室の様なむさ苦しさです。それ故に脇役キャラも濃かった気がします。

例えばオリンピックの年ごとに目を覚まし、超能力で事件を解決する日暮は寝起きはダメダメな痩せこけた男でも、超能力を発揮する時は両さんもビビるほど迫力があります。

バイク、拳銃、書道と色々な達人が登場しましたが、個人的に忘田は古典的でウケます。なんでも三歩進むと忘れるくせに両さんへの貸金だけは覚えているという平和なボケ!こちらの記事もチェック!

40年記念こち亀展でファン大歓喜!

北海道、愛知、東京、横浜、大阪、名古屋、福島と全国各地を巡業した「こち亀展」は、北海道と愛知を残すのみとなり大好評のうちに半分を終えました!(行列者が続出の人気!!)

ちょうどGWにぶつけたんですね〜。しかし入場制限になってしまう程の大混雑で予想を遥かに上回ってしまった印象となりました。内容はこち亀40年を記念した展示でのファン感謝祭。

一緒に40年の思い出を振り返って懐かしんだり、楽しみながら別れを惜しんでゆっくり見送ろうというコンセプトもあったと思います。限定グッズも飛ぶように売れていました!

見所満載のこち亀年表

出典:http://www.j-kochikame.com

壁にはズラリと200冊を飾ったカラー表紙が並び、様々な両さんや変化していった作風などが一目でわかります。なかでも面白いのはこち亀年表と題された横絵巻です!

時代の流れと呼吸してきたこち亀ならではのエピソードが年代ごとに絡み合っていて興味深いです。こういうのを見ると40年の月日を改めて感じますね〜。偉業ですよ、やっぱり。

あとは両さんが散歩してる下町風景の扉絵原画なども個人的には好きな画です。初期のこち亀では考えられなかった芸術性の高い風景画ですよね!写真以上に風情がある気がします。

こち亀のオチ画のみを集めた展示コーナー

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com

こち亀の鉄板オチは、やはり部長の「両津のバカはどこへ行った!」でしょう。部長の変幻自在な戦車から武将から騎士などなど画一発のインパクトが凄いですよね。

両さんは大体、国外へ逃亡しています。すでに捕まっていれば両さんはミサイルで飛ばされたりもします。逆に部長も両さんもショボーンと小さくなるオチもありましたね。

署長や麗子に怒られるというパターン。珍しいのは普段はクールで品がいい中川がぶっ壊れてアホになるというオチ。人情編では感動するオチもありました!

オリジナルグッズからコラボグッズまで

出典:http://www.j-kochikame.com

HELLO KITTYとのコラボした両さんキティちゃん。。これでいいんでしょうか?というユーモアたっぷりの仕上がりです!両さんマユゲ強いなぁ。1200円です!お部屋に車内にどうぞ!

九谷焼コラボもあります。皿から招き猫両さんまで全部、九谷焼。日本最古の歴史を持ち独特の渋い風合いが特徴。人間国宝も産んだ老舗の九谷焼がこち亀とコラボしちゃう奇跡!

リーズナブルな価格ではクリアファイルやTシャツ、ユニークな掛け軸や湯のみや手ぬぐいにキーホルダー、昭和な雰囲気のペナントからポストカード名風景は個人的にオススメです!

こち亀展限定書き下ろし「想い出」の内容とは?

出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com

派出所のとある日常風景からストーリーは始まります。居るはずの両さんが居ないので、中川や麗子さんが気にし始めますが部長はいつも通りの無関心、そんなよくある風景。

巡回に行っているのか「先輩何か伝言とかないかなぁ」と中川が両さんの机を探すと番号鍵付きの箱があり1182で開けることができました。中には派出所で撮ったみんなとの写真。

一方、両さんはというと南の島でサーフィンをしながら仕事をサボっていましたが、1182「いいやつ」らの所にそろそろ帰らないとなぁと、思いを馳せるのでした!

こちら葛飾区亀有公園前派出所よ永遠に…”

出典:https://www.amazon.co.jp

こち亀のファンが世代を超えて増殖していく背景には、誰でもスッと入れるわかりやすさと面白さがあると思います。昭和に一世を風靡したドリフの大爆笑的でもあります。

寅さん的な人情劇な表現話もあり、普遍的なテーマを魅力的なキャラクターをうまく使い分け、すべて扱っていると言っても過言ではありません。下町男像の象徴でもあります。

現時点でもすでに世代交代はされており、これからも連載は終わっても読み続けられるでしょう!何と言ってもリアルタイムの我々が何よりも何度も何度も読み返すでしょうね!