映画「ディストピア パンドラの少女」のあらすじ&ネタバレ紹介!イギリス発の衝撃作に震える…

海外ドラマ「ウォーキング・デッド」や映画「28日後…」などゾンビ作品は数多くありますが、自我や理性を持ったゾンビを見ることは少ないでしょう。「生ける死体」と言われるゾンビが感情を持ったら、どうなるのでしょうか?

イギリス発の衝撃作!「ディストピア パンドラの少女」とは?

先生×訳あり生徒の逃避行!相手はゾンビ!



一般的に、SFで描かれる理想的な社会:ユートピア。「素晴らしく良い場所」と訳される理想郷です。その正反対に位置するのが「ディストピア」。日本語では暗黒郷や地獄郷と訳されます。

主な特徴として、格差社会が存在し、表現の自由が損なわれている世界。人としての尊厳が否定されているのがディストピアです。その世界の中で、生きていかなければいけない人間を描いている映画「ディストピア パンドラの少女」。

果たして、ゾンビ相手の逃避行は成功するのか?生徒が抱えている秘密とは?ホラー物がお好きな人なら、必見です!

「ディストピア パンドラの少女」あらすじは?


人肉を食べるハングリーズ(ゾンビ)へ変えてしまう細菌が蔓延している世界。そこでは凶暴なハングリーズに支配され、社会が崩壊していた。

イングランドの田舎町にある軍事基地では、ある研究が進められている。この施設に集められたのは、第2世代と呼ばれる「ハングリーと人間のハイブリット」だった。彼らは、人肉を好むが思考能力と学習能力は存在する。

この第2世代から、全世界を救うワクチンを開発しようとしていたのだった。

集められた第2世代は囚人のような生活を強いられていたが、授業を担当していた教師:ヘレンは彼らを人間として扱っていた。彼らの中でも取り分け高いIQを持つメラニーとは、交流を深めていく。

ある日、施設が襲撃を受けてしまった。命からがら逃げだしたヘレンら5人は、ハングリーズが生息する街へと歩みを進める。逃げ出した中には第2世代のメラニーもいた。メラニーと同行することを拒否する兵士2名と、第2世代の人体実験をしていたコールドウェル博士は渋々だが行動を共にすることになった…。

「ディストピア パンドラの少女」ネタバレ解禁!

行きついた先はロンドン市内。ここではハングリーズの身体に寄生したキノコが次々と胞子を飛ばしている。ここでコールドウェル博士は、第2世代が抗体を持っているのでは無く、共存していた事実を突き止めた。

メラニーは、自分と同じ第2世代が新たな人類となるべきだと考え、キノコの胞子を解放し人類は滅亡した。ここで人類として生き残ったのは、教師のヘレンのみ。彼女は幼いハングリーズのために授業を続けるのだった…。

「ディストピア パンドラの少女」結末、パンドラの意味とは?

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原題は「すべての贈り物を授かった少女」。ギリシャ神話のパンドラは、ゼウスによって送り込まれた「人類に災厄をもたらす匣」を持った人間最初の女性です。メラニーはヘレンとの交流中、ギリシャ神話を知りました。

いつしかメラニーは自分をパンドラだと考え、第2世代の「希望」になりたかったのかもしれません。しかし、メラニーがもたらしたのは皮肉にも人類の滅亡でした。ある意味、第2世代への恩恵かもしれませんが…。

パンドラが開けた匣から飛び出したのは、人間の災厄。メラニーが解放したのは病原体でした。パンドラは希望を匣に残しました。メラニーは希望という名のヘレン先生を残し、第2世代の希望としました。果たしてメラニーの希望は達成できたのでしょうか?

「ディストピア パンドラの少女」は異色のゾンビ映画

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劇場公開を2017年7月1日に控えたこの映画は、近年のゾンビ物とは違う予想外のラストが待ち構えています。2014年に発行されたメイク・ケアリーの小説「パンドラの少女」を原作としており、帯には「カズオ・イシグロ meets ウォーキング・デッド」という絶賛コメントが付きました。

小説は上下2巻で構成されていますが、読み始めると手が止まらなくなる面白さが押し寄せてきます。この物語は、一種のハッピーエンドといえるのか?それとも絶望を突き詰めた物語なのか?ご自身の目でお確かめください!

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