【マクロスF】抱きしめて、銀河の果てまで!銀河史に残る名作を語り尽くす!

大好評の内に最終回を迎え、放映終了後、新作「マクロス デルタ」が放映された現在でも根強い人気を誇る「マクロス フロンティア」。名作と名高い本作の魅力を、たっぷりお届け!

「憶えておきなさい、こんなにいい作品、滅多にないんだからねっ!」

マクロスF(フロンティア)とは

シリーズ生誕25周年を飾る、気合入りまくりの記念作品!

出典:https://www.amazon.co.jp

今やロボットアニメとしては「機動戦士ガンダム」シリーズに比肩するほどの超人気シリーズにまで成長した「超時空要塞マクロス」シリーズ。ガンダムほど作品を連発しない代わりに、一作一作がしっかりとしたテーマを持って造り込んであるのもシリーズの魅力です。
本作、「マクロス F(フロンティア)」(以下、マクロスF)は、そのシリーズ生誕25周年を記念して製作されたテレビシリーズ。テレビで放映する作品としては、前作の「マクロス7」以来、実に13年ぶりの新作でした。

マクロスと言えば、まず何と言っても「歌」!
「マクロス7」が同時期に製作されたOVA「マクロスプラス」と同じく歌を兵器として活用する作品だったのに対し、本作は初代マクロスを強くオマージュしてシリーズの基本に立ち返り、「歌には世界を変えるだけの力がある」という描き方をした作品となったのです。

次に魅力的なのはストーリー!
マクロスの定番である「歌と戦争と三角関係」というテーマも忘れていません。「三角関係が無かったらマクロスじゃない!」というぐらい、マクロスのストーリーテリングでは重要なポイントですね。アルトとシェリル、ランカの三角関係を主軸に、様々な人間が絡み合い、時に別の三角関係までが絡み、銀河を揺るがす大事件が描かれます。

最後は、やはりメカニック!
マクロスと言えばバルキリー! 戦闘機からロボットへ複雑にパーツが移動して変形するシーンは、マクロスをマクロス足らしめる重要な要素の一つです。主役機として最もバリエーションが登場するVF-25 メサイア、ライバル機として強烈な印象を残すVF-27 ルシファー、などなど、単なる舞台装置としてだけでなく、もう一つの主役として大活躍するメカニックには大注目です。
そんなわけで、次項からはマクロスFの魅力をより詳細にお伝えします。それでは、行ってみましょう。「あたしの記事を読めぇーっ!!」

マクロスフロンティアは銀河を揺るがす三角関係と陰謀がテーマ!

恋と勢力のトライアングラー……マクロスFは三角関係だらけ!?

マクロスと言えば三角関係。三角関係と言えばマクロス。マクロスシリーズにおいて、三角関係はストーリーに欠かせないポイントの一つです。初代マクロスが高評価を受けた理由の一つに、ロボットアニメなのにトレンディドラマの様な三角関係の恋模様をストーリーに盛り込んだ点が上げられます。それまでのロボットアニメではあまりなかった恋愛要素、それも複雑でデリケートな三角関係を主軸に置くことで、人間関係は自然と複雑化し、結果、厚みのある人間ドラマが描かれました
マクロスFにおいても、初期オープニング曲のタイトル、「トライアングラー」が物語るように、初代を強くオマージュした三角関係は踏襲されているのです。

主人公のアルトとシェリル、ランカのダブルヒロインによる恋の三角関係を主軸に、登場人物たちが複雑に絡み合う人間模様を織り成します。
さらに、今回の三角関係は恋模様だけに止まりません。アルト達が生活し、移民可能な惑星を探して航海を続けるフロンティア船団。その船団を度々襲う、詳細不明の超時空生命体群バジュラ。そして、バジュラを利用して全銀河の支配を目論むギャラクシー船団。
マクロスFで描かれる「バジュラ戦役」という戦いに参加する勢力にも三角関係は成立し、シェリルという歌姫を隠れ蓑に、フロンティア船団を利用してバジュラの力を我が物にしようと目論むギャラクシー船団の陰謀は、やがてフロンティア船団を激しい戦闘に巻き込んでいくのです。

河森正治×菅野よう子のタッグ再び!

マクロスプラス以来となる最強タッグ!

音の遊び人(敬称)菅野よう子は、かつてマクロスプラスで楽曲を担当し、一躍有名になりました。
マクロスプラス自体がハリウッド映画を意識した造りになっていたため、BGMもハリウッド映画のテイストが求められました。これに菅野は、カントリー音楽のサウンドなどを取り入れて見事に河森正治監督の期待に応えます。
さらに、観客の感情に合わせて変幻自在に変化するというバーチャル・アイドルシャロン・アップルの歌を表現するため、菅野はテクノ・ジャズ声楽宗教音楽までをも取り入れ、幻想的なシャロンのキャラクター像の表現に大きく貢献しました。
菅野の仕事ぶりに惚れ込んだ河森監督は、以降、「天空のエスカフローネ」「創聖のアクエリオン」など、自分が監督する作品の音楽を次々と菅野に頼みます。


特に、「一万年と二千年前から愛してる~♪」でお馴染みの「創聖のアクエリオン」の主題歌は、長らくカラオケランキングの上位に名を連ねていたので皆さん聞いたことぐらいはあるはずです。
そんな勝手知ったる名コンビとなった河森正治菅野よう子が、再びタッグを組んで挑んだのが、このマクロスF。マクロスプラスのシャロン・アップルのライブシーン、マクロス7ダイナマイトのオープニングと、未来のライブシーンの演出をグレードアップさせてきた河森正治と、音楽ジャンルに対して無類の引き出しの多さを売りとする菅野よう子。二人の力で新たに描き出された銀河の妖精シェリル・ノームのライブシーンは、映像、楽曲共にマクロスFの顔となったのです。

マクロスFにおける二人の代表的な活躍を語る上で、最終回のメドレー曲に合わせた戦闘シーンは外せません。初代マクロスにおいて、人類は文化を持たないゼントラーディーという敵に対し、歌という文化で強烈なカルチャーショックを与え、隙を作ることで戦闘を有利にしました。このように歌姫の歌とともに攻勢に出る作戦を、初代ヒロインのリン・ミンメイの名を取って「ミンメイ・アタック」と呼んでいます。
マクロスFでは、約24分の最終回の後半で最後のミンメイ・アタックが描かれるのですが、この時に流れるのがシェリルとランカのダブルヒロインによるメドレー、「娘々スペシャルサービスメドレー」です。

このメドレーは、マクロスFに登場したシェリルとランカの歌だけでなく、初代マクロスでリン・ミンメイが歌った「私の彼はパイロット」「愛・おぼえていますか」の楽曲も交え、約10分のメドレー曲として菅野が編曲しました。途中、アルトがランカを救出した際に、シェリルが歌う「私の彼はパイロット」が挿入されたり、マクロスFの後期主題歌だった「ライオン」のコーラスとして「愛・おぼえていますか」のサビが使われたりと、非常に遊び心のある編曲になっています。
河森監督の演出した映像と、菅野よう子の編曲したメドレーがガッチリ噛み合った最終回の後半は、その演出のテンションの高さからガッチリとファンのハートを鷲掴みにし、作品の人気を不動のものとしたのです。

登場人物紹介……彼らの恋のかけひきが世界を変える!?

「全機、突撃ラブ・ハート!」恋が戦場を駆け抜ける!

ロボットアニメなのに人間ドラマが濃いのがマクロスFの魅力。キャラクターが立っているからこそ、ストーリーだけでも魅せることができるのです。そんなマクロスFの魅力的な登場人物たちの一部をご紹介しましょう。

早乙女アルト

「思わざれば花なり、思えば花ならざりき」
本作の主人公で高校2年生。容姿端麗、美しい長髪で女性と見紛うほどの美少年歌舞伎の名門の家に生まれ、10歳にして伝説的な女形と将来を嘱望された。その経験からついたあだ名が「お姫様」。幼い頃に母から聞いた地球の果て無き大空に憧れ、父親と大喧嘩の末に高等部進学を期に勘当。演劇科から航宙科へ転科し、家を出ている。
パイロットとしても天才的なセンスを持っており、第1話でフロンティア船団をバジュラが襲撃した際、偶然VF-25Fに乗り込んでランカを助けたことにより、S.M.Sスカル小隊所属のパイロットとなる。
シェリルとランカと出逢うが、生来の鈍感さと優柔不断が災いし、二人が自分に惚れていることも、自分を巡って二人が恋の駆け引きを繰り広げていることもだいぶ終盤まで全く気付かない。

シェリル・ノーム

「覚えておきなさい、こんなにいい女滅多にいないんだからねっ!」
マクロスギャラクシー船団出身の銀河級トップアイドル。銀河中の誰もがシェリルの歌を聞かない日は無いといわれるほどで、銀河ヒットチャートの上位常連。ついたキャッチコピーが「銀河の妖精」
フロンティア船団には銀河横断ツアーの最終公演で訪れ、アルトとランカに出逢う。自分をアイドルとしてでなく、人として自然な接し方をしてくれるアルトに好意を抱き、次第にアルトには素の自分を曝け出すようになっていく。一方、自分に憧れてアイドルを夢見るランカに対しては、夢を後押ししながらも、その才能に逸早く気付き、恋も歌も対等なライバルとして認める。
ギャラクシー船団がバジュラにより壊滅したことで、そのままフロンティア船団に身を寄せ、アルトたちと同じ美星学園へと編入する。

ランカ・リー

「みんな、抱きしめて! 銀河の果てまで!!」
S.M.Sスカル小隊隊長、オズマ・リーの妹ゼントラーディー人とのクォーターだからか、感情に合わせて緑の髪の毛が動く。アルトたちとは違うお嬢様学校、聖マリア学園に通う、シェリルに憧れる普通の女の子だった。バジュラがフロンティア船団を襲った日、偶然VF-25Fに乗り込んだアルトに助けられる。以来、アルトが気になる人に。
どちらかと言えば引っ込み思案な性格だったが、シェリルと出逢い、勇気付けられ、アイドルの階段を昇り始める。やがて「超時空シンデレラ」というキャッチコピーを冠するスーパーアイドルへと成長する。

ミハエル・ブラン (ミシェル)

「人を本気で好きになるのは、命がけなんだな」
S.M.Sスカル小隊の狙撃手。女性であれば、挨拶代わりにとりあえず口説くプレイボーイ。愛称はミシェル。アルトと同じ高校、コースに通う同級生でありながら、アルトより以前からS.M.Sにパイロットとして所属。狙撃専用装備のVF-25Gを駆る。
アルトのことを「アルト姫」、「お姫様」と称した張本人であり、その呼び方が原因で喧嘩になったこともあったが、アルトのパイロットとしての才能は認めており、良きライバルになる。
幼少時に両親を亡くし、姉も失っているため、現在は天涯孤独。S.M.Sピクシー小隊に所属するクラン・クランとは幼馴染で、相手に惚れられていると知りつつも、恋に本気になることを怖れてわざと遠ざけるようにプレイボーイを演じている。
劇中では触れられなかったが、設定では祖父母の1人がゾラ人(OVA「マクロス7ダイナマイト」に登場する惑星の原住民)で、その血は尖った耳として表れている。また眼鏡をかけているのは超人並みの視力を矯正する為のもの。

クラン・クラン

「死ぬのが怖くて恋ができるかーっ!!」
S.M.Sピクシー小隊所属のエースパイロットで階級は大尉。第一次星間大戦で地球側についたゼントラーディー人の子孫で、パイロット時はゼントラーディー用パワードスーツ、クァドラン・レアに搭乗する為に巨人化しているが、日常生活では人間サイズに縮小(マイクローン化)している。
巨人時はスタイル抜群の女性だが、何故かマイクローン化すると幼女体型になってしまうという一粒で二度美味しい女性。ミハエル曰く「遺伝子が不器用」らしい。
ミハエルのことが好きで、ミハエルが女性を口説く度に怒るという判り易い反応を見せているのに、無視し続けるミハエルに痺れを切らすが……。

ルカ・アンジェローニ

「シモン、ヨハネ、ペテロ。今、君たちのくびきを解き放つ! かつてマクロスシティを恐怖の底に陥れた、その力を! ユダ・システム、リリース!」
総合機械メーカーL.A.Iの御曹司で、L.A.Iの技術開発部特別顧問電子機器の扱いに精通し、そのスキルは天才級。S.M.Sにおいても電子戦仕様のRVF-25を駆り、人工知能制御の無人機であるゴーストを3機従えている。
小柄で女性の母性本能をくすぐる護ってあげたくなるような可愛い系少年で、アルト、ミハエルの後輩だが、S.M.Sのパイロットとしてはアルトより先輩にあたる。
アルトたちのクラスメイトである松浦ナナセに惚れているが、まったく気付かれていない。しかし、戦闘に巻き込まれた彼女が昏睡状態に陥った際は、彼女の意識が回復するまで仕事の合間を縫って見舞いを続けたほど一途。
反面、頭脳派しらくキレた時には冷酷な面も見せ、ナナセに重傷を負わせたバジュラに対する怒りで、歌を戦闘に使われたくないと考えるランカや、病身で先の長くないシェリルに、軍事作戦の為に歌わせたりもした。

松浦ナナセ

「ではここに、ランカ・リーファンクラブの結成を宣言します!」
アルトたちのクラスメイトだが、専攻は美術科。ランカとは中華料理店「娘娘」のバイト仲間で、別の学校に通うランカとアルトたちを結ぶポジションにいた。
引っ込み思案で眼鏡っ子でGカップの巨乳で、バストサイズは群を抜いて超銀河級。裏設定では、その恵体が男性からの熱い視線を集めたことから男性が苦手になり、少女らしい未発達な体型のランカに憧れている、とされている。
アイドルとしての階段を昇り始めたランカを誰よりも応援し、いち早くファンクラブを結成するなど、そのランカ愛はオズマも遠く及ばない。あまりにランカに夢中なため、ルカが自分に惚れていることも全く気付いていないほどである。

オズマ・リー

「悪いが、俺は大人じゃなくて男なんだよ!」
S.M.Sスカル小隊を率いる鬼隊長。階級は少佐。初代マクロスより伝わるエースの証、黄色と黒のラインと骸骨(ただし、オズマは人間ではなく牛の骸骨にしている)のパーソナルマークが入った指揮官仕様のVF-25Sを駆る。マクロス7に登場した主人公達のバンド、FireBomber(ファイアーボンバー)の大ファン
民間軍事プロバイダーS.M.Sに入社する前は新統合軍に所属し、第117次大規模調査船団の護衛任務に就役。バジュラによって船団が壊滅した際、軍上層部の対応に反発し除隊。孤児となったランカを引き取って妹として育てている。ランカの家族を救えなかったことの贖罪か、ランカには度を越えた過保護
マクロス・クォーターの航空管制官、キャサリンはかつての恋人で、ランカを溺愛するあまり一度は別れていたものの、レオン・三島の怪しい行動を探る内に次第によりを戻していく。

キャサリン・グラス (キャシー)

「冷や冷やしたわよ、ホント。どさくさに紛れてあんなこと言うし……」
新統合軍参謀本部所属の中尉にして、フロンティア政府大統領ハワード・グラス令嬢。大学を首席で卒業し、準ミス・フロンティアに選ばれた過去を持つ才色兼備なオズマの元恋人。愛称はキャシー
ドラマCD「娘ドラ◎ドラ2」ではオズマとの馴れ初めが語られるが、13歳の頃に見学に行った軍の演習で出逢い、彼女が18歳になるまで待ってから交際を始めたとのことで、なんだ昔っからロリコンの気があったのかオズマ。
大統領府首席補佐官であるレオン・三島と婚約中だったが、シェリルのツアー担当責任者になったのがきっかけで転属。オブザーバーとしてS.M.S旗艦マクロス・クォーターに乗艦し、航空管制を担当することになる。
裏でクーデター計画を進めていた三島にいち早く疑念を抱き、調べを進める内に協力してくれたオズマと再接近。結局、三島の計画を阻止できずに父を殺され、政府から追われる身となり、オズマに助けられる。

レオン・三島

「ありがとうございます、閣下。これからは私、レオン・三島にお任せを」
キノコ。フロンティア政府大統領府首席補佐官という肩書を持つキノコ。キャサリンの婚約者だったが、何でこんなキノコと婚約したのかは謎である。一応、キノコではあるが、新統合軍参謀でもあるという、ちょっとキノコとしてはもったいない肩書まで持つ。
大統領府バジュラ対策責任者でもあり、ランカが家族を失った第117次大規模調査船団遭難事件のバジュラに関する情報の秘匿や、後述するグレイスと密かに繋がって色々支配しようと企む傍迷惑なキノコである。
影でクーデター計画を進め、婚約者キャサリンの父、ハワード・グラス大統領を暗殺までしたものの、最終決戦中に帰還したS.M.Sに全部バラされて失脚する見事な因果応報ぶりを見せた点だけは優秀なキノコ。
キノコのクセに大人の三角関係の1点を担っているのが物凄く納得いかないが個人的な感想なので無視して下さい。キノコ。

ボビー・マルゴ

「見返りを求めるような幼い愛なんてもうとっくに卒業してるのよ」
ファンキーなヘアスタイルに190cmの長身。見た目はどう見ても男性だが、心と言動と仕草は女性というオネェクォーターの操舵士で、階級は大尉。強攻型(マクロス系の戦艦の人型形態)に変形する際は、興奮して雄叫びを上げるなど男が出て、荒っぽい操艦をしてみせる。
民間軍事会社S.M.Sに所属しながら、前歴は伝説のメイクアップアーティストという異色の経歴の持ち主で、第4話ではその才能を遺憾なく発揮し、ハードな訓練に疲れて更衣室で爆睡してしまったアルトに対し、極短時間で濃いメイクを施すイタズラをかましている。
実はオズマに対し秘かな想いを寄せているが、オズマが同性愛者ではないことをちゃんと理解し、見返りを求めない心の恋人と呼んでいる。上記の台詞は、そういう心情を語った際の台詞である。
――という訳で、オズマを巡る大人の三角関係の残り二人はキャサリンとボビーの方が相応しく、キノコ立つ瀬無し、である。キノコ。

ジェフリー・ワイルダー

「皆が右を向いていると、つい左から見直したくなる性分でな」
民間軍事ブロバイダーS.M.S所属、マクロス・クォーター艦長。階級は大佐である。立派なひげを蓄えたナイスミドルで、現在は艦長ながら、かつては新統合軍のエースパイロットだった。もう、とにかくカッコいい。ボビーでなくても男でも惚れる男中の男である。
三島のクーデター計画とグレイスの進める陰謀に気付き、真相を探る為に希望者と共に艦ごとフロンティア船団を出奔。オズマたちと共に捜査を続け、最終決戦時に非常に美味しいタイミングで帰還する。出番のタイミングまで弁えてらっしゃる。
クォーターの索敵担当、モニカに惚れられているが、その気持ちには全く気付いていない様子で、女性に関してはアルトレベルの鈍感なところも魅力である。ちなみに、独身だが既婚歴があり、妻とは既に死別している。

モニカ・ラング

「私はやっぱり好きな人には自分のこと好きになって欲しいけどなぁ」
マクロス・クォーターの索敵担当で曹長。ブリッジオペレーター娘の中では最年長のお姉さんとして、仕事の面では個性的な二人の後輩ミーナとラムをまとめあげているが、恋の面では完全に負けている印象。
ジェフリー艦長を秘かに想っているのだが、周囲には完全にバレバレで、全く秘かになっていない。何故当のジェフリー艦長だけが気付かないのか? そっちの方が謎なぐらいである。

ブレラ・スターン

「歌はお前の心だ。それも、お前だけの物だから」
赤紫色のVF-27γを駆る謎のパイロットとして登場。後にアルト達と対面した際には、バジュラによって壊滅したギャラクシー船団の残存部隊、アンタレス小隊を率いる隊長と紹介される。階級は少佐。
沈着冷静、ポーカーフェイスの如何にもエリートパイロットといった風情で、身体能力もサイボーグ化されていることもあって極めて高い。身体中に格闘用の武器まで内蔵されている。
実はランカの生き別れの兄だが、ランカは解離性健忘の為、ブレラは洗脳されている為にお互い気付かないまま、何となく気になる存在として意識し合う。アルトとはランカを巡って度々恋の三角関係を思わせる対立を見せる。
物語終盤、記憶を取り戻し、バジュラとの共存の道を探る決意をしたランカとフロンティアから旅立つが、インプラントによる強制支配を受けて自我を喪失。ランカを洗脳する為の道具として利用される。

グレイス・オコナー

「人類は、プロトカルチャーを超えるのよ!」
厳しくも優しいシェリルの敏腕マネージャー……というのは世を忍ぶ仮の姿。真の姿は、ギャラクシー船団幹部と繋がる陰謀の中枢である。
ランカの家族やシェリルの祖母であるマオ・ノームが所属していた第117大規模調査船団の生き残りで科学者。ランカの母やシェリルの祖母とともにバジュラなどを研究をしていた。
肉体は全身機械化されており、特に情報処理能力と通信能力が高い。身体能力も非常に高く、性別や体型、髪型まで変形可能。しかも肉体を複数持っており、肉体が破壊された場合、別の肉体へとすぐに移行できる。彼女にとって肉体とは、既に物理的に作用できる端末に過ぎない
時間も空間も超越して対話できるバジュラの能力をインプラント技術に取り込み、全ての人類をインプラント化。グレイスを始めとするギャラクシー船団幹部を上位クラスターとして意思を統一する、銀河規模のインプラントネットワークを形成することで銀河系全土を支配しようと目論んでいる。
テレビシリーズでは後半の悪女然としたイメージが強いが、ドラマCD『娘ドラ◎ドラ3』では、計画の為に孤児だったシェリルを養育する中で本物の愛情を抱くようになり、計画の為にその情を消去しているなど、冷酷になりきれない面も併せ持っているようだ。

迫力のバルキリー戦はさらに進化!

変形とミサイルの乱舞がマクロスの醍醐味!

マクロスといえば可変メカ! ロボットアニメに一大変形ブームを巻き起こし、あのガンダムにまで変形要素を盛り込ませた初代マクロス。それまでにも変形や合体と言った要素はありましたが、パーツが拡大縮小されるような、いわゆる「謎変形」とか「ゲッター変形」などと揶揄されるアニメ的ウソが当然ように使われていました。
そのウソを取り払い、存在するパーツが余剰することも、拡大縮小することもなく、実在の戦闘機のようなフォルムから鳥脚のガウォークというユニークな形態を経て、人型のロボットへと変形するというカタルシスを追求したのが、マクロスのメカニックデザインの根幹なのです。この驚異の変形があってこそ、初代マクロスは後々まで他の作品に影響を与え、不動の人気を勝ち取って来れたのです。
そんな「変形」が、マクロスFではどのように進化したのでしょうか? 登場するメカニックの紹介を交えながら解説していきます。

VF-25 メサイア


初代マクロスで登場した初の可変戦闘機、VF-1 バルキリー。以降、マクロスに登場する可変戦闘機のことは、バルキリーという通称で呼ばれるようになります。そう、あくまでバルキリーは単一のロボットの固有名称ではなく、「可変戦闘機」の総称なのです。
初代放映当時に話題となっていた米軍の最新鋭戦闘機、F-14 トムキャットをモチーフにしたVF-1は、少々無骨ではありましたが、実によくF-14の特徴を取り込んでいました。


シリーズ25周年記念作品として製作されたマクロスFが原点回帰をテーマに盛り込んだように、このVF-25 メサイアもメカニックデザインの面から原点回帰を果たしています。VF-1と同じF-14と、Su-27 フランカーをデザインモチーフとし、VF-1以上にスラリとした細身で美しい流線型を描くデザインとなり、一見では、これが人型へと変形するなど想像できません。
変形の面でも、VF-1の時に不明瞭だった股関節の変形(上画像の様に設定はされているものの、玩具やプラモデルではただの差し替えとされた)に関しても、VF-25では抜かりありません。


玩具的にも、プラモデル的にも、不明瞭で再現不可だった部分は左前腕部シールドのみで(これは河森監督も反省しています)、それ以外は完璧といえる変形でした。設定面でも、アップデートに手を抜いてはいません。マクロスシリーズに登場するVFで成し得なかった、追加装備を付けたままの変形を可能にしているのです。
VF-1では、量産機のA型、小隊長機、エース用のJ型、指揮官機のS型などのバリエーションが登場しますが、見た目の違いは頭部とカラーリングのみで、役割の違いも不明瞭でした。VF-25では、見た目だけでなくその役割もデザインに盛り込まれます。

特にルカの乗るRVF-25は顕著で、背部のレドーム、機体下部の折り畳み可能なブレードアンテナと、早期警戒機、電子戦専用機としての個性がデザインにしっかりと盛り込まれているのが確認できます。
この進化したメカニックデザインは味方機だけに止まりません。地球外生命体バジュラとの戦闘だけでなく、人間vs人間の戦闘も描かれる本作において、ライバルのキャラクター性を反映させたメカニックの登場は避けられません。

VF-27 ルシファー


アルトのライバルとなるブレラ・スターンが駆る全身赤紫の塗装が印象的な機体。それが、VF-27γ ルシファーです。モチーフにF-14、Su-27、そして、超音速偵察機SR-71 ブラックバードを盛り込んでデザインされたこの機体は、設定上、VF-25の兄弟機といえる位置付けです。
新統合軍の次期主力機開発計画で製作された試作機YF-24 エボリューション。その設計図は新統合軍を通じて各移民船団や移民惑星に提供され、フロンティア船団で開発されたのがVF-25、ギャラクシー船団で開発されたのがVF-27となります。
VF-27には、新統合政府が違法としている機械化による人体の強化改造やいわゆる電脳化=インプラント化を前提とした操縦系統となっており、実用化されたものの、新統合政府からは未認可の機体となっています。

最も特徴的なのが、キャノピー部分。YF-21(マクロスプラスに登場する試作機)のBDI(脳波コントロール)システムを応用し、インプラント技術で脳と機体を直結してコントロールするため、キャノピーまでもが装甲化されています。
この、キャノピーが不透明で装甲化しているという特徴は、マクロスプラスのYF-21から始まるマクロスライバル機に共通しており、このマクロスFでのVF-27に続き、次回作のマクロスデルタに登場するSv-262 ドラケンIIIまで伝統が続いています。
そして、地味に見逃せない特徴が、この戦闘機が「空間戦闘機」であることです。VF-25の飛行形態が大気圏内での飛行しかできず、宇宙空間での運用にはスーパーパックを装備する必要があったのに対し、VF-27は追加装備なしでも宇宙空間での戦闘が可能となっています。
アルトとブレラ、二人のライバルのパイロットとしての力量の差を、メカニックデザインにも落とし込んでデザインすることで、戦闘シーンでも二人の対立を際立たせることに成功しているのです。

VB-6 ケーニッヒモンスター


そして、マクロスのメカニックデザインの進化を語る上で個人的に絶対外せないのがこの機体、ケーニッヒモンスターです。初出は、初代プレイステーション時代に出たゲーム、『マクロスVF-X2』で、初代マクロスに登場した超長距離砲撃戦用デストロイドモンスターを可変重爆撃機にしてしまったという、マクロスのメカニックデザインの醍醐味をそのまま形にしたような、名前の通りの「化け物」です。
その姿は、とにかくデカい!!!! 重い!!!! 強い!!!! これで痺れない男の子は男の子じゃありません! しかも、この意図的に人型を外したフォルムを逆手にとって、この一番目立つ活躍で魅せる形態が、中間形態のガウォークであることもポイントが高い!
マクロスファンへのサービスとして登場した機体ですが、その狙い通り、ファンの注目だけでなく人気までをもかっさらった機体ですから、その登場シーンと活躍には要注目です!

忘れてはいけない『板野サーカス』

さて、ここまで登場する機体を中心にお話して来ましたが、その機体の活躍と切っても切れないのがミサイルの演出、通称「板野サーカス」です。初代マクロスでメカニック作画監督として招聘された板野一郎氏が描いたメカとミサイルの激しい乱舞とそれを追うカメラワーク演出=板野サーカスは、マクロスの代名詞ともいえる演出です。
ミサイルの後ろから煙が納豆の糸のように引き、飛翔する描写は、実は「伝説巨人イデオン」の時点で板野氏自身がやっています。が、この無数のミサイルが飛び交い、その合間を縫ってかわしながら舞い飛ぶ敵味方機というこの目まぐるしいアングル、ここまで激しいものはマクロスが最初でした。初代マクロス以降、板野サーカスのパロディは数多く描かれましたが、やはりマクロスでの板野サーカスは超一品です。
時代に合わせたデザインのアップデート、CGを使うようになったことで増した高解像度のディティール、映像的激しさと美しさ、そして、HD化による高精細な戦闘シーンは必見です。

シェリルとランカ、ヒロインたちに隠された秘密が切ない!【ネタバレ注意】

二人は過去で繋がっていた!? V型感染症と第117大規模調査船団

ここでは、上のキャラクター紹介でも書かなかったネタバレを含む内容をご紹介します。ネタバレがお嫌いな方は、どうぞ読み飛ばして下さい。ネタバレ本文はイラストの下より始まります。

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【※以下、ネタバレ含む】
さて、シェリルとランカ、二人のヒロインを語る上で外せないのは、「第117大規模調査船団」。上のキャラクター紹介でも度々登場し、マクロスFの物語でもキーとなる事件の舞台となった船団の名称です。

事の始まりは、OVAシリーズ「マクロスゼロ」のラスト。ヒロイン姉妹の姉、サラ・ノームが、鳥の人と呼ばれる遺跡と、その遺跡を破壊する為に設置された反応弾と共に宇宙へと旅立ってしまったことから始まります。

残された妹のマオ・ノームは、第一次星間戦争(初代マクロス)の時代を生き抜き、地球人やゼントラーディー人を生み出した銀河系先史文明=プロトカルチャー研究の権威となり、科学者としてSDFN-4 グローバルを旗艦とする第117大規模調査船団を編成、船団長を務め、フォールドクォーツ越しに届くサラの歌声を追跡し、宇宙へと旅立ちます。
やがて、銀河系中心方面の辺境惑星、ガリア4へと辿り着いた船団は、西暦2040年、人類で初めてバジュラの存在を確認し、その研究を始めたのです。
バジュラは時間も空間も超越したネットワークを形成し、個体ではなく群れ全体で一つの思考を持つ、昆虫型の社会性をもった生物でした。そのネットワーク形成の鍵となっていたのが、フォールドクォーツフォールド細菌です。
フォールド技術には欠かせない資源でありながら、長らくその出所が不明であり、プロトカルチャー遺跡から極少量出土するのみだったフォールドクォーツは、バジュラの体内で生体濃縮し、非常に高純度のものを精製していることが判明し、人類はとうとう、プロトカルチャー並みの科学力を手に入れるに至ります。

その頃、マオの助手として研究に参加していたグレイス・オコナーは、人体の機械化技術(インプラント)と、バジュラがコミュニケーションに使うフォールドクォーツを利用したリアルタイム通信を組み合わせた「インプラント・ネットワーク理論」の論文を執筆しますが、危険性を感じたマオと、グレイスの同僚でランカの実の母=ランシェ・メイに否定されてしまいます。

同じ頃、ランシェはバジュラの研究の最中にバジュラの腸内で共棲している細菌、フォールド細菌に感染。V型感染症を発症。その後、感染症に罹ったままランカを妊娠、出産したことで、ランカはフォールド細菌に母胎感染してしまいます。
本来、V型感染症は進行してしまうと根治できず、末期になれば脳を冒されいずれ死に至る病なのですが、何故かランカは保菌したまま症状を発症することも無く成長します。
――そして、2048年、悲劇は起こります。
マクロスFの舞台となる2059年から11年前にあたる2048年。第117大規模調査船団は、大規模なバジュラの襲撃に遭遇。当時新統合軍に在籍したオズマたちも救援に向かいますが、ランカを含むわずかな生存者を救出するのが精一杯。調査船団は壊滅してしまいます。
実は、この事件の引き金を引いてしまったのがランカでした。
母胎感染でフォールド細菌に感染していたランカは、通常のV型感染症と違い、細菌が腹部に留まり、脳に感染しませんでした。これは、人間でありながらバジュラと同じ状態でフォールド細菌と共棲を果たしたことになります。

そんなランカに、ランシェはバジュラが交配の為に数億年に一度歌う求愛歌「アイモ」を教えてしまっていたのです。ランカがアイモを歌ってしまった為、バジュラの群れがガリア4に出現。ランカを「人間に捉われている仲間」と認識したバジュラの救済行動が、第117大規模調査船団を壊滅させた……というのが11年前の真実です。
本編で語られる2059年、ランカは解離性健忘の為、この事件の事を憶えていません。自分の歌がきっかけで、両親どころか船団の多くの人命が失われたのですから、当時5歳のランカが解離性健忘にかかってしまったのも頷けます。
船団壊滅時に瀕死の重傷を負ったグレイスは、ランカの兄、ブレラと共にギャラクシー船団に救助され、治療の為にサイボーグ化されます。

ギャラクシー船団の幹部陣はネットワーク上で意識集合体を形成しており、人類をインプラント化して思考を並列化し、支配しようという「銀河並列思考ネットワーク計画」を進めていました。
その計画にとって問題だったのは、フォールド通信のような次世代の超次元通信技術でも、フォールド断層という次元断層帯によって通信が遅延、遮断、途絶されてしまうことで、その問題解決の為には、フォールド断層すら越えて対話するバジュラの能力が必要でした。

ギャラクシー幹部陣にとっては、バジュラを研究していたグレイスを拾えたことはこの上ない僥倖であり、それは、同じような理論を一度は否定されたグレイスにとっても同じでした。
目標を同じくしたギャラクシー幹部陣とグレイスは、実現の為に必要なバジュラの群れの頂点、クィーンと、大量のフォールドクォーツを埋蔵していると思われるバジュラの母星を探すため、バジュラのネットワークに介入できる人材を必要とします。
そんな時、グレイスは、自分を否定したマオの孫がギャラクシー船団で孤児となっていると知ります。そう、シェリル・ノームの名が示す通り、シェリルはマオの孫娘だったのです。

シェリルの両親は、新統合政府が違法としているインプラントを合法化しようとするギャラクシー政府に対し、反対活動をしていました。その結果、シェリルの両親は謀殺され、シェリルは路上生活を余儀なくされていたのです。

ノーム家は地球に残っていたプロトカルチャーの遺跡、「鳥の人」の歌巫女の血を継ぐ一族。歌によってバジュラのフォールドネットワークに介入するのに、これほどの適任者は居ません。こうして、シェリルを保護したグレイスは、野望の為にシェリルを育成し、「銀河の歌姫」と呼ばれるまでの大スターへと育て上げるのです。
しかし、シェリルの悲劇は両親を失っただけに留まりません。グレイスはバジュラのネットワークに介入する人材を開発する計画、プロジェクト・フェアリーの被験体の一人にシェリルを選抜、フォールド細菌を感染させます。人為的にV型感染症にしてしまったわけです。
V型感染症に罹ると、末期では細菌が脳内に定着、毒素を出し始めます。同時に、微弱ながらフォールド波を発するようになり、この症状こそ、シェリルの歌を銀河級のスターにまで押し上げた魅力の歌声の正体だったわけです。

当然、V型感染症は末期になると進行を遅らせることしかできず、いずれ死に至ります。劇中でも病状は進行していき、終盤ではいつ命が燃え尽きてもおかしくない状態の身体でステージに立ち続けます。つまり、シェリルは正に、命と引き換えに現在の地位を獲得したとも言えます。
しかし、それでもギャラクシー幹部陣とグレイスが求める性能には届かず、プロジェクト・フェアリーは失敗とされかけ、最後のチャンスとして、シェリルの能力開発を兼ねた銀河横断ツアーが計画されたのです。
その後は、物語の通り。二人はギャラクシー幹部陣とグレイスの野望によって、利用され、翻弄され、激化するバジュラとの戦禍に否応無く巻き込まれていきます。様々な偶然が積み重なって起こした二人の悲劇。違う形でV型感染症に感染し、その能力をグレイスたちに利用されることになったシェリルとランカ二人のヒロインの悲劇は、第117大規模調査船団から始まっていたのです。

出典:https://www.amazon.co.jp

【ネタバレここまで】

マクロスFには劇場版も!

テレビシリーズと違う結末が描かれる劇場版にも注目!

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=j6BrEODkCDA

好評の内に終了したマクロスFは、劇場版も製作されました。前後編の二部作に新たに描き直されたマクロスFのストーリーは、まったくの新作と言っても過言のないほど別の作品へと生まれ変わっています。
物語の設定はテレビ版から大きく変更され、シェリルにスパイ容疑があるというミステリー要素。ランカとアルトが元々知り合いという人物関係の変更など、かなり大胆に映画として再構築しているのです。
初代マクロスの劇場版『愛・おぼえていますか』は、マクロス世界での史実を元に製作された映画という劇中劇の設定でした。今回の劇場版マクロスFでは、分たれた別の歴史というニュアンスで製作され、河森監督も「テレビ、劇場版のどちらが正史というわけではない」と言っています。
しかしながら、次回作のマクロスデルタではこの劇場版のラストからの設定がいくつか盛り込まれているので、マクロスシリーズの設定を深く楽しみたい方は特に観ておいた方が良いでしょう。

劇場版といえば、やはり忘れてはならないのが新曲!

テレビ版よりシェリルをヒロインとしてクローズアップしている劇場版では、シェリルの新曲「ユニバーサル・バニー」が冒頭から観客を魅了します。他にも、「イツワリノウタヒメ」のクライマックスでかかる「オベリスク」、「サヨナラノツバサ」クライマックスにかかる「禁断のエリクシア」「サヨナラノツバサ」、ランカの歌う「放課後オーバーフロー」等々、新たな名曲盛り沢山です!

そして、新たなるメカニック!

前編『イツワリノウタヒメ』では、テレビ版では登場しなかったVF-25の新兵装=トルネードパックが登場し、最終決戦でアルト機が装備、板野サーカスで演出された異常なまでの高機動戦闘を見せてくれます。

後編『サヨナラノツバサ』では、格納庫のシーンでVF-25の試作機、YF-25 プロフェシーが登場。当初、映像作品への登場予定はなく、『イツワリノウタヒメ』の前売り券とセットでプラモデルが発売されたのみだった幻の機体が、ファンサービスでちょろっと映ります。ホントちょろっとなので、見逃し注意!

さらに、クライマックス直前にはYF-29 デュランダルという最新鋭試作機が登場。フォールドクォーツを大量に使用したフォールドウェーブシステムを4箇所に搭載。設計段階から対バジュラ戦を想定した決戦兵器でした。
しかし、アルトたちはその能力をバジュラとのコミュニケーションに使用。搭載された大出力フォールド・ウェーブプロジェクターで、ランカとシェリルの歌をバジュラに届けます。

YF-29を戦うためだけではない、大空を自由に舞う平和の使者として描くクライマックスは必見です。

そして、マクロスがとまらない!!

まだまだ終わらない! マクロスFで、シリーズはさらに加速する!!

魅力的な二人のヒロイン、シェリルとランカ。その二人に関わる根幹を同じくする悲劇と、銀河系を巻き込む巨大な陰謀。そして、そういった巨大なうねりの中で謳歌されるアルトたちの青春恋模様。大興奮のメカニック描写や未来を感じさせるライブシーンなど、マクロスFが新たに見せてくれたマクロスという作品の地力は、新たなファンの心も掴み、不動の人気を勝ち得ました。
最新作、マクロスデルタが公開されてもなお衰えず続くマクロスFの人気の理由、おわかりいただけましたか? まだまだ語り尽くせていないほど内容盛り沢山ですが、今回はこれまで!
今までマクロスFに触れられてなかった読者の方は、この機会にぜひご覧になってみてください。きっと、その魅力に心を奪われますよ。それでは、またいずれかの記事で。
ヤック・デカルチャー!!

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