【ウルヴァリン SAMURAI】あらすじ&ネタバレ紹介!衝撃のラストと斬新な日本像に痺れる…

日本を舞台にしたウルヴァリンシリーズの第2段SAMURAI。撮影許可のおりない幻の新幹線のシーンは、どうやって撮ったのか?ヒロイン・マリコ役TAOって誰?そして、シルバーSAMURAIとは何者なのか?ウルヴァリンSAMURAIの謎に迫ります。

X-MENのスピンオフ、ウルヴァリンシリーズ第2段SAMURAI

X-MENのメンバーの一人、ウルヴァリンを主人公にしたシリーズ。第2段の舞台はなんと日本なんですよ。”SAMURAI”ってつけちゃうあたり、海外の方が好きな日本が演出されてるんだとうな~と思ったら、やっぱりその通りでした。

物語の発端は1945年の長崎。原爆から矢志田市朗という男性を助けたウルヴァリンは、彼とふたたび会うことを約束します。矢志田は大企業グループ”矢志田産業”の会長となりますが、余命いくばくもない状態となり、最後にもう一度ウルヴァリンに会いたいと日本に呼びます。

助けてもらったお礼に、不老不死の辛い運命から助け出してやろうといって亡くなってしまいます。ウルヴァリンが寝ていると、そこにグリーン博士が現れ、緑色の物体をウルヴァリンに注入します。

ヤクザはSAMURAIなのか?

矢志田は亡くなり葬儀で孫のマリコがヤクザに襲われ、それをウルヴァリンが助けます。この時、銃で撃たれるんですが、いままで感じたことのない痛みを感じます。原因は、あの緑色の物体ですね。

マリコはヤクザに拉致されてしまい、ウルヴァリンはそれを追いかけます。武器として日本刀が出てくるんですが、これが”SAMURAI”の証になるんです

マリコ役でハリウッドデビューしたTAOってだれ?

ウルヴァリンSAMURAIでハリウッドデビューした”TAO”は生粋の日本人で、本名・岡本多緒さん。1985年5月22日、千葉県市川市生まれなんですね。ハリウッドで女優として活躍する前は、ファッションモデルとして活躍していました。

ラルフ・ローレンの広告にも登場していますが、これアジア人初なんですね。身長177cmで、菜々緒さんでさえ172cmということですから、日本に収まっていてはいけない人材です。

ウルヴァリンに出演後アメリカのTVドラマに出演、そして2016年には「バットマンVSスーパーマンジャスティスの誕生」にも出演しています。最初はローガンを警戒していますが、だんだんとローガンの優しさに惹かれていく演技は好印象でした。

今やハリウッド映画の日本人役に欠かせない真田広之



真田広之さんは、映画「ラストサムライ」で、渡辺謙さんと一緒に注目されてからというもの、海外のTVシリーズや映画にちょくちょく出演しています。だいたいサムライの役ですけどね。ウルヴァリンSAMURAIでは、マリコの父親の矢志田信玄。

信玄はヤクザなんですが、市朗が財産のすべてを孫のマリコにゆずるというので、殺そうとするわけですね。ん~、いくら莫大な財産だからといって娘を殺しますかね。しかもヤクザを使ってですよ?

そもそも、なぜ信玄が遺産相続から外れたのかが分からないんですよね。でも、微妙な人間模様を含んだストーリーより、アクション映画だからいいのかな?

アカデミー賞の選考委員?


真田広之さんは「ラストサムライ」の時に、渡辺謙さんと一緒にトム・クルーズに殺陣を教えたようです。そして、「47RONIN」では、キアヌ・リーブスも指導したみたいですね。日本の長い刀を使ってカッコよく決めるのって難しいんでしょうね。

そんなハリウッドでの功績が認められてか、アカデミー賞の選考委員候補になっています。現在、選考委員に男性・白人・年配者が多いことから、多様性に欠けているのではないか?といわれています。

なので、多様性を出すべくアジア人の人数を増やそうということになっているようですが、その大役を務めるのが真田広之さんになる可能性があるんです。是非、やってもらいたいですね。

幻の新幹線シーンはどうやって撮ったのか?


矢志田の葬式でマリコを拉致したヤクザ達は、新幹線に乗り込み長崎へ向かいます。海外の方から見た日本というと、富士山・新幹線・浅草が代表的ですから、長崎に行くにも新幹線なんですね。

でも、新幹線の撮影許可ってなかなかおりないみたいです。分刻みの運行となっているので、支障をきたさないように撮影することが難しいというのが理由みたいです。しかし、どうしても新幹線のシーンが欲しいということで、終電から始発までの間の時間帯で撮影することに。

場所は大宮駅。そして、選ばれたのはいかにも新幹線というデザインの”やまびこ号”。結局、その時間だけで撮影するのは無理ということになり、新幹線の採寸だけしてオーストラリアに作られたセットで撮影されました。

日本を舞台にしたSAMURAI はたして日本での評価は?

海外の映画やドラマに登場する日本って、実際とはかなり違いますが、ウルヴァリンSAMURAIも例外ではありません。日本人の評価は「これは日本ではない!」が圧倒的です。

日本に連れてこられたウルヴァリンは、矢志田の屋敷に連れていかれます。そこには和服姿の女性達がいるのですが、着こなしが”おいらん”。そんなに背抜きしている人いませんよ!

でも、非常に艶やかではありました。祖父のお葬式で着る和装の喪服でも、思いっきり背抜き。TAOさんは日本人なんですから、「違う!」って言ったらいいと思うんですが、画面映えるようにすることが第一位優先だったのかもしれませんね。

忍者部隊が何故か現代に・・・

クライマックス、何故か雪の中の白川郷で闘うウルヴァリン。敵は忍者集団。これぞ海外が好きな日本って感じですね。確かに雪の白川郷は絶景です。でも、完全に時代劇で、現代人は見たことがない光景。

もう少しリサーチしてから撮影して欲しかったなあ、と少し思いますが、映像は非常に美しいので、これを見て日本に興味を持ってくれるなら、それはそれでいいかなって思います!

英語の吹替えなのか、もともと日本語なのか区別のつかない吹替え版

大きな誤算は吹き替え版にありました。日本を舞台した話ならではの誤算ですが、ストーリーの中では結構日本語が使われていたんです。ウルヴァリンも「いただきます」とか簡単な日本語を話してるんですね。

マリコ、信玄などを含む、日本人が話す日本語の部分も吹替えになっていたんです。これによって、英語のセリフを日本語にして吹替えになっていたのか、もともと日本語だったのか区別がつかなくなってるんですね。

劇中はふと漏らす日本語に意味があると思うんですよ。心の声が漏れた時みたいな感じがありますが、それが伝わってこないのは残念!でも、その部分だけ声が変わってしまうのも違和感があるでしょうから、全てのセリフを吹替えにしなければならなかったんでしょう……惜しい!

ウルヴァリン:SAMURAI 結末ネタバレ!最後に生き残るのはだれ?


クライマックスへ行く前に、もう一つ山場があります。矢志田信玄VSウルヴァリンです!何故かいつものようなパワーが出ないウルヴァリン。医療マシーンで心臓を見ると、怪しげなロボットがいたんです。

そう、あのグリーン博士が注入した怪しい物体。それを無理やり取り出すと、いつもの再生パワーみなぎるウルヴァリンに!その時二刀流の信玄に襲われるんですが、ミュータントのウルヴァリンが見事勝利!

再びマリコを拉致されていたので、マリコを助けに雪の白川郷へ向かいます。忍者集団は倒すものの、”シルバーSAMURAI”という最強の敵ロボットが登場し、壮絶なる最終決戦にもつれ込みます!

シルバーSAMURAIの正体は?

シルバーSAMURAIと闘っていると、その中にはなんと矢志田でした!矢志田はシルバーSAMURAIを操り、ウルヴァリンのエネルギーを自分に入れ、それによって若返っていくんです。

冒頭で不老不死の辛さを説いたのに、不老不死のパワーが欲しいなんて……。ウルヴァリンとの凄絶な死闘の末、矢志田は崖から落ちて死んでしまいます。そしてマリコが矢志田産業を継いで社長に就任。結局、ウルヴァリンとマリコは別れてしまいます……。

ウルヴァリンのSAMURAI魂は世界に伝わったのか?

主演のヒュー・ジャックマンさんは日本が大好き。だから、日本での撮影を楽しみしていたようですね。それにしても矢志田・・・戦争時に助けられたにもかかわらず、自分が死ぬそうだとなったら呼びつけて、自分に若返りパワーが来るようにするとは、恩を仇で返してますね

序番で、矢志田はウルヴァリンに刀をプレゼントしてるんですよね。てっきり日本のSAMURAI魂もプレゼントしたのだと思ったら、全く違ってました。刀を使って戦うカッコいいシーンは十分に世界に通じたと思うんですが、大事な武士の心は描かれていなかったのは残念!

敵であっても正々堂々と戦う「侍」の姿をもう少しだけ伝えてほしかったとは思いますが、東京の雑踏を進むスーツ姿のヒュー・ジャックマンはハチャメチャにカッコイイので、それだけでも見る価値は大いにあります!ウルヴァリンファンは必見の作品ではないでしょうか!

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