へうげもの名(顔芸)シーンTOP10!最もへうげたシーンと顔芸は?

乱世に生きる人々の姿を特徴的に描くニュータイプな歴史漫画『へうげもの』はかなりコミカルです。主人公・古田左介に焦点を当て、左介が周囲の人物や数奇とどう関わっていたのかが面白く学べます。武と数奇との間で揺れ動く独特の人生とは!?

爆笑ヒストリー漫画『へうげもの』とは!?

実情を知る戦国コミカル漫画『へうげもの』

時は戦国時代、織田信長が今まさに天下を取ろうとする頃に信長に従いながら諸国の名物品に思いを馳せながら己の数寄を磨き続ける一人の男がいました。その名も古田左介。武人として諸戦に励む傍らに飽くなき探究心から名物品を探し回りその美や侘びに触れて目利きとしての腕を磨いていきます。
そんな左介の人柄ですが、とにかく飄々としており基本は快活です。感情が豊かで自分の心の赴くままの道をひた走る性質を持ち、主君である信長にも気に入られています。しかし大好きな名物品や数寄のことになると周りのことなど顧みず、私欲にはしることもままあり小悪な一面も。
実に活発な左介はなんだかんだ憎めないキャラであると言えるでしょう。そんな織豊期の大名茶人・古田左介と他様々な魅力溢れる著名なキャラクターとの関わりを描いたこちらの歴史漫画は、史実と並行した語りとなっていてとても読みやすいです。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第10位

第10位 平蜘蛛の茶釜を追う左介

左介は主君・信長の命令で敵方の松永久秀の元に向かいます。そこで交渉を取り交わして忠誠を誓わせ、証として「平蜘蛛の茶釜」を持ち帰ることが此度のミッションであります。大の数寄者である左介は名物が見られるとワクワクしながら大和国・信貴山城へと向かいます。
大規模な戦模様が繰り広がる中、使者として引き締まった面持ちで敵方の城へと乗り込む左介。武人としての立派さが伺えます。なので、私の左介に対する初めの印象はかっこいい武人でした。武功を掲げ、覚悟を持って松永との交渉に臨みます。
しかし交渉は決裂。頑固でプライドの高い松永は首を縦には振らず豪快な自決を選択します。それは名器・平蜘蛛との自爆であり、この時の左介の驚き様ったらありゃしません。飛び出さんばかりに目を見開き、飛び散った平蜘蛛を必死に追う姿は笑えます。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第9位

第9位 利休と宗二の再開

大茶人である千利休と、その弟子の山上宗二の再開にかかるシーンです。かつて宗二の「侘び」に懸ける熱い想いが爆発してしまい、方向性が異なる利休の態度に我慢もできず決別してしまいました。そんな二人が豊臣軍の北条攻めの折に再開します。
宗二は堅物だった過去を拭って成長しており、その数寄・侘びは一段と優れたものになっていました。対面からそのことを見て取った利休は、宗二と和解して関白の豊臣方に宗二を呼び戻してあげるよう計らいます。
そして秀吉に復帰を乞うシーンになりますが、ここで宗二の驚愕の表情が見られます。なぜなら過去に秀吉を卑下する評価書を書いていて、それをバラされてしまうからです。宗二は斬首されますが、とても可哀想で胸が締め付けられるシーンです。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第8位

第8位 御幸の間を見て驚く左介

1582年ごろ、近江国・安土の安土城に帝をお迎えする御殿「御幸の間」が完成します。その華やかな出来栄えを目の当たりにした左介は思わず息を飲みます。この安土城の持ち主は何を隠そう織田信長であります。
安土城に御幸の間が出来るということは、すなわち信長の天下布武が完成間近ということなのでそれだけ従者たちは武功を挙げる機会が減っていきます。家族を養うにも数寄に身を捧ぐにも金が掛かる左介は焦りの表情です。
こういう左介の焦りや悩みの表情というのは人柄が滲み出ているようで観ていて面白いです。動機が名茶会を開くことであったり、大大名になることであったりするのも数寄と武の間で揺れ動く左介らしいと思います。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第7位

第7位 世田谷城で調略の織部

へうげもの アニメ版を一挙に観てしまったー( ̄∀ ̄) もう3回目?4回目かな? 何度観ても、面白い!(≧∇≦) 名物や茶器が細かく描かれていて、世界観が素晴らしく表現してあるし、マニアックな歴史ネタのシーン満載で、毎話魅力的だわぁ ⁑ NHKがこんなに、アニメの演出で本気を出すとはw やるな^ ^ 原作は読んでないけど、声優も素晴らしいし、挿入曲もカッコいい(^-^) 後半に行くにつれて、どんどんスピード展開するストーリー 展開知ってるのに、毎度毎度ワクワクが止まらんわw ⁑ あれだけひょうげていた主人公の、最後の決意した表情とか、そのいきさつとか、なんでしょう、毎回最終回で泣いてる気がするf^_^; 切ないというべきか、感動というべきか、とにかくいっつも泣かされるw もう、本当に色々と楽しめる良い作品だわ 歴史好きにはたまらん作品だな ⁑ 見るたびに、茶器が欲しくなってかなわんわw また今年中に観るなぁこれは(^ ^) 原作完結したら、第2シーズンやってほしいなぁーー ⁑ ⁑ #アニメ#漫画#へうげもの#歴史#面白い#素晴らしい#ワクワク#利休#茶器#名物

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古田左介は1585年に官位を授かり「古田織部」と呼ばれるようになります。そんな織部ですが、関白秀吉が勢力を広げる頃に武蔵国・世田谷城へ調略に向かいます。前日に徳川四天王の一人本多忠勝「へたれ大名」と謗られたので見返そうとやる気十分。
織部が城主に掛け合った作戦は、城を明け渡せば代わりに自信作の茶碗を差し上げるという数寄者らしい方法でした。しかし交渉中に目に止まった鐙(あぶみ)に欲が湧いてしまい結果的に城主の吉良氏を激怒させてしまいます。
鐙(あぶみ、英語:Stirrup)は、馬具の一種。乗馬で用いる。

鐙革(あぶみがわ)で鞍から左右1対を吊り下げ、騎乗時(馬に登るとき、および、乗っているとき)に足を乗せる(これを「鐙を履く」と言う)。ただし完全に足を深く通すのではなく、爪先を乗せるようにして使う。

出典:https://ja.wikipedia.org

そして差し出した茶碗を投げ割られてしまうのです。その時の織部の顔といったら観ていて思わず吹き出してしまいます。あんぐり口を開けて目を見開き、これ以上ない驚愕の顔です。そしてそのあと吉良氏を「田舎侍めがぁ!」と罵倒してブチ切れます。
逆ギレというかキレ返しというか迷いますが、織部の名品に対する欲の深さがうかがえるシーンです。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第6位

第6位 丿貫と織部がスイカを食べる

利休の兄弟子に丿貫(へちかん)という老人がいます。織部は利休の勧めで丿貫と対面します。丿貫流の最初の挨拶として織部は丿貫の自宅の玄関先で落とし穴に嵌められますが、丿貫曰く緊張をほぐすための歓迎法なんだそうです。しかし当然織部は怒ります。
訝しがりながらも丿貫のもてなしを受ける織部ですが、そのもてなしに深い侘び数寄を感じ取り見方を一変します。こういう自分以上の数寄者に対して混じり気ない尊敬の念を表せる織部は素敵だと思います。
そしてスイカを出され食べる織部ですが、そのスイカには塩をまぶすという工夫がなされていることに気づき驚きます。想像しなかった知恵と工夫に圧倒される織部に注目のシーンです。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第5位

第5位 高山右近との反逆

キリシタン大名の高山右近と織部はとても仲良しです。右近は織部の妹を娶っているので織部は兄さんと呼ばれるほどに慕われています。右近は秀吉が禁教令を放った時に棄教をすることができずにいたので秀吉の気を損ね粗雑に扱われます。
それでも後悔のない右近の清々しいまでの南蛮文化人としての誇りを見て取った織部はある企みを設けるのです。それは秀吉の大切な名器・楢柴の蓋を偽物にすり替えて本物を右近に授けるというものでした。
これはどういう意味があるかといえば、織部が右近の生き様を支持していることになります。頭の固い秀吉へのささやかなる反逆なのです。織部の優しさが垣間見える名シーンで、感動する右近としてやったり顔の織部に注目です。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第4位

第4位 動乱の最中、織部の憂い顔

1582年、織田が本能寺で討たれ世の天下は明智か秀吉かと日の元が乱れる折、織部は義兄・中川清秀とともに秀吉につきます。秀吉も大いに喜び嬉し顔ですが、用心深さから協力の担保に人質を寄こせと織部に言います。
織部は自分や義兄に対する信頼が乏しいことに思わず憂い顔になってしまいます。秀吉に強く言い寄られ頷きはしますが、その表情から本当は人質など出したくはないのがひしひしと伝わってきてとても可哀想に思えます。
人質をもらうために雨の中、馬を走らせて清秀の元へ向かう織部は道中道端にポツンと咲く花に心を奪われます。その感傷に浸る場面が妙に印象強く残ったので名シーン入りです。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第3位

第3位 伊達政宗の白装束

1590年、小田原参陣に向かう織部は道中で武将・伊達政宗と出会います。政宗は関白秀吉への謁見が遅れたことにより秀吉のお怒りを買っていて、どのように落とし前をつければ良いかちょうど迷っていたのでした。
そこでアドバイザーとして名を挙げたのが織部です。妙案を思いついたと言って政宗に白装束を着させ謁見させます。白装束とは武人が切腹をする際にする格好です。織部はそれで命を張る覚悟を秀吉に示せというのでした。
織部は冗談混じりでもあったのですが、政宗はその通り実行します。結果、政宗はその頓狂な格好を盛大に笑われこそすれ秀吉の怒りは収まり事なきは得ます。この時の緊迫した政宗の表情は観ていてとてもドキドキしてしまいます。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第2位

第2位 本能寺へ駆けつけた左介

本能寺で起きた信長暗殺というクーデター。信長の臣下である左介も不吉な予感を覚えて京へと馳せ参じます。そこで目にした光景は爆破によって無残な姿となった本能寺の焼け跡でした。
上様の死と跡形も無くなった天下の名物群を思い左介は焦りを隠せません。その驚きようも見事であまりの悲しみに両穴から鼻血を垂れ流しています。シリアスなシーンにユーモアも混ざっていて観ていて複雑な気持ちになります。
崩れ落ちる左介を見ていると武人と数寄者の間で揺れ動く人間の心が少し感じられるようで思わず感情移入してしまいます。信長を心配しつつも割れた名物群を漁る様子から数寄寄りなことも伺えます。

『へうげもの』の名(顔芸)シーン:第1位

第1位 利休切腹のシーン

1591年、秀吉と仲違った利休は切腹を処せられます。茶道筆頭を勤め上げ、詫びに尽力してきた利休は最期を自らの屋敷で迎えます。屋敷の外側も内側も、多くの兵が利休の行く末を見届けんと待機していますが利休は侘びを解さぬものたちには傲然たる態度で振舞います。
そしていよいよ切腹を行う時です。なんとそこに介錯人として古田織部が現れるのでした。高弟の登場にさすがの利休も驚きです。茶室には二人きりとなった折、利休は最後の冗談を放って織部を笑わせて和ませ、そのひょうげた姿こそが織部の魅力だと悟らせます。利休のもてなしに涙する織部の表情は見ていてとても辛いですが、心打たれる名シーンです。

歴史漫画なら『へうげもの』がオススメ!

『へうげもの』で数寄者の生き様を学ぼう!

豪壮・華麗・斬新な感覚で茶道を改革し、その名を馳せた茶人・古田織部。この『へうげもの』を読めば誰もがそのユーモラスな人柄の虜になるでしょう。血生臭い乱世の中にあって、その姿は一層冴え渡ります。
面白く、そして楽しく歴史について知ることができますので、日本史に興味がある方もそうでない方もきっと『へうげもの』が好きになってしまうはずです。私もそのうちの一人です。
この作品は登場人物である歴史人たちを深く掘り下げており、人柄・性格などがわかりやすく表現されていますからそれぞれの過去の重要人物について愛着を持って学べます。是非読んでほしいオススメの漫画です。
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