文豪ストレイドッグス キャラ能力元ネタ小説ランキングTOP10!必読の名著はどれだ?

おなじみの文豪たちが、架空の都市「ヨコハマ」で異能力バトルを繰り広げる「文豪ストレイドッグス」。奇抜な設定と、魅力溢れるキャラクターたちによって大人気の作品です。



小説、漫画、アニメ、そして今後舞台化や映画化も予定されている本作品。キャラクター達が駆使するのは、文豪たちの名著が元ネタとなる異能力です。「文豪ストレイドッグス」の世界を楽しみつつ、まだ未読の文豪作品を楽しんでみませんか?



文豪ストレイドッグスとは

「文豪ストレイドッグス」とは、お馴染みの文豪をモデルとしたキャラクターが、架空の都市「ヨコハマ」で異能力バトルを繰り広げる作品です。角川「ヤングエース」にて2013年より連載が始まり、アニメ化もされて現在2期まで終了しています。
原作は朝霧カフカ、作画は春河 35が担当しており、今後2017年12月には舞台化2018年初春には映画化も予定されているという人気作品です。1度は名前を聞いたことのある文豪たちが、本人の代表作をモデルとした異能力を駆使して闘う姿は圧巻ですよ!

文豪ストレイドッグス 能力元ネタ小説ランキングTOP10

出典:https://www.amazon.co.jp

登場する文豪たちは、不思議な力を持つ異能力者。その能力ゆえ、普通の人々には恐れられる存在であると同時に、異能力者には異能力者でもって立ち向かわなければいけない事件も数多く起こります。
「文豪ストレイドッグス」の作中では、キャラクター達は本を執筆しているわけではありませんが、(1部書いているキャラクターもあり。)彼等の異能力はそのほとんどが代表作をモデルとしていて、その内容も作品にちなんだものが多いです。
というわけで、そんな異能力にまつわる作品を、記事の筆者である私が勝手にランキングしちゃいます!おすすめの文豪作品をいったいどの作品か!?ランキングは独断と偏見によるものですので、どうぞご容赦下さい…。

第10位:「ハックルベリー・フィンの冒険」「トム・ソーヤーの冒険」/マーク・トウェイン

小人のハック&トムとの会話が楽しい!異能力『ハック・フィン&トム・ソーヤ』

まずは、主人公が所属している武装探偵社とは敵対中の「組合(ギルド)」の一員、マーク・トウェイン。異能力の元ネタは、彼の代表作である「ハックルベリー・フィンの冒険」と「トム・ソーヤーの冒険」!他の文豪たちに比べて、こちらの能力は珍しく2作品が元ネタです。
両作品とも、主人公の少年たちがハラハラドキドキな冒険を楽しむとう「冒険ファンタジー」。小説に登場するハックとトムが小さなお人形となって、狙撃手であるマークを助けてくれます。ちっちゃなハック&トムとマークとのかけあいが可愛らしい異能力です。(狙撃の腕は確かなので、狙われたくはありませんが…。)

第9位:「君死給勿(きみしにたもうことなかれ)」/与謝野晶子

完璧な治癒能力!ただし、条件が…?異能力『君死給勿』

出典:https://www.amazon.co.jp

武装探偵社の一員、与謝野晶子先生の異能力は『君死給勿』。異能力としては珍しい治癒能力で、彼女の手にかかればどんな傷でも完治してしまう、なんともありがたい能力です。ただし、探偵社の皆さん、何故か彼女に治療されるのを嫌がっているご様子…。
まあ、どんな能力にも良いところと悪いところがあるわけで…。実はこの能力、治療の相手が瀕死の状態の場合しか発動できないんですね。つまり治りたかったら、1度瀕死状態にまでならなければいけないと…。まだ瀕死状態でない場合、晶子先生が優しく(?)お手伝いしてくれます!

第8位:「夜叉ヶ池(やしゃがいけ)」/泉鏡花

夜叉ヶ池の龍神・白雪の恐るべき強さ!異能力『夜叉白雪(やしゃしらゆき)』

出典:https://www.amazon.co.jp

もとは武装探偵社の敵対組織であるポートマフィアの暗殺者であった、泉鏡花の異能力は『夜叉白雪』。元ネタは初めての戯曲である「夜叉ヶ池」。こちらに登場する夜叉ヶ池の龍神・白雪が異能力となっている。この能力、本人の鏡花も制御することが出来ないほどの強さです。
実際の泉鏡花は男性ですが、「文豪ストレイドッグス」においての鏡花は可憐な和装の少女。主人公の中島敦との戦いで、彼によって救われます。鏡花の代表作といえば、「高野聖」「夜行巡査」などの方がパッと思いつきますが、「文豪ストレイドッグス」においてはこちらが選ばれました。
恐らく、尾崎紅葉の異能力、『金色夜叉』と対にするためでは?と思われます。実際の鏡花は尾崎紅葉に師事していましたし、本作品中でも鏡花は紅葉に可愛がられていたみたいですしね。武装探偵社の一員となることで、鏡花は自分の能力を段々と自制できるようになっていきます。

第7位:「山月記」/中島敦

虎となってしまった男の悲劇。異能力『月下獣(げっかじゅう)』

出典:https://www.amazon.co.jp

「文豪ストレイドッグス」の主人公、中島敦の異能力は、作品「山月記」がモチーフとなっています。『月下獣』は、獣(虎)となって戦う異能力。もともと能力を制御できていない敦でしたが、こちらも鏡花と同じく武装探偵社の一員となることで制御できるようになっていきます。
虎に変身した後の戦闘能力は極めて高く、武装探偵社の一員である太宰治に見込まれて仲間となることに…。新人として探偵社の皆さんに可愛がられ(?)ながらも、しょっぱなから結構ハードなお仕事をしていらっしゃいます、お疲れ様です…!
元ネタの「山月記」は短編小説ですので、比較的簡単に読めます。角川文庫でも「文豪ストレイドッグス」とのコラボカバーで以前発売されていました。この夏にいかがでしょうか?

第6位:「羅生門(らしょうもん)」/芥川龍之介

残酷な下人の行方…。異能力『羅生門」

出典:https://www.amazon.co.jp

こちらの元ネタは、芥川龍之介の代表作「羅生門」。異能力も同じく『羅生門』です。着ている外套を「黒獣」に変化させ、自由自在に操って空間に存在するあらゆるものを食い散らかしてしまう、高い戦闘能力を持つ異能力です。
「文豪ストレイドッグス」においての芥川は、ポートマフィアの一員であり、かつて太宰治に教育をうけていました。その当時なかなか彼に認められなかったため、現在太宰に可愛がられている中島敦への敵意がすさまじいです…。
中島敦と肩を並べ、「文豪ストレイドッグス」の作中でもかなりの重要人物ですね。ギルドとの決戦では、はからずも2人で協力して敵を倒したりもしています。中島敦の「山月記」同様、「羅生門」も短編ですし、こちらもコラボの文庫カバーがありますから、ぜひ夏の読書のお供に!

第5位:「天衣無縫(てんいむほう)」/織田作之助

無邪気な男の純粋さ。異能力『天衣無縫』

出典:https://www.amazon.co.jp

その昔、太宰がポートマフィアに所属していたころの友人、織田作之助の異能力は『天衣無縫』。5秒程度先の未来を予測することの出来る能力で、使い道によってはかなり有効な能力ですね。ただし5秒というのがなんとも微妙なところで、5秒だと手遅れの場合も…
織田作之助は坂口安吾と共に、「文豪ストレイドッグス」作中において、太宰の親友として描かれています。過去の事件の重荷を背負い、ポートマフィアの中でも汚れ仕事を進んで引き受ける存在で、太宰はいつも彼のことを気にかけていますね。
「文豪ストレイドッグス」作中において、太宰や坂口から「織田作(おださく)」という愛称で呼ばれています。これ、実際にご本人がそう呼ばれていたようですね。4年前、「ミミック」という戦闘集団との戦いに単身乗り込み、部隊を全滅させるも本人も死亡…。太宰がポートマフィアを抜けるきっかけとなりました。

第4位:「汚れつちまつた悲しみに(よごれつちまつたかなしみに)」/中原中也

自虐的な詩の中に見えるもの…。異能力『汚れつちまつた悲しみに』

出典:https://www.amazon.co.jp

ポートマフィアの幹部で、組織きっての体術使い。かつて太宰とはコンビを組んでいましたが、コンビ仲は極めて悪い、です。嫌いなものは太宰治。(笑)でもいつも太宰にからかわれて、いいように遊ばれている印象が…。
異能力名は中原中也の代表作である『汚れつちまつた悲しみに』。ご本人は詩人であり、歌人でもあって、350篇以上もの詩を残したと言われている。個人的にとても読みやすくて、印象的で、好きな詩です。
「文豪ストレイドッグス」においては、重力を自在に操れる異能力として活躍。異能力を解放してしまうと、意識がなくなるまで暴れてしまう羽目になりますが、太宰の異能力で解除できるため、2人がコンビを組んでいたのはその辺りにも事情がありそうですね。

第3位:「モルグ街の殺人」「黒猫」/エドガー・アラン・ポオ

冷静な推理を味わう。異能力『モルグ街の黒猫(モルグがいのくろねこ)』

ギルドの一員であったが、その理由は昔江戸川乱歩に推理勝負で敗れたことへの意趣返しが目的のエドガー・アラン・ポオ。内向的な性格でいつもアライグマのカールと一緒にいます。カール、可愛いです。
ポオの異能力『モルグ街の黒猫(モルグがいのくろねこ)』は、代表作である「モルグ街の殺人」「黒猫」が元ネタでしょう。「史上初の推理小説」とも言わしめた彼の作品では、C・オーギュスと・デュパンという名探偵が活躍します。推理小説の1つの型を作った人物と言えますね。
ポオと乱歩のかけあいも、「文豪ストレイドッグス」ならではの面白さです。乱歩が天才肌で飄々としているキャラクターなのに対して、ポオは内気で陰気、執念深く描かれているのも面白いです。今後も2人の活躍楽しみにしています!

第2位:「怪人二十面相」「少年探偵団」/江戸川乱歩

破天荒な推理の数々!異能力『超推理(ちょうすいり)』

出典:https://www.amazon.co.jp

ポオに続いて、第2位は江戸川乱歩! 異能力『超推理』を駆使して、どんな難事件もたちまち解決してしまう武装探偵社の稼ぎ頭です!!……が、実はランキングに入れてよいのかどうか悩みました。実は彼、異能力者じゃないんですね
本人はメガネをかけると異能力が発動される、と思い込んでいるのですが、実際はただ乱歩の推理能力が常人離れしているだけ。異能力を無効化できる太宰が触れても推理力は健在したことから、それは証明されています。
なので、今回は元ネタならぬ江戸川乱歩の代表作をご紹介します。とはいっても、江戸川乱歩は非常に多くの作品を残してしまっているのですが…。有名なところで「怪人二十面相」や「少年探偵団」!少年の心をくすぐるエンターティメント味溢れる作品がいっぱいですよ!

第1位:「人間失格(にんげんしっかく)」/太宰治

自ら人間失格と宣言する男の手記。異能力『人間失格』

出典:https://www.amazon.co.jp

すでに今までのランキングでも何度か登場してしまっていますが、第1位は太宰治! 異能力は『人間失格』で、もちろん元ネタも同題作品です。こちらは題名を聞いたことがない、という人はいないのではないでしょうか?何とも印象的ですよね。
実際の太宰治は非常にナイーブで、多くの女性と心中未遂事件を起こしていました。そんな心中好き(?)な点は「文豪ストレイドッグス」でも受け継がれていますが、キャラクターとしての太宰は優秀でありながら、わざとおちゃらけているような、個性的なキャラクターとして現れます。

今は武装探偵社の一員ですが、昔はポートマフィアの幹部として能力を発揮。いずれは首領になるとも考えられていた彼は、親友の織田作が死んでしまった事件をきっかけにポートマフィアから足を洗います。
『人間失格』は触れた相手の異能力を無効化する能力。この能力を用いて、主人公の中島敦の異能力を鎮め、そのことが彼を武装探偵社に誘うきっかけとなりました。「文豪ストレイドッグス」において、恐らく1番のキーパーソン!やっぱり気になります!

文豪たちの異能力バトル!元ネタ小説を読めばさらに楽しめる!?

「文豪ストレイドッグス」の生まれたきっかけとして、原作者の朝霧カフカが言うには、文豪たちがイケメンキャラとなって能力バトルを繰り広げたら絵になるのでは…ということらしいです。確かに、面白いですね~。元の作品を知っていても知らなくても、楽しめます!
でも!やっぱり元の作品を知っていると余計に楽しめること間違いなし!さらには作品だけでなく作者自身の生い立ちや情報など、「文豪ストレイドッグス」に盛り込まれている要素もいっぱいあります。

出典:https://www.amazon.co.jp

もちろんフィクションですから、実際の文豪たちと「文豪ストレイドッグス」内のキャラクターでは違う部分もたくさんあります。が、なんというか、探究心をムズムズくすぐられてしまうのですよね!
折しも夏休み直前。角川文庫では『カドフェス 2017』として、「文豪ストレイドッグス」とのスペシャルカバーにて文豪たちの作品を発売中です。元ネタを知ればもっと楽しめる!「文豪ストレイドッグス」をきっかけに、この夏文豪たちの作品を手に取ってみませんか?

こちらの記事もオススメ!

文豪ストレイドッグス -1 (カドカワコミックス・エース)
春河35
角川書店 (2013-04-03)
売り上げランキング: 20,728