リドリー・スコット監督作品おすすめランキングTOP4!スリル満点の傑作選!

現実感のある近未来アジア、サイバーパンク、そんなサブカルチャーな概念を世界的に有名にした映画監督と言えば、奇才リドリー・スコットです!巨匠の手法は今なおそれだけには止まらず、問題作が続々!ランキングでご紹介します!

奇才、リドリースコット監督とは



イギリス生まれで映画監督業の拠点は主にアメリカで活動しています。絵画やデザインなどアートスクールで基礎を学びCM業界でデビューし、その手腕を買われ映画の世界へ。

どんなSFをやらせても、説得力のある現実感が漂うセンス、基礎を学んだ理論性がワンシーンごとに感じられる映像美は、空間アートの巨匠と言っても過言ではありません。

昔ながらの几帳面で神経質なイギリス紳士な気風と、映像知識で生まれる名作現場では時として、完璧主義者ゆえの製作費や人間関係のトラブルがつきまとう職人肌の奇才です!

初期リドリー映画の象徴が雨と水蒸気



あの雰囲気はとてもカッコイイですよね。リドリー・スコット監督が既に読んでいたかは分かりませんが、松本零士さんの「銀河鉄道999」の世界にも共通点がありますね。

あの漫画も銀河の星々に宇宙ステーションがあり、必ずラーメン屋台がありその湯気や屋台の手ぬぐい親父が対照的に鮮烈でした。昔の香港もそんな時代がありましたね。

あの時代、国際化しはじめた街角の空気に何かを感じた人達だったのかもしれません。今や世界中に日本や中国の企業が進出し、ブレードランナー化、観光化すらしていますね。

4位「テルマ&ルイーズ」

出典:https://www.amazon.co.jp

痛快なロードムービーでありながら、社会派な鋭いメッセージもあわせ持つテンポのいい映画です。平凡な二人の女性の旅が一人のレイプ常習犯に襲われる事によって、どんどん歯車が狂っていきます。

面白いのがハル警部の存在で、事件を追いながら既に彼女達は不条理な社会の被害者ですべては正当防衛的な出来事だという事に気が付き、助けようとします。さらにテルマ&ルイーズが傑作なポイントが一つ。

彼女達はそれに気が付かず、それどころか自己の開放に目覚めて行きます。それまで感じた事の無い高揚感は、平凡な人生を長く生きるのか?瞬間をいかに濃く生きるのか?という哲学を我々に考えさせます!

3位「ブラックレイン」

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もしブラックレインが、リドリー・スコット監督じゃなかったら?もしあの時代に撮影されなかったら?と思わせる程、ストーリー以上の奇跡が重なった傑作映画です!

日本の名優・松田優作の遺作でもあり、あまりにも鬼気迫る悪役ぶりに、この撮影後ハリウッドからオファーが殺到したというのは有名な話。日米合作の超大スペクタル刑事モノ映画。

高倉健をはじめ日本のキャストも今は亡くなってしまった大物ばかりで超豪華。スコット監督の描くサイバーでスピーディーな大阪は、全世界どころか地元民にも衝撃を与えました!

ブラックレインこぼれ話

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ブラックレインレインで描く日本にも、リドリー・スコット監督は独特のイメージを持って挑んでおり、それはブレードランナー的な混沌とした喧騒とネオンの街並みでした。

やはり雨を降らせ、蒸気を炊きまくりましたがご存知のように実際の日本の街並みには、そんなアメリカみたいな地下鉄は走っていません。街も綺麗でがっかりしたそうです。

俳優・高倉健さんとは撮影後も交流があり、リドリー氏は監督、俳優、外国人という枠を超え彼を尊敬し、すっかり友人関係だったそうです。さすが世界の高倉健さんですね。

2位「ブレードランナー」

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雨と蒸気に湿った多国籍な未来都市。オリエンタルな漢字ネオンの間を広告宇宙船がやかましくアナウンスしながら通り過ぎて行く。ブレードランナーは未来の殺し屋稼業。

主演ハリソン・フォードは、人間のふりをしている違法な人造人間(レプリカント)を消す事が仕事なんですが、人間臭いキャラクターが物語を盛り上げて行きます。

映像化不可能と言われた原作を見事に名作にした、リドリー技術はそれまでのSF映画の概念に革命を起こしました。まだCGも未発達の時代とはとても信じられません!近日、続編封切です!

ブレードランナーがその後に与えた影響力

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サイバーパンク(近未来的思想や表現)なるもの、音楽や漫画や映画にゲームにファッションとあらゆるものに影響を与えたと言っても過言ではないのが映画「ブレードランナー」でしょう。

海外のアンダーグラウンドでは、スチームパンクというファッションも一部では熱狂的に流行っており、現在よりも正しいであろう行くべき方向だった未来感などを表現しています。

日本ではAKIRAをはじめ、様々な漫画の世界観やワンシーンにブレードランナーの影響が見えます。恐ろしく進化した一方で国際的な小汚いスラム街があるような未来観です。

1位「エイリアン」

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リドリー・スコット監督の出世作がエイリアン1979年の作品です。当時は日本でも一大ムーブメントが起こり強烈な見た目のエイリアンは怖くもカッコイイ印象を残しました。

先日亡くなったエイリアンデザインのHRギーガー氏の奇才ぶりは伝説で、「僕の作品を好む人はクリエイティブか頭のおかしい人。」そんな才能あってのエイリアンという映画でした。

リドリー監督のなかなかエイリアンが出てこない演出や、動きが速く一瞬しか見えない、など心理的に追い詰めるスリル。リアリテイたっぷりの雨と水蒸気は既にはじまっていました!

エイリアンこぼれ話

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エイリアンの主人公は当初は男性だったが、映画のミーティングで女性の方が物語的に面白いのでは?という意見が出され、それをリドリー・スコット監督は採用しました。

エイリアンの産みの親、HRギーガー氏の目には洋式便所が女性器に見えるそうです。スイス人の彼は建築設計と美術それぞれの基礎を学んでいて作品にも影響が見えます。

人間と機械と海洋生物?が一緒になった様なアート世界は、先進国の物質社会を皮肉っているようにも感じられますね。そんな画集にリドリー監督は出会いエイリアンが生まれました!

番外編「悪の法則」

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これまでのリドリー・スコット作品とは一味違うやり口の「悪の法則」。スリルを追及するスタイルは一貫してますが、映像美術に時間をかけるタイプが多かったのでちょっと意外です。

今回はハリウッド全開の豪華キャストで本格サスペンスに挑戦。しかし、頭のキレる美人はどうしてこんなに怖く見えるんでしょうねぇ?世の中不条理な事は多い訳です。

裏の世界ともなれば最早それが常識と言わんばかりに、全員悪人。お金という殻を被った不条理を呼び寄せているのは、自分自身の欲望。ファッショナブルに描く自業自得。

大番外編「ハンニバル」



R-15指定、猟奇殺人犯の深層心理という社会的タブーに迫る「ハンニバル」は、リドリー監督の違った一面をかい間見せ、アンソニー・ホプキンスの怪演も話題になりました。

精神科医で非常に頭がいい彼は、ただの殺人鬼ではなくその遺体を食べるという異常性を持っています。しかし普段の彼はインテリジェンスさすら漂う紳士という怖さ。

彼ならではの哲学があり、犯行が彼の中では美しい詩の一遍ぐらいにアレンジされているという衝撃な危険人物。リドリー監督さすがの映像美でスリル満点です!

リドリー・スコットの才能は進化し続ける…

様々なジャンルに意欲的に挑戦していくリドリー・スコット監督は80歳になろうとしています。その風貌もクラシック音楽指揮者の様な芸術家然とした風格がありますね。

映画監督とは別に企業を5社経営もしていて、社長はすべて女性。彼は優秀な人間に男女は関係無いと、自らそれを実践している進歩的な考えの持ち主でもあります。

豊富な映画監督キャリアを振り返った時、すべてやりつくした様にも思えたそうですが、アイデアを思いついてはメモを取る毎日で、まだまだ現在進行形の80歳です!