アニメ『プリンセス・プリンシパル』全話ダイジェストまとめ!異色の面白さの秘密とは?【毎話更新】

嘘つきはスパイの始まり……。ついに「プリンセス・プリンシパル」の放送がスタート!スパイ×美少女×スチームパンクという前人未到・空前絶後の組み合わせで描き出す緊迫の諜報戦!西と東、光と闇、表と裏、真実と嘘……。少女達の華麗なる活躍にアナタもきっと「騙される」!

ついに始動!美少女スパイアクション「プリンセス・プリンシパル」とは?

スパイ×美少女×スチームパンク……この、ありそうでなかった、でも絶対おもしろい組み合わせをついにやってのけたオリジナルアニメーション。それが「プリンセス・プリンシパル」……そう「プリンセス・プリンシパル」です!!(大事なことなので二回ry
スパイといえば007、D機関にスネークにエーベルバッハ少佐などなど魅力的なキャラは数多いものの、意外にも「美少女スパイ」ってのはいませんでした……が!「プリンセス・プリンシパル」では(今のところ)5人もの美少女スパイが登場!こらあもうスパイ好きなら観るしかねえ……そう思うだろ、アンタも!
というわけで今回は大注目の異色スパイアクション「プリンセス・プリンシパル」の魅力と秘密に大接近!

①へっ?ロンドンが分裂ゥ!?プリンセス・プリンシパルのあらすじを紹介!

舞台は19世紀末、霧のロンドン。世界の3分の1を手中に収める覇権国家「アルビオン王国」はしかし、10年前に起きた「共和革命」で東西に分断されていた!そう「プリンセス・プリンシパル」の世界は、私達の生きる世界とは異なる分岐をしたパラレルワールド。濃霧立ち込める街にそびえる巨大な壁の向うは革命で成立したアルビオン「共和国」。この「王国」と「共和国」が水面下で争っている剣呑な世界が「プリンセス・プリンシパル」の舞台になるわけです。
そんな争いの渦中にいるのがアルビオン共和国の諜報機関(スパイ組織)コントロール。機関長「L」によって統制されるこの組織に属し、強大な「王国」を相手取って諜報戦を繰り広げるのがアンジェ/プリンセス/ドロシー/ちせ/ベアトリスら5人のスパイチーム。はたしてこの戦いに終わりは来るのか?危険な任務の果てに少女たちを待ち受ける運命とは!?
大河内一楼(脚本・シリーズ構成)!誰も殺すんじゃねえぞ!いつもみたいに女の子達に酷いことしたら許さんからな!

②アナタは誰に騙されたい?プリンセス・プリンシパルのキャスト/登場人物紹介!

アンジェ

「プリンセス・プリンシパル」主人公の一人でコントロールのメンバー。一見クールな少女ですが、時折「は、はいぃ?」ってリアクションしか取れないような意味不明な冗談をかまします。凄まじい射撃センスと格闘術に加え、重力を操る物質「ケイバーライト」を動力とする「Cボール」を駆使して鮮やかに任務を遂行する姿は……ふつくしい……。フラッシュバックする彼女の記憶からは凄惨な過去が伺えますが……いったい何があったの?
ケイバーライトによる無重力アクションもさることながら、アンジェの意味不明な冗談と時折吐く嘘、そしてその狭間に垣間見える過去や本心は「プリンセス・プリンシパル」の大きな見どころの一つとなるでしょう……。
アンジェを演じるのは「三者三葉」葉山照役でおなじみの今村彩夏さん!たしかな演技力とフレッシュな魅力がすでに大物の予感を漂わせる期待の新鋭です!三者三葉……よかったよね。本当にいいアニメだった……。

プリンセス

コントロールのメンバーでアルビオン王国のプリンセス……えっ、プリンセス(困惑)??プリンセスがスパイって前代未聞ですよ!あと、どうして王国のプリンセスが共和国のスパイに??どういった経緯でプリンセスが闇の世界に足を踏み入れるに至ったのか、そして彼女が背負うものとは何なのか?穏健派と革命推進派が存在するアルビオン共和国内が一枚岩でない、ということにも関係しているのでしょうか……?
あどけない表情を見せつつもどこか大局を見据えた行動力はまさにプリンセスの器。今後の展開でも笑顔でチームに無茶振りをふっかけてくるのかなあ……それはそれとしてアンジェとの仲睦まじいシーンを頼むよ〜百合おじさんからのお願いだ〜!
プリンセスを演じるのは「アイカツ!」で藤原みやび役を演じた関根明良さん!物語のキーパーソンをどう演じきってくれるのかワクワクしますね!ちなみに関根明良さんは歴女で楽器が弾けるらしいです!

ドロシー

「プリンセス・プリンシパル」の主人公の一人。姉御肌でグラマーなタイプの黒星紅白ガール。ドロシーの任務時の衣装は……ひ、非常にけしからんっ!それでいて仕事のことしか頭にないアンジェに文句を言ったり結構純情だったりととても多面的な女性です。チーム内最年長の20歳であるためか、任務中ではリーダー格に。
霧深いロンドンをキレッキレのハンドルさばきで駆け抜ける姿は最高にカッコイイですし、さらに射撃の名手でもあります。こういうキャラだからこそ「意外な弱点」が魅力的にうつるわけですが……ドロシーのまだ見ぬ一面に期待大!それともう一度言いますが任務服がけしからんっ!
ドロシーの声優に抜擢されたのは大地葉さん!超人気作「僕だけがいない街」では主人公に付き添ってくれる相棒・小林賢也(ケンヤ)くんを演じました。少年役から美少女まで演じられる高い実力を持った声優さんです!

ベアトリス

プリンセスを敬愛するコントロールのメンバー。おとなしそうな顔してますが彼女もコントロールの一員ゆえに異能のスパイ……自分の声を落合福嗣のものに変えたりと非常に多芸です!これぞ黒星紅白ってかんじの非常にかわいい女の子ですが「プリンセス・プリンシパル」のハードな世界ではたして無事でいられるのか不安で不安でしかたないですね……。それにしても任務時のコスチュームがめっちゃ可愛いんだわこの子
ちなみにベアトリスらプリンセスのチームはクイーンズ・メイフェア校という由緒正しき学校に潜伏……もとい在籍してるんですが、もうね、ベアトリスは制服姿も素晴らしいのでもうそれだけでも観る価値がありますよ……尊い
ベアトリスを演じるのは影山灯さん!「出演声優全員体当たり強制アニメ」だった「魔装学園ハイブリッドハート」ではメインヒロイン・千鳥ヶ淵愛音役で出演。人一倍の体当たり演技を扇情的に魅せてくれましたが今回は!?

ちせ

ニンジャ!?ニンジャナンデ!??ここはロンドンダルルルルオオオ??……って一瞬混乱しますが、忍者は日本で言うところのスパイ。全く問題なかった(?)です。ちせは日本からの留学生。日本刀を駆使した近接戦闘の腕前はまさしく絶技!チーム内では戦闘特化のメンバーという位置づけらしく、敵陣中を風のように駆け抜け屍山血河を築き上げる様はスパイ……というよりアサシン!
ちせを演じる声優は古木のぞみさん!「ハイスクール・フリート」で立石志摩を演じていたのが記憶に新しいですね。立石志摩は遠距離攻撃系女子でしたが「プリンセス・プリンシパル」の古木のぞみさんは近距離専門!今度は操られて暴走したりしないでくれよな……。

(全員裏切りそうな)サポートメンバーも名優揃い!

L(エル)
コントロールの元締めおじさん。スパイ・マスターらしく冷静沈着で何を考えてるのかわかりませんが的確な指示でコントロールの作戦を完遂させます。菅生隆之さんの渋い声が「プリンセス・プリンシパル」の雰囲気をびしっと締めていてすばらしい!でもその冷静さゆえにいずれチームを裏切りそう……。
7(セブン)
コントロールの優秀な分析官、7(セブン)役は沢城みゆきさん!「PSYCHO-PASS」で演じた唐之杜志恩しかり「ルパン三世」の峰不二子しかり、沢城みゆきさんが演じる「大人の女性」はどこか危険な感じがして癖になりますよね……いつかアンジェたちを裏切りそうで怖いですね。
大佐(たいさ)
スパイを下に見る教条的でいけ好かない軍人。演じるのはベテラン・オブ・ベテラン声優・山崎たくみさん!いかにも悪者っぽい顔つきに「こいつ絶対裏切りそう」と思わずにはいられないキャラですが、そんな憎まれ役をきっちり演じ切れるのが山崎たくみさんがベテランと言われる所以……。意外にも「プリンセス・プリンシパル」で一番食わせ者かも?

プリンセス達の前に立ちふさがる強敵たち……。

ノルマンディー公
アルビオン王国の内務卿公爵で「プリンセス・プリンシパル」における敵役!公爵っていうと貴族の階級で一番偉いってことです。故に警察権力も行使できる大物……。ロンドン東西を分断する壁の如く強大な存在ですが、アンジェ達に勝機は?また、声を担当される土師孝也さんは「ハリーポッターシリーズ」永遠の憎まれ役・スネイプ先生を演じた声優さんです!
ガゼル
ノルマンディー公の秘書、ガゼルからはゴールデンカムイの鯉登少尉っぽさを感じるのでとても気になります!演じるのは「アイドルマスターシンデレラガールズ」で速水奏を演じる飯田友子さん!たしかにクール属性ですねこれは(確信)

③豪華スタッフ&スタジオがプリンセス・プリンシパルの世界を紡ぐ!

「プリンセス・プリンシパル」を制作するのはアクタスStudio 3Hz!アクタスは「ガールズ&パンツァー」などの話題作を世に送り出したスタジオですね。Studio 3Hzも「フリップフラッパーズ」などで高いアクション作画力を見せつけたのが記憶に新しい!
いずれにしろ「なんかいい匂いのしそうな女の子達の距離感が妙に近いアニメ」を作らせたら一級品のスタジオ。その2つがタッグを組んでるんだから……百合おじさん大歓喜!
監督は「東京マグニチュード8.0」の橘正紀さん。繊細な心理描写と緊迫の展開で話題を呼んだ実力者です。キャラクター原案には「キノの旅」などでおなじみの黒星紅白さん。総作画監督は愛好家が多く存在するアニメ「天体のメソッド」の 秋谷有紀恵さん。さらに設定に「天元突破グレンラガン」の速水螺旋人さんを加えてスタッフバランスもいい……。

そしてシリーズ構成には、視聴者に安定の絶望をお届けする脚本家・大河内一楼さん!「コードギアス 反逆のルルーシュ」ではユーフェミアに酷いことをし、「シゴフミ」では視聴者に決して癒えない傷を刻み……と、とにかく素晴らしい脚本家ですが「プリンセス・プリンシパル」をどう料理していくんでしょうか!そんな大河内さんの脚本を彩るのが「Fate/Zero」などで活躍した梶浦由記さんというのもGOOD!それにしてもこの超人的な豪華スタッフ、勝負作というほかはない。

④プリンセス・プリンシパルは設定厨にも優しい!

設定厨……それは物語とは別に入り組んだ設定に興奮を感じる人々のこと。「プリンセス・プリンシパル」はそんな設定厨にもやさしい「入り組んだ設定の多い」作品に仕上がっています!東西に分裂したロンドンという「IFの歴史」も魅力的ですが、アルビオン王国が覇権国家となれた最大の理由である「ケイバーライト」は「プリンセス・プリンシパル」の今後の物語に大きく関係しているんじゃないでしょうか。

おそらく「ケイバーライト」は古典SFの巨匠ウェルズの小説に登場する「ケイバーリット」に由来しています。そして科学の発展に悲劇はつきもの。「ケイバーライト」は史実のロンドンスモッグのように「ケイバーライト障害」という身体的異常を引き起こす原因にもなっています。そしてアンジェが使用する「Cボール」にもまだまだ秘密があるようで……Cボールを使用した副作用で身体に異変が……とか絶対にやめてくれよ大河内一楼!
ちなみにアンジェが劇中で使用する銃はウェブリー・フォスベリー・オートマチックリボルバー。しっかり実在した銃器を主人公が使用するのってアツいですよね!でもウェブリー・フォスベリー・オートマチックリボルバーはメチャクチャ使いづらかったみたいです。おいおい大丈夫か!?

⑤ゲーム「プリンセス・プリンシパル GAME OF MISSION」もサービス開始!

スタートは2017年夏予定!

スマートフォン向けゲーム「プリンセス・プリンシパル ゲームオブミッション」のサービスが開始されます!アニメの世界観はそのままにゲームオリジナルキャラクターも参戦!しかもオリジナルキャラクターにはそれぞれ豪華声優さんによるボイスも付いてます!
気になるゲームの内容はパズル系。ゲーム内で「プリンセス・プリンシパル」のキャラたちの特技がどう再現されるのか気になります!特にベアトリス……使用したら声が落合福嗣くんになったりしたらどうしよう……。

個人的にはベアトリス一筋でいきたいんですが、赤堀可乃子さんが声をあてている「有栖川 薫」ってゲームオリジナルキャラが白目剥くくらい可愛いので早速信念が揺らいでいます。それにどうやらまだまだキャラは増える予定なようで……意志薄弱な僕はどうやらスパイに向いていないようだ。結城中佐……自分、D機関やめます
兎にも角にも、アニメにゲームと今後様々な展開が待ち受ける注目作「プリンセス・プリンシパル」をI SPY YOUだぜオラァァン!!??

⑥【以下ネタバレ注意】プリンセス・プリンシパル各話をダイジェスト!

第1話【case13 Wired Liar】

プリンセス・プリンシパル」アニメ第一話の任務は王国の研究者エリックの亡命幇助。開始早々、草薙素子ばりの高所落下をするアンジェちせの日本刀さばきに「あっ、これ面白いやつだ」とオタクの血が騒ぐ!
保護されたエリックはアンジェのぶっ飛んだ冗談にも気さくに対応する好青年。しばし心を通わせる二人ですが、亡命を目前にしたエリックは「妹も一緒に連れて行ってほしい」と懇願します。そう、エリックには「ケイバーライト障害」で目を患った妹エイミーが……。
しかし、そんなエリックの正体は亡命ルートを探るために仕向けられた王国のスパイ。それを見抜いたコントロールはアンジェたちに敵組織の急襲と「エリックの処理」を命じますが……。

『君のオムレツが美味しかったことも?』『嘘よ。買ってきたの』『星がきれいだったことも?』『きっと嘘ね』『殺すのか?僕を……』『いいえ、いいえ……いいえ……』

「ランセルノプト放射光」の輝きに魅了されたオタクなら心躍らずにはいられないCボールの鮮やかなアクション、そして少女たちの華やかな会話劇などを散りばめつつも、アンジェによって射殺されるというエリックの悲惨極まる結末で視聴者を一気に沈める、圧巻の第一話。
エリックの妹に会いに行った帰り、アンジェが保険屋に寄った理由がラストになって判明する仕掛けには思わず「あっ」と声が出てしまいます。数日後、テムズ川から上がるエリックの射殺体。そう、保険金は加入してすぐにはおりないんですね。エリックの処分は避けられないが、その死は妹の治療のために。……エリックとの最期の会話で、アンジェが「嘘」をつき続けるシーンには胸を締め付けられます。
と、あまりにもビターな後味を残す第一話ですが、そんな苦味の裏には多くの伏線が。冒頭の「少女が写った写真」の謎、プリンセスがベアトリスにこぼした「言っているうちに本当になる嘘もある」という言葉の意味、「嘘をやめたら自分達は友達でいられなくなる」というドロシーとちせの会話……全ての謎が明かされた先に待ち受ける真実とは!?

第2話【case1 Dancy Conspiracy】

前回がCASE13で今回がCASE1ってことは、これ時系列シャッフルされてる!と驚かされる第二話はアンジェとプリンセスの出会い回。アンジェがプリンセスになり変わるという「チェンジリング作戦」を遂行するべくクイーンズメイフィアに潜入する女スパイ二人。ってかアンジェとプリンセスの容姿が瓜二つってかなり重要な伏線なのでは!?
しかし相手はプリンセス、なかなか接近できません。そこでアンジェとドロシーは外務卿主催のパーティを利用してプリンセスに接近を図りますが、そこに「(奪われた機密書類の入った)倉庫の鍵を奪取せよ」というコントロールからの別任務が言い渡されて!?
第二話では数々の新事実が明らかに!シャーロットというプリンセスの本名……アンジェとプリンセスは瓜二つ……そんでドロシーは20歳ィ!?新キャラ「ガゼル」も相手取り、緊迫のパーティ会場でアンジェによる「チェンジリング作戦」がついに決行!

『目的は?』『女王になりたいの』『あなたの王位継承順位は第四位よ』『あなた達が手を貸してくれれば、一位になれるんじゃなくて?』

なんとか鍵を手に入れるアンジェとドロシーですが、プリンセスになぜか素性がバレてしまいます!「素性をバラさないかわりに私を女王にして」と取引を持ちかけるプリンセス。王継承順位第四位の彼女が第一王位継承権(プリンシパル)を求めるその真意とは!?
しかし無情にも会場に到着したノルマンディー公の策略でアンジェたちは厳しいボディチェックを受けることに!プリンセスとの取引&鍵の奪還&ノルマンディー公の追求という3つの試練にアンジェ、万事休すか!と思いきや……。
……最終的にプリンセスの協力で窮地を脱したアンジェは、朝霧の中でプリンセスと語らいます。そこで明かされる驚愕の事実!なんと、プリンセスにアンジェたちの正体を教えたのは他ならぬアンジェ自身!さらに二人は「10年ぶりの再会を果たした」間柄!姉妹のように息ピッタリな二人の関係は?その答えのヒントはアンジェがプリンセス(シャーロット)に手渡した紙片の中に……!

アンジェの正体は本物のプリンセス!?じゃあ現在のプリンセスは誰……??

10年ぶりに再会したというアンジェとプリンセス。その際プリンセスはアンジェを「シャーロット」と呼びます。シャーロットとは「プリンセス」の名前……つまりアンジェの正体は「本物のプリンセス」!?第一話での「言っている内に本当になる嘘もある」というのはこのことを指していたんでしょうか?
二人が離れ離れになった原因はおそらく「10年前の革命」ですが、そうは言っても息ピッタリすぎません!?10年間のブランクを感じさせないコンビネーションは、まるでずっと昔からアンジェ(現プリンセス)とシャーロット(現アンジェ)が何かを画策していたかのように思えますが……もしや国家転覆!?
そしてもう一つ、視聴者すら騙す「プリンセス・プリンシパル」がこんなに早くネタばらしをする筈がない……ッ!そう、まだまだ重大な秘密を視聴者である私達は見落としているような気がしてならないんですが……クソっ、今回も大河内一楼の手のひらで踊らされることになるなんてッ……!

第3話【case2 Vice Voice】



直訳すると「悪徳の声」と物騒なタイトルですが、内容は待望のベアトリス回!もはや包み隠さずプリンセスに近づくアンジェ達に不信感いっぱいのベアトリス。プリンセスにアンジェたちの危険性を訴えますが、そのときベアトリスの喉から「機械音」が……そう、ベアトリスはメカマニアの狂った父の「実験台」にされたことで身体の内部を機械に置き換えられていました。それが原因でいじめられていたところを助けたのがプリンセスだったんですね。
ベアトの静止も聞かず「アンジェたちを航空艇に潜入させるスキをつくる」という初任務を受けるプリンセス。ノルマンディー公の勢力に盗まれた共和国の紙幣原版が航空艇に積まれているので、それをアンジェが奪還するってわけです。アンジェひとりなら楽勝っしょ……と思いきや不意の事故でベアトリスが乱入!まさかの「ベアト&アンジェ」のツーマンセルミッションを展開することに!?

「わたしは姫様が好き!姫様の隣にふさわしい女の子になる!」「わたしは……プリンセスなんて大っ嫌い!!」「……やっぱり嘘つきですね……アンジェさん」

さしものアンジェも素人のベアトリスを伴っての任務は困難を極めます。加えてベアトリスはアンジェに対する不信感から協力してくれません……。アンジェのケイバーライト浮遊能力も現界を迎え、なんとか原板を奪還したもののアンジェは負傷、はるか空高く飛ぶ船からの脱出は困難、おまけに大量の敵が迫ります!万策尽きた!な窮地を救ったのはベアトリスの変声能力でした。
「自分は犧牲になっても、プリンセスへの疑いの目を消すためにベアトだけは脱出させる」というアンジェの言葉に心を開いたベアトリス。彼女の奮戦とアンジェとの和解が3話の見どころです。変声能力で敵を欺き、パラシュートで航空艇から脱出する二人が「プリンセスへの想い」をそれぞれ叫ぶシーンは……胸がアツくなります(控えめな表現)!
ベアトリスとアンジェが仲良くなる過程も最高ですが、前回明かされた衝撃事実にも進展が!?アンジェはプリンセスとともに王国を脱出する予定だったのですが、それを断って「女王になるために協力して」とアンジェに迫るプリンセス。アンジェと二人で暮らすために壁をぶっ壊す……プリンセスの野望はアンジェのためだったんですね。しかしそんなことできるんでしょうか!?

第4話【case9 Roaming Pigeons】

ついに王国がケイバーライト発生装置の小型化に成功し「Cボール」の試作品を完成させてしまった!……ので、その試作品を奪取するのが第四話のミッション。2話ぶりに登場したちせもいるし戦力は万全!と思いきや、なにやらチーム内に不穏な空気が。チームメンバーそれぞれが隠し事をしている中、上辺では仲良くチーム名を決めようなんて話してるのがなんだかつらい……。
王国の空中艦隊を支えるケイバーライト採掘工場は当然警備も厳重ですが、今回もプリンセスの顔パスで式典参加者として潜入成功!各々がしっかりと役割をこなして連携を見せつつも、ドロシーは「プリンセスが二重スパイではないか」と疑い、アンジェとプリンセスはお互いの関係を仲間に隠し、さらにちせにも驚愕の秘密があって……身中に爆弾を抱え、はたしてチームプリンセス(仮)は任務を完遂できるのか!?

この世界に「白」は無い。「黒」か「グレー」があるだけだ。

今回は任務の難易度もさることながらチームがいかに結束できるかが見どころ!ドロシーやアンジェたちが隠し事をしつつも連携する様はヒヤヒヤもの。特にひさびさに登場したちせの「微妙な立場」が描かれているのも見逃せないポイントになっています。式典会場でちせに接触した男の言葉から察するに、ちせは本質的にはコントロールとは別の組織に属しているようで……。
目的である試作Cボールを目前に、自分を強奪任務から外そうとするアンジェに食って掛かるちせ、プリンセスを警戒するドロシー、慌てるベアトリスを見事にまとめ上げたのはプリンセスの説得!プリンセス自ら「命をかけて任務を遂行する」意志を見せつけてチームを一つにする様は一国の主となるにふさわしい……大河内脚本ゆえにルルーシュの面影を見た人もいるのでは?

鳩は平和と、スパイの象徴……。

第四話でもどかどかと新情報が投入されましたが、特に気になるのはちせの正体とプリンセスの婚約話。ノルマンディー公はプリンセスを政略結婚させて外国とのコネの材料にしたい様子。ちせが属する組織も「王国と共和国、どちらと手を組むかが重要」とか言ってましたし……登場人物たちの駆け引きは「L」の言葉とおり、この世に「白」は無く、「グレー」か「黒」しかないことを証明するよう。
そんななかで、アンジェたちが自分たちのチームを「白鳩」と決めたのはなんだか切ない展開でした。サブタイトルのRoaming Pigeons(放浪する鳩たち)とは、まだそれぞれがどっちつかずで「グレー」な状態であることを示しているのかもしれません。そしてPigeonという言葉が含む「騙されやすい人」や「飼い鳩」といった意味もなんだか暗示的です(ちなみにノアの方舟から飛び立ったのは野バトなのでdove。Pigeonではないんです……)。
アンジェたち「白鳩」が真っ白な本心から互いを信頼できる日は、果たして来るのでしょうか……。

第5話【case7 Bullet Blade’s Ballad】

第五話はちせ参加の経緯を描いたエピソード。日本から堀河公率いる使節団が渡英し、それを迎え入れる事になったプリンセスたち。堀河公の目的は不平等な日英関係の改善なのですが、この一件にはとんでもない裏が……。なんと藤堂十兵衛という刺客が堀河公を亡き者にしようと狙っているらしい!
それを承知でロンドンまでの護送列車に乗り込むプリンセスチームと堀河使節団。緊張にひりつく車内に突如乱入したのは刺客……ではなくちせ!?「父を殺した藤堂十兵衛を討ち果たす」という目的を掲げるちせは、アンジェとのひと悶着の後バディを組むことに。かくて暗殺者・藤堂十兵衛から堀河公を守り抜きつつの列車行が始まりますが、事態は想像を絶する展開に……!

「堀河公、お命……頂戴いたす」「十兵衛ッ!!」

出典:http://www.pripri-anime.jp

第五話の見どころは何と言っても超絶技巧のアクション作画作画オタク界隈で話題のアニメーター江畑諒真さんを始めとする制作スタッフの手腕で十兵衛率いる暗殺者集団vsプリンセスチームの凄絶な死闘が描かれます!当初はなかなか歩幅の合わないアンジェとちせでしたが、十兵衛の襲撃に対して完璧な連携を見せてくれます(数百メートル離れた列車へのケイバーライト大跳躍は一見の価値あり)!
また、ドロシーの銃さばき一人で列車を止めちゃうプリンセス斬首されそうになる(けど首の改造で助かる)ベアトに列車間を駆け巡るアンジェの無重力アクションなど「静と動」でいうところの「動」の見どころが満載ですが、特筆すべきは十兵衛とちせのラストバトル!瞬きすら許されない「命の獲り合い」に鳥肌が立ちっぱなし……!ああッッ……この興奮を言葉にできないッッ……とりあえずコマ送りでもう一回観よう……。

「おかしいな……父上のおまじない、効かないよ……胸の痛み…全然、取れないよ……
」

と、今期アニメトップといっても過言ではない超作画で魅せる本エピソードですが、その結末はひどく哀しいものでした。死闘の末、討ち果たした十兵衛はなんとちせの実父。話の途中、ちせが泣いている子供にしてあげた「いたいのいたいのとんでけー」のおまじないは他ならぬ藤堂十兵衛との大切な想い出でした。優しかった父は敵の刺客となって「死んで」しまった……。静かな夕暮れの中、ちせは自ら手にかけた父の墓前で、消えない胸の痛みに涙を流すのでした。大好だった父を斬ったちせの覚悟はいかばかりか……。
濃密なアクションと人間関係を見せてくれた第五話。暗殺者を手引きしたノルマンディー公の動きも気になりますが、アンジェとちせの絡みが隠れた見どころな気がします。ちせの言動に普段飄々としているアンジェが押され気味になるなど、最初は噛み合わない雰囲気だった二人の歩調が後半になるにつれどんどん合っていく様は感慨深いものがあります。でも一つだけ言いたい……日本人土下座しすぎ!!

第6話【case18 Rouge Morgue】

出典:http://www.pripri-anime.jp

6話は満を持してのドロシー掘り下げ回。コントロールの7(CVは沢城みゆき!)から「チェンジリング作戦」とは別の任務を言い渡されるドロシー。その内容は「モルグの死体をチェックし、任務で死亡した連絡係の身体に埋め込まれている王国外務省の暗号表を略取する」というもの。しかもそのモルグには、すでにノルマンディー公の協力者が潜み、同じく暗号表を狙っているらしく……さらに悪い事に、その協力者はドロシーの実父ダニーなのでした!
ベアトリスとともに「幽霊通り」の先にあるモルグに潜入したドロシーは、予定通り革命のどさくさで生き別れた父親ダニーに再会します。腕っこきの蒸気技師だったものの、事故による負傷が原因ですっかり自暴自棄になってしまったダメ親父のダニーと、そんな父に憤るドロシー……暗く冷たいこの世の底で、父娘の絆はぬくもりを取り戻せるのか……それとも……。

出典:http://www.pripri-anime.jp

ダニーがノルマンディー公の協力者になった理由は、莫大な報酬を得て借金を返済し「クソみたいな人生」を変えるため。借金取りからの執拗な取り立てに困窮していたダニーは、ついにドロシーに暗号表の詳細を打ち明けます。曰く「手のひらに十字の傷が残る死体の奥歯に、暗号表が隠されている」と……。先んじて死体から目的の暗号表を回収したドロシーとベアトでしたが、(敵に察知されないようにと言いつつ)父を助けたいドロシーは暗号情報のみをコピーし、暗号表自体はダニーに渡します。
喜び勇んでモルグを飛び出すダニー。引き留めようとするドロシーを遮ったのは、ちょうど運ばれてきた「誰でもない誰かの死体」。もうこんな人生とはおさらばだ、幽霊通りのパブで待ってろ……そう言い残したダニーはしかし、ノルマンディー公の部下、ガゼルによって口封じに殺されてしまいます……。

「弱くて最低の父親なんだけどさ、職人としてやれてた頃は良い父さんだったんだ。寝る前に、歌を歌ってくれたりしてさ……。私も父さんも、その歌が大好きだったんだ……」

ちせ、ベアトリスにつづいて、今度はドロシーと「父親」のエピソードを描いた第6話。ロクデナシでも、借金取りから必至にドロシーを守ろうとしたダニーは紛れもない「父親」でした。それ故に、そんな父を欺かなければいけなかったドロシーの葛藤に胸が詰まります。ドロシーが普段口ずさんでいる歌は、ちせの「おまじない」と同じ、幸福な時代の、父との想い出のかけらでした。
もう一度だけ父親に戻ろうとした結果「誰でもないただの死体にされて」モルグで処理されるダニーと、もう来ることはない父を待ち続けるドロシー……というあまりにも悲痛なラストシーンに言葉も出ません。派手なアクションはありませんが、ドロシーの甘さや人間臭さ、そして同じく父親関係で辛い過去をもつベアトリスとの淡い友情を丹念に描いた本エピソードは特に印象深いものでした。
個人的にはっとしたのは「デイジー」という本名で潜入していたドロシーを、酒によったダニーが「ドロシー」と呼ぶシーン。「ドロシー」は出ていってしまったダニーの妻の名前でした……ドロシーは母の名前をコードネームにしていたんですね……。

第7話【case16 Loudly Laundry】

出典:http://www.pripri-anime.jp

第七話のタイトルは「大声で洗濯」……えっ、洗濯?そう、辛い話続きのプリンセス・プリンシパルでしたが、第七話は洗濯をする話!今回はいままでとは少し変わった趣向のエピソードになってます。
共和国の要人を狙うテロリスト「毒ガスジャック」の確保を命じられたアンジェたち。「毒ガスジャック」はジュネーブ条約で禁止されているガスを使用して犯行を重ねていました。ガスは軍が管理しているということで、導き出される結論は、そう……犯人は「東西の壁」付近にある軍施設に居る可能性が高い!
ということで、犯人の潜んでいるかもしれない兵舎に出入りできる上に、兵士の軍服に薬を吹きかけて「毒ガスジャック」が誰かを割り出せるという好都合な仕事である「洗濯婦」に扮装したアンジェたちですが……思わぬ人生経験をすることに!?

回るPDCA!英国式経営戦略を見習え日本企業!

毒ガスジャック」を追うという剣呑な出だしの第七話でしたが、蓋を空けてみれば主要登場人物のレアな一面が見れる非常に和やかなエピソードに!経営が火の車になっている軍の洗濯工場では、劣悪な環境でも懸命に働く女性たちの姿が……。壊れかけの洗濯機やアイロンで怪我をしながらも業務に専念するのは、今回のゲストキャラであるリタ(かわいい)やマリア(最初この娘が毒ガスジャックかと思った)たち。
アンジェが不良娘になりきったり、マリアとのやり取りでのちせの「日本人気質(ワーカホリック)」が露見したりと見どころ満載ですが、一番笑ったのは6話でドロシーにボコされた「オカマ借金取りのフランキー」の再登場!「工場が潰れたら私達の仕事がなくなる!」と戦々恐々とする女の子たちを尻目に取り立てを行いますが「じゃあこの工場を買います」とお嬢様パワーを開放したプリンセスとスケバンアンジェに完敗。2話連続して女の子に一本背負いされるオカマって……。

「ちえこに伝えてくれないか。あいつの事情とかよくわかんないけどさ……その……負けるな、って」

出典:http://www.pripri-anime.jp

ときには腹の探り合いをすることもあるプリンセスたちが、買い取った洗濯工場の女の子たちと協力して仕事を頑張る姿がベンチャー企業っぽくて新鮮です。仕事の効率化やドロシーによる営業活動ベアトの機械整備(疲れ切って洗濯物の上で寝てるのが最高にかわいいんですねぇ)といった適材適所の人材運用など、社長就任したプリンセスの手腕に今回は仕事への姿勢を考えさせられる良い話……ってこれ何のアニメ!?
そういやいたなそんなの」って存在になっていた毒ガスジャックも後半ではしっかりプリンセスたちの追跡にカン付き、工場を襲撃!ちせが(アイロンで)難なく制圧しますが、その姿を仲良くなりかけていたマリアに見られてしまいます。任務を終えたプリンセスは工場を去る際に、次期社長としてマリアを指名!最後までちせを心配していたマリアは、プリンセスにちせへの伝言を託すのでした……。マリアからの言葉を胸に、ちせたちは今日も夜を駆ける!
そして、次の任務が始まるのです……。

第8話【case20 Ripper Dipper】

出典:http://www.pripri-anime.jp

物語も後半に入った第8話。そしてついに今回、プリンセスプリンシパル最大の謎が明らかに……!
此度の任務は、共和国への亡命をはかるオライリー卿の監視と、彼に接触を計る人物を突き止めること。当該人物の長期間監視という任務にも関わらず、監視役を買って出るプリンセス。最初は止めたものの逆に言いくるめられ、仕方なく任務を開始するメンバー。そして例のごとくプリンセスを心配しつつ持ち場についたアンジェは、そこでスリの少女・ジュリに出会います。
なりゆきでジュリの「スリの先生」になったアンジェ。面倒見のいいアンジェにすっかり懐いたジュリは、アンジェに「クロトカゲ星」の物語をせがみます。そんなジュリにアンジェは「ある王女とスリのお話」を語り始めますが、そこには王国を根底から揺るがす驚愕の事実が隠されているのでした……!

ついに明かされるプリンセスとアンジェの過去……それは世界を欺く、悲哀の物語

窮屈な日常に辟易していた王女・シャーロットはある日、自分とそっくりな少女・アンジェに出会います。瓜二つなのに正反対……それゆえに最高の友達になった二人は「とりかえばや物語」のごとく事あるごとに入れ替わって遊んでいました。
ある日、王女シャーロットはいままで見たことがなかった外の世界を見たいと思い、アンジェと入れ替わります。しかし城の外は貧困が支配する地獄のような場所でした……そして不幸にも、二人が入れ替わったその日、王国で革命が起きてしまいます。
暴動の中、なんとか城に戻ったシャーロットはアンジェに「全てを隔てる壁を壊し、世界を変える」決意を伝えます。貧困も差別もない、アンジェとシャーロットがずっと一緒にいられる世界を作る……。しかしその時、無情にも一発の砲弾が城に直撃。城の崩落に巻き込まれシャーロットは崖の下、アンジェは衛兵に連れて行かれます。そう、入れ替わった状態のまま、二人は離れ離れになってしまったのでした……。

「あなたはもう、本物のプリンセスよ」 「ありがとう、あなたに言われるの、とても嬉しい……」

以前から匂わせてはいましたが、やはり現アンジェこそが本物のプリンセスでしたね……。今回の任務に協力してくれた礼として、ジュリとその仲間たちにスリを強要していたトンチキ男をぶっ潰したアンジェ。そのうえジュリたちに孤児院まで紹介したのは、彼らにかつての自分の姿を重ねたからかもしれません。
別れ際、「入れ替わってしまったお姫様がかわいそう」と呟くジュリに「本当にかわいそうなのはスリの女の子」だと言うアンジェ。何も知らない幼い女の子は、王女と入れ替わってしまったばっかりに革命で殺気立つ大人たちの中「王女を演じなければ殺される」極限状態に一人放り出されることになった……。普段ニコニコとしているプリンセスの味わった地獄はどれほどのものだったか……アンジェにはそれがわかるのでした。

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アンジェがシャーロットを「プリンセス」と呼ぶのは何故か。それは真実を知っている上で、凄まじい努力によって王女を演じきったシャーロット(アンジェ)こそが他でもない「本物のプリンセス」だと認め、尊敬しているからではないでしょうか。
任務は成功し、二人語らうアンジェとシャーロット。かつて「言っている内に本当になる嘘もある」と悲しげに言った少女が、「本物」からかけられた言葉で見せた笑顔はきっと、嘘でも演技でもないのでしょう。今や王国有数のピアニストとなったプリンセスと「ただのスパイ」であるアンジェの連弾が穏やかな夜に流れ、二人の背中は在りし日のーー、ただふたり幸せだったあの日の面影を偲ばせるのでした。

第9話【case11 Pell-mell Duel】

非情の香りとさだめの匂い……秘密組織コントロールのスパイ、ちせにきんつばとともに訪れる、蝶よりも美しく刀よりも危険な、華麗なるミッション……それは「case11 Pell-mell Duel」!!
物騒なタイトルの第9話はちせの異文化交流を描くほのぼのとした日常回かと思いきや、なんと後半で命を懸けた「決闘(デュエル)」をすることに!?相手はインセクター羽蛾でも黒薔薇の決闘者でもなく、いけ好かない貴族の息子キャメロンくん
お願い、死なないでキャメロンくん!あんたが今ここで倒れたらゲストキャラの面汚しよ!尺はまだ残ってる……ここで勝てれば大英帝国の力をプリンシパリスト(このアニメが好きな人たちのこと)に証明できるんだから……果たして勝負の行方は!?絶対革命黙示録スタンバイ!

「人には、闘うべき時があります。やるからには絶対に勝たなくてはなりません……いいですね、ちせさん?」

チーム内で唯一の日本人であるちせは、学校生活でも夜のミッションでもある意味「異分子」。それは彼女の「日本側の二重スパイ」という立場にも起因しているよう。心は日本に、しかし立場は英国に……というちせの悩みが食文化や生活様式を通して描かれます。
部屋にぬか漬けを持ち込んでベアトをブチ切れさせたり、音楽の授業でほら貝を吹いたり(よしのんかな?)と何かと悪目立ちするのをアンジェに注意され……ちせは英国での文化の違いからくる悩みを、本国にいる姉に手紙で相談しているのでした。
敵側の協力者であり王国主席判事の娘、リリちゃんのアンジェに対する嫌味や、小さな命を踏みにじる外道貴族キャメロンくんの蛮行にまっすぐな怒りをぶつけるちせにはスカッとしますが、スパイには向いてないかも?しかししょげ返るちせに「(キャメロンくんと)決闘をします」と漢気を魅せるプリンセス……だから気に入った!!

「堀河公……チェンジリング作戦の可能性は正直わかりません……しかし、私はあの者達に勝利してほしいと思っています」

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プリンセスの手引のもと、ノルマンディー公の協力者のリリちゃんを介添え人に、キャメロンくんとピストルでの決闘に挑むちせ。でも相手はとことん外道。なんとちせのピストルに細工をしてます!これにはプリンセスもびっくり。万事休すかと思いきや、使い物にならない銃のかわりに布を使った「印地」という投擲法でキャメロンを撃破!前半とうってかわって日本の技で活路を見出す展開が素晴らしい!
しかもリリちゃんが介添え人として部屋を空けている間に、アンジェたちが盗聴ミッションを成功させているというチームプレイ。おそらく発案者はプリンセスなんでしょうね。ですが今回の任務はプリンセスたちが「ちせは決闘に勝つ」と確信があったからこそできたこと。ラストの珍妙極まる、しかし微笑ましい「土俵入り」でようやくチームが一つになる、記念すべきエピソードでした。
ちなみに「プリンセスプリンシパル」屈指の面白シーン数を誇るであろう今回、ちせがきんつばを食べるシーンはハチャメチャに可愛いので必見です。ドロシーの「よっこらせ」は……えっ、めっちゃ萌えないあれ?
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