黒澤明の監督作品おすすめランキングTOP10!

映画界の巨匠、黒澤明は昭和の映像文化シーンを支え、日本人の作品を世界中に知らしめた。

今回は平成っ子にも昭和の時代の良さを知ってもらう為に、邦画の素晴らしさを広めた、黒澤明監督の作品をランキング形式で特選!

黒澤明監督とはどんな監督

黒澤明は1910年(明治43年)3月23日生まれで1998年(平成10年)9月6日まで生きた、享年88歳の日本の映画監督、脚本家である。黒澤明の妻は女優として活躍した矢口陽子である。
ダイナミックな映像表現とヒューマニズムに徹した作風で、代表作に「七人の侍」、「生きる」、「羅生門」など30本の監督作品を生み出し、アカデミー賞と世界三大映画祭(ヴェネツィア、カンヌ、ベルリン)で賞を得た。
映画史において、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラ、北野武などの映画人に大きな影響を与えており、日本では「世界のクロサワ」と呼ばれた。

黒澤明監督おすすめ作品:第10位

「どん底」

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「どん底」は1957年(昭和32年)9月17日公開の黒澤明監督の日本映画である。モノクロ、スタンダード、125分。舞台は日本の江戸時代、貧しい長屋に住む様々な人間の人生模様。
黒澤映画の中では、三船敏郎が出演しながら志村喬が出演していない唯一の作品でもある。
第31回キネマ旬報ベスト・テン第10位昭和32年度芸術祭参加作品である。

あらすじ・見所

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遊び人の喜三郎、殿様と呼ばれる御家人の成れの果て、桶屋の辰、飴売りのお滝、アル中の役者、年中叱言を言っている鋳掛屋の留吉、寝たきりのその女房、夢想にふける夜鷹のおせん、喧嘩っ早い泥棒の捨吉が住んでいる長屋。
自堕落で楽天的な雰囲気がある、江戸の傾きかけた棟割長屋に住む人々の人間模様

黒澤明監督おすすめ作品:第9位

「乱」

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「乱」は1985年(昭和60年)に公開された日本とフランスの合作映画である。東方配給。主演は中代達矢。カラー、ビスタ、162分。
黒澤明が監督した最後の時代劇であり、黒澤はこの作品を「ライフワーク」と位置づけ、更には「人類への遺言」でもあるとしていた。
第58回アカデミー賞衣装デザイン賞(ワダ・エミ)、英国アカデミー賞外国語作品賞、全米映画批評家協会作品賞、ブルーリボン賞など国内外で多くの賞を受賞した。

あらすじ・見所

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架空の戦国武将・一文字秀虎を主人公にその晩年と3人の息子との確執、兄弟同士の擾乱を描いた作品。物語の骨格はウィリアム・シェイクスピアの悲劇「リア王」であり、
毛利元就の「三本の矢」の逸話(三子教訓状)なども取り入れている。
一文字秀虎に中代達矢、息子役に、孝虎に寺尾聰、政虎に根津甚八、直虎に隆大介、楓の方に原田美枝子、末の方に宮崎美子が起用されている。
あらすじは、70歳の武将一文字秀虎は隣国の領主2人を招いた巻狩の場にて、うたた寝の中で見た悪夢のため突然隠居することを表明する。3人の息子たちに3本の矢の話をするが、三男は3本の束ねた矢をへし折ったのだった…。

黒澤明監督おすすめ作品:第8位

「生きものの記録」

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「生きものの記録」は1955年(昭和30年)11月22日公開、東宝製作。主演は三船敏郎。モノクロ、スタンダード、113分
米ソの核軍備競争やビキニ珊瑚での第5福竜丸被曝事件などで加熱した反核世相に触発されて、原水爆の恐怖を真正面から取り上げた社会派ドラマ。
作曲家・早坂文雄の最後の映画音楽作となった。第29回キネマ旬報ベスト・テン第4位

あらすじ・見所

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当時35歳の三船敏郎が70歳の老人を演じたことが話題となった作品である。
あらすじは、歯科医の原田は、家庭裁判所の調停委員をしている。原田はある日、家族から出された中島喜一への準禁治産者申し立ての裁判を担当することとなる。
繊維工場を経営する喜一は、原水爆の恐怖から逃れるためと称してブラジル移住を計画し、全財産を投げ打とうとする。
家族は喜一の放射能に対する被害妄想を強く訴え、喜一を準禁治産者にしなければ生活が崩壊すると主張するのであった…。

黒澤明監督おすすめ作品:第7位

「生きる」

「生きる」は1952年(昭和27年)10月9日公開。東宝製作。主演は志村喬。モノクロ、スタンダード、143分東宝創立20周年記念映画でもある。
黒澤作品の中でも、そのヒューマニズムが頂点に達したと評価される名作中の名作。
黒澤作品の中で唯一、三船敏郎が出演していない作品でもある。第4回ベルリン国際映画祭でベルリン市政府特別賞を受賞した。
第26回キネマ旬報ベスト・テン第1位。昭和27年度芸術祭賞

あらすじ・見所

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タイトル通り、「生きる」という普遍的なテーマを描いた作品。お役所仕事に代表される官僚主義を批判した作品としても話題。
劇中で志村喬演じる主人公が「ゴンドラの唄」(吉井勇歌詞、中山晋平作曲)を口ずさみながらブランコをこぐシーンは名シーンとして知られている。
あらすじは市役所で働く渡辺勘治が毎日続く無気力な日々の中、体調不良で休暇を取る。医師からは胃潰瘍の診断、勘治は胃癌にかかっていると悟る。
渡辺は市役所を退職するも、あることがきっかけで復帰し、街に住民念願の公園を完成させるといった内容。

黒澤明監督おすすめ作品:第6位

「隠し砦の三悪人」

「隠し砦の三悪人」は1958年(昭和33年)12月28日公開の日本映画。東宝製作。主演は三船敏郎。モノクロ、東宝スコープ、139分
この作品は黒澤作品初のシネマスコープ作品である。
戦国時代を舞台に、敗国の侍大将が姫と軍用金を擁して敵国突破をする姿を描いた娯楽活劇。第32回キネマ旬報ベスト・テン第2位

あらすじ・見所

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黒澤作品の中でも特に娯楽性の強い作品である。ワイド画面を活かした迫力ある映像と、ふんだんに登場するアクションシーンが見所。
秋月の隠し砦の撮影は兵庫県西宮市の蓬莱峡で行われた。秋月城のセットは農場オープンと呼ばれた東宝撮影所の敷地内に建てられた。
ヒロインの雪姫役には全国から4000人もの応募者が集まったが、候補者は見つからず、ようやくスタッフが見つけた文化女子短期大学の上原美佐が抜擢された。
三船敏郎演じる、真壁六郎太の演技にも注目!

黒澤明監督おすすめ作品:第5位

「天国と地獄」

「天国と地獄」は1963年(昭和38年)に公開された日本映画である。毎日映画コンクール・日本映画賞などを受賞した作品である。
主演は三船敏郎、黒澤明がたまたま読んだという、エド・マクベインの小説「キングの身代金」(1958年、「87分署シリーズ」)に触発され、映画化した作品である。
映画化された動機は、「徹底的に細部にこだわった推理映画を作ってみよう」ということと、「当時の誘拐罪に対する系の軽さ」を主張するためであった。

あらすじ・見所

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ある日、製靴会社「ナショナル・シューズ」社の常務・権藤金吾の元に、「子供を襲った」という男からの電話が入る。そこに息子の順が現れ、悪戯と思っていると住み込み運転手である青木の息子・進一がいない。
誘拐犯は子供を間違えたのだが、身代金3000万円を権藤に要求する。
デパート配送員に扮した刑事、身代金を用意して特急こだまに乗り込む権藤、さぁどうなるこの物語。

黒澤明監督おすすめ作品:第4位

「赤ひげ」

「赤ひげ」は1965年(昭和40年)4月3日に公開された日本映画である。東宝配給。主な出演者は三船敏郎、加山雄三。モノクロ、東宝スコープ、185分
原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」で江戸時代後期の享保の改革で徳川幕府が設立した小石川養生所を舞台に、そこに集まった貧しく病むものとそこで懸命に治療する医者との交流を描く。
第39回キネマ旬報ベスト・テンで第1位に選出された他、第26回ヴェネツィア国際映画祭で男優賞(三船敏郎)、サンジョルジョ賞などを受賞している。

あらすじ・見所

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主人公である青年、保本登(加山雄三)は小石川養生所へ続く坂を登り、養生所の門をくぐってく後ろ姿からこの映画は始まる。
登は3年間の長崎への留学を終えて、幕府の御番医になる希望に燃えて江戸に戻ってきた。
小石川養生所の所長である通称、赤ひげと呼ばれている新出去定(三船敏郎)に会うために小石川養生所を訪れてきたのである。

黒澤明監督おすすめ作品:第3位

「用心棒」

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「用心棒」は1961年(昭和36年)に公開された日本のアクション時代劇映画である。主な出演は三船敏郎、中代達矢、山田五十鈴などである。
この映画の最大の魅力は殺陣のシーンではなく、主人公三十郎の特異なキャラクター設定にあると黒澤監督は主張したのである。
いわゆる「チャンバラ映画」ではなく、現実の格闘ではありえない舞踊的表現を排除したリアルな殺陣の表現を探った作品である。
劇中のつむじ風は、電動の風洞で起こす大掛かりなものだった、また、宿場町の野外セットは撮影所そばの広大な畑を潰して建てたものである。

あらすじ・見所

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一人の風来坊の浪人がとある宿場町へとやってくる。そこには賭場の元締めである馬目の清兵衛と、清兵衛の部下だったが跡目に不服を持って独立した丑寅一家の抗争によって廃れていた。
二人はそれぞれ町の有力者である名手多左衛門造酒屋徳右衛門を後見人にし、泥沼化した抗争は終わる気配はない
ふらりと立ち寄った居酒屋の権爺から大方のあらましを聞いた浪人は、代金の代わりに宿場町を平穏にしてやると約束したのだった…。

黒澤明監督おすすめ作品:第2位

「椿三十郎」

久々に在宅で片付けなどをしてから、急に黒澤が見たくなり『椿三十郎』『用心棒』見てた。 🎞 仲代達矢の往年の名演技が大好きなので、本当は『切腹』が見たかったけど(好きな映画10作に入ります)、地元で取り扱いが無かったので久々の椿三十郎。こちらも仲代達矢出てるけど、なんと言っても『切腹』は凄まじくて涙が出そうになるよ… 😢 用心棒は三船敏郎の印象が当然先に出るけど、仲代達矢が良いんだ。そして個人的に昭和の女優で1番好きな司葉子(小津の秋日和が最高)出演、山田五十鈴や東野英治郎、志村喬は間違いない安定感。でも東野英治郎見ると、小津の『秋刀魚の味』の通称ひょうたんが浮かんで来て笑っちゃうんだなぁ(笑) ✨ 昨日溝口健二監督の墓まいりをしたばかりなので、残念ながら雨月物語は無かったけど、黒澤作品で京マチ子の妖艶さを求めると羅生門も良かったな。 ✨ こうして見ると、昭和の映画🎬は脚本に演出など、無駄に狙ったり、技術に頼る現代より面白いし、スリリングで素晴らしいなぁ❗️ 😄 #黒澤明 #仲代達矢 #三船敏郎 #山田五十鈴 #司葉子 #志村喬 #加東大介 #田中邦衛 #加山雄三 #用心棒 #椿三十郎 #movie #映画 #昭和の名作 #時代劇 #cinema #toshiromifune #akirakurosawa #yojimbo

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「椿三十郎」は1962年(昭和37年)1月1日に東宝が封切り公開した日本映画(時代劇)である。第3位で紹介した「用心棒」の続編映画でもある。
白黒、東宝スコープ、96分、出演者は三船敏郎、中代達矢、他である。
黒澤監督のエピソードとして、本作に登場する、9人の若侍たちに本読みの段階で本番さながらにカツラをつけメイクをし、衣装を着せて行なったという。
また本読み後はそのままの姿で撮影所内をジョギングさせ、稽古の終盤には藁人形に向かって抜刀して走り、これを切り倒させ、これを連日繰り返し行わせたとという。

あらすじ・見所

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あらすじは、真夜中の森の中。古びた社殿で若侍の一団が集まり密談を始める。正義感に溢れる若侍たちのリーダー格の井坂は、次席家老黒藤と国許用竹林の汚職に関する意見書を、
叔父でもある初代家老・睦田に届けたのだが破り捨てられたと明かし場は落胆する。
この会話の最中、椿三十郎が登場し、そこから始まる若侍たちとの壮絶な時代劇ドラマ、緊張感ある張り詰めたテンポある展開が観ているものを飽きさせない。
この張り詰めた空気感を一挙に開放してくれる初代家老夫人役の入江たか子と娘の千鳥役の団令子の親子の演技も見もの。

黒澤明監督おすすめ作品:第1位

「七人の侍」

「七人の侍」は1954年(昭和29年)4月26日に公開された日本映画である。東宝製作。主演は三船敏郎と志村喬。モノクロ、スタンダード・サイズ、207分
当時の通常作品の7倍ほどに匹敵する制作費を掛け、何千人ものスタッフ・キャストを動員、1年余りの撮影期間がかかったが、興行的に大成功。700万人の観客動員を記録した。
黒澤明が尊敬するジョン・フォードの西部劇から影響を受け、この作品自体も、世界の映画人、映画作品に多大な影響を与えた。
1960年にはアメリカで「荒野の七人」として、2016年には「マグニフィセント・セブン」としてリメイクされている。
ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞

あらすじ・見所

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あらすじは、日本の戦国時代を舞台にしており、野武士の略奪により困窮した百姓に雇われる形で集まった七人の侍が、身分差による軋轢を乗り越えながら協力して野武士の一団と戦う物語。
またこの作品は黒澤監督が初めてマルチカム方式(複数のカメラでの同時撮影)を採用し、望遠レンズを多用した。
ダイナミックな編集を駆使して、豪雨の決戦シーンは見所満載である。
アクション映画・時代劇におけるリアリズムを確立した作品である。

黒澤明監督の作品をまとめてみて

#天国と地獄 #黒澤明 #영화#영화스타그램#무비#무비스타그램#film#movie

+82. SUZINさん(@_169.7)がシェアした投稿 –

改めて凄さと言って良いのか、日本映画の父といっても良いであろう、黒澤明監督の素晴らしさを知った。私にとってはタイムリーな作品ではないが、どの作品も無意識的にでもタイトルなどを知っている作品ばかりだ。
私自身、年齢を重ねるにつれて黒澤作品がどれだけ素晴らしいのかが、わかるような気がする。現在当たり前のように観ている映画も、原点は黒澤明監督の作品にあったりする。
あのスターウォーズの決闘のシーンも、黒澤作品からヒントを得たとジョージ・ルーカスは仄めかしていた、この記事の執筆が終わったら黒澤作品を見直してみようと思う。
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