犬夜叉の神楽はツンデレだった?切ない最期を振り返る!

「うるせいやつら」、「めぞん一刻」、「らんま1/2」など、現実とファンタジーの世界を融合する漫画を得意とする漫画家・高橋留美子が小学館「週刊少年サンデー」で連載した「犬夜叉」。多くのキャラクターが登場する中で、犬夜叉キャラクターの中でもツンデレで、切ない最期を飾った神楽を振り返ります。

犬夜叉の神楽はどんな人物?

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漫画家高橋留美子原作のアニメ「犬夜叉」に登場する、宿敵・奈落の一味の一人です。「風使い」の神楽は、犬夜叉と同じく、四魂のかけらを探している奈落の体の一部から生まれた人物で、心臓は奈落の手の中に奪われています。奈落と同じクモの傷が背中に大きくあるのが特徴。同じく奈落から生まれた「無」の分身・神撫は、見た目は神楽より幼いですがにあたります。
奈落から自由を得ることを夢を見て、何度も逃走を図ることを計画。扇で、風を使った様々な技を繰り出し、奈落の命令で犬夜叉たちを苦しめていきます。大きな羽を使って空を飛ぶことができ、行く先々で犬夜叉たちを監視している役目もしています。

神楽の声優はあの女性アナウンサー

出典:http://kdash.jp

犬夜叉のキャラクターの中でも、ダントツのツンデレ女子・神楽の声優は、元日本テレビアナウンサーの大神いずみさん。明るいキャラクターでバラエティなどで活躍していましたが、1999年には日本テレビを退社し、フリーアナウンサーの道へ進みます。
2000年には日本テレビ系列でアニメ・犬夜叉がスタート。大神さんは、局アナ時代に動物の声のナレーションや、映画の声優などもしていました。神楽の役を射止めたのも、局アナ時代の声優の仕事がきっかけのようです。
アナウンサーとしてキャリアのあった大神さんは、アナウンス力だけでなく、声優としての演技力も非常に高く、犬夜叉完結編でも引き続き神楽を演じています。普段の明るいイメージの大神さんとはまた違った、神楽を演じている落ち着いた声の大神さんも見所です。

犬夜叉の中で神楽が登場する回はいつ?

アニメ犬夜叉第39話「仕組まれた死闘」、第40話「風使い神楽の妖艶なる罠」が初登場になります。四魂のかけらがあると噂があり、妖狼族は向かいますが、その噂は奈落に命令された神楽が流した罠でした。神楽の作った城におびき出された妖狼族は、全員殺されていまいます。
犬夜叉たちも駆け付けますが、殺された妖狼族たちは、神楽に操られ戦うことになります。妖狼族たちの後を追ってきた鋼牙は、仲間たちが犬夜叉に殺されたと思い込み戦いを挑んできます。

鋼牙の腕には、四魂のかけらが新たに埋め込まれていましたが、それも神楽が企てた罠でした。犬夜叉は、神楽を倒そうと戦いますが苦戦します。危ないところで、高校生の日暮かごめの放つ矢で隙を与え、風の傷を放ちます。もう一歩のところで倒せそうだったのですが、神楽は、羽を妖術で大きくし飛んで逃げていきます。
神楽の逃げていく後姿を犬夜叉は見ますが、背中には奈落と同じ「クモ」の模様を発見します。神楽が、奈落が放った刺客だったということが分かりました。神楽自身は犬夜叉たちのことは無関心に近く、奈落の命令で倒すことだけを考えていました。

神楽の得意とする技を紹介!

右手に持っている扇で、様々な技を繰り出します。「屍の舞(しかばねのまい)」は、一人でも集団でも、死んでいる人間であれば操ることができます。
竜蛇の舞(りゅうじゃのまい)」は、扇の風を自由に操り、相手に攻撃をします。「風刃の舞(ふうじんのまい)」は、風を刀のように扱い、当たると相手は大きな傷を負うことになります。

神楽と殺生丸の意外な関係とは?

犬夜叉の兄・殺生丸との出会いは第45話「殺生丸、闘鬼神を振るう」です。殺生丸の武器、鉄砕牙を超える強い武器を求めるために「闘鬼神(とうきじん)」を探します。神楽は、殺生丸に闘鬼神場所を導くのが最初の会話となりました。
闘鬼神を手に入れ、殺生丸の戦いをみた神楽は、「殺生丸なら奈落を倒して、自分を自由にしてくれるかも」と思い始めます。第66話「奈落の結界 神楽の心」、第67話「吹き荒れる裏切りの風」で殺生丸に四魂のかけらを渡し、奈落を殺して欲しいと訴えます。殺生丸は四魂の玉には興味がなく、「自由になりたいのならば、自分でそのかけらを使って奈落を倒せばよかろう」と言って神楽を相手にしません。

神楽の最期の死は犬夜叉でも指折りの切なさ

犬夜叉では犬夜叉の恋人だった巫女・桔梗を始め、数多くキャラクターが切ない最期を遂げます。その中でも神楽の最期は、上位に入ってもおかしくないくらい切ない死となっています。自由を求め、奈落から離脱を何度も図った神楽です。
犬夜叉完結編第2話神楽の風」では、白霊山で吐き出された第六妖怪の片割れ・白童子と赤子との死闘を経て、奈落が「神楽、きさまに自由をやろう」と言って神楽の心臓を戻します。神楽が白童子と手を組んでいたことを知っていた奈落は、それと同時に心臓以外の部分に大怪我を負わせ、神楽に致命傷を与えます。
奈落から心臓を取り戻し、やっと自由に世界を歩くことができた神楽。心臓が無かった時には、攻撃を受けても何度でも再生できる体だったので、すぐ治ると思っていました。しかし心臓を取り戻したことで、致命傷の傷によって死んでしまうと悟った神楽は、だんだん動けなくなっていきます。

意識が薄れていく中で、一人で死ぬことの寂しさを痛感し、自由とは一人で生きていくことなのかと自問自答し始めます。神楽が薄れていく意識の中で、最後に現れたのは殺生丸でした。奈落の心臓と戦っていた時に、神楽の血の匂いを感じていたのです。
奈落の心臓・魍魎丸が「あのバカ女、死んだのか。自由などというくだらんもののために奈落を裏切り、わしを裏切り、あげく惨めに死んだ。しかもまったくの無駄死にとはな」というのを聞いて、怒りで闘鬼神を折ってしまいます。
驚いた神楽は血の匂いをかいできたという殺生丸に、奈落だと思ったのかといいますが、殺生丸は「お前だと分かっていた」と告げます。その言葉を聞いた神楽は、全て納得したように死へと向かって行きます。
殺生丸の武器のひとつ「天生牙(てんせいが)」は、死んだ者の命を一度だけ蘇らせることができます。殺生丸は天生牙を一瞬使おうと思いますが、神楽の様子から使うことをあきらめてしまいます。

殺生丸に看取られながら亡くなれると思った神楽は、それまでの強い女性のイメージから解き放たれます。私は、風だ、自由の風だ」が神楽の思った最後の言葉となりました。
小さくて白い花たちを一瞬血に染まらせましたが、神楽が完全に消滅すると無くなってしまいました。殺生丸を見つめながら、微笑みさえみせた神楽は、本当の自由を手に入れたのかもしれません。

犬夜叉のアニメと漫画で神楽の最後が違う?

アニメと漫画では、神楽の最期へ向かう話の流れが微妙に違っています。漫画版・犬夜叉完結編では、アニメ版のストーリーに加え、珊瑚と琥珀姉弟のエピソードが詳しく描かれています。神楽の死は、姉弟のエピソードの合間に進行していく印象があり、心臓を入れて致命傷を負って亡くなるまでの時間が長いように感じさせます。
奈落の心臓・魍魎丸と闘ったのは珊瑚と琥珀、決着を付けたのは犬夜叉殺生丸は現れませんでした。また、神楽の血の臭いと瘴気を嗅ぎ付けたのは犬夜叉です。殺生丸は、どうして神楽の前に現れたのかは詳しく描かれてはいません。

アニメ版・犬夜叉完結編では、白童子の戦いの後、すぐ神楽は奈落によって心臓を入れられ致命傷を負うことになります。神楽の元へ殺生丸が向かう前に、奈落の心臓・魍魎丸と戦い、その場所で神楽の血の臭いと瘴気を嗅ぎ付けるエピソードになり、神楽の死まで展開が速いような印象があります。
その代わり、神楽と殺生丸との切ない最期が、間に他のエピソードを入れずに進行していくので、時間をかけて二人の関係を堪能できるともいえますね。漫画版・犬夜叉完結編、アニメ版・犬夜叉完結編ともに、神楽が殺生丸の目の前で亡くなってしまうという結末に変わりがありません。

自由を求め殺生丸に惹かれた神楽は名キャラ(まとめ)

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「風使い」の神楽は、自分の技と同じ風のように自由に生きたいことを一生で求めていました。殺生丸のことも最初は利用していたはずが、神楽と波長があったこともあり、だんだんと惹かれていき、最期も共にすることができます。最期の神楽と殺生丸の叶わないお互いの想いが出た、犬夜叉の中でも名シーンといえます。
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