【リゼロ】ヴィルヘルムの強さの秘密とは?その男、正に疾風怒濤の剣鬼!

『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場するヴィルヘルム・ヴァン・アストレアはクルシュに仕えている老執事。普段は物腰柔らかで穏やかな紳士ですが、その昔『剣鬼』の異名を持ったようにひとたび戦闘となれば戦闘狂のような苛烈さも見せます。今回はそんなヴィルヘルムの魅力と見どころを紹介したいと思います。

強くかっこいいおじ様使用人、その名はヴィルヘルム!

ヴィルヘルム・ヴァン・アストレアは『Re:ゼロから始める異世界生活』のキャラクターです。クルシュ陣営の使用人にして剣の使い手であるヴィルヘルムは、主人公スバルに稽古をつけたり、また白鯨戦においては白鯨に対する想いやその戦いぶりから見逃すことが出来ないほどの重要人物となっています。
普段は執事として物腰柔らかに振舞いながらも、戦いにおいては『剣鬼』の異名を持つほどの狂気を見せる・・・また聞いているこちらが恥ずかしくなるほどの惚気を平気で言うような真っすぐな愛妻家としても知られているヴィルヘルム。今回はそんなヴィルヘルムのアニメでの魅力や見どころを紹介します。

ヴィルヘルムのスバルへの信頼と相性

スバルとは相性抜群!信頼を寄せあう仲に。

ヴィルヘルムとスバルはその年の差による距離感を感じさせないほどに初対面から気の通じるものがありました。誰にでもへらへらと軽い態度である意味接しやすくしかしある意味距離をとった接し方を多用していたスバルも、ヴィルヘルムには初対面から敬語を使っていました。自然と敬意を払えるような相手であり、無駄にへらへらする必要もないので気を張っていないスバルの素の態度が見て取れます。
対するヴィルヘルムもスバルを一目見て
「あれは何度か死域に踏み込んだ者の目です」
と、同じく死域を経験した者としてスバルを認めながら剣の稽古を付きっ切りでつけるなどしています。スバルによって白鯨と戦えるチャンスが作り出され、その討伐において共闘した後にはヴィルヘルムはスバルに、何度も感謝の言葉を述べ忠義を誓うほど信頼を寄せるようになります

剣に生きた男、ヴィルヘルムの若い頃は?

剣聖テレシアとの出会い

年を重ねどっしりと落ち着いた風格のあるヴィルヘルムですが、もちろんそんなヴィルヘルムにも若い頃がありました。白鯨との戦いの最中ヴィルヘルムの回想によって部分的ではありますが、ヴィルヘルムの過去は振り返られます。彼の過去の記憶を彩るのは剣をひたすらに振るい続ける若き自分自身と色とりどりの花を見つめる赤髪の女性、後のヴィルヘルムの妻となるテレシアでした。
 

「花は好きになった?」
「いや、嫌いだな」
 
テレシアの問いも一刀両断するほどに若き頃のヴィルヘルムはどこか一匹狼のようなとげとげしい部分があり、自分の全てを剣に捧げて生きていました。

「どうして剣を振るの?」
「俺にはこれしか、守る方法を思いつかなかったからだ」
 
テレシアに問われ続けながらも剣を振り続けるヴィルヘルム。しかしある日、そんなヴィルヘルムも敵に囲まれ死を覚悟する瞬間に立ち会ってしまいます。そこに颯爽と現れすさまじい強さで敵を切り払っていく剣士によってヴィルヘルムは生きながらえますが、そこでヴィルヘルムを救った剣士はなんといつもヴィルヘルムの素振りを横で見ていたあのテレシアでした。
 
「屈辱だ…!俺を笑っていたのか!答えろよテレシア!…いや、剣聖テレシア・ヴァン・アストレア!」
 
激昂するヴィルヘルムを「剣聖」であったテレシアは剣も持たずに簡単にその場に伏して物悲しげな表情で立ち去ります。
 
「俺がお前から剣を奪ってやる!」

ヴィルヘルムが地に這いながらテレシアに告げ一度回想は途切れ、次のシーンではテレシアが剣聖としての称号を引き継ぐため宮殿にて式典が行われている場面に移ります。そしてヴィルヘルムはなんとその場で半ば殴り込みのようにテレシアに勝負をしかけ、剣と剣のぶつかり合いの果てにヴィルヘルムはテレシアに勝利します。
 
「俺の勝ちだ。俺より弱いお前に、剣を持つ理由はもうない。」
「私が剣を振るわないのなら、誰が…。」
「お前が剣を振る理由は、俺が継ぐ。お前は、俺が剣を振る理由になればいい。」
 
ヴィルヘルムが告げていた剣を奪うというのは強さによる義務感によって剣を持ち続けているテレシアを剣から解放してあげることでした。ヴィルヘルムは剣によってテレシアを負かし剣の責務から解放するだけでなく、ヴィルヘルムが剣を振る理由、つまりテレシアはヴィルヘルムが守りたい、守るべき存在なのだという告白をしたのです。これ以上にかっこいい告白がどこにありましょう?
 
「ねえ、花は好き?」
「嫌いじゃなくなった。」
「どうして剣を振るの?」
「お前を、守るために。」

熱い口づけを交わす二人。
 
「私のこと愛してる?」
「…分かれ。」
 
現在のストレートな惚気ぶりとは対照的に若い頃のヴィルヘルムは愛情表現が苦手なようです
 
「言葉にして欲しいことだってあるのよ?」
「ああ。いつか、気が向いた時にな。」
 
テレシアをそっと抱き寄せて再び口づけを交わす二人。花弁は舞い幸せがそこには満ちていました。

宿敵白鯨に抱き続けたヴィルヘルムの心の傷とは?

しかし今現在そんなヴィルヘルムとテレシアが共に幸せそうにいる姿が見えないように、二人の幸せは一匹の魔獣によって突如として幕を閉じてしまいます。霧の魔獣、白鯨です。人々を長らく苦しめ続けているこの魔獣を討たんと剣聖としての実力を持つテレシアも戦闘に向かうも、敵うことが出来ず、なんとテレシアはこの戦いで命を落としてしまいます
己が剣で守ると固く誓っていた最愛の妻を失ったヴィルヘルムのショックは大きく、家庭に対してもわだかまりを持ってしまい、それ以降は家庭と「アストレア」の名を捨ててしまっています。そんな心に深く傷を負う原因になってしまった妻の敵である白鯨。これを討伐することの出来るチャンスがスバルによって作られた時のヴィルヘルムの心情は容易に察することが出来るでしょう。
 
白鯨戦の前夜にはテレシアへ祈りをそっと捧ぐようにを見に行き、白鯨へ想いを募らせてきた長き日々を振り返るように静かに物思いにふけります。翌日、自ら自身が剣であるかのように縦横無尽に白鯨の上を駆け回り、妻の敵を吠えながら止まらず斬り続けるヴィルヘルムの凄まじさは思わず見入ってしまいます。

この愛妻剣鬼を演じる声優は?

現在のヴィルヘルムは堀内賢雄!

平常時の紳士っぷりと、戦闘時の「剣鬼」っぷりを見事にハスキーな「老骨」としての声で演じているのは、堀内賢雄さん!堀内賢雄さんは『NARUTO-ナルト-疾風伝』のペインや、コナミの大人気のゲーム『メタルギア』シリーズに登場する主人公の一人である雷電の声を担当していることでも知られています。
ナレーターでもあり、自ら設立した『ケンユウオフィス』の代表取締役でもあり、またtalk backという声優の育成機関も運営しているその多様さと人生経験の多さから、風格のあるヴィルヘルムを見事に演じ切れていることに納得がいきます。

青年期のヴィルヘルムは石川界人!

青年期の若さによる荒々しさとひたむきさを演じているのは石川界人さん!『かいじん』の愛称で親しまれている石川界人さんは、初の主役を演じた『翠星のガルガンティア』レドや、『凪のあすから』木原紡、また『ハイキュー‼』影山飛雄の声を担当していることで知られています。しっかり者や真面目なキャラが似合うとも評判であり、青年期のヴィルヘルムの剣に対するひたむきさもしっかりとその声によって表されています。

心震えるヴィルヘルムの名言集!

白鯨戦は名言のオンパレード!

言うまでもなく、先ほどまでに紹介してきたヴィルヘルムの過去での言葉の数々も一度は口にしてみたくなるような記憶に残る名言です。
しかし、長きにわたって自らの手で討つことを夢続けてきた妻の敵、白鯨への熱い想いはその戦闘において言葉となって『剣鬼』の雄たけびと共に次々と放たれます。
「14年…ただひたすらにこの日を夢見てきた。ここで墜ち、屍を曝せ。化け物風情が!!」
剣を振りまわし続ける鬼がこんなことを吠えながら迫ってきたことには、白鯨も屍を曝さざるを得ないように感じます。
「眠れ。とこしえに。」
白鯨戦のクライマックスには過去のテレシアとの記憶を思い返しながら白鯨を切り続け、最後の一太刀を振り下ろします。そして全ての名言をまとめくくるかのようにヴィルヘルムはぽつりと呟きます.

「終わったぞ。テレシア…やっと…テレシア……私は…!」
言っている途中で思わず感極まり顔に手を当てるヴィルヘルム。
「俺は…!!」
普段の一人称である「私」はここで青年の頃に戻るように、震える心と共に「俺」へと変化し、ヴィルヘルムは叫びます。
「お前を愛している!!!」
過去に気が向いたら言うといったまま言葉にして伝えることが叶わなくなったその言葉は、霧の晴れた高原一帯に響き渡りました。

剣と妻に一筋なヴィルヘルムのドラマは続く

アニメではこのように白鯨戦において大活躍しまた感動のドラマを提供してくれたヴィルヘルムですが、白鯨戦が終わった後ももちろんその剣技によって強くかっこよく活躍しています。宿敵を討ち過去の清算を果たしスバルの心強い味方として戦うこととなったヴィルヘルムは次はどのようなドラマを見せてくれるのでしょうか。今後もヴィルヘルムからはまだまだ目が離せそうにありません!