【血界戦線】スティーブンの全て!ライブラ参謀の名言や魅力を語り尽くす!

一夜にして異界(ビヨンド)と人界の入り混じる地球上で最も剣呑な緊張地帯と化した元紐育(ニューヨーク)=ヘルサレムズ・ロット。その街の片隅で、人類の存亡を賭けて超常的脅威と戦い続ける秘密結社ライブラの活躍と、ヘルサレムズ・ロットの超常的且つ非常識的且つデタラメな日常のドタバタを描いた人気コミック『血界戦線』。
今回は、秘密結社ライブラを支える大番頭。有能なる副官にしてエスメラルダ式血凍道を操る前線メンバー、スティーブン・A・スターフェイズの渋い魅力をとことんご紹介。
というワケで、「聞いてくれるな……いや、聞いてくれるか……」

【血界戦線】スティーブン・A・スターフェイズってどんな人?

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ニューヨーク大崩落――現世と異界(ビヨンド)が交錯し、ヘルサレムズ・ロットが誕生したその時、クラウスと共に現地で事件を目の当たりにした人物。対血界の眷属(ブラッドブリード)専門の集団=牙狩りを母体とする秘密結社ライブラの最古参にして、クラウスが最も信頼を寄せる副官。それが、スティーブン・アラン・スターフェイズその人です。
常にスーツスタイルで、穏やかに見えて怜悧冷徹怒るほど逆に優しくなるタイプで、ザップも彼の優しい微笑みには脂汗流して震え上がるほど。目元の傷跡から「スカーフェイス」と呼ばれることもあります。

クラウスに代わり、実質的にライブラを管理、運営、運用しているのがスティーブンであり、ザップにして「番頭」と呼ばせるほど、その切り盛りする手腕は周知されています。
同時に、対立する組織に対して容赦無い恐怖をもって対応する私設部隊を持ち、ライブラとそのメンバーを護る為の汚れ仕事を独りで背負っており、冷属性の技になぞらえて「冷血漢」と言われることも。
仲間に優しく、敵には容赦無いクラウスの翳の様な有能なる副官。スティーブン・A・スターフェイズという男は、そういう人物なのです。

【血界戦線】靴が技発動の鍵! スティーブンの揮うエスメラルダ式血凍道とは?

スティーブンの揮うエスメラルダ式血凍道は、その名に「凍」とある通り、冷属性の血液で対象を凍結する技です。愛用の靴の仕掛けから放出した血によって、神速の蹴りと共に対象を攻撃するこの技は、正直、長老級の血界の眷属にはほぼ通用しません。しかし、相手の動きを封じたり、相手の攻撃を防いだりは可能で、スティーブンはその使い方を熟知したファイトスタイルで、時にクラウスのサポートに回り、時に全身全霊を賭した時間稼ぎに、その技を駆使して闘います。
エスメラルダ式血凍道は、言葉で云々説明するより、見た方が魅力の判るヴィジュアル映えする技。登場した技の中から、いくつかをご紹介しましょう。

絶対零度の剣(エスパーダ デル セロ アブソルート)

蹴りと共に、瞬時に対象を凍りつかせる技。体内から突如突き出した氷塊によって、対象は剣で串刺しにされたようになる。あまり正面切って闘うイメージの少ないスティーブンの、これまた珍しくストレートに攻撃性が前面に出た技です。ちなみに、対象の規模が大き過ぎると画像のようになります。

絶対零度の地平(アヴィオン デル セロ アブソルート)

広範囲に地面を凍結させ、暴走モンスタートラックをスリップさせた大技。ここまで広範囲に展開できる技を持つのも血凍道ぐらいなもので、凍らせられるものなら何でも凍らせる血凍道の真髄が垣間見れる技です。

絶対零度の小針(アグハ デル セロ アブソルート)

ある意味、エスメラルダ式血凍道の代表技。要所要所で最も多用され、血凍道が長老級の血界の眷属相手のタイマンよりは一対多数の露払いや隠密戦に向いているのがよく判る技。冷属性の血で造られた小針を感知させずに対象の体内に仕込み、任意のタイミングで対象を凍結できる、使い勝手の良さもナンバー1の技です。
――とまあ、代表的な技を3つご紹介しましたが、技の内容もまた、クラウスの副官としてのキャラクター性が強く反映された形になっているのです。

【血界戦線】スティーブンってK・KにLOVEっぽいよね

現場での陣頭指揮、布陣の判断も任されることの多いスティーブンですが、K・Kと組むことが多いようです。聡慧なスティーブンのことですから、冷属性の自分の技と、電撃属性のK・Kの技が超電導などの物理的現象から見ても相性が良いと判断してのことだと思いますが、何故かK・Kには嫌われています。
二人の過去に何があったのかも、何故K・Kがスティーブンをそこまで邪険にするようになったかも語られていません(感情に素直なK・Kの性格ですから、単に感覚的にいけ好かないとか、理由らしい理由は無いのかも知れませんが)。しかし、K・Kに酷く言われる度に見せる寂しそうな苦笑は、本心を誤魔化し切れていないようにもとれます。

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また、K・Kの方も邪険にしつつも、ドンピシャのタイミングでスティーブンが助けに駆けつけた際には、「ドンピシャ過ぎるよ、何かムカツク。きっと陰でタイミング計ってたんだわ」と罵倒している辺り、結婚してなかったら多少は脈が有った……なんて事は無いか、この姐さん相手じゃ
とにもかくにも、そこら辺に転がってるような恋愛ドラマが二人の間に有るわけ無いし、有ったら有ったで血界戦線らしからぬワケですが、少なくともスティーブンはK・Kの腕を非常に買っているし、K・Kもスティーブンの技量をちゃんと認めている。その上で、ほのかに漂う程度の好意すら諦観で隠伏した、淫奔ではないプラトニックな大人の恋が感じられるところがスティーブンの魅力の一つなのです。

【血界戦線】スティーブンのもう一つの貌【軽くネタバレ?】

実質的にライブラを運営、運用し、作戦立案や指揮まで受け持っている番頭役のスティーブンですが、彼にはライブラの誰もが知り得ない、もう一つの貌があるのです。それが、原作第3巻収録「Day In Day Out(デイ イン デイ アウト)」セカンドシーズンBack 2 Back(バック トゥ バック)第2巻収録「ミッドナイト・ブルー」に登場した名も無き私設部隊
彼らはあくまでライブラではなく、スティーブン個人が雇っている部隊で、その主な任務はライブラに関わろうとするあらゆる脅威を未然に防ぎ、その情報を吸い上げ、ライブラに関わることの意味を恐怖を以って思い知らせることです。

その行為に人道的な配慮は一切無く、ライブラに手を出そうと奢り、勘違いしたあらゆる組織に対し、徹底的に恐怖を叩き込むことだけが目的であり、面子も面妖な面々ばかり。本来秘密結社であるはずのライブラが抱くべき闇の一切を背負っているのがこの私設部隊であり、スティーブン個人なのです。
当然、愚直なまでの正義漢であるクラウスが、そんな非人道的なことを許すはずもありません。恐らくクラウスだけなら、全ての組織と真っ向ぶつかり、本来の役目である血界の眷属相手の闘いの最中であっても要らないはずの闘いまで受けて立つのでしょう。
しかし、それではクラウスが要らぬ消耗をするだけで、最も優先すべき対象との戦闘がおろそかになりかねない。それは、万が一にも許されない事態です。だからこそ、スティーブンは独り、汚れ役を買っているのです。クラウスに全幅の信頼を寄せ、クラウスがクラウスらしく在る為に……。

【血界戦線】スティーブン役の声優さんは?

アニメ版でスティーブンを演じる宮本充さんは、90年代まで俳優としても活躍されていました。アニメの声優としては「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の中川圭一「THEビッグオー」のロジャー・スミス「宇宙戦艦ヤマト2199」の古代守など、洋画等の吹き替えでは、金城武キアヌ・リーブスマット・デイモンブラッド・ピットなど、アニメだけでなく、数多くの洋画、海外ドラマの吹き替えを担当しています。
というか、活躍の幅が広過ぎて、映像作品のジャンルを問わず、何処かしらで確実に声を聞いている感じの方です。シカゴ・ホープとかパーソン・オブ・インタレストとか、観てたのに忘れてましたよ、もう……。

【血界戦線】そんなわけで、スティーブンはかっこいいのです。(まる)

仲間や他人の心配で胃を痛める心優しきリーダー、クラウスの代わりに、ライブラの暗黒面を一手に引き受け、組織の効率的な運営、運用を実行しているスティーブン。しかし、スティーブン自身も本当は優しい男のようで、自ら買って出た汚れ役の為に、自分が人並みに暮らすことを諦めているような哀愁を感じさせます。
そういう意味では、夫にライブラとしての活動を理解してもらい、子供も設けて家庭を営んでいるK・Kは、恋慕というよりは眩しいほどの羨望の対象なのかも知れません。彼女の生活を護る事もまた、スティーブンが許されざる罪と共に背負った責任の一つなのでしょう。
善き仲間たちに囲まれ、慕われながらも、同時に深い翳を湛えたスティーブン・A・スターフェイズ。彼の今後が、絶望に捉われないことを、少しでも幸せであるよう、祈るばかりです。
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