山田洋次の監督作品おすすめランキングTOP15!

男はつらいよシリーズでおなじみの山田洋次監督。家族全員で見て楽しい、そんな映画を撮り続けた監督はもう85歳になりました。今回はそんな監督が手がけたおすすめの作品をランキング形式でご紹介していきたいと思います。

山田洋次とは?

山田洋次監督は東大法学部出身で、松竹出身の映画監督です。大阪生まれで落語が好きだという監督は作品の中にも落語の要素が入っていることで有名ですよね。家族みんなで楽しめるためにキネマ旬報ベストテン入りした作品が非常に多いんです。

松竹では大島渚監督や篠田正浩監督などニューベルバーグという新しい映画を作ろうとする潮流の中にいましたが、山田監督はその中でも地味な存在でした。しかし家族や青春など人間のありふれたドラマに注目し、丁寧に描くことで多くの共感を人に与えます。

そんな監督の代表作といえば寅さんでしよね。あのオランジーナのCMのやつですよ。寅さんを知らないとう方もいると思うので、今回は寅さんは誰が見ても面白いということも証明していきたいと思います。それではおすすめ映画ランキングに行ってみましょう。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第15位

東京家族

東京家族、なんか聞いたことある名前な感じがしますが、実はこれは小津安二郎監督の「東京物語」をリメイクした映画なんですね。さすがです、小津監督作品をリメイクできるなんて巨匠くらいしかいませんからね。

作品では原作同様東京の冷たさや忙しさと東京に住む家族が崩壊していく様を描きますが、山田洋次監督らしい明るさも加わっています。日本アカデミー賞にも選ばれ、ほとんどのキャストが賞を受賞しています。妻夫木聡、蒼井優をはじめ、多くの豪華キャストが出演しています。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第14位

家族はつらいよ

や〜っと観れた #家族はつらいよ 想像通り、面白かった〜。 2も観よ??

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完全に男はつらいよの続編のようなタイトルですが、内容はちょっと違います。確かにタイトルクレジットなどはかなり「男はつらいよ」を意識している感じでですが。実はこの映画は公開からすぐに続編が決定され、山田洋次ファンには「え?次回も?」と忙しいのなんのでした。

「男はつらいよ」が終了してから実に21年後、ついに山田洋次監督は再び家族人情劇のメガフォンをとりましたね。この映画、やっぱり発端が面白い。ある日定年退職した夫が妻に「誕生日プレゼントに離婚届が欲しい」と言われるんですね。なんとも現代的なお話。監督がどう面白く描いているのがぜひ本編で。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第13位

おとうと

この映画は山田洋次監督の名作「学校」が終わってから10年ぶりに撮った現代をテーマにした映画です。実はこの映画、1960年に市川崑監督が撮った同タイトル「おとうと」のオマージュなんですね。あらすじは女で一つで娘を育てた立派な姉と、役者を夢見る向こう見ずな弟の話。

兄弟や家族を描くのがうまい山田監督。姪っ子が結婚するとなって二人の姉弟は10年ぶりに再開するんですね。親戚にはねつけられる弟ですが、それをお姉さんがかばってくれる。姉弟ってこんな感じだなと、奇をてらわない山田監督の映画芸術が映えます。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第12位

キネマの天地

今はなき松竹大船撮影所50周年記念の映画ですね。大船撮影所は寅さんの撮影所をしていたところで、鎌倉の近くです。映画自体は浅草でしたが、舞台セットがあったのは土地の広い大船でした。映画はこの時代の映画関係者をモデルに作った作品です。

物語は浅草の映画館で売り子をしていた小春という女の子が、かつてお大船撮影所の前に松竹の撮影所のあった蒲田撮影所に行って、監督から声を褒められて女優デビューするというもの。寅さんの渥美清さんや、中井貴一さんも出ていて、かなり豪華な顔ぶれ。寅さんファンにはおすすめの映画です。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第11位

母べえ

この時代の人って、母親を絵がkのうますぎますよね。原作は野上照代さんという小説家の作品ですが、これもまたいいんですね。原作では一家の柱父親を通して母べえを描いているのですが、映画は母親は深刻に描かれず、背景の戦争もなんだか前向きに描かれています。

これぞ山田洋次監督節という感じですが、リアルなところはリアルにして、ここはデフォルメしていい風に描くべきだ!というとろはポジティブに描く。これのバランスが非常にいいのがこの山田洋次監督なんですね。母親を思い出したらぜひ見てみたい映画。おすすめです。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第10位

母と暮らせば

やっぱりこの時代の人はマザコンが多いような気がします。また母ネタの映画ですが、俺も素晴らしい作品です。なんてったって吉永小百合さんと二ノ宮和也さん主演の映画ですからね。もう演技が上手くて上手くて。もちろんアカデミー賞もとりました。

この主人公は二ノ宮くんなんですが、長崎医科大に通う学生で原爆で被爆死してしまうんですね。しかしその3年後に助産婦の母の元に亡霊となって現れる。山田監督がアイドルを起用したのは珍しいことですが、二ノ宮くんはもう完全に俳優ですよね。その才能を認めたんだと思います。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第9位

ダウンタウンヒーローズ

こんな映画もとっていたんですね、という感じのダウンタウンヒーローズ。原作は国民的脚本家早坂暁さんの半自伝的小説です。まだ学制改革の前の旧制高校へ通う主人公が遊郭の女にはまってしまう話。でしかも背中に刺青まで入れちゃう。しかし映画はかなり変更を加えています。

文学的な学制たちの純粋さ、そしてまっすぐな恋。あらすじは寮に暮らす学制たちが一つの演劇を通して自身の青春ドラマを繰り広げるんですね。そのタイトル通り、目立たぬが、青春を持つものは皆ヒーローなんだ、ということがかなりうまく表現されています。いい時代の映画です。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第8位

隠し剣鬼の爪

藤沢周平原作の映画ですね。山田洋次監督はこの作品の前に「たそがれ清兵衛」という時代劇で国際的な評価を得たばかりでした。今回も藤沢周平の人気時代劇「隠し剣シリーズ」から映画化を試み成功を収めました。

あらすじは母がなくなり、妹が嫁に出て一人になってしまった東北の海坂藩士の話。そこで働いていた女中きえは密かにその藩士に恋をしていましたが、身分が違うからと嫁いでいきます。しかし嫁ぎ先でひどい目に合わされてしまうんですね。そこで藩士が連れ戻しに。幕末に愛に生きる侍を山田節で描いています。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第7位

武士の一分

「武士の一分」拓哉( ゚ε゚,,)#武士の一分 #木村拓哉

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というかまあ普通に山田洋次監督はアイドルを出演させていましたね。しかもキムタクを主演で。興行収入も40億越えですごいことになっていましたね。しかしまあかっこいいですね、木村拓哉は。山田監督も結構ミーハーなんでしょうか。

あらすじは木村拓哉演じる下級武士で毒見役の新之丞がいるんですが、上級武士の島田という悪〜い男が妻に言いよるんですね。しかしこれはキムタクが毒見で目を失明したことによって武士として働けなくなり、妻にお偉いさんの島田さんとこに花緑もらってきてよ、と言ってしまったから起こったんですね。それで妻と離縁して島田に乗り込みます。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第6位

虹をつかむ男

虹をつかむ男は西田敏行さん主演の映画です。山田洋次監督は釣りバカ日誌も監督ではないですが、手がけているので、西田さんとはかなりの友情関係があります。なんとなく渥美清さんの雰囲気を持つ西田敏行さんはかなり好演をしていますね。

実在する四国徳島にあるオデオン座という映画館。就職試験に失敗し家を飛び出した西田敏行こと平山はこのオデオン座に働きに出て映画に情熱のある人と触れ合うんですね。いいのがラスト。実は渥美清さんへの追悼ということで作られた映画で、最後にはちらっと旅する寅さんが出てくるんですね。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第5位

たそがれ清兵衛

何回見てもいい! #たそがれ清兵衛 #山田洋次#藤沢周平#真田広之 #宮沢りえ

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こちらも藤沢周平原作の小説です。見た目と評判のあまり良くない武士が主人公。しかし見た目と裏腹に剣の達人だというお話。彼は妻に先立たれ老婆と幼娘二人がおり、借金もある。生活に圧迫され剣豪にもかかわらず質素な身なりをしているんですね。

この作品の原作は短編の小説でしたが、映画化が難しいとずっと言われてきました。しかも舞台は写真や資料がもう残っていない庄内地域。少ない資料などを元に構想に10年も開けて作られた大作だったんですね。そこまでしてどうしてこの映画を山田洋次監督は描きたかったのかは、映画を見たらすぐにわかるとおもいます。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第4位

幸福の黄色いハンカチ

夕張方面ドライブ? #栗山公園 #由仁町 #夕張 #幸せの黄色いハンカチ #高倉健

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この映画の影響でハンカチでなくても黄色ならなんでも義利益があると信じ込ませた山田洋次監督は素晴らしい演出家ですね。高倉健主演でヒロインは倍賞千恵子、そして初主演だった武田鉄矢も出ていてキャストの豪華さもすごかったですね。

お話は失恋して工場の仕事をやめ北海道へフェリーに乗って旅立つ武田鉄矢さんが桃井かおりにナンパしてドライブするんですね。そしたら網走から出所してきた島勇作演じる高倉健さんと出会い、三人で旅を始めるんです。三人は島勇作の元妻に会いに行くんです。その間の葛藤や人間ドラマが素晴らしいです。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第3位

息子

いやあ山田洋次監督の本領発揮という気がします。おすすめランキングでも上位にしがいのある作品です。とにかく次男を描くのがうまいですね、洋次というお名前だけに。寅さんも次男ですからね。この時代のスターはみんな弟でしたからね。弟役は若回頃の永瀬正敏さんです。

父親はできのいい兄と東京でフリーターをするできの悪い弟の家に遊びに行くんですが、高級マンションに住む兄よりも出来の悪い弟の方がなんとなく気が許せる。息子が好きな相手と好きにやっている姿を見て、晩年の自分の感慨を照らしあわせるんですね。東京に遊びにくるという東京物語と同じ発端ですね。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第2位

学校シリーズ

大人気、山田洋次監督の学校シリーズですが、どの作品も素晴らしいので、シリーズまとめておすすめのランキングに入れました。全部で4作品。学校とは夜間学校や養護学校のことで、西田敏行務める先生を中心に物語は進んでいきます。

学校の先生ならぜひ見ておきたい一昨ですね、特に「学校Ⅱ」です。軽度の障害があるユウヤが北海道の養護学校へくるところから始まります。彼は前の学校でいじめを受けており、自信も障害のために北海道の学校でも問題児です。若い先生では対処できない所、ベテランの西田敏行演じるりゅう先生が扱うとうまくいく。

ここでは学校に出てくる生徒たちだけでなく、そこに携わる先生たちのドラマもちゃんと描かれています。「こうした時はどうすべきだったのだろう」と、誰もがその問題について学べる目に見えない学校がテーマとして描かれています。かなりおすすめの映画です。

山田洋次監督のおすすめ作品ランキング:第1位

男はつらいよシリーズ

寅さんがファッショナブルすぎてやばいですね。柴又に行ったらぜひ自撮りしてもらいたい所です。寅さんはまさに両津勘吉みたいなキャラで、フーテンと呼ばれる旅をしながらはやし歌を歌ってものを売る商人です。妹の嫁ぎ先である義理の親の家に時々旅から帰ってくるんですね。

で、家に帰ってくると街の人や家の人がみんな喜ぶ。ヒーローのような存在。フーテンなのに。しかしこの寅さんの中の人、渥美清さんも実は似たような人生を生きた人。田舎の家を飛び出し、浅草劇場で芸人として活躍し、やがて松竹のトップスターになるんですね。

芸能界で立身出世、まさに下町のヒーローは地元ではヤクザの親分のような存在だったようで、人情に厚く、人に好かれる才能を持った人なんですね。山田洋次は男はつらいよでそんな寅さん、いや渥美さんを柴又に帰ってくる所を描き続けました。好かれる人は必ずこういう人だとわかる映画です。

山田洋次を知るならこの作品から!

山田洋次監督はいい主演男優を見つけるのが非常うまいですよね。寅さんの渥美清さんや釣りバカ日誌や学校の西田敏行さんなど、とにかく全国民に人気の出そうな人を見つけてくるのがうまいです。そしてその人を輝かせるための演出も素晴らしい。

もともといい人をいい人に見せるにはどうすればいいか、それはその人をちょっと悪く撮る必要がありますよね。なんでもバランスが大事なので、ギャップを作らなければいけない。山田洋次監督は長い人生経験からこうした人間関係に必要なギャップの作り方が非常にうまいのだと思います。

なので見るなら山田洋次おすすめランキングでも紹介した「学校」「男はつらいよ」の西田敏行と渥美清が主演の映画を見て欲しいです。監督はこういう人が好きなのか、またこういう映画が好きなんだとわかる2作品です。100冊の本よりも多くを学べる映画、そんな山田監督のランキングをご紹介しました。ありがとうございました。