【ゴールデンカムイ】 尾形百之助がかっこよすぎて魅力を紹介せざるを得ない

今人気急上昇中の男、「尾形百之助」をご存知だろうか?スナイパーである彼は、「ゴールデンカムイ」という奇人・変人・強者が闊歩する世界で無二の存在感を放ち、淡々と敵を撃ち倒していく。決して目立つような男ではないのに、なぜ人気なのか?不敵な笑みをたたえる彼の魅力に迫る!

元第7師団・尾形百之助が人気らしい!?

まだ記憶に新しいマンガ大賞2016において、大賞を受賞した「ゴールデンカムイ」。独特の作風とスリリングなアクションシーンが魅力の本作において、今人気急上昇中のキャラクターがいます。それが「尾形百之助(オガタヒャクノスケ)」です。

ゴールデンカムイを読んでいる方はご存知だと思いますが、ゴールデンカムイに登場するキャラクターは変人・奇人、そして強者ばかりです。尾形はその中でも存在感がある方ではなく、積極的に前に出て目立つようなキャラクターではありません。しかし他のキャラに負けず劣らずの人気なのです。

不敵な笑みの奥に秘めた強さ、かっこいいだけではない意外な一面、表情からは想像できない壮絶な過去・・・。今回はそんな尾形百之助の魅力を紹介していきます!

銃をもたせりゃ天下一品の尾形百之助、最強のスナイパーだった

尾形百之助を紹介する上で外せないのが、彼が作中随一のスナイパーであるということです。本作の舞台は、日露戦争後の明治の北海道。尾形はその日露戦争に参加し様々な激戦地を渡り歩いた大日本帝国陸軍・第七師団の一員で、尾形はその射撃の腕を見込まれています。

初登場した一巻でも、主人公の杉元との戦闘になった発端は尾形の狙撃でした。この一発で、尾形は杉元たちが捉えた刺青の囚人の額を撃ち抜きます。この時杉元は飛翔音と衝撃波の間隔で実に200間(360メートル)もの狙撃であると判断します。

また再登場した五巻でも、アシリパの村で療養をしていた谷垣をかなりの距離から狙撃しています。幸い額を掠めただけでしたが、その後は「三百メートル以内なら確実に相手の頭を撃ち抜ける」と断言しています。相当な自信ですが、一歩間違えば谷垣は頭を撃ち抜かれていたでしょう。



数字だけ並べてもあまりピンとこない・・・という方もいるでしょう。しかし、尾形が狙撃をしているのは現在より一世紀も昔の舞台で、三十年式歩兵銃という陸軍の基本装備、そして遠距離狙撃用のスコープもありません。生身の銃で、肉眼で300メートル以上もの距離から狙撃をしているのです。

まだ銃剣突撃などの無謀な戦術が有効とされていた時代です。この尾形の狙撃の腕前も、彼を人気たらしめている大きな要因でしょう。

杉本との激戦で負傷した尾形…その後仲間に?



そんな狙撃手尾形ですが、一巻の杉元との戦闘で負傷してしまいます。狙撃した後に追撃を試みた尾形でしたが、アシリパの罠で銃を奪われてしまい、杉元と銃剣を用いた近距離戦に突入します。そこでも一瞬で杉元の銃のボルトを抜くというはなれ技をやってのけます。かっこいい・・・。

しかしその後は肉弾戦に強い杉元に歯が立たず、右腕を折られて退却し、背を向けたところで杉元の投げた銃の尻が命中。そのまま冬の川に落ちてしまいます。その後第七師団によって引き上げられますが、体はボロボロで満身創痍の状態。再登場する五巻まで名前しか出てきません。

しかし再登場すると、一巻でのやられ役っぷりはどこへやら。第七師団を脱走した後、スナイパーとしての本領を発揮しつつ、転々と立場を変えていきます。そして最終的には土方一味と杉元たちが手を組んだことで、土方たちと行動を共にしていた尾形もそこに加わります。

これぞアツい展開!杉元たちにとっても、狙撃が得意な尾形と共に戦うことになったのは心強いでしょう。何より、ふらふらとしているように見せて自分で自分を売り込んだり、淡々と敵を倒していく尾形は強かと言わざるを得ません。実力だけではない強さが垣間見えます。

かっこいい&かわいいを地で行く尾形百之助の魅力

さて、尾形百之助の最も大きな魅力は何かというと、やはりかっこいい&かわいいを地で行く、ギャップがあるというところに尽きます。

尾形はスナイパーとして随一の腕前を持っています。私の知る限り作中で銃撃を外したことはほぼありません。飄々とし、常に不敵な笑みを浮かべている尾形は、単純な強さに加えてその雰囲気も魅力となっているでしょう。顎の縫合痕やオールバックといった要素もダンディでかっこいいですね・・・。

しかし一方で、尾形にはかわいい一面もあります。なんと尾形は公式から「猫設定」を授かっています。単行本のキャラクター紹介では「孤高の山猫スナイパー」という文言も。さらに時折猫のような扱いをされたりもします。目が猫に似ているのもそういうことなんでしょうねえ・・・かわいい・・・。

尾形百之助の壮絶な過去と秘めたる目的…!



これまで魅力ばかりな尾形ですが、実は壮絶な過去がありました・・・。ここからは単行本にはなっていない101話以降のお話になるので、単行本派の方はご注意ください!

鶴見中尉の話では、尾形の父は元第七師団の団長・花沢幸次郎中将です。そして祖父も軍人であり、尾形はまさに生粋の軍人です。しかし花沢中将はもういません。というのも、花沢中将はかの有名な二〇三高地での被害の責任を取り自刃しています。

また尾形は団長の息子ではありますが、実際は妾の子。つまり正妻との子ではありません。そこで花沢中将に見限られた尾形は茨城の祖母の元に連れ戻されます。ここで五巻の「バアチャン子」発言が特別な意味を持ちますね。

茨城に母と連れ戻されてから、尾形は母の作るあんこう鍋が好物になります。これも単行本の紹介で好物があんこう鍋となっているので、回収したと言えます。しかし、あんこう鍋はただ尾形の好物では終わりません。

母は花沢中将への未練を捨てきれず、彼の好きだったあんこう鍋をひたすら作っていました。冬のあんこうの獲れる日は毎日毎日・・・。それを見兼ねた尾形は、あんこう鍋に殺鼠剤を入れて母に食べさせます。葬式には父である花沢中将も来るだろうと、母も最期に会えるだろうと・・・。

さらに、衝撃の事実が尾形の口から語られます。同じ戦場に立っていた異母兄である花沢少尉(正妻の子)の後頭部を撃ち抜き殺害し、「自刃した」はずの花沢中将も実は尾形が腹を切り、切腹したように見せかけたのです。

母、異母兄、父、三人の家族を手にかけた尾形。「親殺しは巣立ちの通過儀礼」というセリフも、ここで大きな意味を持ちます。

アニメ版の声優は津田健次郎が担当!

出典:https://www.amazon.co.jp

ジェノスタジオが制作するアニメ『ゴールデンカムイ』では、人気声優・津田健次郎が尾形百之助を担当します。
『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ』の海馬瀬人や『テニスの王子様』の乾貞治など、強烈な印象を残すキャラクターを数多く担当してきた津田健次郎が、どんな尾形を魅せてくれるのか……津田健次郎ファンもゴールデンカムイファンも必見ですね!
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尾形百之助のモデルが存在する?



様々な魅力のある尾形ですが、実はモデルがいると言われています。それが「山猫は眠らない」という映画シリーズに登場する「トーマス=ベケット」であり、またそのモデルである実在のスナイパー「カルロス=ハスコック」です。

尾形とカルロス、トーマスには共通点があります。まず、尾形が山猫と言われていると同時に、トーマスが出てくる映画のタイトルが「山猫は眠らない」というもの。そして何より、カルロスもトーマスも、尾形が五巻で谷垣を狙撃した「座って銃を左腕に置く姿勢」で敵を撃っています。

尾形もトーマスも、同様にカルロス=ハスコックをモデルとしつつ、スナイパーとして大きな活躍を見せています。尾形の滲み出るかっこよさは、根底に本物の狙撃王がいるが故であると言えるのではないでしょうか。

ゴールデンカムイの今後に刮目せよ!



さて、これまで尾形百之助の魅力を紹介してきました。これで皆さんも尾形百之助にぞっこんになったのではないでしょうか?

ゴールデンカムイにはまだまだ謎があります。尾形が金塊を狙う目的や、杉元一行と鶴見中尉の第七師団との激闘の行方などなど・・・。鯉登少尉などの濃いキャラクターもこれから次々と登場することでしょう。何よりアシリパの父と言われたのっぺらぼうがどういう男なのか気になります。

はたして杉元や尾形、土方たちはのっぺらぼうの元に辿り着き、金塊を手に入れることができるのか。これからのゴールデンカムイにこうご期待です!!