西島秀俊のおすすめドラマランキングTOP5!人気俳優のハマり役は?

ここ数年、ドラマに映画にCMにと引っ張りだこな西島秀俊。一般女性と結婚して話題にもなりましたが、人気は衰えるどころか好感度はさらに増し増しです。そんな俳優、西島秀俊の魅力とはどこにあるのでしょうか?

西島秀俊、実はあんな役も?大ブレイク前の名作も紹介!

ここ数年、本格演技派俳優として次々と映画やドラマの主演、または主要登場人物を演じている俳優の西島秀俊。アイドル路線で売り出そうとしていた元の事務所と決裂し、5年間民放ドラマ出演禁止の不遇の時代を乗り越え、北野武監督の「Dolls」で再デビューを果たした後も、今ほどの人気俳優になるには様々な苦労があったはず。実際、12年ほど前から「好きな芸能人は?」と聞かれたら迷わず「西島秀俊!」と答えていた筆者ですが、当時はほぼ「え??誰それ?」と言われていました(泣)
どんな役でもすうっと「彼」の独特の空気に馴染み、セリフはもちろん表情や仕草、空気感すら自分のものにしてしまう西島秀俊。その出演作の中で特に彼の魅力が詰まった作品5選をご紹介します!

5位 役作りへのストイックさが話題になった八重の桜 山本覚馬役

2013年のNHK大河ドラマ、八重の桜で主人公山本八重の兄、覚馬(かくま)を演じています。実はNHKは、民放禁止中も出演していた、西島にとっての「恩人」の一人(一局?)とも言えます。そのため大河に抜擢された際は、感動もひとしおだったのではないでしょうか。もともと役作りにはストイックで知られていますが、特に気合を入れて仕上げた筋肉ムキムキの体は女性ファンを中心に一気に話題となり、西島秀俊の名を広く知らしめることになりました。

すごい肉体美!主人公そっちのけで話題になったカラダ

「八重の桜 西島秀俊」と検索すると、7割が稽古場で諸肌脱ぎのシーン、2割が入浴シーン・・・その肉体美は、ツイッターを一時騒然とさせ、ファンから「NHKもわかっている」と絶大な評価を受けました。西島秀俊はNHKからも「由美かおる枠」として扱われているのでしょうか?(笑)
もちろん、体だけではなく演技力にも再び注目が集まりました。以前出演した大奥の時もそうでしたが、着物と月代がこんなにも似合う!長谷川博己、綾野剛とともに八重の桜の作中でも特に注目される俳優の一人です。

4位 人気大爆発!MOZU スーパー刑事・倉木尚武役

2014年4月からTBSで放送される『MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜』は、最愛の妻を爆弾事件で失った公安のエース・倉木(西島秀俊)、愚直な叩き上げの刑事・大杉(香川照之)、事件の謎を解く鍵を握る公安警察官・美希(真木よう子)らが、謎の殺し屋「百舌」の正体や国家を揺るがす策略に迫る。

出典:http://news.mynavi.jp

逢坂剛のハードボイルド小説を元にした作品。テレビドラマのSeason1,Season2に加え、映画化も果たしました。ハードな設定から危険なロケも多く、特に映画版での海外(フィリピン)ロケは大変だったそうですが、スタッフとの連携、羽住監督率いる「羽住組」の団結力がすごかったと、西島さんのインタビューで語られています。ストーリー展開が目まぐるしく、なかなかついていくのが大変なお話ですが、その分迫力も大変なものです。

妻の死の真相に迫る公安の超有能刑事

西島さん演じる主人公の倉木は、公安警察のエースでありながら、狂気も併せ持つ人物。時にボロボロになりながらも執念で裏社会の闇に立ち向かっていく姿は、これをかっこいいと言わずして何と言う!と言うほどの「雄み」に溢れています。真木よう子演じる美希や香川照之演じる大川、また八重の桜でも共演した長谷川演じる東との絡みも見どころの一つ。ヒゲがある役もあまり多くはないので、そういった意味でも貴重です!

3位人気小説が原作!流星ワゴン 永田一雄役

重松清の同名小説が原作の「流星ワゴン」。2002年に発表されたこの作品を2015年の現在に蘇らせたのが、主人公の永田一雄(カズ)を演じる西島秀俊と、カズの癌で余命いくばくもない父親を演じる香川照之。二次元作品でよく題材となる、いわゆる「過去の改変」がテーマで、突然大型ワゴンに乗って現れた「死者」であると言う二人の父子とともに、崩壊寸前の家庭をやり直すために時を翔けます。
まさに現代日本のバック・トゥー・ザ・フューチャーですが、主人公のカズはここ最近のようなわかりやすいかっこよさのある役柄ではありません。息子の受験が失敗しDVが始まり、妻は不倫にギャンブル中毒、自分は職を失い病床の父に見舞いという名目で小遣いをもらいにいく・・・そんな「惨めさ」や「やるせなさ」をまとったカズが、やり直しをしながら、自分と同い年の父を見ながら何を思うのか。見た目以上に評価される、西島秀俊の「演技」の見どころです。

父として、息子としての揺れる心を演じきる

今の自分と同い年の自分の父親(実は生き霊)、「忠雄」(チューさん)とともに時間を遡り、人生が変わったと思われる転機をやり直していくも、その度に別の問題が発生し、なかなか思う通りには変えられないカズ。「わしらは朋輩(ほうばいじゃ)と豪快に笑うチューさんと、戸惑いながら、少しづつ前を向いていくカズに毎回涙が止まりませんでした。
「やり直し」も原作では3回、ドラマでは6回。チューさんの性格や、最終話の解釈の違いなど、ドラマのオリジナル要素もあってそれぞれ違ったテイストが楽しめます。敵対する役を演じることが多かった二人の親子な演技、ぜひ見てみてください。

2位 フジテレビ大奥 第一章 徳川家光役

2004年、菅野美穂主演のいわゆる「篤姫(フジでは”とくこ”でしたが)」大奥の次のシリーズ、春日局と3代将軍家光の時代を描いた「大奥第一章」。筆者が西島秀俊の存在と演技を知り、圧倒的に惚れた作品です。若い・・・!もちろん、将軍家光役です。
見返してみると、ちょっと演出過剰かなという部分も少なくはない(笑)大奥ですが、西島さんの出てこない戦国〜幼少期(春日)編、お万の方を見初め、還俗(げんぞく・僧を俗世間に戻すこと)させて結ばれるまでと手に入れても思い通りにならない恋、疱瘡(天然痘)で倒れる回や春日局の死の前後は壮絶な人間ドラマが繰り広げられています。

将軍の厳かな束帯や豪華な羽織袴、裃も大変お似合いなのですが、何と言っても春日(松下由樹)への反発と裏返しの思慕の情(母的な意味で)、お万の方(瀬戸朝香)への執着、政治家としての冷酷な顔・・・などなど、お若いながらも西島さんの演技力と魅力が満載です!普通ちょっと間抜けにしか見えない紫の布(厄除け)を頭に巻いた病床シーンさえも壮絶な色香があって美しい・・・!

特におすすめしたいのが家光の「泣き」のシーン。自分を冷遇し弟の忠長ばかり偏愛していた母の心の奥底に秘めた愛情を知った直後の死、うるさがっていた福(春日局)が家光の病気回復のために立てた不薬の誓胃によって薬を飲まないと知った時の取り乱しよう、お辞儀の姿勢のまま事切れた福を抱いての慟哭・・・
将軍としての冷静でカッコイイシーンとは対極とも言える「人間くささ」の表れるシーンこそ、西島秀俊の本領発揮です。特に家光は将軍という立場上、何もかも思いのままにできるようにみられがちでありながらそうではない、不自由な思いを抱えて生きてきた人物。大奥独特の音楽とも合わさって、セリフのないところでも仕草や表情、何より「空気感」にこれでもかというほど上官の詰まった演技、最近西島さんを知った方にも是非観て欲しい作品です!

仲間由紀恵主演の映画版「大奥」でも生島新五郎役として活躍

また、フジ系の大奥で特に話題となった劇場版にも、主人公・絵島(仲間由紀恵)の相手役、歌舞伎役者の生島新五郎として出演されています。将軍家宣の頃の江島・生島事件を元にしたこの作品では、将軍の厳かで孤独な雰囲気とはまた違う、市井の軽妙な言葉遣いのいなせな役者を演じられています。
絵島の主人、月光院の敵対勢力、天英院派から依頼されて絵島を落としに行ったはずが、だんだんと本当に惹かれていく様子が丁寧に描かれており、またこんな空気を持った男性がいたらそれは惹かれてしまうなぁというのがすごく納得できるのは、やはり西島さんだからこそでしょうか。

1位 津軽弁の素朴な絵描きを好演!純情きらり 杉冬吾役

イケメンに見えない真性のイケメン、津軽弁も本物感がすごい!

朝ドラといえば最近は「とと姉ちゃん」でお父さん役をされた西島さん。しかし2006年のNHKの朝ドラ、「純情きらり」の中盤から登場する画家の杉冬吾役でもあるんです!ボサボサで寝癖頭、股引きに質素な着物・・・しかしそれでもなおかっこいいのが西島秀俊クオリティ。作中でも貧乏な絵描きにもかかわらずかなり女性にモテているようです。福士誠治くんの達彦さんもとてもかっこいいのですが、愛や恋とは違う(訳でもないかもしれない)微妙〜な距離で主人公、桜子を気にかける冬吾さん。意味ありげな西島スマイルが役柄&津軽弁と相まってさらに素朴で味のある表情になっています。当時、本気で冬吾さんと結婚したいと思いました、ええ・・・

先にも書いた通りボッサボサの絵の具まみれで引きこもることも多かった冬吾さんですが、笛子と結婚してからは子守をしている姿もよく見られます。ひょうきんでつかみどころのない人物でもありますが、大事な時に大事な言葉をくれる人、やるときはやる男です。津軽弁もすごくしっくりきています。所帯染みた姿すらかっこいいなんて・・・おそるべし。
冬吾が「とんがった女」と称した冬吾の妻の笛子は先生という職業柄と、早くに両親を亡くしたことから「家族を支えねば」と常に気を張って生きてきた女性です。そこを頑張りすぎるな、息を抜けとうま〜くゆるくほぐしてくれる冬吾さん。惹かれる訳ですよね。しかし、出征直前に結婚した達彦が戦死したと報告を受け戻らなかった間に桜子も冬吾が「大切な人」だと気づきます。桜子とは「悪友」のような間柄だったものの、確かにところどころきになる表情や間が・・・私のために生きてという桜子に「わかったよ、桜ちゃん」と答える冬吾も冬吾で・・・いいの!?その答えいいの!?というか・・・いやでもかっこいいです。

喧嘩しても笛子が怒っても、暖簾に腕押し糠に釘と行った風情でゆるゆると受け流す冬吾さんに惹かれながら、絵のことはよくわからないまま「才能があるんだ」とひたすら信じ(ようとし)ている笛子の気持ちも、芸術家同士の繊細な感覚を共有してくれたり時に突き放したりほや〜っと寄り添ってくれながら支えてくれた大事な人だと思う桜子の気持ちも、全ては西島さんの冬吾さんが魅力的すぎるせいなのです。
もし、達彦さんが帰ってこなかったら・・・桜ちゃんは冬吾さんを完全に諦められていたのかな??朝ドラの爽やかな雰囲気には似つかわしくない展開になりそうだけれども、非常〜〜に気になった部分でした。吸引力の変わらないただ一つの包容力、杉冬吾=西島秀俊というのが刻み込まれた作品です。

俳優・西島秀俊の魅力とは?

長年の苦労と努力の元、大輪の花を咲かせた西島秀俊。確かな実力に裏打ちされた演技力は役を選ばず、庶民のおっさんからスーツ男子、将軍まで幅広く魅力的な西島節を披露しています。近年のジム通いから鍛えられた肉体も加わり、今後もますます素晴らしい演技を見せてくれるに違いありません!