【リゼロ】レグルスって結局誰なの? 『強欲』の大罪司教を先取り解説!

アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」では描かれなかった、王都に帰ったレムとクルシュのその後。帰路の中途で彼女たちに襲いかかったのは、魔女教大罪司教の二人でした。この二人は原作Web版第5章でスバルたちと対峙することになりますが、その一人、『強欲』レグルス・コルニアスに焦点を当てて解説していきます。

第3章ラストに突如出現! レグルス・コルニアスとは

アニメでは語られなかった本当の結末

出典:http://re-zero-anime.jp

アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活(以下リゼロ)」のラストは、すれ違っていたスバルエミリアが仲直りするところで終わっており、あたかも大団円かのように締めくくられていました。ところが、アニメを観た後で原作も気になって読んだという人が激烈なショックを受けたであろう本当の結末が、この後に隠されているのです。
「――レムって、誰のこと?」

出典:http://ncode.syosetu.com

王都に向かう竜車の中で、スバルはエミリアにレムの話をしようとします。ところが、エミリアはレムのことを知らないような素振りを見せてきます。スバルがやり直したループのなかで、レムが魔獣・白鯨の出す霧に呑まれてしまった時に起こったものと同じ現象、しかし白鯨は既にスバルとレムが倒した後。では、一体誰がレムを襲ったのでしょう。

レムとクルシュの前に立ちはだかる大罪司教

時は少し戻ります。クルシュ・カルステン公爵率いる白鯨討伐隊は、『怠惰』ペテルギウス・ロマネコンティ討伐のためスバルのもとに残った者を除き、王都に帰還する最中でした。スバルを心配するレムと、レムを慰めるクルシュ。そんな二人の前方を走る竜車が突如崩壊します。そこにいたのは、街道の真ん中で棒立ちする一人の白髪の青年。
「なるほどなるほど。君は僕のことを知らないわけだ」

出典:http://ncode.syosetu.com

ただ立っているだけでそこに迫りくる竜車を地竜や御者ごと破壊し、白鯨に大ダメージを与えたクルシュの斬撃もまるでものともせず、無造作に腕を振るだけでクルシュの腕が切断される・・・そんな強力過ぎる能力を持つこの青年こそ、魔女教大罪司教『強欲』担当、レグルス・コルニアスです。

「じゃァ、イタダキマスッ!」

実は『強欲』の大罪司教の話は少し前にも登場しており、スバルとユリウスの会話の中で、ルグニカ王国の南にあるヴォラキア帝国の城塞都市を単身で攻め落としたという事件が語られています。またその際、ヴォラキアの英雄でありヴィルヘルムのライバルでもあった『八つ腕のクルガン』をも倒したという話が出ます。
「僕たちのペットがやられた気配を感じたから見にきてみたら、あァ――こりゃ豊作ってもんじゃないかッ。いいね、いいよ、いいさ、いいな、いいかも、いいとも、いいじゃないか、いいだろうともさ! 執念! 愛! 憎悪! 義侠心! 色んな悲喜こもごもがあった! それでこそ、それでこそ、喰らい甲斐があるってもんさ!」

出典:http://ncode.syosetu.com

それほどに強大なレグルスに加え、もう一人の大罪司教、『暴食』ライ・バテンカイトスも出現。バテンカイトスは白鯨を殺した相手を”食べる”ためにやってきており、レグルスは実際のところたまたま居合わせただけ。いずれにせよ勝ち目のないレムですが、それでも二人の大罪司教に挑みかかります。そして――「じゃァ、イタダキマスッ!」

【ネタバレ】『強欲』の権能と自己中心的なセリフまとめ

2つの能力で無敵の強さを実現

レグルスを含む魔女教大罪司教との総力戦が展開される原作Web版第5章(未書籍化)で判明することですが、レグルスの持つ『強欲』の権能は『獅子の心臓』『小さな王』の2つ。これらを組み合わせて無敵化を実現しています。
『獅子の心臓』は、自身や自分が触れたものの時間を停止させる能力。時間が止まっているので外部の干渉を受けず攻撃は無効、逆に自身による攻撃はあらゆるものを貫通することができます。ただし、発動中は自身の心臓も停止します。
このデメリットを補うのが『小さな王』。自身の心臓を”花嫁”の心臓と一体化させる能力で、これにより心停止のリスクを回避します。レグルスにはこの”花嫁”が累計で291人、第5章時点で53人います。

作者にもノミ以下扱いされる自己中心丸出しなセリフ

「礼を失するってことは、相手に対してその程度の価値しか見てないってことだよね。相手の価値を見損なうってことは、それはもはや相手の人生の、生き方の侵害だ。他者の権利の侵害だ。無欲で理性的な僕に対する、僕の権利の侵害だ」

出典:http://ncode.syosetu.com

レグルスは口を開くたび、自己中心的な考えのもと長々と詭弁を振りかざしてきます。一見まともなことを言っているようにも感じられますが、ほんの些細な点を突いて相手を徹底的に否定してきます。
「顔が可愛い。愛なんて、それが全てでしょ?」

出典:http://ncode.syosetu.com

レグルスが”花嫁”として選ぶ相手の基準は。第5章ではあろうことか、エミリアを”花嫁”として一方的に指名し、エミリア自身の意志とは無関係に彼女を連れ去ります。それもこれも、「顔が可愛い」から。
「未完結を言い訳にみっともなく足掻き続けるお前たちと、完結した個である僕とじゃお話にならない。他人と比較することでしか、自分の価値を確かめられない愚図どもが。偉そうに僕を評価するんじゃない」

出典:http://ncode.syosetu.com

時には自分自身にすら当てはまるような指摘もさらりと言ってのけるレグルス。そのあまりにひどい姿勢は、作者の長月達平自身ですら「ノミとレグルスを比べるなんてノミに失礼」と言うほど。

【ネタバレ】第5章で決戦! 対するは『剣聖』ラインハルト

水門都市プリステラで繰り広げられる大罪司教との攻防戦

出典:http://re-zero-anime.jp

第5章は第1~4章から1年後が舞台。スバルたちエミリア陣営は、別の王選候補者であるアナスタシアによって、ルグニカ王国西方のカララギ都市国家との国境付近にある水門都市プリステラに招かれます。
他の陣営の面々も招かれて陣営同士で会談を行うのですが、その滞在中、プリステラに魔女教大罪司教『憤怒』シリウス・ロマネコンティが出現。さらに『強欲』レグルスをはじめ続々と大罪司教が現れ、街を襲います。
レグルスにエミリアを攫われたスバルは、混乱のなかで味方と手分けして大罪司教軍団に対抗します。スバルと『剣聖』ラインハルトは、エミリア奪還と『強欲』討伐のためレグルスを探します。

結婚式に乱入、レグルス戦の始まり

出典:http://re-zero-anime.jp

気絶していたエミリアが目を覚ますと、知らない部屋のベッドの上。部屋を出るとレグルスが現れ、勝手に結婚式まで始められますが、エミリアは「私は、あなたのものにはならないわ」と宣言。そこにスバルとラインハルトが到着し、合わせてエミリアも氷魔法で攻撃を仕掛けますが、もちろん効果なし。エミリアは人質にされてしまいます。
解放条件として「攻撃を一撃だけ受けてもらおう」と言うレグルスに、ラインハルトはこれを承諾。レグルスの攻撃でラインハルトは死にますが、直後に”不死鳥の加護“で復活。エミリアが作っていた氷の剣を手にレグルスに『剣聖』の斬撃を浴びせ、建物ごとレグルスを吹き飛ばしてエミリアを奪還することに成功、レグルスとの戦闘が始まります。

『強欲』の権能とレグルスの性格を看破、対策へ

出典:http://re-zero-anime.jp

ラインハルトが時間稼ぎをする間に、スバルとエミリアがレグルスの権能のカラクリを探ります。あらかじめ立ててあった作戦でどんな攻撃なら有効なのかを試していきますが、いずれも効果はなし。
この時点でスバルは、レグルス(別名コル・レオニス≒コルニアス)という彼の名前の由来となった星の名前から、その意味するところである小さな王獅子の心臓を連想し、権能に心臓と”花嫁”が関連しているのではないかと推測します。
ラインハルトによってレグルスの心臓が動いていないことが確認できますが、レグルスの攻撃を受けてラインハルトは大打撃を被り、そのまま安否不明に。スバルはエミリアに”花嫁”のもとに向かうように言います。

出典:http://re-zero-anime.jp

レグルスが「その権能で、全てをねじ伏せずには気が済まない男」であることを見取ったスバルは、絶対性の誇示のために真っ向勝負しか仕掛けてこないレグルスに対して、搦め手で応戦し時間を稼ぎます。
一方、エミリアは”花嫁”たちを説得して協力を仰ぎます。その中の一人の心臓が二重に活動していることを突き止めたエミリアは、氷魔法で”花嫁”を全員コールドスリープ状態にし、彼女たちの心臓を止めます。
最後の”花嫁”であるエミリアの心臓に移ったレグルスの心臓は、第3章で『怠惰』から奪い、第4章で使えるようになったスバルの能力『見えざる手(インヴィジブル・プロヴィデンス)』によって破壊、無敵の権能は崩れ去ります。

最後はラインハルトとの一騎討ちであっさり死亡

出典:http://re-zero.com

スバルとエミリアを前に「(二対一は)卑怯だ」と言うレグルスの前に現れたのは、安否不明だったラインハルト。一騎討ちを受けたラインハルトが、早速レグルスを天高く打ち上げます。
『小さな王』の寄生先がなくなったことにより自分の心臓を止めることでしか発動できなくなった『獅子の心臓』をそれでもなお使用するレグルスを、空まで跳んできたラインハルトが地面に叩き落とします。
『獅子の心臓』の効果で地中深くめり込むも、心停止は数秒が限界。権能を解除したレグルスの全身は砕け、さらにレグルスが空けた穴にはプリステラの水路の水が流れ込み、『強欲』の大罪司教はここに沈みました。

強欲なレグルスは誰の心にも残らない

出典:http://re-zero-anime.jp

死ぬ直前にレグルスは、エミリアを以前見かけていたことを思い出します。実はレグルスは第4章で描かれたエミリアの過去に登場し、エミリアの親代わりであるフォルトナの殺害にも関わっていました。
エミリアのほうも、最初にレグルスに会った際、レグルスとどこかで会ったことがあるような感覚がありました。ところが、エミリアは第4章で見た自分の過去をよく覚えておらず、結局最後までレグルスのことは思い出せませんでした。
エミリアにとってレグルスは本来、自分の親代わりを殺された因縁の相手であり、第5章では復讐が叶った形になります。そんな彼女の心にすら微塵も残らなかった『強欲』を憐れむかどうかは「読んだ人次第」です。
こちらの記事もチェック!

Re:ゼロから始める異世界生活9 (MF文庫J)
長月 達平
KADOKAWA (2016-09-23)
売り上げランキング: 15,724