20世紀少年の実写映画は成功だった!断言できる4つの理由とは?

20世紀少年、覚えていますか?当時世間を大きく騒がした話題作ですが今だからこそ同作を振り返りたいと思います。

20世紀少年を今だからこそ振り返る!

「20世紀少年」という映画作品をご存知ですか?数年前に大きな話題になったのでご存知の方も多いかと思いますが、今だからこそあえて同作の魅力を振り返りたいと思います。今回紹介するのは映画作品なのですが、原作は浦沢直樹による「本格科学冒険漫画 20世紀少年」です。同作はビッグコミックスピリッツ上にて1999年から2006年の期間連載されていました。

ちなみに原作の作品名は映画の曲としても採用されているT-レックスの「20センチュリー・ボーイ」にちなんでいるそうです。第48回小学館漫画賞青年一般部門や第25回講談社漫画賞大賞、第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞など数多くの賞を受賞している名作です。

映画の方は「第1章 終わりの始まり」「第2章 最後の希望」、「最終章 ぼくらの旗」の3部作で展開されました。



映画作品は初作が2008年8月に公開され、最終章は2009年8月に公開されました。監督は「金田一少年の事件簿」や「天空の蜂」などの作品で有名な堤幸彦(ツツミユキヒコ)が担当しています。製作は日本テレビを筆頭になんと16社が名を連ねており、総制作費60億円、総キャスト300人が投じられた製作段階から超大作と呼ばれるほどの作品です。

日本で公開された後にはそのあまりの反響から中国国内でも上映されています。最終的な興行収入は第1章が39.5億円、第2章が30.1億円、第3章が44.1億円となっています。物語の舞台は第1章が1997年と2000年、第3章が2015年となっています。そのため、シリーズを通して20世紀と21世紀をまたいでいる設定になっています。

映画20世紀少年の魅力① 豪華キャスト陣

20世紀少年は公開当時、そのキャスト陣の豪華さからも話題を呼びました。主人公であるケンヂこと遠藤健児役には子供時代が西山潤、中学生時代が田辺修斗、現在が唐沢寿明となっています。一人の役に唐沢寿明だけでなく、時代に合わせて3人のキャストが採用されています。

物語の中心人物であるオッチョこと落合長治役は幼少期が澤畠流星、現在は豊川悦司が演じています。また、シリーズを通してヒロイン的な存在であるカンナこと遠藤カンナは幼少期が畠山彩奈、現在を平愛梨が担当しています。

他にも香川照之や石塚英彦、神木隆之介、佐々木蔵之介、研ナオコ、黒木瞳、宮迫博之、ユースケ・サンタマリア、竹中直人など著名なキャストの名前を挙げていくときりがありません。

映画20世紀少年の魅力② 謎が謎を呼ぶあらすじ



高度経済成長による夢と希望に溢れていた時代から、一転し経済は急に停滞するようになり、オカルトが流行し始めます。オカルトブームは悪化していき、最終的には世界滅亡の空気まで漂い始めるようになります。そんな時代の中、少年達は地球滅亡を企む悪の組織や、東京を破壊する巨大なロボット軍団に蹂躙され、滅亡に向かっていく未来の世界の姿を空想していました。

そして、それらの脅威に立ち向かうのは勧善懲悪のヒーローとその仲間たちです。そんなオカルトチックな空想のストーリーを少年たちはスケッチブックに描き、それを「よげんの書」と名付けます。しかし、彼らは成長し大人になるにつれてその記憶が薄れていきます。



1997年、大人になった主人公のケンヂは突然失踪した姉の娘であるカンナを養い、コンビニを営む何一つ変哲のない平凡な生活を送っていました。ある時、お得意様の一家の失踪や幼馴染みの死をきっかけにその薄れていた少年の時の記憶を呼び覚まされていきます。

そして、世界中で起こる異変が幼いころ空想した「よげんの書」と「しん よげんの書」の通りに起こっていることに気づきます。一連の出来事に関係している謎多き人物、「ともだち」の存在との出会いによって全ての歯車が一気に回り出していきます。

映画20世紀少年の魅力③ ネタバレ注意!誰もが衝撃を受けるラスト!

実は謎の存在とされているともだちの正体は小学校の時、理科のフナの解剖の前日に死亡したカツマタです。死んだとされていましたが、彼は死んでいませんでした。そして、ともだちの正体はフクベエと予想されていた方が公開当時多かったですが、それも正解です。ややこしい話ですが、佐々木蔵之介演じるフクベエがカツマタなんです。

フクベエは血の大晦日で死んだ設定になっているので第2章では登場しません。しかし、フクベエは小学5年生の時にすでに死んでいます。ケンヂが駄菓子屋にある地球防衛軍のバッジを万引きしたところをカツマタが目撃します。そして、彼も同じバッジを持っていたことからクラスメイトに疑われ、ひどイジメにあい、不登校になってしまいます。

そして、不登校から復帰して久しぶりにカツマタが登校すると自分の机の上には花が置かれ、死んだことになっていたんです。そのため、彼はその日を境にフクベエとして生きていくことを決意します。つまり第1章でフクベエとして登場したのはカツマタで、第2章で暗殺されたのは代役の別の人間です。

「しん よげんの書」には救世主は正義のために立ち上がるが、暗殺されてしまうと書かれているので、ともだちは暗殺されることを見越して代役を用意したのでしょう。

映画20世紀少年の魅力④ 最大の謎・「ともだち」の存在



20世紀少年のヒールに当たるともだちですが、彼の存在は非常に謎が多いです。ともだちは秘密基地を作ったケンヂの同級生であり、信じたいものが欲しい人々を操り、影で世界を動かすカリスマでもあります。彼は「しん よげんの書」及び「よげんの書」の内容通りに2015年の世界滅亡を企てます。彼のすごいところは世界滅亡のために政界にも参入するという頭脳を持っているという点です。

2015年に向かって着々と計画を進めて生きますが、直前になってヤマネに銃撃されて死亡します。しかし、その後大衆の前で奇跡的に生き返り、人々の信仰心を確固たるものにします
そして、最終的にともだちは万博会場に集まった人々にウイルスを巻いて虐殺しようとしますが、サダキヨによって阻止されます



ともだちの正体はカツマタこと勝俣忠信で、同窓会と血の大晦日ではフクベエを装ってケンヂたちと接触していました。キリコと交際していた際には池上正人の名を使って騙していました。また、ともだちが登場したパレードでヤマネが銃殺した人物は彼本人ではなく、替え玉だったため、生存していました

最後のシーンでともだちは原っぱで倒れたロボットを再び動かそうとしますが、ケンヂ、オッチョ、ヨシツネの3人の前で万丈目によって銃撃されます。最後はケンヂに「まだ、終わらないよね?」と言い残して死にます。さらに映画では原作では不明だった彼の小学校、中学校時代の素顔も明らかにされています。

20世紀少年は今からでも決して遅くない名作

今回紹介したのは20世紀少年の漫画を原作として実写映画版ですが、原作とは違う点もかなり多いです。原作は8年間ほど連載されていたため、映画版よりもより内容が濃いものとなっており、映画では描かれてない部分も細かく描かれていたりします

ちなみに映画版ではともだちの正体はカツマタということになっていますが、原作ではカツマタの他にもう一人存在します。実写映画版をみて20世紀少年に興味を持ったという方やもっと知りたいという方はぜひ原作の方もチェックしてみてください。

原作は現在では完結していますが、現在でもファンの間では様々な考察が飛び交うくらい謎が深い作品となっているので、SF物が好きな方はきっとはまってしまうと思いますよ。実写映画版の方も、原作の良いところを汲んで製作されているので、まだチェックしていないという方はぜひチェックしてみてください。