【ネタバレ注意!】西島秀俊のおすすめ映画ランキングTOP5!人間ドラマからアクションまで演じきる!

1992年のデビュー以来、テレビに映画にと大活躍の西島秀俊。地味な青年から太宰治がモデルの画家まであらゆる役柄を演じ、受賞作も数知れず。そんな日本を代表する俳優が出演するオススメ映画を、独断と偏見で5つ挙げてみました。「西島秀俊が好き!」と言っても、きっと好きな作品は人それぞれ。あなたのお気に入りの作品は一体何位にランクインしているのか!?乞うご期待!!

長い下積みを経て、幅広い役柄をこなす名優・西島秀俊

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今では日本を代表する西島秀俊の役者人生は、決して順風満帆なものではありませんでした。西島秀俊は、1992年21歳の時にドラマ「はぐれ刑事純情派5」に出演しデビューしました。ドラマ「あすなろ白書」などへの出演で人気を博しますが、ほどなく所属していた事務所を退社。以降、2002年まで民放ドラマへの出演はなくなってしまいます。
しかし、2002年北野武監督映画「DOLLS」の主役へ大抜擢され、以降は「帰郷」「休暇」「CUT」など様々な映画に出演し、第26回 高崎映画祭 最優秀主演男優賞他数々の受賞に輝きました。今回はあえて受賞作品か否かに捕らわれずに、「最高にカッコイイ西島秀俊が見られるか」という観点からオススメの映画をセレクトしてみました。

西島秀俊が出演するオススメ映画第5位【大奥】

策略を持って大奥総取締・絵島に近づくが、最後は彼女の為に死んでゆく歌舞伎役者・生島新五郎

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西島秀俊は現代劇でも色々な役柄を演じていますが、本作はなんと!時代劇です。しかも歌舞伎役者の役でした。2003年から2005年にかけてフジテレビで製作・放送された「大奥」シリーズの総まとめ的な映画です。浅野ゆう子、松下由樹、谷原章介、大奥スリーアミーゴスなどのお馴染みのメンバーも多数出演。2006年12月には、フジテレビで映画に関連したスペシャルドラマが深田恭子主演にて放送されました。
映画は史実の「絵島生島事件」(江戸幕府7代将軍・徳川家継の時代にあった、大奥のスキャンダル。1400名が処罰された)を基に、大奥総取締・絵島(仲間由紀恵)と人気歌舞伎役者・生島新五郎(西島秀俊)の悲恋を描いています。女優のみなさんの衣装代だけでなんと1億円もかけたという映画らしい豪華絢爛さです。

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太平の江戸の世とは言っても、幕府内には権力闘争が渦巻いていました。絵島が仕える月光院(井川遥)を陥れたい天英院(高島礼子)や老中筆頭・秋元但馬守喬知(岸谷五朗)らは山村座の生島新五郎を使って絵島を陥れようとします。一度は絵島に刺客として近づいた生島新五郎でしたが、やがてお互いに惹かれてゆきます。しかし大奥での恋愛はご法度。生島新五郎は史実では流罪になっていますが、映画では絵島をかばって磔刑になってしまいます。
西島秀俊の珍しいチョンマゲ姿が見られます。そして大分キザな台詞が多めです。仕事に一途な絵島演じる仲間由紀恵も、勿論西島秀俊も美男美女で絵になりますね。ドラマ版よりドロドロ成分が少なめで観やすいと思います。主演の仲間由紀恵だけでなく、月光院から間部越前守詮房(及川光博)への報われない恋も主軸として描かれています。二組の悲恋を美しい映像の中で堪能して下さい。

西島秀俊が出演するオススメ映画第4位【好きだ、】

17年という長過ぎる純愛を抱えた青年・ヨースケ

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第1回ニュー・モントリオール国際映画祭監督賞受賞。最もクセのない西島秀俊を観たいならこの映画がオススメ!ユウヨースケ、想いあいながらもどかしい距離の中にいる2人の、17年の時を越えた物語です。17歳のユウ(宮崎あおい)とヨースケ(瑛太)は両思いながら、それを伝える事なく、ある事故がきっかけで離れ離れに。そして、17年後。34歳になり、共に音楽業界に就職していたユウ(永作博美)とヨースケ(西島秀俊)は偶然の再会を果たします。
設定やストーリーにも良い意味で大きなヒネリが無い分、スルスルッと心の内側に染み込んでくるような物語です。キャストも豪華で、2人の揺れ動く淡い感情を繊細に表現しています。そして実は通りすがりの役で加瀬亮が少しだけ出演しています。音楽は「攻殻機動隊」や「マクロス」シリーズでお馴染みの菅野よう子

西島秀俊が出演するオススメ映画第3位【ストロベリーナイト】

強気な警部補を支え続けた寡黙な巡査部長・菊田和男

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誉田哲也の警察小説シリーズを原作に、天性の勘で事件を解決に導く姫川玲子(竹内結子)とその部下、「姫川班」の活躍を描いたシリーズの映画版。警視庁捜査一課殺人犯で警部補を務める姫川玲子は強烈なトラウマを抱えています。姫川班結成当時からのメンバー・菊田和男(西島秀俊)はそんな姫川玲子を支える寡黙な巡査部長の役でした。
スペシャルドラマから、連続ドラマ、そしてこの映画へとストーリーが続いているので、出来ればドラマ版を先にご覧下さい。犯人の思考に過度に同調する事で捜査を進展させてゆく玲子の行動に、いつもハラハラさせられます。原作は「映像化不可能」とかつて言われたほどに結構グロテスクな表現が多いのですが、映像化するにあたって流血シーンはモノクロになったりなど配慮されています。姫川玲子のキーカラーである「赤」も効果的に使われ、何故赤いバッグを使っているのかも映画で明かされます。

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西島秀俊は本作で再ブレイクした為、「ストロベリーナイト(通称:ストナイ)で西島秀俊を知った」という方も多いのではないでしょうか。映画では姫川班は、暴力団組員の連続殺人事件を追います。そこに「柳井健斗」が犯人だという謎の電話がかかって来ます。しかし柳井健斗は過去の警察内部の不祥事に関係する人物である為、姫川班はその捜査を禁じられるのでした。そんな中、姫川玲子は牧田勲(大沢たかお)という自称・不動産会社社員と知り合いますが・・・というストーリーです。
ドラマ版ではなかなか進展しなかった姫川玲子と菊田和男の恋模様も、インテリヤクザ・牧田勲との三角関係の末、ようやく決着の時を迎えます。映画版は原作の「インビジブルレイン」を下敷きにしています。「見えない雨」というタイトルとは裏腹に全編を通して雨が降り続け、最後の場面でようやく止み、すぐにエンドロールが流れるがスクリーン上にはやがて血の雨が降り注いでゆきます。物語が終わった後も癒えない、姫川玲子の闇の象徴のような雨です。

西島秀俊が出演するオススメ映画第2位【サヨナライツカ】

謎の美女と出会ってしまう、結婚を控えた好青年・東垣内豊

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人は死ぬとき、愛されたことを思いだすのか、愛したことを思い出すのか」というキャッチコピーが印象的な物語。この一文は、主人公の会社員・東垣内豊(西島秀俊)の婚約者・尋末光子(石田ゆり子)が劇中で創作した詩として映画の最初にも登場します。辻仁成の同名小説を原作として、タイ・バンコクを舞台に描かれる大人のロマンス。主演の真中沓子(とうこ)を、当時辻仁成の妻だった中山美穂が演じました。「サヨナライツカ」が12年ぶりの主演作です。
1975年。エリート会社員の東垣内豊は婚約者がありながら、バンコクにて謎の美女・真中沓子と出会ってしまうのです。ホテルのスイートルームに暮らし、哀しい過去を持つ真中沓子と夏のバンコクで3ヶ月過ごす内に、東垣内豊は自由奔放な真中沓子に惹かれている事に気付きます。それは真中沓子も同じでした。しかし東垣内豊は尋末光子と結婚する事を選び、真中沓子とは空港で別れるのです。

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真中沓子と違い、清楚で世間知らずな尋末光子(但し尋末光子も東垣内豊に内緒で真中沓子の元へ単身乗り込んで、2人を別れさせるような激しさも持ち合わせています)と成功と安定の為に結婚した東垣内豊。しかし真中沓子を忘れてはいませんでした。25年の時が経ち、社長になった東垣内豊は真中沓子に会いに、バンコクへと旅立ちます。しかしそこで東垣内豊を待っていたのは、意外な事実でした。
愛す事よりも愛される事を渇望する真中沓子。そして東垣内豊と真中沓子との関係を知りながら、東垣内豊と結婚し連れ添い続けた尋末光子。対照的な2人の女性の間で揺れ動く青年を西島秀俊が好演しています。この映画の為に13キロ増量し直後に15キロ減量したという西島秀俊の驚異の役者魂をご覧あれ。

西島秀俊が出演するオススメ映画第1位【劇場版MOZU】

西島秀俊がいたからこそ、この役があった・倉木 尚武

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TBSとWOWWOWの共同製作作品です。テレビドラマがシーズン2まで放送された後、映画化されました。その後スピンオフドラマも放送されています。本作の主人公・倉木尚武(西島秀俊)は警部です。「ストロベリーナイト」の役柄より出世していますね。しかし倉木尚武が勤務するのは警視庁公安部。そして同じく公安に勤務する妻・倉木 千尋(石田ゆり子)は銀座での爆発事件に巻き込まれて亡くなってしまいます。「サヨナライツカ」で婚約者だった2人が、ここでも夫婦を演じています。
テレビドラマでは倉木尚武が妻の死の真相を追うのが物語の主軸でした。そこに、幼少時に亡くなった2人の娘・倉木 雫(小泉彩)の死に隠された真実、女装の殺し屋・新谷宏美(池松壮亮)とその兄・新谷和彦(池松壮亮2役)、その新谷宏美を追うアテナセキュリティの東和夫(長谷川博己)とその部下の中神甚(吉田鋼太郎)、爆発事件の犯人・筧俊三と事件直前に会っていた謎の人物などなど様々な人々と思惑が絡まりあう物語です。

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倉木尚武の妻の死の真相はテレビドラマ版で明らかにされましたが、娘・倉木雫を始めとして、登場人物達の夢に時折現れる謎の存在「ダルマ」の正体は映画版まで持ち越される事になりました。ペナム共和国を舞台に、倉木尚武は大杉 良太(香川照之)や明星 美希(真木よう子)と共に「ダルマ」の正体を暴いてゆくのです。
常に冷静で格闘能力も高い倉木尚武は、西島秀俊のハマり役でした。男も惚れる男っぷりです。重厚な作品ですが、悪役陣、特にアテナセキュリティの面々は狂気じみていてユーモアもあり、それが緊迫した物語に良い塩梅に濃淡を与えていました。東和夫の挨拶が「チャオ!」だったりとか。一方倉木尚武は作中でずっと笑う事は無く、シーズン1の最後で初めて笑顔を見せた時は「ハイジが立った!」と同じ位の「倉木が笑った!」だとSNS周辺をザワつかせました。

知性と肉体美を併せ持つ西島秀俊の今後に注目!!

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西島秀俊の様に長く俳優をされていると、同じ役者と何度も共演する事があります。「ダブルフェイス」「流星ワゴン」などの香川照之。そして、「ストロベリーナイト」やローソンのCMなどで共演した竹内結子です。映画「クリーピー」で西島秀俊は2人と再共演。特に竹内結子とは夫婦役という事で、「スロロベリーナイト」の姫川&菊田ファンは狂喜された方も多かったのではないでしょうか。
「ストロベリーナイト」では結ばれなかった2人が、別の作品で、別の世界線で結ばれた気がしました。出演作の多い俳優は、そういった作品の楽しみ方も出来て面白いです。知性溢れる学者の役も、肉体美を活かした刑事の役もこなす西島秀俊の今後にも期待大です。