落合博満の現在は?GM解任後の姿を調査した!

選手としても数々の記録を打ち立て、監督としても名将としてチームを率いた落合博満だが、2017年1月に中日ドラゴンズのGMを退任後は公の場に姿を現すことが少なくなった。そんな落合のこれまでの遍歴を見ながら、現在の様子を調査した。落合はまたプロ野球界に戻ってくるのか。

名将にして名選手・落合博満とは?

代名詞ともいえる「神主打法」の巧みなバットコントロールで、史上最年少での三冠王や3年連続の首位打者、そして今なおプロ野球史上唯一の3度の三冠王を獲得するなど今なお残る数々の記録を打ち立てたプロ野球史に残る名選手である。監督としても、若手を育てる高い指導力と非情とも言える大胆な采配で、チームを常に優勝争いに加わらせ名将と呼ぶにふさわしい実績を残した。
選手時代には名球会入りを拒否したり、監督時代の後半には球団幹部と軋轢を生むなど「オレ流」と呼ばれる独自の考え方や周囲との接し方は、時に波紋を呼ぶこともあった。しかし、その言動によって常にプロ野球界をリードしてきたことは間違いない。落合博満のこれまでの野球人としての道のりと、現在と未来についてみてみた。

落合博満の遍歴!選手から監督、GMまで

史上最強の右打者・落合博満

25歳と当時としては遅いプロ入りながらも、2年目の後半から早くもレギュラーを掴むと以降は常にチームの主軸打者として、バッターとしてのタイトル争いに常に加わっていた。86年にロッテオリオンズから中日ドラゴンズへの4対1のトレード、93年には出来たばかりのFA制度を行使し読売ジャイアンツに移籍、そして最後は日本ハムファイターズで現役を終えた。
生涯で2371本の安打を打っているが、節目の500本、1000本、1500本、2000本安打は全てホームランを記録している(狙って打ったとのこと)。生涯打率など右打者としての記録はほぼ全部でトップを占めるが、記録以外でも日本人初の1億円プレーヤーでもあり、グランドにもう一人の監督がいるといわれるほど厚い信頼を受け、多くの選手にも影響を与え続けた。

オレ流采配の名将・落合博満

98年の選手引退後は野球解説者として活動していたが、2004年から古巣の中日ドラゴンズの監督として采配を振るい、8年間で4度のリーグ優勝と1度の日本一にチームを導きその間一度もBクラスに落ちることはなかった。
多くの選手がFAなどでチームを去っても、大きな補強よりも自チームの選手を育てて勝つことに強い執念を持っており、非情とも言われる采配は時に賛否を呼んだ。しかし選手を個人名で批判することもなく独自の野球観で多くの若手選手を発掘すると同時に、ピークを過ぎたベテラン選手の再生に成功するなどして常勝チームを作り上げた。
ただ、試合後のコメントなどは極めて少なく、マスコミや球団内部からも「ファンサービスが足りない」と言われていたが、「勝てばファンは付いてくる」と主張していた。

球団を取り仕切るGM・落合博満

落合の野球人生の中で、唯一「失敗」と見られているのがこのGM時代。監督退任から2年後に不振に陥った中日から再度の監督要請を打診された落合は、自らGM職を希望したとされ、チーム編成のすべての権限を得た落合はすぐに大胆なチーム改革を断行した。
選手の年俸をことごとく下げ、多くの選手を戦力外とし約8億円のコストカットに成功した。そして、当時のチームの大黒柱だった捕手の谷繁をプレイングマネージャー(選手兼任監督)に据え新たなチーム作りに着手した。
しかし、チーム強化の補強は上手くいかず、谷繁監督も途中で解任されることとなる。特に社会人や大学生を中心に獲得したドラフト戦略の失敗は球団との軋轢の原因とも考えられる。契約最終年では19年ぶりのリーグ最下位にもなり、契約満了とともに退任となった。

落合博満の現在は?

2017年1月に中日のGMを退任後は、講演会などを行っているようだがその頻度はそれほど多くはないようで、6月に神奈川県内で行われた講演会では、講演会以外ではほとんど外出もせず、家でのんびりとお酒を飲んでいるとのこと。
野球の現場にいた時代から比べて激ヤセしたことから、「がん説」「糖尿病説」など多くの憶測を呼んだが、本人曰く腰痛があったから体重を減らしプロ野球入団前の77キロに戻しただけだとか。本人は「あと10年は生きるつもり」で、7月には声優としても知られる息子の福嗣さんと、「夢であった」ビールを飲みながらの野球観戦をする姿が目撃されている。

落合博満の今後は?野球界に戻ってきてくれるのか…

先の講演では、何もしない現在の生活を満喫しているとしながらも、現場復帰に消極的なわけではないようだ。今も野球は観ているようで、ペナントレースの行方やメジャーリーグのイチロー選手の動向などはチェックし落合流の考えを披露しており、プロ野球への復帰もオファーがあれば検討の余地はあるようだ。
本人曰く「来てくれという球団があるとは思えない」とのことだが、誰もが認める選手・監督としての実績と独自の野球観はファンならずともまたプロ野球の世界で「何かしてくれるのではないか」と期待するところである。落合博満がまたプロ野球界に戻ってくる日もそう遠くないかもしれない。