【花の慶次】名言&名シーンTOP15!慶次たちの金言をその胸に…

前田慶次の生き様に惚れる!【花の慶次】の名シーンと名言を同時に紹介!今まで、なんの気なしに使っていた・聞いたことがあったセリフの元ネタを知る事ができるかも?そんな有名なものから涙がこみ上げるシーンまで、余すところなく魅せましょう!

【花の慶次】原哲夫先生の代表作は北斗の拳だけじゃない!

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皆さん、原哲夫先生と言えば胸に7つの傷を持つ、あの救世主を思い出す方が多いかと思いますが、筆者が推したい原哲夫先生作品の1つに今回紹介する【花の慶次-雲のかなたに-】が、あります!タイトルにもあるように、前田慶次の半生を描いた本作…
登場するキャラクターたちの性別は男ではなく漢(おとこ)と読む、非常に熱い名作!今日、前田慶次のイメージは本作における設定が各所で継がれるまでに影響を与えているというのも凄いと思いませんか?
そこまで資料が残っていない、知名度も低かった前田慶次にスポットを充て原作を隆慶一郎さん・作画を原哲夫先生が担当したジャンプにおいては「異端作」今回は、読めば分かる読まずとも響く名シーン名言をそれぞれ紹介いたします。

第15位:「は……初めて見た 紫色の瞳から涙がこぼれるのを…」

前田慶次と松風は話しが出来るととは聞いていたが…
その馬は真実
松風の子だろう…お……俺は……
は……初めて見た
紫色の瞳から涙がこぼれるのを…
単行本:13巻90ページより
軍馬を探し馬狩りをしていた黒田孝高でしたが…それを前田慶次の愛馬、松風に邪魔をされ「松風を殴りに来た」と、堂々とやってきた…と、いうところ。馬を殴る為に持ち主の許可を得ようとするあたり、道理が通った「漢」ですね!
これを聞いた慶次は、松風と“会話”して軍馬狩りの現場へ向かうと、そこには松風とそっくりな馬が横たわっていました…この馬は松風の子であり久々に再開した我が子を銃で撃たれた事により暴れたという理由が分かり、助からない子と子を失う思いから涙するシーン…。
松風は、瀕死の息子を慶次に殺してくれというように悲願する場面は、親と子の深い愛を感じるところでもあります。

第14位:「奥村助右衛門の小便鉄砲くらいやがれーっ!!」

おーっ!末森城城主
奥村助右衛門の小便鉄砲くらいやがれーっ!!
単行本:2巻27ページより
隣国の越中から佐々成政軍が攻め入り、末森城が攻められるも援軍がない中で苦戦を強いられた慶次の幼馴染であり莫逆の友「奥村助右衛門」は今か今かと利家の助けを待ちますが、状況は絶望的…!
そんななか、敵陣の真ん中を突っ切り慶次が助けに駆けつけます!重傷を追いながらも、“菊一輪”の思いを胸に抱き城壁を登ってきた敵兵へ二人で「傾く」シーン。このシーンは中々印象深いですね、慶次ならまだしも奥村助右衛門が立ちションして傾くというところが(笑)
慶次・助右衛門・まつ、3人の出会いや「菊一輪」の約束など奥村助右衛門ファンなら見逃せませんね!

第13位:「だがそれがいい」

戦場で傷だらけになったきたねぇツラだ
だがそれがいい
その傷がいい!!これこそ生涯をかけ殿を守り通した忠義の甲冑ではござらんか!!
単行本:1巻129ページより
織田信長が使用していた甲冑に魅せられた1人の老兵…家老の村井若水は、ほんの出来心から信長の甲冑を身につけウロウロしている所を利家に見つかってしまうというシーン。気の小さい利家は、これを見てプンプンという効果音が浮かびそうな程に怒ります(笑)
利家が怒る理由は、若水が転んだ時に甲冑の一部を破損させてしまうという点もありますが…そして、本来なら打ち首として処すところを、切腹申し渡しに…今まで前田家に貢献してきた武人のこの扱いに慶次が黙っていませんでした!
若水の戦場傷、これこそ命掛けで殿を守ってきた甲冑ではないかと利家に言います。これには彼も頷かないわけにはいかず「若水、許す。大儀であった」と一件落着。

第12位:「自分でまいた種は自分で刈り取れ!死してこの“いくさ”を止めてみろ!!」

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そんなにこの“いくさ”を止めたければ命賭けで太閤に掛け合えばいいではないか!
わざわざ俺を使ってまわりくどいことをするな!
自分でまいた種は自分で刈り取れ!死してこの“いくさ”を止めてみろ!!
単行本:18巻61ページより
琉球から戻り、のんびりとしていた慶次の元に直江兼続と石田三成が訪ね「利休木像前での一件」をダシに朝鮮へ行って簡単に言うとスパイ活動をしてくれと「頼み」にくるというシーン。しかし、言葉では柔らかい雰囲気を出しつつも、それは間違いなく脅し。
慶次が朝鮮へ行くのを拒めば琉球から連れ帰った利紗を秀吉の元へ連れていくと畳み掛けます。それまで黙って聞いていた慶次も、次第に怒りを表しにし直江兼続が仲裁に入りましたが、思いもよらない事態にメンタルが弱めな三成はワンワンと子供のように泣いてしまいました(笑)
慶次のビンタの勢いは是非見ていただきたいものです。

第11位:「なぁ聞いてくれ 俺もお前も図体がでかい でかい奴は嘘は云わないんだ」

なぁ聞いてくれ 俺もお前も図体がでかい
でかい奴は嘘は云わないんだ
判るな!そんな小汚い真似をしなくてもいいからさ
一発ぶん殴りゃ相手は死ぬんだ
だから本気で聞いてくれ 俺は心底おまえに惚れたんだ
単行本:1巻37ページより
後に慶次の愛馬となる松風との出会いが、このシーンで描かれています。悪魔の馬と言われる程に巨大な松風を手懐けようと、慶次は蹴られても振り落とされても松風の元に通いました。
時には自分の身体の傷を見せたりと、まるで人に対するように接するうちに次第に松風も慶次に心を開くも、背に乗せるまでにはなんと10日も費やします!心を開いたからと言って、素直に言うことを聞かない松風は、何度も何度も慶次を振り落とし蹴り上げ…

互いの絆が生まれる頃には、面影もない程にボロボロになった慶次がいました。しかし、惚れたと言われて松風も悪い気はしていないのか…ちょっとツンツンとしていますが顔を舐めてくる仕草などは可愛いものがあります。

第10位:「父上…月はいいなぁ」

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父上…月はいいなぁ
月がなければおれなど
とうに闇夜に迷い果てておった……
単行本:3巻107ページより
幼い頃から不遇の人とされた慶次が心を許していた肉親、義父の前田利久と慶次…戦国の世に生まれながら身体も弱く剣も人並みだった利久でしたが、慶次と主馬の「ケンカ」が本気になった際に、慶次の事を救うために老体に鞭を打ち駆けつけました。
火縄銃を撃ち慶次の怒りを抑え、父親より先に死ぬ息子があるかと一括。血のつながりのない親子の2人でしたが、利久の慶次に対する愛は、血のつながりのある親子以上のもの…その心を知った慶次は月を見上げこみ上げる涙を隠すのでした。

第9位:「利いたふうな口をきくな~~~!!」

利いたふうな口をきくな~~~!!
単行本:6巻164ページより
とある理由で上杉軍ゆかりの者を斬りまくった慶次…その親である重臣たちは怒りに震え、慶次を殺せといきり立っていました。家老の直江兼続は、静かに刀を抜き…一騎打ちになるのか!?と、思いきや、慶次のしたことは正当な「いくさ」だったと主張します。
息子を殺され乱心する重臣たちは「1人の下級武士を殺したところで…」と、食いかかりますが次の瞬間、兼続の怒号が響き渡りました!どうして兼続がここまでキレッキレになったのか…それには深い理由がありますが、気になる方は本編をご覧ください。

第8位:「天下人は天が決める!」

天下人は天が決める!
単行本:13巻107ページより
前田家・真田家・伊達家・上杉家という豪華な顔ぶれで温泉を楽しむ一行、あと20年・10年早く生まれていれば天下は獲れたという話しで盛り上がっていた最中、思いもよらない「客」がやってきます。「天下の取り方を教えよう」そういって現れた老人…
その正体は天下人、豊臣秀吉!「爺さんのくせにすげ~体してんな~」と、言っていた幸村が秀吉の登場により縮こまっていたのが面白いシーンです。それまで、タラレバ話しに花を咲かせていた面々ですが、秀吉を前にしてはまだまだ「若輩者」という感じ。
そして、天下人を目指していたわけではなく、信長に仕え憧れていた故に彼が亡くなった後…周りを見れば自身より力があるものがいなかった…すなわち天により天下人に選ばれたという話しを秀吉は聞かせます。深イイ話ですね(笑)

第7位:「俺もある女を愛しておる 恋も喧嘩も命賭けでなくては燃えぬものよ」

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俺もある女を愛しておる
恋も喧嘩も命賭けでなくては燃えぬものよ
単行本:16巻160ページより
琉球の地にて、太陽の如き優しい王と言われた尚寧王の悲恋を野菜売りの長英から聞いた慶次…25歳の若さで王にならなければいけない運命を受け入れた尚寧王は、初めてにして最後の初恋となる女性と相思相愛の仲。
女性は、民の太陽となり慕うものたちを照らしてほしいと尚寧王の答えに涙を流し、身を引きました…この女性こそが後に慶次と終生を共にする「利紗」だったのです。長英は尚寧王には利紗と結ばれてほしいと願っている事を聞いた慶次のセリフ。
恋多き慶次がそこまで想う女性、羨ましいものですね。

第6位:「 人間には触れちゃならん痛みがあるんだ!!」

人間には触れちゃならん痛みがあるんだ!!
其処に触れたら後はもう命のやり取りしか残らんのだ!!
単行本:11巻45ページより
人質の身として育ち、青年になるまで初陣を飾ることがなかった真田幸村…彼は慶次の愛馬である松風に惚れ、どうしても譲ってほしいと毎日通いつめ野菜を食べさせようとしたり気を引こうと、あれやこれやと画策する日々!
ある日、野菜を届けにきた幸村は加賀藩の男たちに暴行を受ける捨丸を目撃。経緯を確認し、それならば仕方ない…と、手出しをしなかった彼ですが下忍という身の捨丸を殴り蹴り、その血が腕につけば「汚い」と人間以下の扱いをする加賀藩に自身の過去を重ねたのです。
人質として、たらい回しにされた少年時代、人ではなく「物」扱いされいいように扱われた不遇の時代を…自然と体が動き捨丸を助けた幸村の怒号は加賀藩士たちを静止するほどのものでした。

第5位:「虎は……なにゆえ強いと思う? もともと強いからよ」

虎は……なにゆえ強いと思う?
もともと強いからよ
お主はもともと弱いから
そのような凶相になるほど剣の修業をせねばならぬのだ
哀れなことよ
単行本:13巻39ページより
伊達政宗に会いに出た慶次、しかし正宗ではなく…その弟の小次郎から席に呼ばれた慶次は、政宗の母が我が子に毒を盛り殺害を企てている事を知ります。この件に関しては小次郎も納得してのものでした。
小次郎は、慶次に「腕前を見せてほしい」と巨漢を差し向け足止めを図りましたが、怒りを堪えながら一刀両断!その後、情けなく泣きわめく小次郎の首根っこを掴み上げ一括。毒で死んだと思っていた政宗も現れ、哀れな弟を抱きしめるシーンです。
いつ殺されるやもしれない身と怯えて過ごしていた政宗と、母親の傀儡人形にとなり踊らされ続けてきた小次郎…兄、政宗の存在に怯えていた彼ですが政宗は小次郎のことを少しも恨んでなどいなかったのです。

第4位:「見事かぶいたものよ!! 大義であった!!」

見事頃かぶいたものよ!!
大義であった!!
単行本:6巻46ページより
出会う人を魅了し、民の関心を集める慶次の姿に、秀吉は嫉妬を通り越し憎悪の気持ちに支配されていました。謁見に訪れた慶次は、そこで秀吉に平伏すれば前田家の恥となり…しかし、態度を改めなければ命を取られてしまうという板挟みにあいます。
文字通り「命掛け」で臨んだ慶次は、髷をあらぬ方向に結い伏した時に正面にくるようにしたのです。髷は平伏するが、顔はそっぽを向く奇妙な仕草に秀吉は、ある種の感心を表しますが、慶次の心はどのようにして秀吉の命をとるか…それだけだったのです…。

なぜ自分を怒らせるような事をするのか?秀吉は慶次の意図を探る中で、自身を殺そうとしていると読み取ります。この掛け合いは手に汗にぎるもの!どうして、なぜ?そんな問答をするうちに、かつて家康と共に戦場をかけた事を秀吉は思い出し…
くったくのない笑みで己を痺れさせた家康と慶次を重ね、命をかけてまで意地を貫くという「傾奇者」の素直さを認める事となります。

第3位:「ま…前田殿 わ…わじ死ぬのかな?」

お主も駆けたかったのだろう…いくさ場を晴れやかに
そう…お主の兄のように何も考えることはない好きなようにするさ…
そして駆けるだけ駆けたら死ぬさ
単行本:10巻94ページより
本作において、涙した方も多いシーン「蛮頭大虎」が戦死するシーン…1つにあげることが難しい名場面でありますが敢えて、死を目前にした大虎に慶次が言葉をかける部分を選ばせていただきました。巨大な身体を活かし門を破った大虎でしたが、待ち受ける槍兵に致命傷を負わされ…
意識が朦朧とする中、仲間の足を引っ張りたくないと身体を起こそうとするも、出血多量により動けなくなってしまいます。そんな大虎を見た慶次…「わし…死ぬのかな?」と、死への恐怖を感じる彼を慶次は目をそらすことなく正直な言葉を返すのでした。

先に戦死した兄のように、戦場を駆けたかった大虎…彼は大きすぎる身体から幼少はいじめられっ子でした。そんな大虎をいつもかばってくれた兄は「泣くくらいなら、勝負を挑んで勝て!」と叱咤し、いじめっこの元へ走っていく…
そんな兄の姿と慶次の姿を重ねた大虎は、立つこともままならない傷を追いながら必死で旗を掲げ戦場を駆けていきました。そして最期は、自身の足に槍を貫き倒れることなく散っていくのです。慶次との最期の掛け合いは、こみ上げるものがあります…。

第2位:「来てくれるんだろうね 頼むよ」

来てくれるんだろうね
頼むよ
単行本:18巻225ページより
関ヶ原の戦いが終わり…石田三成は斬首の刑に処され徳川家康が新たな天下人に選ばれたころ、慶次は利紗の元の戻りつかの間の休息を過ごしていました。しかし、上杉軍だけは、未だに渦中にあり和議の望みがある事を上杉景勝は知ります。
上杉家助命の和平交渉、その大役を引き受けたのは他ならぬ慶次!家康を前にして、髪を剃り和平の使者となり、その心意気により交渉は無事に決することとなりました。
その後、坊主頭になった慶次は隠居した身となり捨丸や利紗と、平和な日々を過ごすなかで…ある日、そんな慶次を訪ねてくる男が1人。

雨のなか、傘も差さずに慶次を見つめるのは、直江兼続…彼は、米沢へとたつので慶次にもきてくれるんだろうね?一言告げます。その言葉は、強制的なものでもなく…慶次を縛ることは何者もできないのが分かる一言。
慶次の返事はないなか、兼続は自分だけではなく上杉景勝も慶次がくることも同じ気持ちだと伝えました。馬に乗り去っていく兼続の背を見送りながら、慶次は利紗に「雪に骨を埋める事になるか…」と一言。
これは、米沢へ立つという事を意味しての言葉でした。

第1位: 「これより我ら修羅に入る!! 仏と会えば仏を斬り!! 鬼と会えば鬼を斬る!!」

これより我ら修羅に入る!!
仏と会えば仏を斬り!!
鬼と会えば鬼を斬る!!
情を捨てよ!!ただ一駆けに敵城へ攻め入れ!!
単行本:10巻29ページより
【花の慶次】と言えば、一番にこのセリフを思い浮かべる筆者ですが、皆さんはいかがでしょう?蛮頭大虎を含む囚人たちの兵士を連れ、いくさに挑んだ慶次たち。このシーンで気になるのは、ちょっと風変わりな旗印…
ドクロに蓮の花を描いた印は、たとえ死んでしまっても「いくさ人」として花を咲かしたのであれば荒野に晒した髑髏も一片の悔い無しという意味のようです。慶次らしい傾いたデザインですね!
このいくさは、物語上ではまだまだ序盤の出来事ではあるものの、印象深いもの…他にもまだまだ本作における名シーンはありますが、筆者の中での一番ということで、こちらのシーンを1位に選ばせていただきました。

前田慶次の生き様に惚れなければ漢じゃない!

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ここまで読んでいただきありがとうございます!【花の慶次-雲のかなたに-】名シーン+名セリフを同時に紹介するランキングでしたが、いかがでしたでしょうか?癖のある絵なので読む人を選んでしまう作品ですが、まだ読んだことがない方には是非手にとっていただきたい名作です。
特に!戦国時代に興味がある…という方には是非!慶次を中心に描かれているので、人気のある伊達政宗や真田幸村がメインで出てくるという事は少なく…そういった意味では「付き合いにくい」と感じるかもしれませんが…
純粋な「いくさ」を知ることが出来るのも本作の魅力です。戦場を駆けた熱き「漢」たちの戦い、そして前田慶次という「天下の傾奇者」の生き様に惚れてほしい、そう思いながらここで終わりにしたいと思います。
花の慶次 ―雲のかなたに―  1巻
ノース・スターズ・ピクチャーズ (2015-06-08)