【マグニフィセント・セブン】あらすじ&ネタバレ紹介!七人の侍がアメリカで復活!?

1960年「荒野の七人」という西部劇が、スティーブ・マックイーンやユル・ブリンナー出演で制作されたのをご存知だろうか?この「荒野の七人」は、黒澤明監督の「七人の侍」のリメイク映画であった。数々の続編が製作された人気映画が、2016年に「マグニフィセント・セブン」として再リメイクされた。

「マグニフィセント・セブン」元ネタは「七人の侍」

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舞台は1879年、アメリカの田舎町ローズ・クリーク。強欲な資本家:ボーグは、町の人たちから土地を奪うため抵抗する人々を殺害し、心のよりどころである教会まで焼き払った。ボーグに夫を殺されたエマは、ガンマンを雇いボーグへの復讐をしようとしていた。

エマはある町でサムという凄腕の任務執行官と出会った。これまでの経緯を話し、ボーグの名前を出すとサムはこの復讐を手伝うことを承諾します。しかし、ボーグに対抗するには7人のガンマンが必要だ。サムたちは仲間を探す旅に出た。

というあらすじだが、元ネタとなった「七人の侍」との違いは何処にあるのか?見てみよう。

「マグニフィセント・セブン」との違いは?「七人の侍」を紹介!

あらすじ

戦国時代末期、戦が終わり自分の行き場を無くした侍は、盗賊と化していた。盗賊たちは近隣の百姓たちが育てた作物を奪い、生計を立てている。毎年のように、作物を奪いに来る盗賊たちを撃退したい農民たちは戦うことを決めた。

長老が提案したのは「侍を雇い戦ってもらう」というもの。しかし、都合良く戦ってくれる侍は見つからない。そこに現れたのは、浪人:勘兵衛だった。農民たちは勘兵衛の腕前を見込み、盗賊退治を頼み込むが勘兵衛は「やるとしたら、侍が七人は必要だ」と答えた。

人数を揃えられなければ、盗賊退治など出来っこない。と言い放つ勘兵衛を農民たちは説得し説き伏せた。ここからは、勘兵衛も農民たちと協力し侍探しの日々を始める。

「七人の侍」の結末は

知略を備え、抜群の感の良さを持ち合わせた侍:五郎兵衛。勘兵衛の忠実な家臣:七郎治。腕はまあまあ、底抜けに明るい浪人:平八。修行の旅を重ねるストイックな剣客:久蔵。自分を侍だと言い張る野生児:菊千代。勘兵衛に弟子入りしたい半人前の浪人:勝四郎が揃い、農民たちが待つ村へと旅立つ。

様々な仕掛けを用意して盗賊たちを待ち構えていたが、最後には大混乱の戦場になった。盗賊のリーダーを討ち取り、農民側は勝利したが侍の中で残ったのは、勘兵衛を入れた三名のみだった。

四人の墓の下では、農民たちが麦の収穫を始めていた。そんな農民たちの力強い姿を見ながら、勘兵衛は「勝ったのは、侍ではない。農民たちだ」とつぶやいた。

「マグニフィセント・セブン」リメイクされた7人のキャスト紹介

サム / デンゼル・ワシントン

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本作の主人公。委任執行官をしながら家族の敵を探している。「七人の侍」のように派手なアクションが無かったのは、デンゼル・ワシントンの年に考慮したためか?しかし、リーダーの座に収まると威厳あるオーラを発揮した。

ジョシュ / クリス・プラット

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トラブルを抱えるギャンブラー。敵の目をそらすことに長けている。クリス・プラットは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でブレイクした俳優。口達者で周りを煙に巻くところは共通した役柄だ。

グッドナイト / イーサン・ホーク

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南北戦争で多くの人を死に追いやったことがトラウマになっている賞金稼ぎ。イーサン・ホークは、「キル・ビル」で活躍したユマ・サーマンの元夫。映画好きなら「ビフォア」シリーズが思い浮かぶだろう。

ジャック / ヴィンセント・ドノフリオ

トラッキング技術で痕跡を追うことが得意、聖書の一説を唱えながら接近戦に挑む。ヴィンセント・ドノフリオは、映画「フルメタル・ジャケット」でも注目を集めたが、役のために30kg以上増量したため同一視しにくい。海外ドラマファンなら「LAW&ORDER:クリミナルインテント」の姿が分かりやすいだろう。

ビリー / イ・ビョンホン

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東洋系ゆえに差別的な扱いをされてきたガンマン。実際の1800年代アメリカにも東洋系はいたようだが、やはり差別的な扱いを受けていたらしい。その役をイ・ビョンホンは、哀愁たっぷりに演じあげた。

ヴァスケス / マヌエル・ガルシア・ルルフォ

テキサス・レンジャーを殺した罪で、委任執行官のサムに追いかけられていた罪人。家族の敵を討つためには、ヴァスケスの協力が必要だと思ったサムは、罪人だが腕のたつヴァスケスを仲間にした。マヌエル・ガルシア・ルルフォは、日本ではあまり馴染みのない俳優だ。

レッドハーベスト / マーティン・センズメアー

英語をほとんどしゃべらないネイティブ・アメリカン。弓矢とトマホークで戦うさまは、まさに部族民を思わせる。マーティン・センズメアーの肉体美にはくぎ付けになるだろう。

ネタバレ注意!「マグニフィセント・セブン」結末はどう変わる?

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ようやく7人の仲間を集めたサムたちは、エマの町を訪れる。この町はすでにボーグの支配下にあるようで、人の気配がない。サムはボーグの手下と争いになり手下たちを倒した。それを物陰から見ていた町の人たちは、サムたちを歓迎する。

とうとう、ボーグの大軍勢が町を襲いにやってきた!サムたちは果敢に反撃をしますが、町民を巻き込む大接戦になってしまった。敵に捕まってしまったジョシュは、隠し持っていたダイナマイトにタバコで火を付け、敵陣の真ん中で自爆。ボーグの手下を壊滅させた。

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静まり返った町には、ボーグがサムに追い詰められていた。ボーグはサムに命乞いを始める。しかし、サムの口からは悲しい出来事が語られた。サムの母と妹2人はボーグによって殺されていた!しかも、首吊りという残虐なやり方で。

ボーグが隠し持っていた銃でサムを撃とうとしたときに、一発の銃声が響いた。音の方を見ると、そこには銃を構えたエマがいた。エマはサムを救うと同時に、夫の敵も打つことに成功したのだ。

生き残ったのはサムを入れた3人のみだった。エマは4人を手厚く埋葬することを、去っていくサムたちに約束した。

「マグニフィセント・セブン」上映後の評価は?

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「マグニフィセント・セブン」はいわばリメイクのリメイク。「展開の予想ができる」との批評があったが、これは当たり前のことである。前作「荒野の七人」より、緻密な人物描写で感情移入しやすかった作品だと思う。

しかし、サムに感情移入してしまうと町を救うヒーローストーリーではなく、恨みを晴らすための復讐劇になってしまうのが残念。「七人の侍」の軸は無くなってしまったようだ。

「マグニフィセント・セブン」は一見の価値アリ!

立場や状況が違う人々が団結し、1つのことをやり遂げるヒューマン&ガンアクションとしては秀逸の作品。出来ればこの作品は、「七人の侍」と見比べてみて欲しい。日本人の精神とアメリカ人の好みの差が良く分かるだろう。

黒澤映画好きなら見るべき作品。「七人の侍」好きなら必見の作品だ!そして、見比べることを強くおすすめしたい!