【サムライチャンプルー】何でもありのまぜこぜ時代劇を知り尽くす3つの魅力

時代劇なのに現代文化がミックス!違和感が癖になる!あなたはこのノリについてこれるか?!

「サムライチャンプルー」あらすじ紹介

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ある時、茶屋で働く少女「フウ」がバイトをしていると、代官の息子一派が店で暴れ始める。襲われたフウは、偶然店に入ってきた無一文の男「ムゲン」に団子100個と引き換えに助けを求め、ムゲンは代官の息子一味に切りかかる!
ここで現れた仏頂面の剣士「ジン」を代官の用心棒と勘違いしたムゲンは戦いを挑むも、決着がつかず。その間、ムゲンに腕を切られて逆上した男がフウのバイトをしていた茶屋に放火し茶屋は全焼。このことがフウを「向日葵の匂いのするお侍さん」を探す旅に出ることの背中を押したのでした。
フウはムゲンとジン二人に用心棒を依頼します。コインを投げて、裏が出たら一緒に旅を、表なら決着をつければいいと賭けをします。「裏!やったあ!」このフウの一声で、用心棒2人と共にフウの「向日葵の匂いのするお侍さん」を探す旅が始まるのでした。

「サムライチャンプルー」登場人物を紹介

ムゲン 声:中井和哉

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サムライチャンプルーの主人公。ぼさぼさ頭の異国情緒あふれる出で立ち。外見の通り粗暴で傍若無人な性格だが、身体能力が高く、我流の剣術と合わせて繰り出される体術は相手を混乱させる。悪態ばかりついており、さらに好戦的で、口も悪く争いが絶えない。酒、女、ギャンブルすべてをたしなみ、時には色仕掛けでだまされている・・・。
しかしながら「日が昇るたびこれが最後だと思ってる」「頭を下げるくらいなら思いっきり胸張って死んでやる」のセリフより、潔いカッコイイ生き方をしていると感じ取れます!
ムゲンは犯罪者が島流しになる島で生まれ育ちました。島から逃亡する際、仲間から裏切られ役人に処刑されそうになるところを海に飛び込み逃亡し、生き延びました。ムゲンの生死感はこの出生が関係しているのかもしれません。

フウ 声:川澄綾子

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ちょっと勝ち気で、おてんばな女の子。強面の二人を躊躇なく用心棒にすることを見てもわかるように、肝の据わったちゃっかりな性格。路銀を稼ぐ際も、行く先々でアルバイトをしたり、世渡り上手である。
「ご馳走してもらうご飯は別腹」と豪語するほど食いしん坊。満腹まで食べると別人かと思うほど太る。懐にモモンガを飼っており、時折フウの助けとなる。
フウは母を亡くしており、天涯孤独の身である。フウの探している「向日葵の匂いのするお侍さん」とは、フウの父であり旅の終盤まで何者かは明かされない。突然いなくなってしまった父を一発殴ってやりたい、と旅をはじめ、父を見つけるも病床に着く姿を見て、それをすることはかなわなかった。

ジン 声:佐藤銀平

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寡黙でハンサムなナイスガイ。だが、敵にフウと一緒につかまった際、慰めの言葉を描けなかったことを「こういう時は普通は男のほうが声をかけてくれるのに!」と根に持たれている。確かに、何を話しても「うん・・・」だけでは頼りないですね・・・。
ムゲンとは対照的に、型のしっかりした剣術を使う。無住心剣流の剣客・真里谷円志郎(まりや えんしろう)の一番弟子だったが、師に裏切られ寝首を描かれそうになり、その際師を殺してしまう。それ以来無住心剣流の弟子たちに命を狙われている。
命を狙ってきた刺客の一人、「雪丸(ゆきまる)」はジンに憧れを抱いており、姿を消してしまったことがジンへの恨みと転じてしまった。不本意ながらも師を殺してしまった故、望まない戦いから避けることができない運命を背負っているのです。

モモさん

フウに飼われているモモンガ。可愛いマスコットだが、宿代もなく困っているときにモモさんのおかげでギャンブルに勝ったり、フウのピンチを救ったり、ムゲンとジンより用心棒の役割を果たしているかも?!

沙羅 声:玉川紗己子

盲目で、各地で三味線を弾いて日銭を稼いでいるが、実は凄腕剣士。盲目ゆえ、自ら子どもを育てることはかなわず離れて暮らしていたが、子どもを人質に取られ、ムゲンとジンを殺すように依頼を受けそれを遂行しようとする。しかしながら、自分の子供がもう命がないと悟り絶望の末ムゲンに生きることを譲る。「あなたは生きて」とムゲンに言葉を残した。

サムライチャンプルーの魅力1:ジン・フウ・ムゲンの珍道中!

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この3人・・・とにかくバラバラ!柄の悪いムゲン、堅物が服を着て歩いているようなジン、おてんば娘フウ。しかも、「向日葵の匂いのするお侍さん」に情報は一切教えてもらえない!不満が募り、結成してすぐに解散。なのにそれぞれ行動していたら、偶然にも再開・・・。「これも何かの縁」とばかりに、旅が再開されるのでした。
しかしながら先立つものがない。お腹を空かせ、食べ物を取り合う毎日・・・。「向日葵の匂いのするお侍さん」を探す旅ではありますが、どうやって食べ物を探すのかが主眼になることも。
「江戸にいるらしい」という情報を頼りに江戸に向かい、そこで得た「長崎に行くといい」と情報を得ては長崎へ・・・行き当たりばったりな旅ですが、不思議とうまく回っています。正反対の3人だからこそバランスが取れているのでしょうか?!

サムライチャンプルーの魅力2:アニメ史に残るアクションシーン

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戦ってるシーンがとにかくかっこいい!ムゲンは剣を構えることはなく、縦横無尽に飛んだり跳ねたり、まるで踊っているようなアクションをします。周りにあるものをすべて利用して戦うので、とにかく派手です!
対してジンは、道場の門下生だったので美しい太刀筋です。凛としたたたずまい、緊張感のある戦いが見ものです!対照的な二人が戦うシーンはもちろん、この二人が結託して多数の敵を倒していくシーンは大迫力!
フウちゃんも守られてばかりではありません。危ない場面ではツボで思いっきり殴ったり、刃物を突き付けられたら大声で叫んだり・・・。この元気の良さは、敵もタジタジです。「必殺乙女憲法」なるものがあるようですが、まだ日の目は見ていないようです・・・。

サムライチャンプルーの魅力3:笑いあり涙あり・・・各話毎に代わるテイスト

ギャグ回はゲストキャラが濃すぎる

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ゲストのキャラの濃いことといったら、類を見ません。ムゲンが字の読み書きができないことを笑われていると、酔っぱらったおじさんががいきなり登場し、ムゲンの首をキメ、「バカがばかのままでいいのかぁーじゃけぇ!」と言い残して眠る。このおじさん、実は学校の先生らしく・・・「なんでも暴力で解決しても地球は止まんねえぞ?」と言いくるめて、ムゲンに字を教えます。
ムゲンがひらがなをマスターすると、涙と鼻水をあふれさせながら「覚えた文字で自分を記せ!誰よりも大きくだ!いいな!」・・・誰よりも熱いキャラでした。

まだまだいるぞ、濃すぎるキャラたち!

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ボイスパーカッションをBGMとして現れた、いわゆる「意識高い系」の男がフウをナンパしたり・・・。森で行き倒れそうになっていたら、徳川の埋蔵金を掘っているという男に手伝わされたり・・・。出会った絵描きが歌川広重だったり。ペリーもどきの外国人と出会ったときには、哀川翔そっくりのおじさんと野球もしました。
数回出てくる変なおじさんといえば、同心・ノコギリ万蔵。通販のダイエットグッズを持ち歩いており、見張りをしながらダイエットにいそしんでいます。このボケが飽和した世界・・・ツッコミが追い付かない!!

シリアス回は余韻を残して

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ムゲンを過去に裏切って、役人に引き渡した兄妹と再会した回が特に印象的でした。御用船を奪う計画を持ち掛ける兄・ムクロ。妹・コザは、ムゲンに「兄から逃げたい、一緒に逃げよう」と告白しますが、断られると役人と恋仲になり結託
ムクロはムゲンを裏切り、ムゲンが乗った御用戦に火をつけます。ムクロはジンにより切られ、ここで初めてコザの裏切りを知る。ムゲンもそれを悟りますが、役人のみ切り捨て、コザを殺さず去っていきます。一人では生きていけないコザには一番残酷な仕打ち。「殺してよー!」と泣きさけぶ声で幕を閉じます。

3人それぞれの出会いと悲しみ

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フウの出会った少年・慎之介。母の薬が欲しくて盗みを働き、最後はやくざと同心に追われ、殺されてしまいます。慎之介の母はすべてを悟っていましたが、フウは何も言葉をかけることはできませんでした・・・。
ジンは、一度恋をしたことがあります。旦那の借金で身を売られた女性でした。この女性を縁切寺に逃がしてあげるのですが、縁切寺に入ったら数年は出てこられません。今後の行く末を案じるように、深い霧が一面を覆っているのでした・・・。
ムゲンは盲目の剣客、沙羅に命を狙われてましたが、沙羅の実力を認め、死ぬことすら覚悟をしていました。「誰からも愛されないものたち」同士、惹かれるものがあったのだと思います。しかしながら沙羅は心の糧だった子供を失い、死を選ぶ。ムゲンの咆哮が雨の中むなしく響き渡りました。

目的を果たした後、その後の3人がどうなったのかは・・・

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フウは父親との再会を果たし、ムゲンは重傷を負いますが、何とか無事3人とも生き延びます。フウはムゲンに淡い恋心を抱き、旅がずっと続けばいいと、心の中で思っていました。
ですが、別れはあっけないものでした。「コインは実は、表だった」とフウは白状し、「この旅は何だったんだ」と分かれ道でそれぞれ3人は分かれます。旅が終わったら、ムゲンはジンと決着をつけるはずだったのに、それもしないまま・・・旅を通して、強さを求めること以外に大切なものを見つけたのでしょうか?

サムライチャンプルー 続編に期待!

いつか再会して、楽しいやり取りを見せてほしい!今後の3人がどうなったのかが知りたい!いや、この感傷が、この物語の完成形なのか・・・?続編を切に希望する気持ちと、この余韻を味わいたいという気持ち・・・両方が押し寄せてきます。余韻に浸るもよし、3人の行く末を想像するもよし・・・。何度見ても飽きない「サムライチャンプルー」どうぞご賞味あれ!

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