是枝裕和の監督作品おすすめランキングTOP11!

日本のみならず、今や世界中から注目されている映画監督・是枝裕和。カンヌ国際映画祭をはじめとした数々の世界の映画祭でも称賛される作品の数々を手がける是枝裕和監督こそ、今、日本で一番の映画監督なのかもしれません。そんな是枝裕和監督のおすすめ作品TOP11を発表していきます!

カンヌのお墨付き!世界中から愛される是枝裕和監督作品の魅力に迫る!

是枝裕和監督が生み出す人間ドラマはどれも一級品という定評がある!

東京都練馬区出身の是枝裕和監督は、東京都立武蔵高等学校卒業後、早稲田大学に入学します。大学卒業後は番組制作会社に入社し、テレビ番組のADをしながらドキュメンタリー番組の演出家として活躍しました。
1995年に江角マキコ主演の「幻の光」で映画監督デビューを果たした後、新作を発表するたびにカンヌ国際映画祭をはじめとする多くの国際映画祭に招待され、日本のみならず海外でも評価をされている映画監督です。映画監督だけではなく執筆活動や大学の客員教授、CM制作でもその才能を発揮しています。
「誰も知らない」「そして父になる」といった社会的テーマを織り交ぜながら魅せるという人間ドラマを主とした作品が特徴であり、静かながらも重みのある脚本と演出が光る是枝裕和監督のファンも多いはず!そんな是枝裕和監督のおすすめ作品を紹介していきます!

是枝裕和監督作品 第11位:「ワンダフルライフ」

ハリウッドでのリメイクも決定済!海外の批評家から称賛された是枝監督の初期作品!

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「貴方の一番大切な思い出を1つだけ選んでください。」普遍的かつ切実なテーマが主題となっている本作は、ARATAや小田エリカといった個性的な役者陣で1999年に公開されました。日本は勿論ですが、アメリカやカナダといった海外の批評家からも高評価を受けた作品でもあります。
死んだ人が天国へ辿り着くまでの最も大切な思い出を一つだけ選ぶという不思議なあらすじですが、それを通して人生の意味について見つめ直す物語です。天国の入り口にやって来た22人はたった一週間で大切な思い出を一つだけ選び、その思い出だけを持って天国に向かいます。
人生の数ある思い出から、たった一つだけを選ぶということは非常に難しい選択です。その選択を迫られた時、貴方なら一体どんな思い出を選ぶでしょうか?静かなテンポで進む映画ながら核心を真正面から突いてくるような作品です。

是枝裕和監督作品 第10位:「空気人形」

カンヌも驚愕!?ハリウッド女優であるぺ・ドゥナ主演の異色ドラマ!

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2009年に公開された本作は、ハリウッドでも活躍中の韓国女優のぺ・ドゥナが人間のように動くラブドールを演じた異色の作品です。是枝裕和監督作品史上、日本人以外で主演をを務めたのはぺ・ドゥナだけであり、第62回カンヌ国際映画祭のある視点部門でも上映されて世界中から注目されました。
ラブドールがある日突然、人間のように動き出し心を持ってしまうという異色作ではありますが、現実で誰しもが感じる空虚感が見事に物語とマッチしており、映画とはいえ人事ではないような感覚に襲われるほどのリアリティーも見所の一つです。
その他の出演は板尾創路、ARATA、オダギリジョー、富司純子といった実力派が揃っています。劇中、キャッピコピーでもある「心をもつことは、切ないことでした」という本当の意味を知った瞬間、なんとも言えない切なさと寂しさに包まれる一本です!

是枝裕和監督作品 第9位:「花よりもなほ」

岡田准一がダメダメな武士を演じる!?コミカルさ満載の時代劇作品!

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是枝裕和監督の長編作品5作目となる本作は、岡田准一、宮沢りえ、古田新太、香川照之と行った豪華キャスティングで話題となった2006年公開の作品です。是枝裕和監督が手掛けた作品の中では唯一の時代劇作品となっています。
物語となるのは今から300年前の江戸が舞台。主人公の宗左衛門は若い武士であり、父の仇討ちのために江戸にやってきます。広大な江戸で父の仇を探す宗左衛門は、武士でありながら剣の腕が全く立たないという残念な男なのです。私生活でも体を鍛えている岡田准一がこんな役柄を演じたのに驚きですね!
貧しいながらも江戸で暮らしていくうちに、仇討ちを目的としない人生もあるということを知ってしまった宗左衛門。一体、仇討ちするをするのでしょうか?時代劇でありながらも非常にコミカルに描かれたオススメの一本です!

是枝裕和監督作品 第8位:「海街diary」

人気漫画の実写化!鎌倉を舞台としたある四姉妹の交流を描く!

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物語の中心となる四姉妹を綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずという豪華女優陣が演じた2015年公開の話題作です。原作は吉田秋生氏による同名漫画です。原作ファンも多いこの漫画作品の実写化を見事に成功させた是枝裕和監督の新たな手腕を見れるような作品です。
十四年前に家を出た実父が闘病の末に亡くなり、告別式のため山形に訪れた香田家の三姉妹ですが、そこで父が別の女性との間に残した一人娘のすずという少女に出会います。父の身勝手すぎる行動に呆れつつも、三姉妹は行き場のないすずを鎌倉の我が家に迎え入れて一緒に暮らそうという提案をするのですが・・・。
今作は第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、世界中にこの四姉妹の温かい交流を届けたのでした。日本国内でも高評価された本作は、第39回日本アカデミー賞にて最優秀作品賞を受賞したのでした。一見の価値ありな作品です!

是枝裕和監督作品 第7位:「海よりもまだ深く」

「私の人生、どこで狂ってしまったのだろう?」重いテーマを温かな家族と共に描いた是枝裕和監督の真骨頂的作品!

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2016年に公開された是枝裕和監督の12作目となるヒューマンドラマです。主演を務めたのは是枝裕和監督と過去にも共演がある阿部寛。その他の主な出演は、真木よう子、樹木希林、池松壮亮、小林聡美らがといった「是枝組」と呼ばれるキャスト陣です。
閑静な住宅街に昔から建つ団地を舞台に、売れない小説家の主人公と、団地に一人住まいのその母親、そして別れた元妻とその息子。「こんなはずじゃなかった・・・」と毎日のように後悔する主人公と、いまを生きる家族を描いています。どこにでもいそうな人々の日常を飽きさせることなく描いているのが非常に秀逸な作品です。
きっと誰もが思う後悔の念を、残酷ながらも淡々と描く本作は正に是枝裕和監督の真骨頂です。ちなみに、主人公の母が住んでいる団地は是枝裕和監督が28歳まで実際に住んでいた東京都清瀬市の旭ヶ丘団地が使用されたことでも話題となりました。

是枝裕和監督作品 第6位:「いしぶみ」

鑑賞必須!戦時中に起きた広島の悲劇をドキュメンタリー仕立ての朗読劇で訴える!

本作は広島テレビの制作でTV放映され、2016年には劇場公開されたドキュメンタリー作品です。日本人ならば誰でも知っている戦時中の広島に起きた悲劇を、「海街diary」で主演を務めた綾瀬はるかが朗読しながら訴えるという作品となっています。
「いしぶみ 広島二中一年生全滅の記録」を基につづる朗読劇であり、本編の途中には、ジャーナリストである池上彰氏による取材の模様が挿入されています。この取材では、被爆した生徒・教師の遺族などにインタビューを行ったほか、広島二中の慰霊碑にも訪れる様子も描かれています。
残念なことに本作は未だにDVD化されておらず鑑賞しづらい環境ではありますが、鑑賞できる機会があるのであれば是非とも鑑賞していただきたい傑作です。是枝裕和監督による戦争への悲劇の訴えに心が震えます。

是枝裕和監督作品 第5位:「そして父になる」

福山雅治をはじめとする役者陣の名演にも注目!世界が認めた包まれた傑作ドラマ!

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2013年に制作された是枝裕和監督の記念すべき長編映画の第10作目となった本作は、きっとご存知の方も多いのではないでしょうか?第66回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を受賞するほかにも、主演を務めた福山雅治が初の父親役を挑戦したことでも話題となりました。
出生時の子供の取り違えが発覚し、公私共に円満な生活を送っていた家族の日常がいきなり崩壊してしまいます。実の息子は同じ日に生まれ見知らぬ夫婦の元で育てられていたのです。昨日まで当たり前のように愛情を注いできた子供が他人の子と知った時、貴方ならどうしますか?
世界中から感動の声が湧き上がった本作ですが、評価されたのは内容だけではなく興行収入面でも大ヒットを記録しました。ちなみに本作は是枝裕和監督が手掛けた長編映画作品の中で、一番の興行収入(日本のみで約32億円)を記録した作品でもあるのです!

是枝裕和監督作品 第4位:「奇跡」

子役達の熱演にきっと涙する・・・!ある企画から誕生した隠れた傑作!

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2011年に公開された本作は、九州新幹線の全線開通を記念して、JR九州らの企画により制作された作品です。是枝裕和監督ににとって初めての企画モノ映画が誕生した作品でもあります。主演を務めたのは、当時少年漫才コンビとして活躍していた「まえだまえだ」の2人が抜擢され話題となりました。
両親の離婚により離ればなれに暮らすある兄弟。いつの日かまた家族4人で暮らしたいと願う兄弟は、九州新幹線が全線開業する日の朝に鹿児島から福岡に向かう新幹線と、福岡から鹿児島に向かう新幹線が初めてすれ違ったときに願い事が叶うという妙な噂を耳にするのです。
誰もがきっと心に持っていたであろう、子供ならではの悩みや願い事。そんな子供達を静かに見守る大人たち。純粋さと必死さが入り混じった彼らの思いと行動力に見事に泣かされてしまう傑作映画です!

是枝裕和監督作品 第3位:「大丈夫であるように ─Cocco 終らない旅─」

彼女の歌と生き方に心が震える!ドキュメンタリーでしか映すことの出来なかった彼女の姿とは?

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是枝裕和監督が、数々のヒット曲で知られる人気アーティストのCoccoの姿を追ったドキュメンタリー作品です。現在、地球で絶滅の危機にひんするジュゴンをテーマにしたCoccoの楽曲に共感した是枝裕和監督の意欲作でもあります。
本作はアーティストとしての顔に迫るだけではなく、Coccoの故郷でもある沖縄での日常にも密着し、メディアにはあまり顔を出すことが少ない彼女の謎多き素顔が知れる作品でもあります。真っ直ぐな生き方をモットーとするCoccoのひたむきな姿に心が打たれる方が続出したことでも有名な作品です。
映画監督として活躍する前は、元々ドキュメンタリー作品を中心の制作に携わっていた是枝裕和監督の本領発揮と言ったところでしょうか。Coccoのファンの方は勿論ですが、予備知識を頭に入れないで鑑賞してもこの世界観を堪能出来る作品に仕上がっています。

是枝裕和監督作品 第2位:「誰も知らない」

是枝裕和監督の名を世界中に広めた作品!主演を務めた柳楽優弥の名演にも注目!

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本作は1988年に実際に日本で起きた事件を題材に、是枝裕和監督が15年もの構想期間を経て完成させた有名な作品です。母の失踪してしまい、過酷な状況下で幼い兄弟たちだけで生き延びる姿に胸が打たれ、悲しさと怒りの涙が溢れてしまうほどの傑作です。
ある日、僅かなお金を置き母がいきなり失踪してしまいます。兄弟だけで生きていくことを余儀なくされた長男が本作の主人公。これまで生きてきた環境のせいか言葉もほとんど発さない主人公が、作品全体の雰囲気を更に増すほどに強烈かつダークな作りになっています。
主演を務めた柳楽優弥は、第57回カンヌ国際映画祭の最優秀主演男優賞を受賞しました。これは最年少受賞であり、日本人初の快挙として当時は毎日のようにテレビや雑誌で取り上げられ一躍、時の人となったほどでした。また、本作はフランダース国際映画祭でも最優秀賞を見事に受賞しました。

是枝裕和監督作品 第1位:「歩いても 歩いても」

本当の親孝行って一体なんだろう・・・?何気ない日常から見えてくるものは?

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栄えある第1位に輝いた作品は、2008年に公開された「歩いても 歩いても」となりました!今でも是枝裕和監督ファンから支持され続ける本作の魅力は「誰にでも起こりうる、体験しうる日常」という点に焦点を起き、淡々と静かながらもこの雰囲気を堪能することに意義があります。
夏のある日、主人公一家は実家に帰省します。この日は、15年前に他界した主人公の兄の命日でした。しかし、失業していることを内緒にしている主人公にとって、両親との再会は苦痛でしかなかったのです。
意味のなさそうな会話や掛け合いの先に見えてくる人間の本音と思いが繊細に描かれている本作は、きっと誰もが共感でき、首を縦に頷くことが間違いないと言っても過言ではないストーリーです。ゆっくりと腰を落ち着けて、是枝裕和監督の世界を堪能していただければと思います!

最新作「三度目の殺人」は是枝裕和監督作品の歴史に名作として刻まれる…?

是枝裕和監督作品では珍しい!?ある殺人が衝撃の展開になっていく本格サスペンス!

ヒューマンドラマ中心の作風に定評がある是枝裕和監督ですが、次回作はなんと本格サスペンスに挑みます!主演は二度目の共演となった福山雅治。その他の出演は役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介といった豪華キャスト陣が集いました。
勝利にこだわる主人公の弁護士が担当することになった事件は、30年前にも殺人の前科のある一人の男。犯行も自供し死刑はほぼ確実だった。しかし、会うたびに動機さえも変わる男の供述に主人公の中で違和感が生まれていきます。本当の真実とは一体・・・?
本作は第74回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されていて、日本では2017年9月9日から全国東宝系にて公開がされます!今までとは一味違った本作を味わう為にも劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか?それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!