【アンタッチャブル】緊迫の実録映画のあらすじ&ネタバレ完全紹介!

世界一有名な犯罪組織の親玉アル・カポネとその逮捕劇を描いた実録映画が『アンチャッチャブル』です。誰もが一度は耳にしたことのある題名のこの映画はその有名さにふさわいほどの価値があります。

映画『アンタッチャブル』の基本情報とあらすじ

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1987年に公開された映画『アンタッチャブル』は実際の歴史的出来事を基にした実録映画として話題になりました。捜査官のエリオット・ネスがアンタッチャブルと呼ばれる精鋭チームを率いて、当時のシカゴを牛耳っていたアル・カポネとまっこうから対決する内容が刺激的です。

監督はブライアン・デ・パルマが務めました。出演者にケビン・コスナーやロバート・デ・ニーロなど豪華俳優陣が名を連ねています。映画の基となったエリオット・ネスの自伝は1959年にテレビドラマ化もされました。

あらすじ

シカゴを牛耳るギャングのボス、アル・カポネを逮捕すべく、エリオット・ネスは精鋭を集めてチームを結成します。ギャングの脅しや賄賂に屈しないその姿勢からアンタッチャブルと呼ばれたその部隊は、密造酒の製造所などをどんどんと押えていき、目覚ましい活躍をみせていきました。そんな彼らのアル・カポネ逮捕の最後の舞台は、脱税疑惑による裁判でした。

映画『アンタッチャブル』の勇姿をネタバレ解説

チーム・アンタッチャブル結成!

警察への癒着でシカゴのギャングたちの逮捕に頭を悩まされていたネスですが、ある日ギャングたちの抗争で幼い少女の命が失われてしまいます。母親の悲痛な願いを聞いたネスはギャングたちの親玉であるアル・カポネ逮捕に動き出すことを決意します。

正義感あふれる老警官ジム・マローンと出会ったネスは彼と協力して汚職とは無縁な人員を組んで、独立した班を結成するのでした。人員には警察学校を出たてのジョージ・ストーンや、政府から派遣された会計士のオスカー・ウォレスらが参入。これこそのちにアンタッチャブルと呼ばれることになる、ギャングも手出しできないチームができあがる展開に胸がアツくなります。

アンタッチャブルの躍進とカポネの逆襲

新たに結成されたチームはギャングの脅しや賄賂の誘惑に屈することなく、アル・カポネたちを追い詰めていきます。彼らはカポネたちが禁酒法に違反するすべての密造所や密売ルートを検挙していきました。

しかしこれにはカポネも黙ってはいません。駅での襲撃シーンは映画史に残るオマージュシーンとなりました。階段を落ちていく乳母車のシーンが登場しますが、これが映画『戦艦ポチョムキン』で登場したオデッサの階段シーンのオマージュなのです。感動を覚えるほど美しいシーンとなっています。

仲間の死

映画『アンタッチャブル』での捕り物の壮絶さがわかるのが、仲間の殉職シーンです。相手が脅しも賄賂の誘惑も効かない存在だと知ったアル・カポネは次々に暗殺計画を企てます。この事件により、ウォレスとマローンが命を落としてしまいます。このことがきっかで、ネスのカポネ逮捕に向ける情熱が高まる大切なシーンです。

アル・カポネとの対決

ネスが密造酒に関する帳簿を手に入れたことで、勝負は佳境を迎えます。脱税や密造酒をネタに有罪に持ち込もうとするネスですが、カポネは余裕の表情です。調べてみると、カポネによって陪審員の全員が買収されていることがわかります。

さらにカポネの殺し屋ニッティとの追跡シーンを展開することで、この戦いは白熱します。彼の持っていたメモにより陪審員買収の証拠を掴んだネスは、陪審員を総替えすることで裁判を勝利に導くことができました。アンタッチャブルの活躍は新聞に大きく取り上げられ、物語は大団円を迎えます。

映画『アンタッチャブル』に観る歴史的事実

シカゴの帝王アル・カポネ

アル・カポネはたびたび映画やドラマなどに取り上げられており、最も有名なマフィアです。彼が拠点にしていたのはシカゴで、ジョニー・トーリオが引退すると組織のボスとなり、密造酒ビジネスで成りあがっていきます。そして聖バレンタインデーの虐殺で抗争中だったシカゴのギャングたちを虐殺すると、シカゴの街を牛耳るまでになりました。

そんなカポネの時代も幕を閉じます。本作で演じられた通り、カポネは脱税の容疑で逮捕されてしまいました。そしてかの有名なアルカトラズへ幽閉されるのです。その投獄生活のなかで、カポネは梅毒であることが発覚、闘病生活さなかにその生涯に幕を閉じました。

エリオット・ネスの真実

映画ではエリオット・ネスを中心に脱税で逮捕にこぎつけていましたが、実際に彼が担当していたのは密造酒の製造と販売ルートのほうでした。さらに裁判ではネスの密造酒製造と販売ルートの証拠はほとんど使われていません

実際にはアンタッチャブルは脱税の帳簿を手に入れるために、アル・カポネたちの目を向けるための囮だったとも言われています。それでもギャングたちの賄賂や脅しに屈しない彼らの姿勢はほんもので、「触れることのできない者」を意味するアンタッチャブルの異名で彼らの名は世間で認知されていました。

カポネの執行者フランク・ニッティ

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アル・カポネがアンタッチャブルに送った暗殺者フランク・ニッティが登場します。彼が劇中でマローンとウォレスを殺害していました。さらに陪審員買収の証拠となるメモを持っており、物語にも重要なキャラクターです。

彼は劇中で最期を迎えます。ネスに捕まったニッティは仕返しにマローンの悪口を言うのですが、それに怒ったネスに突き落とされてしまいます。存在感をアピールした悪役にしてはあっけない最期です。

実際のフランク・ニッティも執行者と呼ばれ、恐れられていたカポネのヒットマンでした。しかし、アル・カポネ逮捕時は生きており、捕まったカポネの跡を引き継いでいます。仲間の裏切りにより逮捕確実になったニッティが選んだ最期は拳銃自殺でした。

映画『アンタッチャブル』で活躍した名優キャストたち

エリオット・ネス役のケビン・コスナー

それまで無名で映画に出続けるも鳴かず飛ばずだったケビン・コスナーですが、本作でエリオット・ネス役に大抜擢されて、ハリウッド・スターの仲間入りを果たしました。正義感に溢れる情熱的な演技で、評価を得ています。

その後の活躍はみなの知るところです。『ボディガード』や『ウォーターワールド』など渋くてカッコいい男役で有名になりました。本作『アンタッチャブル』ではすごく若いですが、その渋い存在感はこの頃からあります。

アル・カポネ役のロバート・デ・ニーロ

その頃には『タクシードライバー』や『ゴッドファーザー PART II』などで有名になっていたロバート・デ・ニーロですが、本作でもプロのこだわりを見せています。次の役が決まっていたため、太ることはできず、体はボディスーツを着込んでいますが、顔は実際に太らせて撮影に挑みました。また、髪の毛も剃り上げて見た目を本物に近づけされるこだわりっぷりです。

その後も『グッド・フェローズ』などマフィア関連の映画に出ている印象も多いです。その重鎮さを活かして『ミート・ザ・ペアレンツ』や『アナライズ・ミー』などのコメディで、コワモテだけど、くすりとくる演技は見事といえます。

ジム・マローン役のショーン・コネリー

老警官のジム・マローンを演じたショーン・コネリーはこのときすでに、ベテランの域に達していました。「007」シリーズや多くの大作に出演して、その貫禄を獲得しています。本作ではベテランの落ち着いた演技で、圧倒的な存在感を見せてくれました。その後も『ザ・ロック』や『エントラップメント』などに出演して話題になりました。

ジョージ・ストーン役のアンディ・ガルシア

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若き有望なジョージ・ストーン役を務めたアンディ・ガルシアは本作『アンタッチャブル』で熱意ある演技を見せ、注目されるようになりました。若く血気盛んなキャラクターで、アクションシーンもみせてくれます。駅での襲撃シーンでは転がっていく乳母車を守り、活躍します。

本作出演後もキャリアを伸ばし、キューバ系アメリカ人として最も活躍したひとりです。『ゴッドファーザー PART III』でコルレオーネ・ファミリーの若き跡継ぎを演じ、最高の評価を得ています。他にも「オーシャンズ」シリーズでカジノ・オーナー役で印象に残っている人も多いはずです。

映画『アンタッチャブル』は漢たちの戦い

"Never stop fighting till the fight is done." #theuntouchables #1987

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マフィアのボスの逮捕劇を描いた実録映画『アンタッチャブル』は、実話を扱った映画だけにより緊迫感を楽しむことができます。逮捕の証拠を巡ってマフィアと警察の頭脳戦が熱い映画です。さらに銃撃戦などの激しいアクションも見られることができます。

さらにこの映画の注目すべき点は、豪華なキャスト陣です。当時からベテランだったショーン・コネリーから、スターの座を駆け上るロバート・デ・ニーロ、そして本作でハリウッド・スターの仲間入りを果たしたケビン・コスナーに至るまで、ハリウッドファンにはたまらないキャスト陣となっています。そういった意味でも観てみる価値のある作品です!