【魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女】お兄様が映画に!新キャラやあらすじなど気になる情報を徹底考察!

【ネタバレ注意!】ついに映画化された「魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」。お馴染みの司波達也・深雪兄妹をはじめ、オールスターキャストで繰り広げられる本作の魅力に迫ります!

究極のチート主人公!映画になってパワーアップ!

魔法科高校の劣等生とは?

「魔法科高校の劣等生」佐島勤(さとう つとむ)原作の、累計発行部数770万部突破のライトノベルです。元は「小説家になろう」というWebサイトに掲載されていたものが人気を博し、電撃文庫より出版されました。イラストはキャラクターを石田可奈、メカニックをジミー・ストーンの両名が担当しています。
コミカライズでは原作に沿った「魔法科高校の劣等生」各編をきたうみつな天羽銀ら数名の漫画家が担当。スピンオフでは妹・司波深雪を主人公とした「魔法科高校の優等生」森夕によりコミック化されています。また2014年4月~9月までテレビアニメ版が全26話で放映されました。これは「入学編」から「横浜騒乱編」までをほぼ原作の時系列で描いており、劇場版鑑賞前の予習として視聴するには最適です!

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ファンタジーよりSF?魔法科高校の劣等生の世界観

魔法科高校の劣等生は、タイトルにこそ「魔法」とありますが、異世界やモンスターの出てくるRPG的な冒険活劇ものとは少々違います時代背景魔法理論が事細かに設定されており、物理法則などとの関連性も描かれている本作は「SFエンターテインメント」と言った方がしっくりくる作品です。
もちろん難しい話は抜きにしても、魅力的な登場人物と引き込まれるストーリーだけで十分楽しめるのでご安心下さい。

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舞台は2095年、20年続いた第三次世界大戦から35年が経過。人が持つ先天的な特殊能力が「魔法」という名称で体系化され、国は彼らの能力を軍事や産業などあらゆる面で有用な力と見なしていました。そうした魔法技能士を国策として養成していくため、国立魔法大学の下部組織として付属高校が設立されます。
第一から第九まで9つの高校がある中、第一高校劣等生である主人公・司波達也と、完全無欠の優等生である妹・司波深雪が入学したところから「魔法科高校の劣等生」は始まります。

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劇場版「星を呼ぶ少女」とは?

「星を呼ぶ少女」は、原作者佐島勤書き下ろしの完全新作オリジナルストーリーを劇場映画化したものです。テレビアニメ版から約5か月後、2096年3月の司波兄妹1年の春休みの出来事です。アニメでお馴染みのキャラクターはもちろん、まだ原作でしか登場していないキャラも活躍し話題になっています。2017年6月より劇場公開が始まり、9月現在で絶賛上映中です!

制作は「ヤマノススメ」で有名なエイトビット

劇場版制作にあたり、スタッフが一部変更となっています。監督はテレビアニメ版でも演出を担当されていた吉田りさこさん、そして制作会社はあの「エイトビット」「ヤマノススメ」「グリザイアの果実」「IS(インフィニット・ストラトス)」などの制作で有名です。劇場版は「劇場版マクロスF 虚空歌姫 ~イツワリノウタヒメ~」(サテライトとの共同制作)に次いで2作目となります。

「星を呼ぶ少女」に登場する新キャラクターは?

とにかく登場人物の多い魔法科高校の劣等生。初めてこの作品に触れる方のためにも、まずは劇場版に登場する主要キャラをごく簡単にご紹介します。すでにご存じの方もおさらいの意味でご覧になって下さい。(声優名は敬称略です)

司波達也(しば たつや) <CV:中村悠一>

本作主人公。国立魔法大学付属第一高校1年E組。2079年4月24日生まれで、同学年の妹は双子ではなく年子の3月生まれのため、たまたま同じ学年になります。魔法工学のエンジニアとして優れた才能を持つも、現代魔法の基本的な能力が劣るため入学試験で通称「ウィード(雑草)」と呼ばれる二科生に振り分けられます。
その分「分解」「再生」という生来持つ特殊な魔法を駆使し、格闘術戦闘能力にも長けています。陸軍101旅団・独立魔装大隊に所属し、そこでは「大黒竜也(おおぐろ りゅうや)特尉」の名前で通っています。

司波深雪(しば みゆき) <CV:早見沙織>

司波達也の実妹で本作のヒロイン。国立魔法大学付属第一高校1年A組。2080年3月25日生まれで、主席入学で新入生総代も務め、「ブルーム(花冠)」と呼ばれる一科生に属する才色兼備な美少女です。その美貌はクラスメイトの女性陣ですらうっとりさせてしまう程。
魔法能力も卓越したものを持ち、特に冷却系の魔法を得意とします。唯一の欠点は兄達也に対する重度のブラコンであること。ガーディアンや二科生であることで不遇な扱いを受ける兄を憂い、自らは何があっても兄のために尽くすことを決意しています。

千葉エリカ(ちば えりか) <CV:内山夕実>

達也のクラスメイト、百家本流の一つ「千葉家」の次女であり剣術の達人。深雪には及ばないもののスレンダーで明朗快活な美少女です。

西城レオンハルト(さいじょう れおんはると) <CV:寺島拓篤>

達也のクラスメイト、通称レオ。優れた運動神経を持ち硬化魔法を得意としています。気さくで男気のあるキャラクター。

柴田美月(しばた みづき) <CV:佐藤聡美>

達也のクラスメイト。霊子放射光過敏症のため、それを防ぐための眼鏡を常に着用しています。ほんわか癒し系ながら、実はかなりの巨乳

吉田幹比古(よしだ みきひこ) <CV:田丸篤志>

達也のクラスメイト。古式魔法の名門「吉田家」の次男であり、精霊魔法を得意としています。達也との交流で失った自信と実力を取り戻していきます。

三井ほのか(みつい ほのか) <CV:雨宮 天>

深雪のクラスメイト、光波振動系魔法を得意としています。達也に恋心を抱き、深雪の兄に対する想いに気づきながらも諦めない決意を固めます。

北山雫(きたやま しずく) <CV:巽 悠衣子>

深雪のクラスメイト、大出力の振動・加速系魔法を得意としています。大実業家北山家の令嬢。感情をあまり表に出さないですが、はっきり物を言うタイプです。ほのかとは小学校からの幼馴染。

七草真由美(さえぐさ まゆみ) <CV:花澤香菜>

魔法大学付属第一高校の前・生徒会長。卒業後は魔法大学への進学が決まっています。十師族「七草家」の長女で遠隔精密射撃魔法を得意としています。

渡辺摩利(わたなべ まり) <CV:井上麻里奈>

真由美の親友で前・風紀委員長。卒業後は防衛大学校への進学が決まっています。渡辺綱の末裔ともされる「渡辺家」の出身で、彼女だけ飛び抜けた魔法の才を持ちます。

十文字克人(じゅうもんじ かつと) <CV:諏訪部順一>

真由美の同級生で前・部活連会頭。卒業後は真由美同様魔法大学への進学が決まっています。十師族「十文字家」の次期当主で、攻防一体の魔法「ファランクス」を使いこなします。
以上が主要キャラになります。・・・多いですね(笑) 引き続きまして「星を呼ぶ少女」の新登場キャラクターをご紹介します。

アンジェリーナ=クドウ=シールズ <CV:日笠陽子>

USNA軍魔法師部隊「スターズ」総隊長「アンジー・シリウス」のコードネームを持ち階級は少佐です。国家公認戦略級魔法師・十三使徒の一人で得意魔法は「ヘビィ・メタル・バースト」。深雪と張り合う金髪碧眼の美少女ながらも、日常ではかなり抜た世間知らずゆえに「ポンコツ美少女」と揶揄されることもあります。プライベートでの愛称はリーナ

綿摘未九亜(わたつみ ここあ) <CV:小原好美>

海軍が開発を進める戦略級魔法「隕石爆弾(ミーティアライト・フォール)」を使うために生み出された、調整体魔法師「わたつみシリーズ」の一人。過去には20体の調整体が製造されましたが、残っているのは九亜を含めた9人のみ。九亜に同情した研究者 盛永明子によって逃がされ、偶然達也たちに保護されました。
他にもリーナを補佐する「シルヴィア・マーキュリー・ファースト」、スターズナンバー2の「ベンジャミン・カノープス」、隕石爆弾を開発する研究所所長の「兼丸孝夫」、先に触れた九亜担当の「盛永明子」など、紹介しきれないほどの多彩なキャラクターが登場します。

「星を呼ぶ少女」はアニメ最終話から5か月後

先にも述べましたが「魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」はアニメ最終回から5か月後の春休みのお話です。ストーリー序盤は気にせず見ることも出来ますが、後半になるにつれ違和感が増えていきます。極めつけはクライマックス、「初登場の軍人なのに、リーナはなぜ司波兄妹と仲がよさそうなの・・・?」 その答えは原作小説の中にあります。

時系列で理解したいなら原作「来訪者編」必読!

映画オリジナルかとも思えるUSNA軍魔法師部隊「スターズ」、実は原作小説9~11巻「来訪者編」に登場しています。この話は「横浜騒乱編」から2か月後、「灼熱のハロウィン」で使用された戦略級魔法「質量爆散(マテリアル・バースト)」の発動者を探るため、雫との交換留学という形でアンジェリーナ=クドウ=シールズ(リーナ)が第一高校に留学してくるところから始まります。
互いの正体を隠しつつ達也や深雪と学生らしい?交流をする一方で、リーナはUSNAで起こった「吸血鬼事件」の犯人を追跡せよという命も受けています。その正体である「パラサイト」を達也や深雪と協力して追い詰める過程で、彼らとの本気のバトルも展開されます。そこにはどこか残念で、でもとても愛らしいリーナの魅力がたっぷりと描かれています。

更に突き詰めるなら「追憶編」も・・・

もう一つよく見る感想が「何で九亜を助けることになったの・・・?」ですが、これには原作小説8巻「追憶編」が関係しています。実はテレビアニメ第1話の導入部で触れられていたのですが、まだ幼い達也が前線で戦った沖縄侵攻の際、一人の調整体魔法師「桜井穂波(さくらい ほなみ)」が達也の盾となって戦い、能力の限界により命を落としています
感情を抑制されている達也にとってもそれはトラウマであり、調整体が理不尽に扱われることに対する反発にも繋がっています。そこから九亜だけでなく仲間全員を助けるという思いに至るのですね。

追憶編には達也と深雪の過去、来訪者編にはスターズの成り立ち戦略級魔法師の位置づけなど、魔法科高校の劣等生をより理解するための内容が盛りだくさんです。出来れば予習されることをお勧めしますが、劇場版を楽しむだけなら実は読まなくても大丈夫です!
「司波兄妹は過去の因縁から、調整体に対する思い入れが強い」「リーナはスターズという魔法師部隊の最強兵士で、過去に任務のため第一高校に留学生として通ったことがある」・・・これだけ知っていれば、作品を楽しむだけなら大丈夫! ですがもし興味がわきましたら、原作小説もぜひご一読下さい。

【ネタバレ注意!】春休みのバカンスで!劇場版のあらすじを解説

以下完全ネタバレで、劇場版のストーリーをご紹介します。ここだけ読めば全てが分かる・・・?

海軍の秘密実験と春休みの高校生たち

2096年3月、小笠原の南盾島の沖合で日本海軍のとある秘密実験が行われます。「隕石爆弾(ミーティア・ライトフォール)」という戦略級魔法を発動させるため、「わたつみシリーズ」という少女の姿をした調整体魔法師が9人、大型CAD(魔法を発動させる装置)「計都」の中に取り込まれ機械のパーツのように扱われていました。
USNA軍魔法師部隊「スターズ」は実験の情報をキャッチ、それを阻止すべくリーナ他数名の精鋭を送り込みますが、最初の潜水艦追尾は失敗に終わります。

一方達也・深雪兄妹とその仲間たちは、春休みを利用して同じ小笠原の媒島(なこうどじま)にある北山雫の別荘を訪れていました。南国の気候に水着姿ではしゃぎ、束の間のバカンスを楽しむ高校生たち。
穏やかに過ごす達也に突然軍からの出頭命令が届きます。「質量爆散(マテリアル・バースト)」を用いて突然軌道を外れた小惑星を破壊するよう命じられ、一人百里基地へと赴き任務を遂行します。

九亜との出会い。救出作戦決行へ・・・!

達也が留守の間、深雪と仲間たちは南盾島のショッピングモールへ買い物に出かけます。レオや幹比古を待たせつつ買い物を楽しむ女性陣。そんな中隣りあわせの軍施設から来たであろうMPの不穏な動きを感じ、エリカの進言で買い物を早めに切り上げ北山家の自家用機に戻ります。
機内のトイレに忍び込んでいた一人の少女、彼女こそ調整体「わたつみシリーズ」の一人、綿摘未九亜でした。実験を強行する兼丸の姿に、九亜の身を案じた盛永が彼女を逃がしたのです。エリカの機転でMPの追跡を逃れた九亜は、取り敢えず北山家の別荘に向かいます。

別荘に戻ったエリカたちに任務を終えた達也も合流し、おびえる九亜をなだめつつこれまでの経緯を聞き出します。九亜の置かれた状況を知り、他の8人の調整体も助けて欲しいと頼まれた達也は、過去に縁のあった調整体魔法師の死を思い出し、海軍と事を構えるのを承知の上で九亜の依頼を受け入れます
同時に本来九亜が頼る相手であり、卒業旅行を切り上げ九亜を探していた七草真由美渡辺摩利に連絡を入れ、九亜と一緒に美月、ほのか、雫も逃がしてくれるよう依頼します。

達也たち、海軍、スターズ、三つ巴の戦い!

達也エリカレオの3人が救出作戦を敢行するのと同じ頃、スターズも本国の指令を受け南盾島にある研究施設を破壊すべく行動を開始します。リーナは「ヘヴィ・メタル・バースト」で島の防衛設備を破壊、その隙に部下のベンジャミンラルフ施設に潜入します。
一方施設では兼丸が「ミーティア・ライトフォール」の発動を強行、しかし調整体に無理をさせた反動で実験は失敗します。標的にしていた軍事衛星「セブンスブレイグ」が軌道を外れ地球落下コースへ、更には搭載された劣化ウラン弾が誤射される危険もあり、人類は重大な危機に直面します。
その騒ぎの中で達也は九亜の仲間を救出、MPに扮したエリカとレオに託します。脱出直前でベンジャミンらと遭遇しますが、2人は得意魔法で応戦、合流してきた十文字の力も借り無事脱出に成功します。

そして司波達也は、伝説となる──。

達也は「セブンスブレイグ」落下阻止に向かいますが、リーナが放つ「ヘヴィ・メタル・バースト」の影響により衛星の落下軌道を把握出来なくなります。リーナの行動を阻止するため「大深度雲散霧消(ディープ・ミスト・ディスパージョン)」により研究施設を消滅させ、その上でリーナとコンタクトを取り深雪の待つ島の海岸へと向かいます。
「セブンスブレイグ」を破壊するためには達也が宇宙まで上がらねばならず、そのために費やす魔法力を考えると移動にまわす余力のない達也は、打ち上げのカタパルト役をリーナに、降下時の受け止め役を深雪に依頼します。

マントのような「コバートムーバルスーツ」を紡錘形に変形させ、リーナの魔法で宇宙へと射出される達也。そこで新魔法「ベータ・トライデント」を発動させ、辛うじて「セブンスブレイグ」の破壊に成功します!
中性子をベータ崩壊するまでに物質分解したことにより劣化ウラン弾も無害化され、大量に発生したプラズマ粒子により現れたオーロラが、まるで祝福するかのように南海の夜空に揺らめきます。達也の活躍により、未曽有の危機は回避されたのでした。

主題歌はテレビ版OPも担当したあのユニット

ラストで印象的にかかる主題歌が、GARNiDELiA「SPEED STAR」です。GARNiDELiAはテレビシリーズの第2クールオープニングで使用された「grilletto」に引き続いての参加で、「SPEED STAR」はGARNiDELiAの6枚目のシングルになります。「自分の信念を貫く!」という強い意志を歌った曲で、その通りの力強い歌詞に勇気づけられます。
GARNiDELiAは2010年9月に結成された音楽ユニットで、2014年3月「ambiguous」でメジャーデビュー、この曲は後にアニメ「キルラキル」のオープニングテーマに抜擢されました。その後「魔法科高校の劣等生」以外にも「ガンスリンガーストラトス」「Fate/Apocrypha」など様々なアニメタイアップ曲を担当しています。

「さすがです、お兄様!」衝撃のラストに刮目せよ!

最後に魔力を使い果たした達也は、ゆっくり地球圏へと落下していきます。使命を果たした大切な兄を愛で包み込むように、深雪の美しい花のような魔法が大きく広がり、達也を受け止めるという素晴らしい映像が繰り広げられます。
そこで思わず深雪と一緒に呟いてしまうのが「さすがです、お兄様!」、もうこの映画は「さすおに」の一言で全て表されてしまうと言っても過言ではありません(笑)

劇場版という時間的制約のため、どうしても深みのないあっさりとした展開になってしまいますが、むしろそれゆえに「魔法科高校の劣等生」という作品に初めて触れる方にもピッタリではないかと思います。
とにかく兄の無敵っぷりと妹の重度のブラコンさえOKなら非常に楽しめる作品です。機会があればぜひ一度「魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」を鑑賞されることをお勧めします!