主人公が死亡!?仮面ライダー龍騎の最終回をネタバレ紹介する

13人ものライダーによるバトルロワイヤルという斬新な展開で大きな話題を呼び、平成仮面ライダーシリーズの新境地を開いた仮面ライダー龍騎。現在でも名作と称されるこの作品の中で、最も衝撃的と言えるのが最終局面の展開!番組タイトルを冠する主人公が最終決戦を前に死亡するという展開は当時大きな衝撃を与え、作品の印象を高めるのに貢献しました。今回は、そんな仮面ライダー龍騎・衝撃のエピソードファイナル他、シリーズ内で展開された多くの「最終回」について紹介しようと思います。この記事を最後まで見なければ生き残れない!!

戦わなければ生き残れない!仮面ライダー龍騎とは

仮面ライダー龍騎は、2002年~2003年にかけて放映された平成仮面ライダーシリーズ第3作にして、当時としては極めて斬新なキャラクターデザイン、ストーリーなどが話題を呼んだ異色作でした。
当時はその斬新さから、何かと叩かれる機会の多かった本作ですが(まぁ、毎年の平成ライダーの風物詩的行事といえますが 笑)、その衝撃は現在でも色褪せることなく、名作として語り継がれています。
主人公・城戸真司仮面ライダー龍騎を始めとした仮面ライダーたちが、勝者にはあらゆる願いが叶うというライダーバトルに身を投じ、戦いを繰り広げるという一大バトルロワイヤルが描かれた作品で、様々な思惑を持って戦うライダー達の姿が非常に印象に残ります。

戦いを止めようとする者、誰かを救うために戦う者、永遠の命を望む者、終わらない闘争を望む者、ただ幸せになりたいと願う者・・・登場するライダーたちは、皆一癖も二癖もある者たちばかり。(ファンならば、それぞれ誰の事か分かりますよね 笑)
しかし彼らが抱く思いは、我々が少なからず持っている願望や欲望そのものであり、ヒーロー作品でありながら、非常にリアリティの高いキャラクター造形が、本作の魅力の一つなのです。
そんな癖だらけのキャラクターの中において、主人公・城戸真司は、当初からライダー同士の戦いを止めるべくライダーバトルに身を投じます。しかし多くの戦いの中で、ライダーそれぞれが異なる願いを持つことを知り、苦悩します。
終盤にて、謎を秘めたヒロイン・神崎結衣が、ライダーバトルを無効にすることで消滅してしまうという真実を知り更に苦悩する真司。そうして物語は、終局に向かうのです・・・

主人公死す!?衝撃のラスト1話前!

最終話の前に、当時大変な衝撃を与えたラスト1話前「叶えたい願い」のストーリーを解説しましょう。
ライダーバトルを無効にする事で消滅してしまうという神崎結衣。彼女の正体は、兄・神崎士郎によって生まれた鏡像と言える存在でした。そして、本物の結衣は、既に死亡している・・・その事実を、結衣は遂に知ってしまいます。
自分はすでにいない」それを自覚した結衣の体が消滅していく。しかし消滅を認めない士郎は、ライダーバトルで新しい命を与えるべく、あくまで最後の一人になるまで戦う事を真司らに強制します。
運命の日まで、あと2日・・・

真司が働くOREジャーナルにて、大久保編集長にライダーバトルの全てのいきさつを話す真司。真司は編集長に、答えが出ない事への苦悩を吐露します。
しかし編集長は「答えが出なくてもいい。しかし、何が正しいのか選べないのはいいが、その選択肢に自分が信じるものを入れておけ」と助言。
一方その頃、持病が悪化してゆく中で、玲子をデートに誘おうとする北岡、そして浅倉の潜伏先に向かう警察。ライダー達それぞれの運命の時が、刻々と近づいていく。

運命の日まであと1日。
街中のビルのガラスから、続々と現れるレイドラグーンの群れ。ミラーワールドのモンスターたちが、一斉に現実世界に現れたのです!異変に気付いた真司と蓮が現場に向かいます。
ミラーワールドへ飛び込む蓮=仮面ライダーナイト。真司は近くにいた女の子を逃がそうとします。しかし、迫るレイドラグーンから、咄嗟に女の子を庇ったその時・・・
女の子を逃がした真司はナイトを追って変身しますが、口からは血が・・・どうにかナイト、龍騎の二人でレイドラグーンの群れを蹴散らします。現実世界に戻り、自分が助けた女の子が無事母親のもとに行った事を確認すると、真司は倒れ込みます。

真司は既に致命傷を負っていました。駆け寄る蓮に、真司は語ります。戦いの中悩み続けていた答えが出たかもしれない。それは、多くのライダーたちの願いを知ってなお、戦いを止めたいという事。そしてそれこそが、一人のライダーとしての自分の願いなのだという事。
真司「蓮、お前はなるべく、生きろ・・・」
蓮「お前こそ生きろ!城戸、死ぬな・・・死ぬなぁ!!」
真司「お前が、俺に、そんな風に言ってくれるなんてな・・・ちょっと・・・」
真司の目が、静かに閉じられる・・・
こうして、番組タイトルを冠する主人公が最終決戦を前に死亡退場するという、史上例を見ない衝撃展開が幕を閉じ、物語は最終回へ向かいます!

それぞれの戦いの行く末・・・

さて最終回となるわけですが、実は仮面ライダー龍騎の世界は、TV版最終回の神崎兄妹のやり取りから、複数のパラレルワールドを持つことが明らかになっています。その結末は、劇場版やTVスペシャル等でいずれも異なる展開を見せています。
そうしたいくつもの世界を経て、おそらく最後に来たのがTV版最終回。故に多数の最終回を持つという珍しい作品となっています。
というわけで、本項ではTV版の最終回はもちろん、他媒体で描かれた最終回も合わせ解説いたします!!

劇場版・エピソードファイナル

仮面ライダー龍騎劇場版エピソードファイナルは2002年夏に公開された映画作品で、本編の最終回を先行公開するという、これまた斬新な手法で話題を呼んだ作品です。
実際は先述の通り、数あるパラレルワールでの結末の一つという形に落ち着きましたが、実はこの作品の結末は、TV版の最終回として当初に考えられていた構想をそのまま出したものなのです。

本作で描かれた「最終回」は、生き残った6人のライダー、龍騎ナイトゾルダ王蛇ファム、そしてリュウガによって繰り広げられます。
謎のライダー・リュウガによって混迷を極める戦いの中、ファム、王蛇、そしてゾルダが次々と脱落し、龍騎とリュウガの戦いが始まります。リュウガの正体は、ミラーワールドの真司だったのです。
激突する龍騎とリュウガの必殺技。打ち合いに勝利したのは龍騎でした。その瞬間、現実世界に大量のモンスターが現れます!!

モンスターの大群を前に、変身する龍騎とナイト。
蓮は、真司こそ唯一の友と呼べる存在であり、それでも戦わなくてはならないと告げます。真司はそれに「自分の望みを聞いてくれたら考えてやる」と返します。
その望みは「死ぬな」のただ一言。お前もな、と返す蓮と共に、モンスターの大群へと突っ込んでいく!!・・・そして、その後の二人の行方は誰にも知れないのです。

投票で決まる結末?TVスペシャル

仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERSは、2002年秋に放映されたTVスペシャルであり、あらかじめ明示された「戦いを止める」「戦いを続けるの2つの選択肢を電話およびインターネットで投票し、多数意見の方を放映するという形式が話題を呼びました。
結局放映版は「戦いを続ける」という選択肢の方が選ばれましたが、もう一方の結末はDVD版に収録されているため、そちらで確認が可能です。(ただし、DVD版では、意図的にシーンが編集、カットされている場面があるそうで、本来放映予定のものとは異なっているとの事)

さて物語は主に、龍騎ナイト、およびスペシャル版のみに登場したライダー・ベルデを主軸に描かれます。
物語終盤、龍騎とナイトは、生き残ったライダー達との集団バトルに挑みますが、戦いの中ナイトが龍騎を庇い致命傷を負い、辛うじてベルデを倒したものの、蓮は真司に自身のカードデッキを託して死亡してしまいます。
託されたデッキを使い、何と真司がナイトに変身!彼が選んだ結末とは・・・?

「戦いを続ける」
真司は、ミラーワールドを閉じることが出来るという「コアミラー」の破壊を拒否し、ライダー達との戦いに挑みます。真司に向けて必殺技を放つライダー達。逃げることなく、それを迎え撃つ真司・・・その結末は、誰も知らない。
戦いを止める
「コアミラー」を破壊した事で、ライダーたちが消滅していく。ミラーワールドが崩壊した後、現実世界に戻っていた真司。
平凡な生活に戻ったと思われた真司でしたが、違和感を抱いたままでした。その違和感通り、彼の手元にはなぜか再びカードデッキが!「人間は皆ライダーなのだ」その言葉通り、人間である限り、ライダーの戦いは終わらないのです・・・

トゥルーエンディング?TV最終回

前回で真司を失った蓮のもとに、最強の仮面ライダー・オーディンが現れます。蓮は「最後のライダー」となったのです。
・・・場面はそこから少し前。潜伏する浅倉の前にゾルダの姿が現れます。ゾルダとの決着を望む浅倉=王蛇は、遂にゾルダを下します。しかし、ゾルダの正体は北岡ではなく、彼の秘書の吾郎でした。北岡は既に、亡くなっていたのです・・・
北岡との決着がつけられない事に、行き場のないイライラを募らせる浅倉は、潜伏先に構えていた機動隊に特攻!一斉に銃口が火を噴き、倒れる浅倉・・・

一方、ナイトとオーディンの戦いは、オーディンがナイトを圧倒する一方的な展開に。オーディンの必殺技で大ダメージを受けるナイト。その最中、結衣が新しい命を拒否したことで発狂したオーディンは消滅し、ナイトが最後の勝者となります
蓮は新しい命を持って、彼の生きる目的だった恋人・恵理のもとへ。永い眠りの末、遂に目覚めた恵理は、眠るように倒れ込んでいる蓮を優しく気遣うのでした・・・
―「この戦いに、正義はない。そこにあるのは、純粋な願いだけである」―

度々結衣を生き返らせることに失敗し続けた士郎。そんな士郎もまた、「俺を一人にしないでほしいと願いを持つ人間の一人に過ぎませんでした。しかし、彼は結衣の言葉を受け、遂に「戦いのない世界」を作る事を決意します。
・・・そこには、死んだはずのライダーたちが平和に暮らす世界がありました。ドジな新人ジャーナリストの真司を始めとしたライダー達は、もう争う事は無いのです。そして、結衣の叔母・沙奈子の持つ写真の中では、幼い士郎と結衣の二人が微笑んでいるのでした・・・
こうして、幾度もの戦いを経て、仮面ライダー龍騎の世界は遂に真の完結を迎えたのでした。

まだある?戦いの可能性

仮面ライダーディケイドでは、数ある仮面ライダーの世界の中で、龍騎の世界が登場します。
そこでは、裁判代わりにミラーワールドでのライダーバトルが繰り広げられているという世界。誰がミラーワールドを開いたのか?神崎士郎のような黒幕は誰か?という多くの謎は解き明かされないまま終わります。
多くの謎は残りましたが、本作もまた、数ある戦いの可能性の一つ・・・と解釈してよいかと思います。

色褪せない斬新さが仮面ライダー龍騎にはある!

以上、仮面ライダー龍騎の衝撃展開と、数多くの最終回を紹介しました!
何かと最終盤の展開が話題となる龍騎ですが、もちろんそこに至るまでの多数のドラマの積み重ねが、本作最終回を大きく彩ったことを忘れてはなりません!最終盤が気になった方、是非全話一気見でその衝撃を体感してみましょう!!
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