【めぞん一刻】音無響子はめんどくさい女?5つのポイントで魅力を紹介

漫画家・高橋留美子が送る大人のラブコメディの傑作「めぞん一刻」。その中のヒロイン・音無響子は美人で優しいけどちょっとめんどくさい女性です。そんな音無響子の魅力的なポイントを5つご紹介しちゃいます!

『めぞん一刻』音無響子ってどんなキャラ?

プロフィール

出典:https://www.amazon.co.jp

ヒロインの音無響子は、一刻館の住み込みの管理人としてある日颯爽とやってきました。具体的な年齢は分かりませんが、浪人生で一刻館に住んでいる五代裕作が「おれが22歳だから2つ上か」と言っていたシーンがあったので、裕作の2つ年上の24歳だと思われます。血液型はA型。
スタイル抜群で美人、透明感があり、真面目で長い黒髪がトレードマークの響子。ある日突然挨拶にやってきましたが、前任である管理人のおじいさんは「疲れた」と一言だけ残し田舎に帰ったと言います。
前任の管理人から引き継ぐ形になった響子は、一刻館の住人たちに「管理人さん」として親しまれることに。住人たちが一刻館の壊れた部分などを知らせると、すぐ駆け付け状況を把握して解決をしてくれます。

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悲しい過去

元々管理人がいつかなかった一刻館でしたが、響子は大家さんの身内であることが後に分かります。ある日、大家さんが響子の下へやってきてお墓参りに一緒に行くというので裕作が付いていきます。「誰のお墓ですか?」と聞くと「主人のです…」と響子。
実は響子は大家さんの息子である音無惣一郎の妻で、惣一郎は結婚後半年で亡くなってしまい未亡人となっていたのでした。未亡人であることが分かり一刻館住人たちは衝撃を受けますが、年齢からは落ち着いた印象もあり、五代裕作以外の住人たちはみんな納得。夫が亡くなっても健気に、嫁として愛する夫の音無家のために働く姿はとっても健気です。

『めぞん一刻』音無響子の魅力①トレードマークはエプロンにホウキ!

管理人さんである響子のトレードマークといえば、エプロンにホウキ姿ですよね。可愛らしいひよこプリントのエプロンは、響子の若さを表現している感じがします。
毎日掃いていればゴミはそんなに出ないんじゃないの?と密かに思いますが、これが結構ゴミが出る様子。一刻館の玄関である正面を掃除しながら、住人たちの様子に気を配っています。響子にとってはとても重要な管理業務で、眠れず徹夜をしてしまった日でも必ずエプロンを着用しホウキで掃除。
裕作とケンカをした日でも必ず掃いています。響子の真面目な一面が見える、重要なアイテムになっていますよね。
漫画を代表する響子のエプロンとホウキは、アニメや実写化された映画やドラマでもオープニングで使用されたり、「めぞん一刻」を代表するアイテムとしてポスターなど多く使用されています。

『めぞん一刻』音無響子の魅力②嫉妬深い

響子はかなり嫉妬深い場面が多く登場してきます。大人の女性としては、表情を変えてはいけないと思う反面、好意を持っている男性が、他の女性と仲がいい姿を見てしまうと冷静ではいられないという乙女心も。丈夫な竹で作られているホウキも、嫉妬から簡単に折ってしまいます。美人な響子が笑顔で怒っている姿は、かなり迫力があります!

音無惣一郎

響子の心の中に永遠に生き続ける亡き夫・音無惣一郎。度々回想シーンで登場してきますが、表情は読み取れず、唯一顔を見たのは裕作だけという高橋留美子先生の徹底振りが笑っちゃいます。嫉妬深い響子は、惣一郎に対しても嫉妬深かったのか?というとそうではなかった様子。
響子の高校時代の先生をしていた惣一郎ですが、振り向かせるために雨の中傘がないふりをして近づいたり(濡れた傘を自分の背中に隠した響子は、その後惣一郎に指摘されて赤くなっちゃいます)といろいろ手を尽くして結婚まで行くほど。女性にモテる性格ではなかったため、結婚後もその性格は変わらず、響子が嫉妬するまでもなかったようです

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五代裕作

響子の嫉妬が最も多く爆発したのは、一刻館の住人である裕作だと思われます。響子のことを好きな裕作ですが、響子は惣一郎のこともあり受け入れません。
しかし、年相応の七尾こずえや、教育実習で行った時に生徒だった八神いぶきに好かれている裕作を見ると響子の嫉妬はマックスへ。場合によってはケンカをけしかけたり、頬を叩いたりと恋人同士のケンカを見ているようです。
終盤にこずえが裕作の元へやってきた時に、なぜかこずえが裕作にキスをします。それを偶然目撃してしまった響子は、その後の宴会の場でもご機嫌斜めに。
「ケンカなんてしてませんよね」と問いかける何も知らない裕作に「ケンカになりませんわ、あなたに心当たりがないのなら。」と言って黙ります。そこへ偶然こずえから電話が…。かかってきた時の響子の嫉妬のオーラはかなり怖いです!
オーラで嫉妬が表現できるくらいになっているなら、付き合っちゃえばいいのにと読者をヤキモキさせます。

五代裕作のライバル・三鷹瞬

響子が通っているテニススクールのコーチ三鷹瞬は、お金持ちでイケメン。裕作と同じく響子と好きと公言していますが、響子の嫉妬具合はやや控えめのような気がします。
ストーリーの中盤以降には、三鷹から熱烈なプロポーズを受けます。それと同時期に親が決めた許婚の九条明日菜が登場し響子と対面しますが、裕作の場合ほどショックも嫉妬も表には出していません。自分を好きでいてくれる三鷹のことは気にかけていますが、やっぱり響子にとって、裕作が恋愛対象ということのようですね。

『めぞん一刻』音無響子の魅力③めんどくさい性格

基本的には素直な性格

あまり冗談なことは言いませんが、楽しい時には心から笑い、悲しい時には泣き、怒る時には本気で怒る素直な性格がベースにあります。ストレートに感情を表現するので、一刻館の住人はその反応を楽しんでオーバーに話し反応を楽しむことも。
響子はスタイル抜群の美人ですが、それだけではなく表情豊かな素直な性格がプラスされることで、とても魅力的な女性になっています。素直な性格は恋愛模様にも現れており、亡くなった惣一郎に生涯を捧げるつもりでいた響子ですが、裕作や三鷹の猛烈なアプローチによろめくシーンがあります。思わず「結婚しちゃおうかな…」と心境を吐露してしまうことも。

鈍感なところも多々あり

裕作や三鷹が響子に遠まわしに「好き」を表現するシーンが度々登場しますが、鈍感な性格なので、遠まわしすぎると分からないようです。あまりにも鈍感すぎで、聞いている周囲の人たちがざわつくことも。
終盤のクライマックス、裕作が響子にプロポーズを試みるシーンでは、緊張しすぎて何と言っていいか分からなかったところにテレビからミソ汁のCMが流れ始めます。裕作はそれとプロポーズをかけて「お、おれ…響子さんの…響子さんの作ったミソ汁…飲みたい…」と緊張気味に言います。
それを素直に受け取った響子は本当にミソ汁を出してきます。普通ならプロポーズされると分かっていれば、その言葉が何を意味するのか分かりますが、響子は鈍感だったために起きた悲劇とも喜劇ともいえるシーンとなりました。

男性がぐっと来る涙もろさ

美人な響子の涙は裕作も息を飲む美しさです。ストーリー序盤では、一人で静かに亡くなった夫の惣一郎を思って泣いている場面が多く観られました。中盤以降からは、なぜか感情の起伏は裕作の前で表現されることが多くなってきます。
特に惣一郎を思って泣くシーンは、必ずと言っていいほど裕作の姿が響子のそばにいることが多く、信頼関係がとてもできてきていると思います。裕作が響子にプロポーズをし、結婚をするまでの課程で流す涙がとても綺麗な表情をしています。
惣一郎のことまですべて引き受ける決意をする裕作に対し、喜びとも悲しみとも言える涙を多く流します。どちらの涙も響子の素直な性格を表現し、魅力的な表情を引き出していますよね。

『めぞん一刻』音無響子の魅力④声優は島本須美!

表情豊かで少し鈍感な響子の声優は島本須美さん。島本さんは、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」の主役・ナウシカ役で、一本筋の通った聡明なヒロインを演じている声優さんです。
芯の強い女性キャラクターをするなら島本須美さんの右に出るものがいないくらいといってもいいほどですよね。惣一郎さんを思いつつ、一刻館の管理人として生きていくと決めた響子の声優としては、とってもぴったりな配役だと思います。

『めぞん一刻』音無響子の魅力⑤実写化しても魅力的!

映画版には主演女優はあの人!

1986年10月には実写版「めぞん一刻」が映画館で上映されました。映画版の「めぞん一刻」は、漫画とは違い完全なオリジナルストーリー
主演は石原真理子さんで、近年では女優業をしていない石原さんの演技が観られる貴重な映画となっています。特に一刻館の四号室の住人である四谷役には、名バイプレイヤーの呼び声が高い、俳優の伊武雅刀さんが演じ、リアルな四谷が現れたと当時話題をさらいました。
俳優として活躍中の石黒賢さんは、五代裕作役で出演しています。この「めぞん一刻」が本格的な初主演作品とのこと。今では珍しい役者陣の初々しい演技が観られちゃいます。

テレビ版で『めぞん一刻』ではあの女優!

2007年には「浪人編」、2008年には「完結編」をテレビドラマスペシャルとしてテレビ朝日系列で放送されました。主演には女優の伊東美咲さん。
2005年のフジテレビドラマ「電車男」の上品なエルメス役を好演していた伊東さんは、響子役も上品にしっとりと演じています。ストーリーの時代背景をクローズアップさせるために2007年には一刻館が取り壊されたという設定にし、裕作と二人の娘・春香が公園になった場所で当時を振り返るというものでした。
原作漫画では、産まれたというエピソードで終わっている娘・春香が成長した姿も登場しているので、新たな「めぞん一刻」が観られるテレビスペシャルドラマとなっています。

『めぞん一刻』音無響子はめんどくさくて魅力的な女性だった!

ある日、個性的な住人たちが住む一刻館にやってきた一人の管理人・音無響子。美人でスタイル抜群の響子は、結婚半年で亡くしてしまった夫・惣一郎の思い出と共に、日々管理業務をこなしていきます。
そこで泣いたり、笑ったり、怒ったり、そして時には嫉妬に狂ったりと表情をくるくる変化させます。亡き夫と共に生きようと決意しているので、言い寄られる男性たちには興味がない対応をしたり、時には「好きかも…」という思わせぶりな態度をとったりとめんどくさい女性です。そこが周囲の人や読者たちにとっては魅力的。思わず手を差し伸べてあげたくなっちゃうヒロインだと思います!
昭和のノスタルジックな雰囲気も味わえる名作漫画「めぞん一刻」。響子を中心にした思わず笑ってしまう恋模様は必読です!