【ゴールデンカムイ】鶴見中尉のカリスマ性を大解析!最凶の怪人に隠された秘密とは?

「ゴールデンカムイ」に登場する敵役・鶴見。知謀が冴えわたる恐ろしい人物でありながら、ユーモアがあり、カリスマ性のある人物です。敵役でありながら魅力満載の鶴見についてまとめてみました。

鶴見中尉を紹介!暗躍の目的は国家への反逆?

鶴見は、大日本帝国陸軍第七師団の中尉です。情報将校でもあるため、その情報収集能力は非常に高いといえるでしょう。それが故に、鶴見は北海道のどこかに眠るというアイヌの埋蔵金の情報を得たと思われます。
金塊を得る目的は、北海道を拠点に軍事政権を樹立することです。日露戦争で勝利した日本ですが、アメリカの介入によってロシアから賠償金をもらえることはありませんでした。鶴見は、それについて不満を持つ兵士たちや戦死者、その遺族たちの生活を保障すると宣言しています。
その真意こそまだまだ不明なところが多いですが、「我々の戦争はまだ終わってはいない」と口にするなど、戦争へ対する未練が感じられる人物です。以降の項では、そんな怪しい鶴見の暗躍を紹介していきます。

鶴見の暗躍その1・圧倒的カリスマ性で心酔者を多数集める

見かけも言動も怪しさ満点の鶴見ですが、彼にはたくさんの味方がついています。特に、若者からの支持があり、尾形をして「若い人間を騙すのが得意」と言われているほどです。
例えば、薩摩隼人の鯉登少尉も鶴見の心酔者。鯉登は杉元をも凌ぐ剣術の達人でありながら、鶴見の大ファンです。鶴見に構ってもらえないと寂しそうにし、自分より階級が下の宇佐美が、鶴見に顔に落書きをされる様を見て嫉妬するほど。鶴見のブロマイドを胸ポケットを持ち歩くその姿は、まるで恋する乙女のよう。
他にも、網走監獄に潜入していた宇佐美や、常に鶴見に付き従う月島もそうでしょう。鶴見の恐ろしいところは、集まってきた者たちがあらゆる分野のスペシャリストであり、忠実に鶴見に尽くすところにあります。この圧倒的カリスマ性こそが、鶴見の本当の武器といえるでしょう。

鶴見の暗躍その2・江渡貝を懐柔し偽の刺青人皮を作成

さらに鶴見の策略として、偽物の刺青人皮を作成し、杉元や土方たちを混乱させたことにもあります。
鶴見の信奉者の一人に、剥製作りの名人・江渡貝弥作という人物がいます。死体を蒐集して衣服を作るという特殊な趣味をもつ人物でありますが、その性癖ゆえに母親にも芸術を理解されず、苦悩していました。そんな江渡貝は、鶴見に出会い、ようやく理解者を得ることが出来たのです。
そして、鶴見に励まされることを喜びに、その才能をますます開花。結果的に、金塊を集める者たちにとっては判別不可能なほどそっくりな刺青人皮が出来上がってしまったのです。
この偽物の刺青が、今後の刺青争奪戦を惑わせることは、まず間違いないでしょう。鶴見のカリスマ性が杉元たちの脅威となった、恐るべき事例です。

鶴見の暗躍その3・花沢中将の暗殺指示を出した?

もう一つ・鶴見の恐ろしいところは、花沢中将を暗殺したことにあります。花沢中将は、公式には日露戦争での作戦失敗の責任を取り、自刃したことになっています。
しかし実際は、鶴見の指示(あるいは、焚きつけたというだけという説もある)を受けた尾形によって暗殺されたのです。父親に対する息子(尾形)の長年の憎しみを利用し、実の息子に暗殺を実行させた鶴見。その狡猾さには恐ろしさすら感じます。
しかし、鶴見は花沢中将を殺害させることによって、どんな目的をなしえたのか。それについては、まだ明らかにされていません。鶴見のことなので、きっと壮大な目的があるであろうことは想像に難くないのですが・・・。

鶴見自慢の銃コレクションは脳汁モノ!?

底知れぬ大きな野望を持つ鶴見は、多数の銃器を集めていることでも知られています。むろん、のちに軍事国家を打ち立てるために必要としているのでしょうが、鶴見の蒐集ぶりは一部趣味も混じり、銃をコレクションのように扱っている節も見受けられます。
鶴見は最新式の銃器を大量に集めるため、トーマスという武器商人から銃の供給を受けたり、ニシン御殿を築いたニシン漁師に資金提供を持ち掛けるなど、様々な方法で手を尽くしているようです。
また、稲妻強盗こと坂本慶一郎を追い詰めるときは、人間一人に使うには余りある機関銃を使用しました。そのコレクションの数、そして扱いようには、もはや狂気すら感じてしまいます。本当に鶴見は、未来の国家のためだけにこれほどまでの銃器を集めているのでしょうか・・・。

鶴見の頭の秘密!額当てに隠されたおでこの理由とは?

鶴見の特徴といえば、額あてと、その下に隠された生々しい傷跡でしょう。鶴見がズルぬけおでこになってしまった理由は、日露戦争の最中の奉天会戦にて、砲弾の破片の直撃にあって頭蓋骨と前頭葉の一部が吹き飛んでしまったためです。普段は額あてをつけているおでこですが、興奮するとそこから脳汁が垂れてしまいます。
しかし、鶴見は常人とは違う感性の持ち主。一口に興奮といっても、読者の予想だにしないタイミングで脳汁を垂らすポイントがあるよう。以下に、鶴見の脳汁ポイントをご紹介します。いつも冷静で考えが読めない鶴見ですが、脳汁こそが鶴見の本心を語ってくれているのかもしれません・・・。

鶴見の脳汁ポイント1・銃を発射するとき

鶴見の代表的な脳汁ポイントといえば、銃を撃ったときです。特に、連射性があり、かつ火力の高い銃であればあるほど興奮する様子。もともと己の理想のために大量の武器を集めていた鶴見ですが、生粋の銃マニアなのかもしれません。

鶴見の脳汁ポイント2・策謀を巡らせているとき

もう一つ、鶴見が脳汁を垂らすのは、思考を巡らせているときです。例えば、二階堂洋平が牢屋で不審死したときなども、脳汁を垂らしていました。また、和田大尉に問い詰められていたときも、無表情で脳汁が垂れていました。
このことから、鶴見中尉は深い思慮に沈んでいるとき、策謀を巡らせているときなどに垂らしている模様です。

アニメ版の声優は大塚芳忠が担当!


ジェノスタジオが制作するアニメ『ゴールデンカムイ』では大ベテラン・大塚芳忠が鶴見の声優を担当します!
『亜人』の佐藤や『NARUTO-ナルト』の自来也などブッ飛んだ……ナイスなミドル(?)を多く担当してきた大塚芳忠。2018年には女子中学生の声も担当し話題になりましたね……。鶴見のヤバさをその演技力で完全再現する様は見逃し厳禁……!
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怪人の如き鶴見にはモデルが存在する?

諸説ありますが、鶴見のモデルとなったのは、実在した軍人・須見新一郎と言われています。
須見新一郎というのは大日本帝国陸軍の軍人で、サイダー瓶を加工した火炎瓶攻撃で敵戦車を破壊するなど、多数の実績を残した人物です。当時日露戦争で指揮官だった小松原師団長の指示を拒否し、無謀な作戦を反対したという逸話があります。ノモンハン事件後は予備役となりましたが、司馬遼太郎を初めとしたいくつかの人物に、ノモンハン事件の作戦を批評するなど、当時の作戦行動に強く反対した人物として知られています。

鶴見と須見の徹底的な違いとは

鶴見も、上官の作戦を非難しがら、戦争を生き残った人物の一人です。しかし、須見新一郎が、小松原師団長ら上官が部下に失敗の責任をとらせ、自殺させたことを痛烈に批判していたのに対し、鶴見は上官を非難しつつも自らもその行為に手を染めている(花沢中将を自刃させた)という点です。
日露戦争を生きた軍人の光と闇を同時に包括した鶴見中尉。そのキャラクター性は、やはり怪人と呼ぶにふさわしいものでしょう。

鶴見の過去が今度の物語の鍵となる?

まだまだわからない鶴見の過去

謎が多い鶴見中尉。その目的は以前不明なところが多いですが、作中では、鶴見の過去は断片的にしか明かされていません。
実家でピアノを習っていたという設定もあり、かなり教養深い人物であることがわかります。しかし、没落しているという話もあり、現在は存続がわかりません。
また、幾度となく杉元たちを危機を追い詰める危険な人物でありますが、一方で稲妻とお銀の遺児をフチに託すなど、人間味に溢れた人物でもあります。また、甘いものが好きでお酒が苦手という意外な一面もあり、茶目っけもたっぷりです。
鶴見中尉は、一見、野望に燃える男ではありますが、一方で非常にユーモアがある魅力的な男性です。敵役ですら独自の魅力的を持っているのは、一人一人のキャラが非常に魅力的な、ゴールデンカムイならではといえるでしょう。
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