【少林サッカー】なつかしのトンデモサッカー映画の名シーンTOP10!

トンデモサッカーアニメといえばイナズマイレブンが有名ですが、トンデモサッカー映画といえば「少林サッカー」を忘れてはいませんか?2002年6月1日に公開された、この少林寺拳法とサッカーを融合させたハチャメチャな、ギャグ満載のおバカな映画は当時とても話題になりました。では懐かしい「少林サッカー」の名場面を振り返って、改めてこの映画の魅力を再評価しましょう!

トンデモサッカー映画「少林サッカー」とは?



「少林サッカー」という映画をみなさんは覚えていますでしょうか?内容は脚の怪我が原因で引退した元サッカー選手が、偶然見かけた少林拳の達人シン(チャウ・シンチー)とその兄弟弟子達によるサッカーチームを結成し、共に全国制覇を目指しながら誇りを取り戻していくというもの。

主演チャウ・シンチー監督、脚本、制作を兼ねていた作品だったことも、器用で凄いということでクローズアップされていました。当時の香港港映画としては、歴代最高の興行収入を上げていて、第21回香港電影金像奨でも、最優秀作品賞最優秀監督賞(チャウ・シンチー)最優秀主演男優賞(チャウ・シンチー)を受賞しました。

日本でも翌年の2002年に公開され興行収入30億2002年間収入第8位のヒットを記録少林寺拳法とサッカーを組み合わせるという発想、アクションのCG技術、あほらしいしいギャグ、キャストの演技とキャラの濃さが、日本でも話題となりましたね

出典:https://ja.wikipedia.org

この映画を鑑賞した、かの有名な映画監督クエンティン・タランティーノは、「ぶっちぎりに凄い映画だ」と絶賛していたのだとか。もちろん日本での一般ユーザーからの評価も高く、チャウ・シンチー監督「やりすぎなCGと激しいサッカーの動きは、日本の昔のアニメ『キャプテン翼』からインスピレーションを得ています。」と語っています。

チャウ・シンチー監督「少林サッカー」の他にも、「カンフーハッスル」アメリカ放送映画批評家協会賞を受賞し、世界72カ国で上映され2005年度にアメリカで公開された外国映画として最大のヒット作となったり、2016年に公開された「人魚姫」でも、世界で1億人超を動員しアジア映画歴代興行収入No.1を樹立したりと、香港の映画監督として世界でも有数の存在なのです。



この映画の影響で中国では、少林拳の要素をサッカーに取り入れるべきだとの議論が盛り上がったそうです。そういったこともあり、少林拳発祥の地として知られる、中国河南省の少林寺の周辺に、少林拳とサッカーを融合させて教えるサッカースクールを、2017年までに建設する計画があるそうです。

事業費は20億元(約314億円)で、今年2月に基礎工事を始めたそう。完成すれば小中学生を中心に約8千人の生徒を募集する計画です。もしこの計画が現実化すれば、近い将来に中国代表が少林寺拳法を活かした、サッカーのスタイルを確立してしまうかもしれませんね。

さてこんなように現実の世界にも、大きな影響を与えている「少林サッカー」今回は映画の中の名場面をランキング形式で10位から紹介します。では当時の想い出などに浸りながら、名場面を振り返ってみましょう

名シーン【第10位】ナイトクラブでユニット結成?



名シーン第10位は、ナイトクラブでユニットを結成する場面。シンがサッカーチームを結成するという話になったときに、最初に声を掛けたのが、無敵鐵頭功こと(鉄の頭)の兄さん彼はナイトクラブで働いていたのですが、経営者にしょっちゅう怒られ頭を瓶で殴られていたんです。

なので初めはシンの誘いを、それじゃ仕事にならないと断ります。しかし経営者に辞めたダンサーの代わりを見つけたのか?と迫られ、咄嗟に歌と少林寺拳法のパフォーマンスを披露しますと宣言。1人ではできないということになり、シンとユニットを組んでシン自作の歌を披露するのですが、あまりの酷い出来に観客に袋叩きにあってしまいました

禿げズラを被った2人のコミカルであほらしい歌詞の歌と、石頭と鋼鉄の脚を観客に勘違いされてしまい、シンが頭を兄さんが脚をボコボコ叩かれてしまうトホホな場面、ギャグとして完成度が高いのでランキングしました。

名シーン【第9位】太極拳の達人ムイの饅頭の作り方



名シーン第9位は、ヴィッキー・チャオ演じるムイの饅頭の作り方。このムイの太極拳を活かした饅頭を作るシーンは、とても印象に残っています。生地を水でこねるシーンで陰陽のマークを作ったり、丸くこねた生地を空中に飛ばし台の上で回転させたり、近くの建物から男の子が投げた鍋を回転しながら受け止めたり・・

シンが驚いて釘付けになってしまうのも納得できる、非常に独特な饅頭の作り方をしていました。ちなみに中国の「饅頭」は「花巻」といって中身が入っていません日本の「大福」のような「おまんじゅう」ではなく、「蒸しパン」のようなものです。ほんのり甘いんですよね。もし中華料理を食す機会があれば、ぜひムイのことを思い出してあげてください!

名シーン【第8位】ファンとシンの出会いのシーン



名シーン第8位は、ファンとシンの出会いのシーンです。映画の冒頭でファンがサッカー選手として、宿敵ハンに陥れられ落ちぶれていく様が描かれます。そしてハンの雑用係として駄目な人生を送っていました。ある日ハンが街を歩いていると、サッカーをテレビで観ながら、修行をしつつテレビに向かってダメ出しをするシンに出会います。

シンによるとサッカー選手の蹴り方に問題があるそうです。清掃員の仕事をしているだけなのですが、シンは少林拳を広めることに使命を感じています街中で起こることすべて、少林拳で解決できると言うのです。しかしシンの誘いを断り、手持ちの空き缶をハンはシンに投げつけてしまいます。

ところがシンは胸に当たったその空き缶を、遥か彼方まで蹴り飛ばしてしまうのです。このことに激昂したハンは怒って去ってしまうのです。この2人の出会いのシーンはギクシャクしているのですが、これからの2人の人生が交差していくことを予感させてくれます

名シーン【第7位】かつての兄弟子たちが屋上に集結!



名シーン第7位は、かつての兄弟子たちがビルの屋上に集結するシーン。この前の場面でやっと少林拳を広めたいシンと、サッカーチームを作りたいファンの、お互いの目的が一致します。そしてシンはかつての兄弟子たちを、自分のチームに誘うことにするのです。“鉄の頭”、“魔の手”、“鎧の肌”、“空渡り”“旋風脚”称号を持つ兄弟子たちを。

しかしそれぞれが仕事をしていたりと事情があることから、全員に一度は断られてしまうのです。これからどうしていいのか分からなくなり、ビルの屋上で落ち込んでしまうシン。  しかし一度は断った兄弟弟子たちでしたが、全員が写った写真を見て、過去を思い出してから、シンをもう一度信じるという決意をするのです。

このシーンは何度見ても、シンと兄弟子たちの絆を再確認できるいいシーンなので、グッときてしまいます。兄弟子5人が全員揃うことにより、やっとチームが結成されることになったのです。

名シーン【第6位】シンとチンピラたちの喧嘩

これだけで笑える! 笑うとこいっぱいあり過ぎてお腹痛い #映画 #少林サッカー #レベル高い #爆笑

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名シーン第6位は、シンとチンピラたちの喧嘩のシーン。 立ち小便をしているファン。シンの蹴った空き缶が、コンクリートの壁に突き刺さっているのを発見。ファンが空き缶を取ると、壁が崩れる。そこには、男たちに囲まれたシンが・・というこのシーンで、ファンは初めてシンの、サッカーと少林拳の潜在能力を知ることになります

なんとシンはナイトクラブで因縁をつけてきた、複数の男達を1人で相手に、広場で喧嘩をしていたのです。「師匠にケンカはしないと誓った」というシンは、蹴りを寸止めして威嚇し、サッカーボールを使って男達を吹き飛ばしてしまいます

このシーンではCGを使ったものもあれば、風圧を巧みに使ったものもあり、楽しくてカタルシスのあるケンカのシーンを作り出すために、あらゆる手段を使っています。それが少し大げさなのですが、とても刺激的な場面になっているのです。シンの蹴ったボールがぶつかったコンクリートの壁に、衝撃で円状のヒビが入るところなんか、もはやギャグでしかありません

名シーン【第5位】シンの壁打ち練習

名シーン第5位は、シンの壁打ち練習のシーン。このシーンはファンを監督に迎えて、サッカーの特訓を開始する場面で出てきます。サッカーのルールすら知らない6人に、ファンは基礎練習から叩き込みます。まずはシン以外の5人にはドリブル練習をさせ、シンには卵を割らないようにリフティングさせ、ボールコントロールを磨かせます

次にファンは壁にスプレーでマークを描き、シンに壁当ての練習をさせます。最初は近くの距離で壁を当てていたのですが、だんだんと離れていくシン・・。もうこの時点で漫画かとツッコミを入れたくなるほどの、ボールコントロールを習得していますファンが他の5人の練習に激を飛ばしていると、紙コップの水が振動しています

なんとシンの蹴ったボールが、壁にめり込みボロボロにしていました。そして最後にはオーバーヘッド・・!半端ないシュート力です。ちなみにこの紙コップの水が振動するシーンは、「ジュラシックパーク」のパロディ。 シンのキック力は、恐竜並みなのです。

名シーン【第4位】チームが覚醒した練習試合!

名シーン第4位は、チームが覚醒した練習試合のシーン。最初の練習試合の相手は以前シンが叩き伏せた不良たちのチームで、サッカーの素人で体もなまっている少林チームは、相手チームの恨みもあり、ラフプレーで倒されたうえにリンチにあってしまいます。鉄の頭は相手に降伏して、パンツを被らされ笑われてしまう始末・・

しかしそのドン底の状態で、突如として兄弟弟子たちが覚醒少林拳のポーズをしながら兄弟子たちは静止したのです。あまりの出来事にビックリ仰天するファン監督。それぞれの得意技を駆使して、相手チームに反撃を開始します

兄弟子たちがそれぞれの少林拳の個性を活かした、ワイヤーアクションとCGの組み合わせで繰り出す超常的な技は、まさに少林拳とサッカーの融合。 大げさで、シュールで、とにかく楽しい。「少林サッカー」の中盤の見どころです。

名シーン【第3位】ムイからシンへの告白



名シーン第3位は、ムイからシンへの告白のシーン。1回戦を圧勝したチーム少林拳のメンバーは、ムイの働く饅頭屋でお祝い。そこに、派手な化粧と服装をして、別人のように生まれ変わったムイが登場。地味だったムイを応援してくれていた、シンへの恋心もあって、ムイなりに厚化粧と派手な服でアピールをしようとします。

しかしオシャレなどしたことのないムイの格好は、あまりにもトンチンカンでチーム少林拳のメンバーにバカにされてしまいます。シンもバカにして笑います。何かが吹っ切れてしまうムイ。ムイの格好を否定する饅頭屋の女主人を、得意の太極拳で、相手も見ずに片手でさばきやっつけてしまうのです。

そして決意をしたムイは、シンを店から離れた場所へと連れ出し、愛の告白をするのです。しかしシンはムイを友だちとして見ていたため、「ウソだろ。友だちなら分かるけど」 とあっさりと拒絶ヒロインであるムイの心境の変化がわかる大事なシーンです。

名シーン【第2位】キーパー×太極拳!決勝戦でのムイの活躍

名シーン第2位は、決勝戦でキーパーに名乗りを上げたムイの活躍です。決勝戦の相手、権力者ハンが監督をするチームデビルは、科学的な特訓を受けた上に、薬物で増強されている反則的なチームデビルチームは少林チームのプレイをことごとくはねかえす上に、ラフプレーで少林チームの選手を潰してゆきます

ハンに買収されている審判や大会関係者は全く問題にせず反則をとりません。ついに7人だけとなり試合続行が不可能になった少林チーム。絶体絶命のピンチに、頭をスキンヘッドにしたムイが登場ルール違反にならないように男装までしています。 それを見たシンは「まるで火星人だ。地球は危険だ。火星に帰れ」と言います。

名言ですね。一聴するとふざけたギャグのように聞こえるのですが、このピンチの場面だと本気で言ってるようにも聞こえるのです。

悲壮感漂う音楽をバックに、思い詰めた表情でゴールに歩いて行くムイ。しかし前をきちんと見ていないために、コーナーポストにぶつかります。ポジションにつくがそこは相手チームのゴールと、ベタなギャグが続く。しまいには、ゴールキックは相手チームへの絶好のパスとなってしまい、あっさりとチーム少林拳はピンチに

デビルチームのエースストライカーと、ゴールキーパーのムイが1対1で向かい合う。ムイが構えると、饅頭を作るときにも出てきた、「陰陽太極図」が浮かび上がる。対するデビルのエースストライカーがシュートのためにジャンプすると、背後には黒い悪魔が浮かび上がり、ボールへと吸い込まれていくそうして放たれたシュートは、ムイがエネルギーを殺し、回転しながら吸い込むようにキャッチする。

それまで力と力のぶつかり合いだったものが、太極拳の達人ムイは力に逆らわずボールを丸め込む。このシーンは男性の限界と女性の必要性、といったものが暗示されているかもしれませんね。

名シーン【第1位】決勝点となったシンの竜巻シュート

ありえねぇシュート。#少林サッカー

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名シーン第1位は、決勝点となったシンの竜巻シュートです。これはみんな納得の、少林サッカーのクライマックスシーンですね。サッカーボールを高速で回転させたムイからのパスを、シンが空中で受け取ると、シンは自分の体を高速で回転させ、その勢いでシュートを放ちます。ムイとシンの”愛のツインシュート”ですね。

シュートは、横向きの竜巻のようなエネルギーを放ち、デビルの選手たちをふっ飛ばしながらゴールへ真正面からエネルギーを受けたゴールキーパーのユニフォームは、飛び散って全裸となり、クルクルと回転しながら飛んでいきます。そしてチーム少林拳が全国大会で優勝するのです。

もうシンがボロボロの靴をムイに受け取ったところからの流れは完璧。ボロボロの靴が2人の出会いのきっかけとなり、2人を結び付けて竜巻シュートを生んだのですから、感動して泣けます。キーパーの服が吹き飛び全裸になるところなんか、笑ってしまう下ネタなのですが、同時に感動してしまうのが素晴らしいですね。

大ヒットは必然?「少林寺拳法+サッカー」という面白い発想!



子供から大人まで全年齢すべての人が楽しめる、エンタテインメント映画という点において、少林サッカーを超える映画は少ないでしょう。それぐらいシンプルなストーリーでわかりやすくCG技術を活かしたアクションや、「2001年宇宙の旅」「プライベート・ライアン」「ジュラシック・パーク」などの映画のパロディを含んだシーンもあり、

誰が見ても刺激的で、飽きずに最後まで見れるのはすごいです。もちろん少林拳とサッカーを組み合わせるという発想が既に面白いですが、それはチャウ・シンチーが監督、脚本、制作、出演者すべてやったという、かなり自由度の高い映画の作り方をしたところにもヒットの要因があります。

もちろんムイを演じたヴィッキー・チャオを始めとした、兄妹弟子役の俳優たち相手チーム役の俳優たちも、皆が印象に残る素晴らしい演技をしたのも、この映画の魅力をグッと深くしたポイントですね。特にヴィッキー・チャオの役作りには、目を見張る素晴らしいものがあります

誰の心にも残る最高のエンタテインメント映画「少林サッカー」。その魅力を再発見することはできましたでしょうか?

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