映画「シザーハンズ」あらすじ&結末ネタバレ!ジョニー デップ主演の傑作を振り返る

両手がハサミの主人公エドワードが登場する【シザーハンズ】を見たことはありますか?『キャラクターは知ってるけど内容までは…』『ホラー映画なの?』など、まだ見たことがない方へ、見たくなる!そんなストーリーを紹介したいと思います。

名作映画『シザーハンズ』とは

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ティム・バートン監督の【シザーハンズ】は、今でも根強い人気を誇る名作映画の1つですね。筆者は主人公エドワードの外見を初めて見た時、まさか心温まる話しだとは思いもよらず…子供の頃は、どんなに親が見せようとしても拒絶していました(笑)
本作は日本では1991年に公開され、主演のジョニー・デップとヒロインを演じるウィノナ・ライダー2人の人気スター出演という事もあり、話題になったと当時を知る友人に聞いた事があります。また、共演をきっかけに恋に落ちた2人…そして5ヶ月でのスピード婚約!こちらも関係していたのかもしれませんね!
ジョニー・デップとウィノナ・ライダーの恋愛は残念な結果に終わってしまいましたが…【シザーハンズ】では、エドワードとキムの恋はどうなるのか?やはり映画ですもの、ハッピーエンドで終わってほしい…そう思いますよね…。

『シザーハンズ』 ストーリーネタバレ①エドワードは『未完成』の人造人間

雪が降る、ある冬の日…眠りにつけない少女の為に、おばあちゃんは“むかし話”を始めます…これが、町の丘の上に立つお屋敷に住むハサミの手を持つエドワードの物語…。少女が生まれるずっとずっと昔…お城には、発明家のおじいさんが1人暮らしていました。ある日、おじいさんは焼きあがったハート形のクッキーを手に取り
「とっても良いこと」を閃くのです。おじいさんは、天才的な発明家!なんと人間までも造ってしまったのですから…ハートのクッキーを心臓に、元は野菜を切るマシンは、人造人間のエドワードとして新たに生まれ変わりました。

黒い髪に青白い肌を持つ青年、人となんら変わりない彼でしたが、ある一点異なる部分が…それは両手がハサミだった事。教養やマナーなどを学び、エドワードは「成長」していきました…
そして、あるクリスマスの前の日、おじいさんは彼に「人間の手」を作ってくれたのです!ちょっと早いクリスマスプレゼント…おじいさんの言葉に喜ぶエドワードでしたが…

『シザーハンズ』 ストーリーネタバレ②ペグとの出会いから『人間』との共存がスタート

エイボンレディのペグは、近所の子供達にからかわれながら、化粧品のセールスに奮闘していました…次に向かう家を考えながら車に乗り込むと、まだ一件回っていない家があることに気づくのです…そう、丘の上に立つ不気味なお屋敷!
荒れ果てた入り口とは裏腹に中庭には色とりどりの花が咲き乱れ植木は様々な形に綺麗に刈られています。まるで、誰かが住んで世話をしているように…屋敷の中は埃だらけ、不気味な機械が置かれています…ペグは階段を上り、最上階へ進むとそこには人影が!
ペグとエドワードの出会いは衝撃的で、手がハサミの人間を初めて見たペグは後ずさりをしますがエドワードが「危険な人物」ではないと知り、自宅へ連れて帰ることに…。ペグのとっさの判断力は凄い…!普通だったら、そのまま逃げ帰ってしまいます!

『ペグが男を助手席に乗せている!』このビッグニュースは、瞬く間に近所に知れ渡り“どんな男なの!?”“なんで紹介しないの!?”と、奥様たちの噂話はつきることを知りません!そんな近所をよそに、エドワードはペグの家で、彼女の家族たちと住む事になります。
ペグの旦那さんのビルと2人の子供たち…長女のキム、そして長男のケヴィン。発明家のおじいさんと暮らしていた事はあるものの、それはエドワードにとってずっと昔の事…突然の変化にみるもの全てに興味を持つエドワードの楽しい生活がはじまる…
ペグも、ビルも…誰しもそう思っていたはずなのに、エドワードを町に連れてきたのは「間違い」だったのかもしれない…そんな風にペグは後に思うのでした。一体エドワードの身に何が起きてしまったのか…?

撮影に使われたカラフルな町並みはセットじゃない!可愛すぎるロケ地はフロリダ州!

【シザーハンズ】を見ていて思う事…“あの可愛い町ってセットなのかな?”そう感じた事はありませんか?エドワードの住む屋敷と彼を表すのは暗く淋しげな黒・灰・茶というような色合いですが、町へ降りてきて広がる景色はまるでオモチャの国のようにカラフル!
綺麗なパステルカラー、もちろん住んでいる住民たちもみなカラフルな装いをしている人たちばかり。とっても対照的ですね!この町、撮影のためのセットかと思いましたが実在する町なんです。住んでいる人たちには、撮影の間出てもらい借り上げたというエピソードは有名ですね。
一箇所の町のみではなく数カ所での撮影を行ったようですが、エドワードが澄んだペグたちの家は20数年経った今でも残っており若干の色あせはあるものの、まだ人が住んでいる様子が写真から伝わります。

『シザーハンズ』 ストーリーネタバレ③初めての恋?キムとの生活はハプニングだらけ!

町へ降りてきたエドワード、まずはペグから家族を紹介され興味津々な町の住民たちをバーベキューに呼んで顔見知りになりました。しかし、まだ会っていない家族が…それは、ペグの娘のキム。
彼女は友人たちとともにキャンプに行っていたので、エドワードが家にいて…キムの部屋を使用している事を知らなかったのです!夜中に戻ったキムは自分の部屋にいたエドワードを見て大絶叫!一瞬にしてパニックに陥り事情を聞いた後も「どうして連れて帰ってくるの!」とペグに食って掛かります…。
ティーンエージャー特有の苛立ち、これはどうすることもできませんし、誰が悪いとも言えません…エドワードは写真を見て惹かれたキムに初めて対面を果たすも、絶叫をされてショックを受けている様子…娘の様子を父のビルから謝罪され、お酒を飲まされるも…そのまま酔い倒れてしまいました。

得意のカット技術を買われ、住民たちの庭の植木をカットするエドワード。ある日、訪ねた家にはモフモフとした牧羊犬のような大きな犬が…エドワードは視界が悪そうな犬の毛をチョコチョコとカットしてみる事に。
次第に気分が乗ってきたのかハサミを器用に動かし、そしてフィニッシュ!白い毛がフワフワと舞い上がりスッキリとした犬…飼い主の元に戻った姿はまるでスタンダードプードルのよう!とっても可愛くもっとフワフワな姿に!

“エドワードはペットのトリミングもできる!”この話しも瞬く間に広まり、ペグの中庭には愛犬たちを抱っこした人達がずらりと並びます。そして、日々悶々と過ごす一人の主婦…ジョイスの番になった時の出来事。愛犬のカットを見て「女性の髪はどうかしら?」
と、椅子に座りました…そんなジョイスの髪をエドワードはサクサクと遠慮なく切っていきます…その結果はというと…大好評!モデルように斬新なヘアスタイルに仕上げてしまったのです!これを機にジョイスだけではなく、他の奥さんたちもこぞってエドワードにカットを頼み始めます。

『シザーハンズ』 ストーリーネタバレ④人気者から一転!強盗・暴行犯…汚名をきせられるエドワード

“突如現れたハサミの手を持つ人気者”エドワードの噂はどんどん大きくなり、テレビ番組に出演するほどになります。しかし、このエドワードの人気を快く思っていない人物がいました。それは、キムのボーイフレンドのジム。乱暴な性格でキムは自分のものと思っている若者です。
そんなキムと一緒に暮らすエドワードに嫉妬心を燃やすようになり、それは次第にエスカレートしていきます…ある日、ヘアサロンを開くためにジョイスが手頃な物件を探してエドワードを案内していました。しかし、ジョイスの目的は「エドワード自身」
二人きりの店内で、店用のガウンを選びたい…と服を脱ぎだすジョイス…エドワードはじっとすることしか出来ず次第にジョイスは、彼に跨りキスをしようと身体を寄せてきたのです…!

何が起きたのか分からずパニックになったエドワードは、ジョイスから逃げるように家族が待つレストランへと向かいました。『ジョイスさんが服を脱いだんだけど、どうしてだろう?』そんな質問を投げかけるも、ペグ以外は話しを聞いていない様子…そして遂に、運命の日がやってくるのです。
ジムは、自宅の防犯システムを利用して『自分の家へ窃盗に入る計画』を思いつきます。その計画に必要なのは、傷1つ付けずにロックされた鍵をあけるエドワードのハサミの手…。キムは、そんな事はできない…とジムを止めますが、聞く耳を持ちません。
目的の部屋に入った際に鳴った警報機とドアロックで、ジムの家に取り残されてしまったエドワード。彼はそのまま駆けつけた警察官たちにより逮捕されてしまいます。

鍵を開けジムの家に侵入してしまったエドワード…彼は迎えにきたペグやビルには「ジム達に頼まれてやった」とは言いませんでした。その事でペグたちは自分たちに心配をかけないように、ヘアサロンの開店資金を用意しようとしてやった…と、勘違いしてしまいます。
エドワードを逮捕したアレン巡査は、彼の身を案じていましたが…その思いは的中してしまうのでした。ペグと共に帰宅したエドワードを待っていたのは騒がしいマスコミ達。そして、強盗犯として捕まった事で近所からの冷たい視線に晒されることになるのです。
あんなにエドワードに笑顔を向けていた人達が、彼に怯え避けるようになっていく…出迎えてくれたキムは「あの日のこと」を謝りますが、エドワードは全てを知っていたのです。自分に嘘をつき、自宅の鍵をあけさせようとするジムの事も…

『シザーハンズ』 ストーリーネタバレ⑤キムとエドワードの恋、それは叶わぬものでした

悲しい事件が起きてしまったのは、奇しくもクリスマスが近づく夜…家の中の雰囲気も、以前のように温かいものとは変わりどこか冷たいものがありました。そんな雰囲気を、一新しようとペグとキムはツリーにクリスマスの飾り付けをはじめます。
ベルを探すキムの目に美しく降り出した「雪」が映りました…外に出ると、そこにはエドワードが氷の彫刻を作っている最中。雪の正体はエドワードが削る氷だったのです!美しい天使の彫刻を作るエドワード。キムは雪を見て喜び、このままハッピーエンドを迎えるかと思った矢先
ジムの怒号が響きました。その声に驚いたエドワードは思わずキムの手のひらを切ってしまいます…キムの傷やジムに責められ気が動転してしまうエドワードは、逃げるように飛び出してしまうのです。

ジムに追い詰められて沸々と怒りが湧いてきたエドワードは、近所の植木を切り倒し自分をよく思っていない住民に嫌がらせをしながら逃亡しました。時間は既に夜の8時…ペグは、この時はじめて自分の行いを後悔するのです。エドワードをよく考えず連れてきてしまった事を…
近所からの通報を受け、エドワードを探しはじめる警察官たち。エドワードは行く宛もなくペグの家へと戻ってくるのですが、ペグやビルは彼を探しに出て家の中にはキム1人だけ…二人きりになった時、はじめてキムはエドワードに自分の気持ちを伝えます。
ハサミの両手をくぐり、お互いを抱きしめるエドワードとキム…しかしこの恋は永遠に叶うことなく終わってしまうのです。

物語終盤、キムの弟ケヴィンは家に帰る途中、ジムの友人が運転する車に轢かれそうになります!それを見たエドワードは飛び出してケヴィンを助けますが、突然の出来事にケヴィンは驚き、エドワードに怯えます。
エドワードは、そんなケヴィンの様子に気づかず、怪我はないかと心配するように確かめようとしますが、暴れるケヴィンの顔にはハサミでいくつもの切り傷が…騒ぎを聞きつけた住民たちが総出でやってきて、理由も聞かず一斉にエドワードに敵意をむきました。
『逃げて』と訴えるキムの言葉に丘の上の屋敷へと向かうエドワード…この後、最悪の結果がエドワードとキムを待ち受けていました。

「なぜ雪は降るの?」少女の何気ない一言から始まった色あせない“おとぎ話”

むかし話しが終わった後…少女は不思議に思いました。「どうしておばあちゃんはこんなに詳しいのか」それは、少女のおばあちゃん…彼女こそがキムだったのです。キムは、自分の若い頃の「むかし話し」を孫娘に聞かせていました。事件が起きたクリスマスの晩を最後に会うことがなくなったエドワードの話しを…。
あんまりにも哀しいと思いませんか?キムがいつからエドワードの事を好きだったか…はっきりとした描写などはありませんでしたが、ボーイフレンドのジムにはない優しさをエドワードは持っていたからだと筆者は感じています。
どうして2人は、会うことがなくなってしまったのか…?少女は「訪ねていけばよかったのに!今だって行けるわ」と…その言葉を聞いたキムは「あの人の心の中では、あの頃の私のままでいたいの」と答えます。

思い出になってしまった、遠い過去の好きだった人、キムはそうして少女だった頃の思い出に蓋をしたのでしょう。エドワードが去って何十年も経つ今でも、その町にはクリスマスの晩になると雪が降るのでした…。
ティム・バートン監督作品の中でも、人気の高い【シザーハンズ】クリスマスが近づく冬の日に大事な人と一緒に見て欲しい作品です。