松たか子出演ドラマランキングTOP10!歌唱力を生かした役柄も

1993年に初舞台を踏んで以来、気品溢れる女優として数々のドラマ、映画、舞台、CMなどに出演する女優・松たか子。歌手としても多数のCDを発売し、「アナと雪の女王」の日本語版劇中歌でも話題になりました。そんな松たか子出演のオススメドラマをランキング形式で紹介します。

歌手としても活躍!気品溢れる女優・松たか子

歌舞伎の名家、高麗屋(こうらいや)出身

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「なんて品のある女優さんなんだろう」というのが、私が初めて松たか子を目にした数十年前の感想でした。それもそのはず、松たか子は梨園の名家出身なのです。
松たか子は1977年、歌舞伎役者の父・九代目松本幸四郎(屋号は高麗屋)と実業家の母・藤間紀子の間に3人兄弟の末っ子として生まれました。東京都の出身です。40歳(2017年9月現在)ですがアラフォーとは思えない美しさです。バラエティー番組などに度々出演する松たか子は、おっとりした印象を受けます。
身長は165cm、血液型はA型、本名は佐橋 隆子です。16歳の時に、歌舞伎座で上演された「人情噺文七元結」で初舞台を踏んだのを皮切りに、舞台、ドラマ、CMなど様々なメディアに出演しています。

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歌手としても活躍し、21枚のシングル、9枚のオリジナルアルバム、3枚のベストアルバムをリリースしています(2017年9月現在)。2014年にはディズニー映画「アナと雪の女王」の日本語吹替版で主演のエルサ役を勤め、主題歌の「レット・イット・ゴー」が話題になりました。
一方、ドラマの出演作も30作品以上あるので、松たか子のドラマを見た事のある方も多いと思います。中でも、「ラブジェネレーション」「ロングバケーション」「HERO」の3作品は視聴率も高かった作品なので、記憶されている方も多いと思います。
今回は筆者の独断と偏見で松たか子出演のオススメドラマ10作品をランキング形式で発表致します。ぜひ最後までお付き合い下さい。

松たか子出演オススメドラマ第10位 【坂の上の雲】

夫不在の中、家を守る妻・秋山多美

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松たか子には時代劇が良く似合います。実際「忠臣蔵」「竜馬がゆく」「花の乱」など数々の時代劇に出演しています。その中でもイチオシなのが、この「坂の上の雲」です。まず、規模が凄いです。2009年から2011年までのべ3年に渡ってNHKで放送され、その予算は大河ドラマを上回るほどだったと言います。
激動の明治時代の日本を舞台に、日本海軍軍人の秋山真之、兄で騎兵隊の育成に尽力した秋山好古、そして正岡子規の3人の人生を軸に、日清・日露両戦争の模様とあの時代に生きた人々の姿を壮大なスケールで描いています。草彅剛主演の「99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜」を思い出す様な物語です。
松たか子が演じたのは秋山多美、秋山好古の妻の役です。実在する旧旗本佐久間家の娘で、留守が多い秋山好古に代わり、子供達の教育や家事などを担ったしっかり者の役でした。

松たか子出演オススメドラマ第9位 【蔵】

母を亡くし、身内争いの中で強く生きる盲目の女性・田乃内烈

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ドラマは1995年にNHKで放送され、既に20年以上が経っていますが、未だにこのドラマの松たか子は鮮烈な印象を残しています。大正から昭和にかけての不況の時代、新潟県の日本酒の蔵元「冬麗」の家に生まれた田乃内烈の過酷な人生と、田乃内家の人々の壮絶な人間ドラマを描いた作品です。
原作は宮尾登美子。実の母を亡くし、病気で失明してしまった烈は、それでも跡継ぎの男子のいない「冬麗」を継ごうと奮闘します。田乃内烈の少女時代は、後に大河ドラマ「花燃ゆ」に主演する井上真央が、また烈を支え続ける叔母・佐野佐穂を檀ふみが演じていました。
松たか子は激情的ではないけれど、凛とした芯の通った女性の役が本当に良く似合いますね。「家」に縛られ、それでも強く生きる女性の姿を多く描いた宮尾登美子作品との相性もバッチリです。他の宮尾登美子の小説のヒロインも演じて欲しいです!

松たか子出演オススメドラマ第8位 【運命の人】

夫のスキャンダルに耐え、強く生きてゆく妻・弓成由里子

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山﨑豊子の同名小説が原作です。沖縄返還の際の日米密約に気付いた主人公の政治部記者・弓成亮太。しかし弓成亮太にその情報を流した外務省の三木昭子が、亮太と一線を越えた関係でもあった事から、2人は機密漏えいの罪で逮捕されても裁判で不利になり、世間によるバッシングの的になってゆきます・・・。社会派ドラマの傑作です。
松たか子は弓成亮太の妻・弓成 由里子を演じました。夫のせいで子供達と一緒に記者に追いかけられるなど、このドラマでも受難続きでした。松たか子はハッピー全開な役はあまりなくて、いつも大変そうです。生きてゆくために、ピアノ教室の先生をしてゆこうと決意する役でした。
そしてこの「運命の人」で、当時のはアシスタントプロデューサー佐野亜裕美でした。佐藤亜裕美は後にプロデューサーになり脚本に坂元裕二を迎え、2017年のドラマ「カルテット」(松たか子主演)の製作へと繋がってゆくのです。

松たか子出演オススメドラマ第7位 【明るいほうへ明るいほうへ】

「若き童謡詩人の中の巨星」をナチュラルに演じ切る・金子テル(みすゞ)

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2001年にTBS創立50周年記念番組として放送されたスペシャルドラマです(2002年にノーカット版が放送)。大正末期から昭和初期、童謡詩人として活躍し西條八十に絶賛されながらも、26歳で早世した金子テル(みすゞ)を松たか子が主演で演じました。
金子みすゞが実際に暮した山口県でもロケが行われました。金子テルの母親・上山ミチは、元々は妹が嫁いでいた上山文英堂(書店)店主・上山松蔵の下へ後妻として嫁ぎます。娘の金子テルも母と一緒に引越し、やがて番頭格の桐原稲彦と結婚します。
しかし詩を書くのを禁じる夫との不仲、娘の親権問題から金子テルは死を選んでしまうのです。「お母さんの詩」として、多くの方に親しまれる優しい詩を残した金子テルの人生を松たか子が柔らかく、包み込む様に演じ切りました。

松たか子出演オススメドラマ第6位 【ラブジェネレーション】

とびきり明るくキュートなOLを演じる20歳の松たか子が観られる!!・上杉理子

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全11話で平均視聴率が30.8%を記録した大ヒット「月9」ドラマ。木村拓哉と松たか子が「ロングバケーション」以来共演する事でも当時話題になりました。松たか子には珍しい明るくキュートに人生を楽しむOLの役でした。
広告代理店のクリエイティブ部で働いていた片桐哲平(木村拓哉)が営業部に異動を命じられ、そこで働く上杉理子(松たか子)と恋に落ちてゆくラブコメディです。このドラマはとにかく、2人の掛け合いが楽しいんですよね。強気にまくしたてる松たか子なんて、滅多に見られるものじゃありません!
上杉理子が片桐哲平の髪を切るシーンは、本当にロン毛に鋏を入れているんだとか。上杉理子の親友役で藤原紀香も出演していました。視聴率が高かったにも関わらず、DVD化はされていない(VHSのみ)のが残念です。

松たか子出演オススメドラマ第5位 【僕が僕であるために】

信用金庫に勤めている恋人を事故で亡くす・松中宏子

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1997年に「新春ドラマスペシャル」としてフジテレビ系列で放送されました。まだ20代前半だったSMAPが全員揃って出演している貴重なドラマです。2016年、SMAPがCDデビュー25周年を迎えた事を記念して再放送され話題になりました。
木村拓哉と松たか子と言えば「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「HERO」のみの共演と思う方もいるかも知れませんが、実はこのドラマでも共演しているんですよね。とは言っても、本作では松たか子は草彅剛演じる溝口悦郎(信用金庫に勤めているが事故死していまう)の恋人役でした。
高校の駅伝部で一緒だった5人のその後を追った物語。お正月のドラマだったので明るい話かと思いきや、死人が出たりして大分シリアスな青春群像劇でした。今観るとSMAP解散もあり感慨深いです。

松たか子出演オススメドラマ第4位 【東京物語】

小津安二郎の名作のリメイクドラマで松たか子の気品がキラリと輝く・平山紀子

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松たか子はどのドラマに出演しても、いつも佇まいに気品を感じさせますが、それが最も活きていたのがこの「東京物語」だと思うのです。1953年に公開された(なんとモノクロ!)巨匠・小津安二郎の映画を2002年にフジテレビがリメイク。設定が現代に変わっていました。
尾道に暮す平山周吉ととみの老夫妻は、東京に暮す子供達を訪ねるがみな忙しく夫妻に冷たい対応をします。そんな中、亡くなった次男・平山昌二の妻・紀子(松たか子)だけが夫妻の観光案内をしたりして、世話を焼くのでした。
尾道に帰った次の日、平山とみが急逝。その葬儀に出た後、一人残った紀子が平山周吉に「この頃は、亡くなった昌二を思い出さない日もある」と告白するシーンは、松たか子屈指の名シーンです。

松たか子出演オススメドラマ第3位 【ロングバケーション】

「神様がくれた休暇」を描いた伝説のドラマ。木村拓哉の後輩ピアニスト・奥沢涼子

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最終回の瞬間最高視聴率が43.8%を記録した伝説の「月9」ドラマです。ドラマ初主演の木村拓哉をトップスターにし、脚本家の北川悦吏子の人気を確たるものにした作品でした。1996年の放送なので20年以上前のドラマですが今も尚、木村拓哉の話題がSNS上などで挙がる時必ずと言っていいほど名前の出るドラマです。
うだつの上がらないモデル・葉山南(山口智子)と将来に迷うピアニスト・瀬名秀俊(木村拓哉)のルームシェアから始まる恋の物語。松たか子は瀬名秀俊の後輩の大学生で、ピアノコンクールで注目されている奥沢涼子役でした。本作で始めて松たか子を知ったという方も多いのではないでしょうか。
当初は瀬名秀俊に片思いされていましたが、段々と葉山南の弟・真二(竹野内豊)に惹かれてゆく役でした。芸術大学が似合う、物静かなお嬢様の役柄は松たか子らしさ全開です。

松たか子出演オススメドラマ第2位 【HERO】

型破りな検事とコンビを組む、真面目な検察事務官・雨宮舞子

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関東での平均視聴率が34.3%を記録した大ヒット「月9」ドラマ。第1期と第2期、そして単発ドラマと劇場版2作があり、松たか子は主に第1期と劇場版に出演しています。「ロングバケーション」と同じく高視聴率ですが映画版にも出ているので、「HERO」を2位にしてみました。
第1期の放送(2001年)から15年以上が経ち、当時ドラマを観ていた子供達が木村拓哉演じる型破りな検事・久利生公平(くりうこうへい)に憧れて検察官を目指す大学生になっているほどの影響力を持つドラマです。松たか子が演じたのは、久利生公平の相棒とも言うべき検察事務官・雨宮舞子役でした。至極真面目で融通が利かない性格ですが、なんかたまに抜けてるんですよね。
この雨宮舞子とジーンズ姿でとってもラフな久利生公平とのコンビがドラマの大きな魅力でした。他の検事や検察事務官も一クセも二クセもある、見ていて楽しい面子ばかりです。

松たか子出演オススメドラマ第1位 【カルテット】

本当の誕生日を明かせないヴァイオリン奏者・巻(早乙女)真紀役

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東京のカラオケボックスで偶然出会った30代の男女4人、巻真紀、別府司、世吹すずめ、家森諭高の4人が弦楽四重奏の「Quartet Doughnuts hole」(カルテットドーナツホール)を結成する、終わらない大人の青春の物語。松たか子は第1ヴァイオリン奏者で主演・巻真紀役でした。
しかしこのカルテット一筋縄ではいかず、詐欺、離婚などなどワケアリなメンバーばかり。巻真紀も実は戸籍を購入して使用していた偽名だったのです。巻真紀の本名は山本彰子。母親が亡くなった後、その再婚相手の暴力に苦しみ早乙女真紀の戸籍を300万円で買ったのでした。
しかも、早乙女真紀になった後に結婚した夫・巻幹夫殺害の容疑(失踪中)を義母・巻鏡子に掛けられていました。世吹すずめは巻鏡子に頼まれ、スパイとして巻真紀に近づいたのです。すったもんだの末、カルテットが仕組まれた出会いだと知ったメンバーはそれでも共同生活を送り、コンサートホールでの演奏を目指して練習を続けます。時々ビターでも「こんな生き方も良いな」と思わされるドラマでした。

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またこの役は、松たか子の歌唱力が存分に活かされた作品です。何故なら、主題歌「おとなの掟」を他の出演者である満島ひかり、高橋一生、松田龍平とDoughnuts Holeとして(このユニット名はドラマ内で彼らが組む弦楽四重奏カルテットのグループ名と同じ)歌っているからなんです!
残念ながらCD化はされていませんが、2017年2月にデジタル・ダウンロードシングルとしてリリースされています。作詞作曲はなんと椎名林檎。演奏はヒイズミマサユ機、斎藤ネコカルテット、田村優弥らが担当しています。うーむ、豪華です。
iTunes、レコチョクなど多くの音楽配信サイトで1位を獲得。ドラマと同じ多様性を肯定した内容の楽曲だったのが、世の中に受け入れられたのかも知れません。

2017年はあの映画に出演!!松たか子のこれから

あの名ドラマが原作のアニメ映画に出演!!

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2017年も松たか子の活躍は続いています。主演を勤めたドラマ「カルテット」は視聴率こそ平均8.9%だったものの、ギャラクシー賞第7回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞5部門など数々の賞を受賞し、SNSでも話題になりました。
また2017年8月公開の東宝アニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」ではヒロインなずなの母親役として声の出演をしています。「繰り返す夏の1日」を描いた、切ないラブストーリーは必見です。
松たか子のこれからにも目が離せませんね!!