【結末ネタバレ】実写映画「うさぎドロップ」ストーリー完全まとめ!

宇仁田ゆみ原作の漫画「うさぎドロップ」の実写映画化作品である実写映画「うさぎドロップ」のストーリーをネタバレ込みで紹介&解説します。実写映画「うさぎドロップ」のストーリーをザックリ知りたい人や視聴2周目の人に役立つ情報をお届けします。

映画「うさぎドロップ」とは

映画「うさぎドロップ」は宇仁田ゆみ原作の漫画「うさぎドロップ」の実写映画化作品であり、2011年に公開されました。監督はSABU氏、脚本はSABU氏加え、2015年に『永遠の0』で第38回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞された林民夫氏が担当しています。
キャストは主人公の河地大吉(かわち だいきち)を映画「デスノート」でL役を務めた松山ケンイチさんが演じ、鹿賀りんをドラマ「マルモのおきて」で笹倉薫役を務めた芦田愛菜さんが演じています。
他にも中村梅雀さん、風吹ジュンさん、桐谷美玲さん、池脇千鶴さん、綾野剛さんなども本作に出演しています。

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映画「うさぎドロップ」のストーリーをネタバレ込みで紹介&解説

子育て初心者の独身男とトラウマを抱える少女の物語

さて、ここからは映画「うさぎドロップ」のストーリーを4つのパートに分けてネタバレ込みでザックリと紹介していきます。また、パート毎には筆者の解説を挟んでいきたいと思います。
映画「うさぎドロップ」のあらすじを手っ取り早く知りたい方などはぜひ読んでいって下さい。また映画「うさぎドロップ」を既に視聴済みの方もパート毎の解説が楽しめると思いますのでぜひ読んでいって下さい。
ただし、本記事は映画「うさぎドロップ」のネタバレが含まれているので、映画「うさぎドロップ」を未視聴でかつストーリーのネタバレが嫌な人は要注意です。この点を事前にご了承下さい。

映画「うさぎドロップ」のストーリーネタバレ1:独身サラリーマン大吉と祖父の隠し子りんの不思議な共同生活

27歳の独身男、河地大吉は祖父の葬儀のため久しぶりに実家に帰省し、そこで1人の少女と出会う。名前はりん年齢は6歳彼女は祖父の隠し子であった
生んだ母親が誰かを告げないまま祖父は亡くなったため、りんの当面の面倒は誰がみるのかで親族は互いにその役を押し付けあう。
そんな中大吉は母親に「母ちゃんはさ、家にいるわけだし、暫く預かってやれないの?」と聞く。

が、母は「無理に決まってるでしょ。私は暇じゃないんだから。だいたい子ども1人育てるのがどれだけ大変だか分かってるの?今まで私がどれだけ自分を犠牲にしてきたか何も知らないくせに」と言って拒否するのであった。
そして、大吉はそんな親族同士の醜い争いをみて、庭にいるりんにこう言うのであった。「俺ん家来るか?」。
こうして27歳の独身男と6歳の少女の不思議な共同生活が始まる。大吉は勢いで大それたことを言ってしまったことを後悔しながらも、時に悪戦苦闘し、時に楽しさに触れ、子育てを全うしていこうとする。

大吉は祖父の死亡を理由として緊急一時保育を利用してりんを保育園に預けることにする。預けた保育園はゆりかご保育園。会社から遠いが、24時間体制の保育園はそこしか無かったので残業のあるサラリーマンの大吉はそこへ預けざるを得なかった
大吉の生活はハードなものになった。朝はりんを保育園に送り、仕事が終わるとりんを迎えに行くハードな生活を送っていた。一方保育園に預けられたりんは集団に馴染めないでいた。
りんを保育園に預けて暫くの時が経ち、緊急一時保育の利用期限があと3日に迫っていた。大吉はりんの保育と今の仕事を両立させることのハードさ、毎日夜遅くまで保育園にいなければならないりんのこと、そして緊急一時保育制度の利用期限後のことなどを考え、ある決断をする。

【解説1】子育てと仕事の両立の難しさが分かる

本パートは大吉と祖父の隠し子りんが出会い、大吉がハードな生活ながらもりんを必至に育てる姿が描かれています。
子育てをしたことのない独身男が、突然祖父の隠し子である6歳の少女を預かり育てることになったら…というちょっと非現実的な妄想を具体的な現実にした姿が具現化し、その設定が物語られています。
そして本パートの魅力は普通のサラリーマンをしながらの子育ての難しさがリアルに伝わってくるところにあります。筆者にも働きながら子育てをすることの難しさが少し分かったような気がしますし、そうした境遇の女性や男性に対する扱いも観る前とでは変わった気がします。

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映画「うさぎドロップ」のストーリーネタバレ2:大吉の職場異動とりんのトラウマ

ある日、大吉は上司にこれまでの経緯を話し、残業の無い課への異動を希望する。そしてその希望は叶えられ、大吉は販売促進部から出荷部への異動となるのであった。緊急一時保育の利用期限後もりんを引き続き自らの手で育てていくための致し方ない異動の希望であった。
社員食堂、大吉は2歳の息子の子育てをしながら働く先輩女性社員の後藤に相談をしていた。大吉は後藤にこれまでの経緯を話した上で後藤に質問するのであった。「後藤さんは、お子さんのことで、自分が犠牲になってるって思ったことありますか?
この質問に後藤は「子どもとの時間も自分の時間だから」と答えるのであった。その答えに何かを得たのか、大吉は自分のりんの存在故の致し方ない異動を心底受け入れ、出荷部での新しい社会人生活を始めるのであった。

大吉は出荷部で上手くやることができ、りんもまた新しい保育園では孤独ではなかった。大吉とりんの新しい生活は上々のスタートを切っていたようにみえた。しかし、りんにはある気がかりな変化が起きていた。おねしょを繰り返すようになっていたのだ
そしてある日、大吉は寝る前にトイレに行ったかをりんに確認し、りんはそれに「うん、行った」と答える。しかし、トイレは大吉が帰ってすぐ入った時のままの状態であった。りんの嘘に気づいた大吉はりんにトイレに行かない理由を聞く。
そしてりんは理由も答えないままこう大吉に問いかけるのであった。「大吉も死ぬ?」。りんにとって祖父の死はトラウマとして残り続けていたのだった。大吉は死ぬのは間違いないが、ずっと先のことだと言ってりんを慰める。

そして、大吉はりんに祖父との思い出を尋ねる。するとりんは祖父との思い出を次々に語り、そして大吉に祖父は今どこにいるのかと尋ねる。大吉はお墓と人の心に祖父はいると答えると、りんは祖父の存在を忘れないように庭にあるりんどうの花を祖父の墓とするのであった。
さらに、りんのおねしょの原因の1つには寝る時に部屋が真っ暗である恐怖があると感じた大吉は一策を講じる。その日の就寝前に電気を消しても部屋が真っ暗にならないように、暗くすると星のライトが部屋に広がるおもちゃを置いておいたのだ。
りんは「ありがとう」と言って眠るのであった。

【解説2】大吉が子育ての犠牲にしたもの

#うさぎドロップ の芦田愛菜ちゃんまじ天使か

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りんの子育てと残業ありのサラリーマン生活に限界を感じた大吉。そんな彼がりんの子育ての代償として選んだのは残業無しの部署に異動することでした。その選択こそが本パートの魅力の根源になっていると思います。
働き盛りの人間が子育ての代償として仕事への熱や出世への希望を捨てる瞬間がそこにあるのです。筆者は子育てのために仕事を犠牲にすることを当たり前のことのように思っていましたが、この大吉の選択を観てからは変わりました。
やはり、少なくとも努力次第では子育ても仕事も両立できる環境というのは将来に向けてシッカリと構築していくべき社会の課題だと思います。

映画「うさぎドロップ」のストーリーネタバレ3:ホンモノの親とニセモノの親

ある日の夕方、りんを迎えに来た大吉はりんの友人の二谷コウキの母・二谷ゆかりに出会う。ゆかりはりんと挨拶をするが、その際にりんに熱があることに気づく。それを大吉に伝えると大吉は一目散に病院と走るのであった。
しかし、知ってる病院が無い大吉。そこをまたもやゆかりに救われ、ゆかりが紹介した病院でりんは診察を受けることができる。その翌日もゆかりは親として未熟な大吉を助け、そしてその未熟さに落ち込む大吉を励ますのであった。
そして、りんが治った後も大吉とりん、二谷ゆかりとコウキの交流は続き、4人は仲を深めていくのであった。そんななか大吉のもとにおじから連絡が入る。そして、おじと大吉は祖父の家で会うことになる。

祖父の家にやってくる大吉。出迎えてくれたのは連絡をくれたおじと杉山由美子という女性であった。大吉はおじから杉山は子どもの行き先に詳しいとのことで紹介を受ける。
杉山は大吉を心配し、りんの子育てについては私に任せるようにと説得する。が、りんを手放す気がない大吉はこの申し出を頑なに拒否するのであった。
杉山を駅まで送った後、大吉は祖父の家に戻って来る。そして、そこで偶然モデムを見つけるのであった。

自宅に帰ってきた大吉はりんに祖父の家にパソコンがあったかどうかを尋ねる。りんはパソコンはあったし、祖父も使っていたという。さらに、お手伝いさんの正子さんもそのパソコンを使っていたという。
お手伝いさんの名前を聞いた大吉は正子という名前に見覚えがあった。それは母から預かったりんの母子手帳の母の氏名の欄に書いてあった名前だったのだ。大吉は正子さんがどんな人だったかをりんに尋ねる。
すると正子さんは自分のことが嫌いだからいつも怒ってて怖いから、自分もまた正子さんが嫌いであるとりんは答えるのであった。

りんが寝静まった後、大吉が母子手帳をみているとあるページの隅に手書きでアドレスが書いてある。そのアドレスのページを開いてみると漫画家西園寺まろんのホームページだった。本名は吉井正子と書いてある。
大吉は非難を込めてりんの母親かどうかを確かめるメールを正子に送るが、正子からの返信は「そうですけど、何んですか?」というそっけないものであった。その返信に大吉は怒り、会って話たいと正子にメールを再び送信する。
すると大吉の携帯電話の着信が鳴る。電話に出ると相手は正子であった。そして、大吉と正子はりん抜きで会うこととなるのであった。

大吉は正子と会って話をする。そして、正子が身勝手な言い分でりんを手放したこと、そしてりんのことを大切に思っていないことを知る。話を会えた大吉は正子と会っていた店を出て怒りながら自分の車に乗り込もうとする。
すると正子が後ろから追いかけてきた大吉にお願いをする。それはりんに大吉を同じ苗字を名乗らせてあげて欲しいというものであった。そして大吉は正子と会っている間、りんを預けていた実家の家へと向かうのであった。
実家に着くと、父と母はまるでりんを孫のように可愛がっており、妹のカズミは姪っ子のようにりんを可愛がっていた。それをみて大吉は安心するのであった。

実家で父からりんを預かることを拒否した時の母の言葉を気にしているのではないかと問われる大吉。それが図星だと分かると父は母の過去について語りだすのであった。
その内容はかつて母が仕事熱心な女性で、大吉やカズミを妊娠した時でさえ仕事を続けていたということ。そして、カズミを身ごもっていた時の無理がたたってしばらく入院していたこと。そして、回復して会社に復帰した時には母の居場所は無くなってしまっていたことだった。
そして父の母の過去の話が終わると、大吉は父にりんを養子にしようと思っている旨を話す

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【解説3】色んな親の形

大吉が様々な親の形を知るパートとなっています。りんの友人・コウキの母親でありシングルマザーである二谷ゆかりとの出会い。子育ての現実を知る杉山という女性との出会い。そして吉井正子というりんの生みの親との対話。父から聞かされる母の過去。
親に関する様々な人間の形を知った大吉は、やがてりんを養子にするという選択に至ります。ここまで書いてきた通り、ここのパートの魅力は様々な親の形です。
親というものの多様なあり方を表現している本パートは人生の幅の広さのようなものを改めて実感させてくれるものになっているように思います。そこにしみじみとしたものが感じられるのが本パートの魅力だと思います。

映画「うさぎドロップ」のストーリーネタバレ4:りんのトラウマとの決別

日が変わり、大吉はりんに養子にならないかと提案するがりんはこれを拒否する。そして、りんは保育園に入っていくのだが、それを見送る大吉は少しだけショックを受けている様子だ。
その日、保育園では父と母の絵を描くことになっていた。しかし、園児たちが絵を描いている最中、父のいないコウキ、両親のいないりんはいつの間にか保育園からいなくなっていた。その連絡を受けたコウキの母・ゆかりと大吉、そして大吉の職場仲間たち、大吉の家族は2人を探し始める。
そんな多くの人の心配をよそにコウキとりんはコウキの父のお墓に来ていた。そして、2人は未練を断ち切るように自分の親への別れを述べるのであった。そして、2人は無事大吉のいる家へと帰宅する。

どれだけかの時間が経ち、コウキとりんは疲れが出たのか眠ってしまっていた。二谷ゆかりは子どもは体も心もどんどん大きくなっていくと感慨深げだ。それに大吉も同調する。
そして、ゆかりは自分の心の弱さに関して自責の念を吐露するが、大吉はそれが当然だとゆかりを慰めるのであった。
ある日の保育園。そこには元気に演劇で役を演じるコウキとりんの姿があった。そして、大吉はそんなりんの姿を写真に収め正子に送るのだったそれを見た正子はすぐに仕事に戻るのだが、眼からは涙がこぼれていた

. 〇〇へ旅します。 . 旅するってかっこいい! 今日もらった言葉。 . 私の旅のイメージは 1人で 行く宛てもなく 自分の赴くままに いろんな地を訪れて そこで出会う人たちや 美しい景色に魅せられて 自分の器を大きくする感じ。 . さぁーて今日も夢の中の旅にでるとするかなー。 . 誰でもすぐできるよ( ´ ▽ ` ) 何もいらない 重くもない 必要なのは想像力とその心だけ。 . 行きたいところに行って 食べたいものを食べて 会いたい人に会う 想うだけ。 ただそれだけで旅にでることができます。 . 簡単でしょ。 . おやすみ木曜。 . . . \\ GYAO! うさぎドロップ / GYAO! で9月21日まで無料でみれるよー! なにげズボンおそろでかわいー( ´ ▽ ` ) . #映画 #うさぎドロップ

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ある日の朝、飛び起きるりんに踏まれて起きる大吉。大吉がりんの走っていった方をみるとりんはオレンジジュースを飲んでいる。その日、りんはおねしょをしなかった

【解説4】叱らなかったゆかり

本パートは物語の締めくくりの部分になります。りんとりんの友人のコウキはもう自分の親がこの世にはいないことを受け入れます。そして、2人はコウキの父の墓の前で泣きながら亡き親に別れを告げます。
さて本パートの魅力は別れを告げた後に大吉の家に帰ってきたりんとコウキに対するゆかりの反応です。2人がお墓に行っている間、大吉やゆかりたちは行方不明の2人必死に探します。
つまりりんとコウキがいない間、大吉とゆかりは死ぬほど心配していたんです。なので2人が大吉の家に帰ってきた時点でゆかりはコウキを叱りつけるのが普通だと思うのです。
しかりゆかりはコウキを叱るどころか涙ながらに褒めます。
もちろんこれにはコウキが行方不明になっていた理由が大きく関わっているのですが、それでも行方不明になっていた息子を褒める親というのはとても新鮮で印象に残るものとなっています。
ぜひこの部分は本パートで注目して欲しいところですね。

偽物の親子関係を取り巻く本物の愛に心温まる映画「うさぎドロップ」を観よう

いかがでしたでしょうか?映画「うさぎドロップ」のストーリーを4つのパートに分けてネタバレ込みで紹介してきました。またパート毎に筆者なりの解説をしてきました。
ただ、この記事で読むよりも映画「うさぎドロップ」を実際に観た方が面白いので、ぜひ時間のある人は実際に作品を観ることを検討してみることをオススメします。
大吉とりんの偽物の親子関係の中にある純粋な本物の愛の絆は観る人の心を温かくしてくれますよ。
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