鋼の錬金術師のラスボス・お父様の能力や強さの謎を7つのポイントで暴く!

鋼の錬金術師のラスボスであるお父様とは一体どんな人物?生物なのか?ストーリーのキーマンでもあるお父様の生い立ちから最強の力を得るまでの謎を徹底解剖して紹介していきます。

『鋼の錬金術師』お父様ってどんなキャラ?

鋼の錬金術師には設定上で大事なものがいくつかあります。それは真理の扉、錬金術、錬成陣です。このワードが話の中心となるのですが、話の序盤では主人公であるエドワードが鎧に魂を定着させたアルフォンスに体を取り戻すことが目的でした。

しかし話が進むにつれてホムンクルスなる得体の知れない連中があらわれ、目に見えない何かが暗躍していることが分かり、世界全体を飲み込もうとしているのが分かるスケールの大きな話の流れになっていきます。そこで登場するのがお父様です。彼の起こした計画には、ホムンクルス、人間、錬金術、錬成陣、真理の扉が深く係わっているのです。

つまりお父様は話の核的存在であり、自らの計画のために人間を犠牲にしようとしている人類の敵でもあるのです。しかしなかなか計画の意図や全貌を見せない存在だからこそエドワードも気が付かないことが多かったです。

ポイント1:お父様は屈強なホムンクルスの生みの親である

ホムンクルスは7つの大罪になぞらえて7人存在します。そしてその能力もまた違いますが、人間の力を遥かに凌駕しているのは分かります。ラスト、グラトニー、ラース、エンヴィー、グリード、スロウス、プライドの7人がホムンクルスですが、その生みの親はお父様なのです。

お父様の肉体から生み出された分身のような存在がホムンクルスで例え滅びたとしても肉体から生み出すことが可能なので、無限に作り出すことができる存在でもあります。グリードが裏切ってお父様の肉体へと還りましたが、新たなグリードを作り出していました。

ホムンクルスの力は個々が国家錬金術師に引けを取らないものを持っているのですが、お父様は生みの親ですので確実にホムンクルス全員よりも強いです。そしてホムンクルスの忠誠心は絶対のもので手に負えなかった存在はグリードだけで、それ以外のホムンクルスは最後までお父様に従っていました。

ポイント2:お父様は魅力的な声優が演じている

お父様の声優は、家弓家正で「鋼の錬金術師」ではナレーターも同時に行っています2014年に80歳で亡くなりましたが、ドラマや映画などにも出演している俳優としても幅広く活躍しました。映画の吹き替えはベテランならではといった感じでかなりの数をこなしていて、特に有名なのは、フランク・シナトラとドナルド・サザーランドの吹き替えです。

アニメでは、1963年の鉄腕アトムの脇役から始まりますが、デビューしてから亡くなる2014年まで活動をしていたので出演した作品も相当のものです。しかし残念ながら主役級のキャラクターではなく、ほとんどが脇役となります。

ポイント3:世界規模の計画! 秘かに暗躍していたお父様の目的

お父様は作中で初めから出ているわけではありませんので、その企みが分かるのは後半になってきます。それでも星ひとつを巻き込んだ壮大な計画なので、知った時は全員がお父様の敵となったのです。賛同者は誰もいませんので、お父様ひとりで最後まで戦いました

その計画とは、星を生命体と考え星の真理の扉を開き、あらゆる情報を手に入れ自らの体内に取り込もうというところにありました。簡単に言うと神になりたかったのですが、そのための準備もかなりのものでした。真理の扉を開いたことのある人物を5人集め人柱にすること、アメストリスの国土に巨大な錬成陣を描くことです。

数年でできるようなことではないので、その計画が実現するまでに数百年を要しています。そしてその計画のためにイシュバールが邪魔だったので殲滅戦を行いスカーの故郷をまるまる潰してしまいました。
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どのように計画は発動された?

お父様の計画には真理の扉を開いたことのある5人の人柱が必要で、エド、アル、エドの師匠であるイズミ、ホーエンハイム、マスタングが選ばれました。マスタングだけが真理の扉の前に立ったことがないので、マスタングをどうにかして真理の扉の前まで導かなくてはなりませんでした。

そこでプライドが強制的に人体錬成の陣にマスタングを置いて真理の扉の前に立たせることに成功しました。5人目の人柱が完成したところでお父様が動きます。星の中心に用意された錬成陣に人柱5人を配置すると、日食が完全に起こった瞬間に国土錬成陣を発動させ惑星の扉を開くことに成功しました。

ポイント4:お父様とホーエンハイムとの決して切れない関係

ホーエンハイムとお父様の関係は数百年前に遡ります。お父様は最初はちっぽけな存在で「フラスコの中の小人」と呼ばれていました。昔の錬金術師がホーエンハイムの血液から偶然に作り出した存在で、フラスコの中でしか生きられない黒い煙のような丸い姿でした。高度な知能と感情も持っていたので、フラスコから出るための計画を自ら描き実行しました。

その際になくてはならないのが、ホーエンハイムでした。不老不死を望むクセルクセス国王を利用しクセルクセス人全員を「賢者の石」に変え、ホーエンハイムと自らの体に使用しました。そしてホーエンハイムの血の情報から自らが入れる器のような存在を作り上げ、フラスコから出ることに成功しました。

お父様の容姿がホーエンハイムに瓜二つなのもそういう理由からなのです。何万人という人間から作り出した「賢者の石」の力で2人は数百年も生き続けていますが、ホーエンハイムは後悔しかありませんでした。

ポイント5:圧倒的強さ!お父様の戦闘能力は最強クラス?

お父様の体は数百年生きたことや計画のためにホムンクルスを生み出したことで力の消耗をしていました。そのため自ら動くことなくホムンクルスに計画を進めてもらい自らが前に出て戦うことはありませんでした。そんなお父様が戦うことになったのは計画が実行され、自らの肉体に大量の力を取り込んだ時です。

老け込んでいた容姿が一気に若返りそこからエドワード、アルフォンス、ホーエンハイム、マスタング、アームストロングなどを相手に一人で戦います。錬金術師の力は何百人に匹敵するのですが、あらゆる攻撃を受けても全くダメージがありませんでした。そして錬成陣なしでノーモーションから炎や雷、風などを操るなど反則的な強さになっています。

終盤ではあらゆる武器、錬金術など一国が滅びるような状況の戦力でかかっていくのですが、まったくもって意味をなさない状況となりました。これにはその場にいた全員が絶望を感じてしまうほどでした。

ポイント6:お父様とエドの世界を賭けた最後の戦い

最終決戦は錬金術が使えない、攻撃は一切当らないという、お父様になす術なしのような状況になりましたが、ホーエンハイムが作り上げた錬成陣により集めた人の魂を失わせることに成功しました。そしてスカーが発動した「逆転の錬成陣」により錬金術封じを無効化にしたことでエドたちは錬金術を取り戻しました。

そこからは全員同じ気持ちの元でお父様の戦力を徐々に削いでいきます。一般兵士は武器で応戦、錬金術師もありったけの力を注ぎこみました。お父様は神の存在を押さえ込めなくなって苦しんでいるのですが、エドも最悪の状況に陥りました。右腕が壊れて、鉄骨に左腕が刺さり抜けないという状態になりました。

それを見た動けないアルは自らの魂を代価にエドの右腕を元に戻しました。そこからはエドは復活すると、錬金術を畳み掛けるように浴びせ続けてグリードがお父様に取り込まれる時に体を炭素化させてぼろぼろにし、勝利することができました。

お父様の敗因は?

お父様の敗因を挙げるとするなら、ホーエンハイムの逆転の錬成陣の存在を知らなかったことでしょう。これのお蔭で数千万人という人間の力を手に入れたお父様がすぐに手放さなくてはならななくなってしまったのです。そして神を手に入れた体は力を押さえることだけで精いっぱいになってしまいました。

ホーエンハイムの逆転の錬成陣は日食の影を利用し発動しましたが、お父様の計画同様にこの日食の日に曇っていたらどうしたのでしょうか……

ポイント7:神になろうとしたお父様の悲しい末路

初めはちっぽけな存在でしかなったお父様ですが、そこから様々な欲が出てきます。フラスコでしか生きられないから外へ出たい。その目的はたくさんの人間の命と引き換えに成功するのですが、外へでたらそれだけでは満足できずに今度は、星の真理の扉を開いてあらゆる情報を吸収し、自らが神になろうとしました

偶然生まれた小さな存在だったのにそこから神になることを望むというところが凄いです。しかし結果は真理の扉に引き込まれて存在そのものがなくなってしまいます。好奇心が旺盛で多くを望みすぎてしまった結末は自らの存在を滅ぼすことになったのです。

真理の扉の前にいた存在も「思い上がらぬよう正しい絶望を与えるのが真理という存在とお前は言ったな……だからお前の言う通りお前にも絶望を与えるのだよ」と話しました。思い上がった罰は自らに跳ね返ってくるということなのでしょうが、自らが語った言葉通りになってしまうという悲しい結末となりました。

お父様は真理を求めすぎた悲しきラスボス

お父様は錬金術師の手によって偶然生まれた「フラスコの中の小人」と呼ばれるホムンクルスでした。生まれながらに高度な知能を持っていたので、フラスコにとどまっていることに飽きてしまい、外の世界を望んでいました。そこから世界を巻き込む壮大な計画が始まるのですが、計画のために自らの分身であるホムンクルスを作り上げました。

計画のために、たくさんの人間を「賢者の石」に変えてしまったり、巨大な錬成陣を作るためにイシュバールを滅ぼしたりしました。結果自らを神にする計画は成功間近でしたが、ホーエンハイム、スカーの手によって阻まれました。そしてエドの手によって決着をつけられてしまいました。

真理の扉の前に立たされたお父様は、自らの欲望が果たせなかったことに腹を立てますが、真理の扉の向こう側へと連れられてその存在を消してしまいました。小さな存在のままなら良かったのに、知識や情報の宝庫である真理の扉にこだわり続けた結果は悲しい末路となりました。

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